K-1 9.22 エディオンアリーナ大阪:朝久泰央「相手がイケイケだろうと技巧派だろうと朝久空手には関係ない」、弘輝「みんなが思っていないような結末にできる」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
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K-1 WORLD GP 2020 JAPAN(9月22日(火/祝)エディオンアリーナ大阪)でライト級で対戦する朝久泰央と弘輝が公開練習を行った。そのレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。(場所:朝久=福岡県うきは市立総合体育館、弘輝=大阪市天王寺区 ALL-WIN GYM/公開練習写真:(C)K-1)
朝久泰央、大阪に乗り込んで弘輝に圧勝する!「相手がイケイケだろうと技巧派だろうと朝久空手には関係ない」
「K’FESTA.3」3.22さいたま大会では出場選手の欠場を受けて、急遽K-1ライト級王者・林健太とスーパーファイトで対戦した朝久。大会4日前のオファーというスクランブル発信ながら鮮やかな二段蹴りでダウンを奪い、見事に林から勝利を収めた。
朝久は改めてこの一戦を「4日前にオファーがあって、そこから6kg減量して試合をしました。その影響で試合終盤は脱水症状のようになってしまったのですが、自分と林健太選手の良いところが出た試合だったかなと思います」と振り返る。
これまでスーパー・フェザー級で戦ってきた朝久は今回からライト級に転向する。朝久は階級転向の理由、そしてライト級でも戦いに向けて、こう語る。
「当時は一階級上だったんですけど、K-1チャンピオンの林選手に勝つことができたし、ライト級にも強い選手がたくさんいるので、そういう選手たちと戦いたいと思いました。朝久空手は階級関係なく戦えるもので、普通は階級をあげるとパワーがつくとか相手が大きいと思うかもしれませんが、僕たちからすれば攻撃する的が大きくなったとしか思いません。なのでライト級と言わず、もっと上の階級の選手とも戦えます」
対戦相手の弘輝は今回がK-1 JAPAN GROUP2戦目。6月のKrush新宿FACE大会では、勢いを感じさせるファイトスタイルでSEIYAをKOし、記者会見でも「普通に失神KOを見せてやります」と豪語している。
朝久は「まだK-1 JAPAN GROUPで1試合しかしていないので動きの印象はあまりなくて、元気がいいなという印象ですね」とSEIYAの印象を話しつつ「相手がイケイケだろうと技巧派だろうと朝久空手には関係ないし、自分の動きが出来れば勝てない相手はいないと思っています」と断言。
弘輝の地元・大阪に乗り込む形にもなるが「全く気にならないですね。相手の応援団や大阪の観客が凍りつくくらいの試合をしたいと思います」と言い切った。
11月3日には朝久の地元・福岡で初のK-1が開催される。朝久は「福岡、いいですね。僕は強い相手と戦えれば場所はどこでも構いません。毎日練習しているし、試合に近い緊張感や殺気を持ってやっているので準備万端です」と大阪・福岡の連戦も見据えている。
林戦の勝利を経て、一気にライト級の注目ファイターとなった朝久。「前回はベルトこそかかってなかったですが、チャンピオンに勝って誇りを手に入れたと思っているので、その誇りを守るためにも必ず勝ちたいと思います。そして誰も朝久とやりたくないと恐怖を植え付けるような試合をしたいです」と今回の一戦でさらに存在感を見せるつもりだ。
最後に朝久は「半年ぶりの試合になるのですが、朝久流の圧倒的な試合を見せたいと思います」とファンに向けてメッセージ。その言葉通り、朝久は大阪の地で圧倒的な強さを見せることができるか?
