Krush 1.23 後楽園ホール:山際和希、兄弟連続戴冠目指す加藤虎於奈とウェルター級王座防衛戦。大月晴明、6年ぶりKrush参戦「最後にリングの上で会いたい人がいる」
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Krush.121(1月23日(土) 後楽園ホール)に4試合が追加された。8月にウェルター級王者となった山際和希は、先週金曜(11月27日)のKrush.119で松岡力に反則勝ちしたばかりの加藤虎於奈を相手に初防衛戦を行う。山際は11月8日のBigbangでFUMIYAにバックハンドブローでKO負けしており、名誉挽回したい一戦。Krush.121の翌日のK-1代々木競技場大会では、虎於奈の兄・レオナ・ペタスが武尊のK-1スーパー・フェザー級王座に挑戦するため、弟としては兄に勝利のバトンをつなぎたいところだ。また、元Krushスーパー・フェザー級王者で48歳(試合時)の大月晴明が、15年1月のレオナ戦での勝利以来6年ぶりにKrushに出場し、明戸仁志と対戦する。バンタム級ではプロ3戦全勝の松本日向と8戦全勝の壬生狼一輝による一戦も決まった。12月2日に東京都新宿区のGENスポーツパレスで行われた会見のレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。(会見写真:(C)K-1)
ウェルター級タイトルマッチ 王者・山際和希vs挑戦者・加藤虎於奈が決定!「攻めて倒しに行く試合をして結果を残す」(山際)vs 「山際選手からベルトを獲ることは難しい。でも俺ならできる」(加藤)
今回決定したのは王者・山際和希と挑戦者・加藤虎於奈によるKrushウェルター級タイトルマッチ。挑戦者の加藤は先日開催されたばかりの「Krush.119」で松岡力と対戦。加藤が2度のダウンを奪って試合を有利に進めたものの、松岡がKrushでは反則となる相手の頭部を掴んでからのヒザ蹴りを出してしまい、それを受けた加藤が試合続行不可能へ。加藤が反則勝ちという形で勝利を収めた。
ダメージが心配された加藤だったが試合をするうえで支障はないとの確認が取れ、本人の希望通りに今大会でのタイトル挑戦が決定した。大会の翌日1月24日(日)には「K’FESTA.4」で兄レオナ・ペタスが武尊の持つK-1スーパー・フェザー級王座に挑む試合が決まっており、1月23日・24日は加藤兄弟にとって連続でのタイトルマッチとなる。
「(ベルトを)2人揃って獲れるのが一番」と語る加藤は「1Rで決めるのはもちろんですけど、そんなに簡単にいかないので、3Rまでしっかり、延長まで行っても、泥臭くても勝てるぐらいの体力をつけて、どこのタイミングでも倒せるようにして24日に繋げたい」と接戦・混戦も覚悟しつつ必勝を誓う。
一方、8月にKrushウェルター級王者となり、今回が初防衛戦となる山際も「使命」という言葉を用いつつ、「チャンピオンらしいしっかり攻めて倒しに行く試合をして会場を盛り上げつつ結果を残したい」と初気合いを見せた。
◆加藤虎於奈
「記者会見をやるのが1週間で3回目で、それはすごく嬉しいことだと思います。タイトルマッチが決まったんですけど、しっかりチャンピオンになれるよう頑張りたいと思います。(挑戦が決まって)今、挑戦できる選手が誰かを考えたら(自分以外に)他に選手がいないんじゃないかなと思うし、自分が挑戦権の先頭にいるのかなと思いました。
(兄のレオナと2日連続タイトルマッチで)一番は俺がKrushのベルトを獲って、兄もK-1のベルトを獲ることが理想ですけど、逆に両方とも獲れなかったらヤバいみたいな話はしています(苦笑)。俺が獲って兄ちゃんが獲れなかったらそれもヤバいって言ってるんですけど、2人揃って獲れるのが一番ベストかなと思います。
(山際の印象は)蹴りがめちゃくちゃ強いと思います。前に試合に出る前のアップを見させてもらったんですけど、ミドルキックとかめちゃめちゃ音がすごくて、その時は自分もそんなに戦績がなかったので、戦うことはないと思っていたんですけど、今こうしてタイトルマッチという形でやれるのは本当に楽しみです。山際選手からベルトを獲るのも難しいと思いますし、そこから防衛するのも難しいと思うんですけど、俺ならできると思ってます。
(年末年始は)本当は遊びたい気持ちがめちゃめちゃあるんですけど、母親が亡くなって喪中なので、ほんと練習することしかないし、年末年始頑張って1月23日に嬉しい思いをすることが一番なので、今年は大晦日も年始もどこも出かけず練習に専念したいと思います。
(ファンのみなさんへのメッセージは?)1月23日と24日は加藤兄弟の日にしたいので、応援よろしくお願いします。1Rで決めようかなっていうのはもちろんですけど、そんなに簡単にいかないので、3Rまでしっかり、延長まで行っても、泥臭くても勝てるぐらいの体力をつけて、どこのタイミングでも倒せるようにして24日に繋げたいと思うので俺も兄ちゃんも応援よろしくお願いします」
◆山際和希
「強い挑戦者が来て、すごく燃えてます。(対戦相手の印象は?)11月の加藤選手の試合も映像で見て、ちょっと終わり方は加藤選手も松岡選手も納得いってないと思うんですけど、すごい激闘で僕も見ていて熱くなりました。1月23日は僕と加藤選手でしっかり会場を盛り上げる試合をして、最後僕が倒して勝ちたいと思います。
(11月のビッグバンでKO負けしているが?)不甲斐ない結果に終わってしまったんですけど、僕なりにチャンピオンとしての初戦で、チャンピオンはどういう試合をしなきゃいけないかを考えて戦いました。今までのように蹴って距離を取ってポイントを取るような試合はしたくないなと思い、しっかり会場を盛り上げる試合をしつつ、倒しにいこうと思って試合をしました。そこでちょっと雑なところがあって、そこは反省しているんですけど、結果として会場をかなり盛り上げられたので、1月の試合は会場をしっかり盛り上げつつ、こないだの反省を活かして、もう少し丁寧にやって結果を残したいと思います。
(加藤との防衛戦は予想していた?)おそらく加藤選手が来るなと思っていました。やっぱり加藤選手は倒せる力があるので、(松岡力を)序盤でもしかしたら倒すんじゃないかなというのは予想していました。
(加藤の印象は?)パンチも蹴りもどっちもできてバランスがいい。すごく攻撃力があるなという印象です。なので早いラウンドから仕掛けてくると思うので、序盤しっかりもらわないよう気をつけようかなと思っています。
年末年始は試合がなかったら実家が新潟で、実家にベルト持って帰っていろんな所を回ろうかななんて楽しみにしていたんですけど、世の中がこういう状況で親から帰ってくるんじゃない!と言われまして(苦笑)。これも神様から与えられた試練かなと思います。僕は32歳で多分あと何年もできないと思うので、これも使命だと思ってやろうと思います。
(ファンのみなさんへのメッセージは?)1月23日はチャンピオンらしい、しっかり攻めて倒しに行く試合をして、会場を盛り上げつつ結果を残したいと思います」
大月晴明が約6年ぶりにKrush参戦!明戸仁志と激突!「最後にリングで会いたい人がいる。また自分の爆腕を見て欲しい」(大月)vs「本当に憧れていた選手。それでもインパクトを残して倒す」(明戸)
“爆腕”大月晴明が2015年1月のレオナ・ペタス戦以来、実に6年ぶりとなるKrush参戦、明戸仁志との対戦が発表された。
今月末で47歳となる大月は「最後にリングの上で会いたい人がいる。それにはKrushで勝っていかないと会えそうにないので」とKrush参戦を決めた理由を語り、「一発のキレはずっと変わらないので、また自分の豪腕を見ていいホルモンを出してもらいたい」と“爆腕”炸裂を予告した。
対する明戸も「本当に憧れの選手」「超レジェンド」と大月に敬意を表しつつ、「インパクトを残して面白い試合をする」と迎撃に意気込んだ。
◆明戸仁志
「試合のオファーを頂いて、昨日(対戦相手が)大月選手と聞いて、ここにいるんですけど、結構ビックリしています。本当に憧れの選手だったので。でも頑張って倒して勝てるよう頑張ります。