弘輝、K-1初参戦で番狂わせを起こす!「K-1はめちゃくちゃ夢がある舞台。みんなが思っていないような結末にできると思う」
今年6月の新宿FACE大会でKrushに初参戦した弘輝。Krush初戦ながらライト級の実力者、SEIYAをKOして大きなインパクトを残した。そしてK-1 JAPAN GROUPでの戦績わずか2戦目にしてK-1本戦、スーパーファイトのチャンスを手に入れた。弘輝をSEIYA戦を振り返り、試合中も常に冷静だったという。
「練習したことも出たのは出たけど、もっと早い段階で倒せたと思うし、あの試合はトレーナーと相談してゴーサインが出るまで倒しに行かないっていうテーマがあったんです。それで2ラウンドが終わってインターバルの時に『行っていいですか』って聞いたら『次(のラウンド)は行っていい』と言われて、行ったらすぐ倒れてくれました。僕は毎回ラウンドのインターバルでトレーナーと相談をしてテーマを決めるので、それが上手いことはまったと思います」
試合序盤は飛びヒザ蹴りのフェイントやトリッキーな動きが目立った弘輝だったが、3Rにはコンパクトなパンチの連打で試合を決めた。攻撃の幅はもちろん、冷静さがあっての試合運びだった。
「僕は試合を客観的に見ることができると思っていて、試合中もセコンドの声をずっと聞いています。あの試合もセコンドから言われたことをすぐやりました。そのへんはトレーナーとの信頼関係ができているからで、客観的に試合を観てくれているトレーナーの指示に勝るものはないです」
幼い時期は喧嘩ばかりだったという弘輝。その道筋を変えたのは家族の言葉だった。弘輝の素行を心配する兄から格闘技を勧められ、高校へ進学した弘輝はボクシング部へ入部し、格闘技のキャリアをスタートさせる。その後、神戸の名門キックジムへ通い始めたのがKrushやK-1を知るきっかけとなり、K-1大阪大会への想いを徐々に強めていった。
「一度格闘技をやめて仕事ばっかりしていた時、トラックの運転手をしている時に大阪K-1の放送があって。神戸時代のチームメイトや(安保)瑠輝也くんが活躍していて、かたや俺はトラックの運転手。何をしているんだろうなって…。それを覚えてますね。大阪のK-1を会場で見たことはないですが、思い入れはめちゃくちゃあります」
同門でK-1スーパー・ライト級王者の瑠輝也をはじめ、チームメイトがK-1のリングに立つ姿を見てきた弘輝にとってK-1のリングとは「立ち技で最高峰の舞台。一人ひとりが輝いているのでめちゃくちゃ夢がある。セコンドに何回かついたことあるけど、あの場に立って試合がしたいと思う場所」だ。
K-1大阪大会は関西の選手たちが活躍する場で、弘輝曰く「倒せる力は関西でもずば抜けてる」。さらに弘輝は自分のファイターとしての見所はそこだけではないと続ける。
「僕はパンチでインファイトのイメージがあると思いますけど、アウトボクシングもできるし色々と戦い方を変えられるし、この選手にはこのスタイルでいくということもできる。僕は動きに型がないので、オーソドックスもやるしサウスポーもやる。そういう適応力には自信があります。普段の練習でも相手の対策というより、自分の“個”を上げているイメージでやっていて、トレーナーも(相手と)対峙した時の対応力を褒めてくれてます」
その弘輝が対戦するのは「K’FESTA.3」3.22で急遽の参戦ながらライト級王者・林健太からダウンを奪って勝利を収めている朝久泰央。手数の多い朝久を「落ち着きがない」と評する弘輝は「めっちゃ強いと思います。K-1にはいろんな売り方ができる選手がいますが、朝久君は僕が思うに本物候補。強さに特化した選手だと思うから認めているし尊敬しています」と朝久の実力を認めている。
その一方で「試合を組んでくれるということは僕からしたらありがたいし、期待されているということ。プレッシャーは一切感じないし、ベルトを目指すために目の前に朝久君がいるなら倒さないかん。ベルトのいくまでの過程です」と打倒・朝久に燃える。
卜部功也vs篠原悠人を筆頭にライト級の好カードが並ぶポスターには弘輝の姿もある。「あれに写ってるの上の方の選手じゃないですか。ライト級のトップランカーの方におるんやとポスターを見て思いました(笑)。嬉しいですね。格闘技ファンの脳がまだ残っているので、K-1ファンからK-1ファイターになったって感じで」と弘輝。下馬評では不利の予想も弘輝にとってはむしろ好都合のようだ。
「K-1はランキング制じゃないから戦績とか関係ないし、朝久君と僕が組まれた時点で結構いろんな情報を聞くと(僕が勝つ確率は)9対1ぐらい。でも試合が組まれるってことはそれなりに可能性があるから組まれると思ってるから、みんなが思っていないような結末にできると思います」
K-1初参戦の弘輝がK-1大阪のリングで番狂わせを起こすか?