自分は35歳になるんですけど、21歳でキックを始めた時から(大月は)トップ選手でいて、DVDの爆腕伝説も見ていたし、独特のファイトスタイルで、マジで日本で1番強い人だなと思っていました。ボクサーがナジーム・ハメド選手の真似をすることがあると思うんですけど、キックの選手は大月選手の真似をするし、本当に憧れの選手でした。超レジェンドという印象です。
(KRESTに移籍してKrushでは初の試合となるが)毎日しっかり練習ができていて、周りもトップ選手で練習ができるし、意識や会話もそうですし、いろんなことがプラスになっています。ただただ格闘家としてプラスになることしかないですね。
(ファンのみなさんへのメッセージは?)大月選手と面白い試合になると思うので、インパクトを残して面白い試合をするので頑張ります」
◆大月晴明
「久しぶりなのでちょっと緊張しています(苦笑)。久しぶりにKrushに帰って来て、練習はずっと続けていたので、いい試合をする自信はあるんですけど、いきなり明戸選手っていうのはビックリしました。とりあえず来年一発目いい試合ができるよう頑張りたいと思ってます。
(Krush復帰を決めたのは)僕は40後半のおっさんなんですけど、最後にリングの上で会いたい人がいるので、それにはKrushで勝っていかないと会えそうにないので。それが理由です。(会いたい相手は)まだ言えないです(笑)。最強の最高の選手を打ちのめして(選手を)やめるのもいいかなと思うので、それまでに鍛えて良い状態で試合を組んでもらえるように。その選手を倒してやめたいと思っています。
(対戦相手の印象は?)明戸選手の試合はジムでKrushの試合映像が流れているので、その時によく見ていて、何でもできる、気持ちも強くて、自分と試合をしたら面白い試合になるんじゃないかなと思っています。1月大会の他の人の試合を知らないんですけど、たぶん1番面白い試合になるんじゃないかなって自分は思ってます。
(所属先を変えたのは)前は仲間と集まってふざけた感じで、みんなマスクをかぶって登場するのでマスクマンズって言っていただけなので(笑)。今はNEXT LEVEL渋谷で練習させてもらって、いろいろ教えてもらったりして、最後はきっちり交渉もしてもらって。きっちりした形で終わりたいなっていうのもあるので、成田代表にお願いをして、そういう感じです。流れです。
(ファンのみなさんへのメッセージは?)もうこの年齢ですけど、一発のキレはずっと変わらないので、また自分の豪腕を見ていいホルモンを出してもらいたいなと思います」
バンタム級注目の一戦!松本日向vs壬生狼一輝が決定!「もっと強くなって最高の勝ち方をして、タイトルに挑戦したい」(松本)vs「ここを勝ってタイトルマッチに絡めるような試合をしたい」(壬生狼)
今月19日に開催される「Krush.120」で第6代王者が誕生するバンタム級で注目の一戦、松本日向vs壬生狼一輝が決定した。
松本は格闘代理戦争出身で、昨年KHAOSでプロデビュー。ここまで3戦3勝(1KO)と無敗で来ていたが、7月に予定された試合を頭部の怪我で欠場。その後は治療と回復に専念し、ドクターから試合出場OKと診断され、3月以来の復帰戦が決まった。
対する壬生狼は8月のKrush-EXでK-1 JAPAN GROUPに初登場すると判定勝利を収め、続く11月のK-1福岡大会では元Krush王者の晃貴も下して2連勝、今回Krushへの初出場が決まった。戦績は8戦8勝(2KO)0敗といまだ負けなし。会見では福岡大会での長州力調のコメントに続き、大仁田厚調のコメントを繰り広げ、会場を盛り上げた。
◆壬生狼一輝
「力道場のやる気・元気・一輝! 壬生狼一輝です。(立ち上がって急にトーンを変え)おい、おい、おい、いいか!松本、俺はお前と1.23(イッテンニイサン)、1.23、1.23Krush後楽園ホール大会で、お前となら魂が焼け焦げるようなそんな試合ができると思っとるんじゃ、どうじゃ松本!