対戦カード
【本戦】
K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(65kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
安保瑠輝也(team ALL-WIN/王者)※3度目の防衛戦
山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者、元Krushスーパー・ライト級(65kg)&ライト級
(63kg)王者)
フェザー級(57.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
江川優生(POWER OF DREAM/K-1 WORLD GPフェザー級王者、元Krush王者)
椿原龍矢(月心会チーム侍/K-1甲子園2017 -55kg優勝)
63.5kg契約 3分3R(延長1R)
卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GPライト級(62.5kg)&スーパー・フェザー級(60kg)王者)
篠原悠人(DURGA/元Krushスーパー・ライト級(65kg)王者)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
不可思(クロスポイント吉祥寺/元KNOCK OUT・WPMF日本・REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者、元RISE・Bigbangライト級王者)
平山 迅(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
和島大海(月心会チーム侍)
ラーシーシン・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元WPMF世界ウェルター級王者)
女子ミニマム級(48kg) 3分3R(延長1R)
MIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元シュートボクシング(SB)日本女子ミニマム級(48kg)王者、SB Girls S-cup 48kgアジアトーナメント2016優勝)
高梨knuckle美穂(Y’ZD GYM/元Krush女子アトム級(45kg)王者)
クルーザー級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
加藤久輝(ALIVE/元HEAT総合ルール・ミドル級(83.9kg)王者)
杉本 仁(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
朝久泰央(朝久道場)
弘輝(team ALL-WIN)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)
SEIYA(MAD MAX GYM)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
TETSU(月心会チーム侍)
西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
泰斗(韓国/LEOPARD GYM)
近藤拳成(大成会館)
スペシャルエキシビションマッチ
武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1スーパー・フェザー級(60kg)王者)
才賀紀左衛門(フリー)
【プレリミナリーファイト】
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
黒田勇斗(K-1ジム心斎橋チームレパード)
三井大揮(WIZARDキックボクシングジム)
フェザー級(57.5kg) 3分3R
髙橋直輝(若獅子会館)
石田龍大(拳心會館/K-1甲子園2019 -60kg優勝)
ライト級(62.5kg) 3分3R
梨緒弥(若獅子会館 MATSUBARA/K-1カレッジ2019 -65kg優勝)
永井卓海(team ALL-WIN)
フェザー級(57.5kg) 3分3R
山脇魁斗(K-1ジム心斎橋レパード)
立基(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
53kg契約 3分3R
山脇飛翼(K-1ジム心斎橋チームレパード/K-1甲子園2019 -55kg優勝)
豊田優輝(B.W/K-1カレッジ2019 -60kg優勝)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2020 JAPAN
日時 2020年9月22日(火/祝) 開場・13:00 プレリミナリーファイト開始・未定 開始・15:00
会場 エディオンアリーナ大阪
中継 AbemaTV(全試合生中継)、GAORA(9月26日(土) 11:00~17:00)
チケット料金 ロイヤル 100,000円 アリーナSRS 60,000円 アリーナRS席 35,000円 アリーナS 18,000円 スタンドS 18,000円 スタンドA 10,000円(前売り券完売) ※当日500円増し ※小学生からチケットが必要 チケット販売 チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、、K-1.SHOP グッドルーザー(電話予約) K-1ジム各店舗
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