おい、おい、松本、俺とお前はアイドルかぶりしとるんじゃ!だからデスマッチファイターの俺からの提案じゃがの、“パンチパーマデスマッチ”を受けてくれんかの? 俺、もうパンチパーマやった!
(口調を戻して)松本選手のファイターとしての印象は倒しに行くスタイルだと思うんですけど、今回僕もしっかり倒す練習をしてきているので、試合では倒し合いが見れるんじゃないかと思います。今、Krushでバンタム級王座決定トーナメントをやっているんですけど、松本選手の実力なら普通にそのトーナメントでチャンピオンになれるんじゃないかなと思っていたので、早くやれて嬉しいなと思いました。
2021年初めからしっかり勝って、すぐにでもタイトルマッチに絡める試合がしたいと思っているので、この2021年もしっかり僕の年にしたいと思っています。
(プロレスネタのマイクについて)僕自身もプロレスが好きなんですけど、うちのジムの会長もプロレスが好きで、そこで2人で話し合って大仁田さんのモノマネをすることを決めました。(試合でのプロレスの影響は?)粘り強さだったり、アグレッシブさだったり…が、あるんですけど、今回試合の中でも色んな技を出していこうと思っているので、そこにも注目してほしいと思います。
(ファンのみなさんへのメッセージは?)2021年初のKrushの大会なんですけど、しっかりここを勝ってすぐにでもタイトルマッチに絡めるような試合をしていきたいと思います」
◆松本日向
「こんにちは、シルバーウルフの松本日向です。(壬生狼の印象は?)まず…すごく会見が面白かったです(笑)。自分は6月に怪我をしてしまって結構辛かったんですけど、代表の大宮司さんに『きっとお前にしか乗り越えられない意味があるよ』と言われたので、すぐに切り替えて、すぐ練習にも復帰できたので、全力で最高の環境で練習させてもらいました。まず今回しっかりここで勝って、次も見たいなと思わせるような試合をしたいと思います。よろしくお願いします。
(壬生狼の)ファイターとしての印象は手数が多いなっていう。倒しに行く感じじゃないと思うので、自分はしっかり倒しに行こうと思っています。
2021年シルバーウルフとしても最初の試合だと思うので、いい流れを作りたいと思いますし、自分自身2021年に懸ける思いが違うので、もっともっと練習してもっともっと強くなって最高の勝ち方をして、それでタイトルマッチに挑戦できるようにしたいです。
(ファンのみなさんへのメッセージは?)応援してくれて、期待して待ってくれているみなさんお待たせしました。自分は練習の量でも誰にも負けないし、バンタム級では自分が1番強いっていうところを今回しっかり見せるので、みなさん自分を信じて応援してください」
対戦カード
Krushウェルター級(67.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
山際和希(谷山ジム/王者、Bigbang王者)※初防衛戦
加藤虎於奈(TEAM TOP ZEROS/挑戦者)
バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
松本日向(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1カレッジ2018 -55kg優勝)
壬生狼一輝(力道場静岡)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
大月晴明(NEXT LEVEL渋谷/元Krushスーパー・フェザー級王者、元ISKAムエタイ・インターコンチネンタル・スーパーライト級王者、元WPKC世界ムエタイ&元全日本ライト級王者)※マスクマンズから所属変更
明戸仁志(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
第5代Krush女子フライ級(52kg)王座決定トーナメント・準決勝(1) 3分3R(延長1R)
真優(月心会チーム侍)
NA☆NA(エスジム)
第5代Krush女子フライ級(52kg)王座決定トーナメント・準決勝(2) 3分3R(延長1R)
壽美(NEXT LEVEL渋谷)
芳美(OGUNI GYM)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
佐野天馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Bigbangフェザー級王者)
松本涼雅(team ALL-WIN)
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
小倉尚也(スクランブル渋谷)
黒田勇斗(K-1ジム心斎橋チームレパード)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
龍斗(K-1 GYM横浜infinity)
國枝悠太(二刃会)
概要
大会名 Krush.121
日時 2021年1月23日(土) 開場・17:00 開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生中継)、GAORA(1月25日(月) 18:30~22:30)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 ※小学生からチケットが必要です
チケット販売 K-1.SHOP グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/