KNOCK OUT 9.13 後楽園ホール:強打の新米パパコンビ、スアレック&吉野友規。創世のタイガGP優勝&5連続KO宣言
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KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.2
2020年9月13日(日) 後楽園ホール
4人のチャンピオンが集結し、ワンナイトトーナメントで頂点を競う「創世のタイガGP」にREBELS代表として参戦する「超攻撃型ムエタイ」スアレック・ルークカムイ。そして、デビュー以来4連続KO勝利中で今大会唯一の重量級マッチ(80kg)に出場する「拳闘剣士」吉野友規。二人は同じスタージス新宿に所属。剣道で数々の実績を持ちながら29歳でキックに転向した異色の経歴を持つ吉野に、スアレックはスパーリングを通してムエタイの凄さ・強さ・上手さを教え込み、吉野に合った戦法を伝授してきた。
新米パパコンビは9・13KNOCK OUTで「創世のタイガGP優勝」、「5連続KO」を成し遂げられるのか!?(記事提供:KNOCK OUT 構成:茂田浩司)
(プロフィール)
「超攻撃型ムエタイ」
スアレック・ルークカムイ
1986年3月16日、タイ国ウボンラチャタニー県出身。34歳。
165cm。戦績147戦101勝(32KO)35敗11分。
REBELS-REDライト級暫定王者、
第4代REBELS-REDスーパーライト級王者。
「拳闘剣士」
吉野友規(よしの・ともき)
1986年5月30日、埼玉県出身。34歳。186cm。
剣道・国体優勝(埼玉県代表の大将)、インカレ3位(明治大学の副将)
戦績4戦4勝(4KO)
「ボクが勝ちます。優勝します」
スアレックから早々に「創世のタイガGP」優勝宣言が飛び出した。
「調子がとってもいいです。今回は練習を真面目にやってきました(笑)。体もいい感じで締まっています」
絶好調の理由の1つは「拳」にある。強打者の宿命で、スアレックも最近は拳の怪我に悩まされてきた。治療をしながら練習を続けて、状態が良くなったところで試合をしてまた痛めて、という繰り返しだったのだ。
「でもコロナがあって、試合の間隔が空いたので、拳もちゃんと治りました(笑)。練習でも思い切って打ってます(笑)」
対戦相手の分析も終わっている。1回戦は「怒突き合いお兄ちゃん」高橋三兄弟の長男、高橋一眞。
「少し、試合のビデオを見ました。高橋は蹴りの選手ですね。遠いところにいると蹴りを貰うから、距離を詰めてパンチで倒します。あと、ヒジは注意しますけど、打ってくるならボクも返します、大丈夫です。問題ないです(笑)」
決勝戦は「サイレントスナイパー」小川翔か、「神撃キッカー」重森陽太か。
「あー、重森だと思いますけど。小川はパンチがあって、重森はパンチが苦手で打たれるかもしれないから、小川が上がってくるかも。どちらが来ても大丈夫です。重森なら蹴りに気をつけて、パンチで倒します。彼はパンチを貰うとすぐに効いてしまうから」
プロ55戦で、ヒジ打ちによる流血TKOを除いて、いまだにKO負けなしという、驚異的なタフネスぶりを誇る小川も、スアレックは「問題ないです」と言い切る。
「小川は背があまり大きくない。だから、やりやすいです。蹴りよりもパンチに注意しますけど、そんなにパワーがなくて、攻撃が重くないから。全然問題ないです」
スアレックは、定期的にクロスポイント吉祥寺へ出稽古に行って、さまざまなタイプの日本人選手たちとスパーリングを重ねている。
自分のムエタイテクニックに、日本人選手がどんな反応をするのか、何をすれば嫌がるのかを熟知しているのも、スアレックの強みだ。
「昨日もクロスポイントに行ってきました。ムエタイゴリラ、T-98(タクヤ)さんとスパーリングして。パワーあります。でも大丈夫です。スピードはボクの方があります(笑)」
スアレックが「創世のタイガGP」優勝に燃えているのは、昨年生まれた子供の存在が大きい。
「名前は茉惟(まい)ちゃん。今、8か月になります。ボクがお風呂に入れていて、練習が終わると家に帰って、一緒にお風呂に入るのが楽しみです」
お子さんのためにも、いつまでも「強いパパ」の姿を見せたい。
「前みたいに飲みにいったりしてないし(笑)、子供のために頑張ります。9月13日のKNOC KOUTでは『強いスアレック』を見せますので。応援をよろしくお願いします」
吉野友規は、剣道で輝かしい実績を残し、実業団選手としても活躍しながら、29歳の時にキックボクシングに転向。32歳でプロデビューすると、目下、4戦すべてKO勝ちをおさめている重量級のホープだ。
前戦は昨年8月のKNOCK OUT、ロッキー川村(現在はランボー川村に改名?)。1年ぶりの試合になるが、それには理由があった。
「怪我をしてしまって、治るのに半年掛かりました」
試合は、吉野が右ストレート一撃で川村を沈めて、2RKO勝利を収めたものの、それで済まなかった。「俺のバルボアブローでお前を梅屋敷までぶっとばしてやる!」と豪語していたロッキー(当時)もただやられたわけではなかったのだ。
「川村選手の頭がものすごく固くて(苦笑)。殴った時に拳の腱が切れて、手術しました。その後も痛みがあって、殴れるようになるまでに3か月、思い切り打てるようになるまで半年掛かりました。やっと治った時にコロナです(苦笑)」
その間には第一子が誕生した。
「生まれてまだ1か月半で、名前は太陽です。コロナがあって、僕は検診に付き添ったり、出産に立ち会ったりも出来なかったので、嫁が全部一人でやってくれました」
子供が生まれて、戦いに臨む気持ちは変わるのか。
「それ、よく言われるんですけど(苦笑)、変わらないです。僕自身の戦いになるので。子供は子供で、勝負は勝負、試合は試合と割り切ってますね。年齢も若くないですし、怪我が多くなって、治りも以前よりも悪いです。体がどこまで持つか分からないので、出来る限りキックを続けて、頑張っていきたいです」
今回の対戦相手、竜矢は新空手2階級制覇、プロ2戦(デビュー戦に勝利も、2戦目で計量オーバーと体調不良で失格。当時は63kg)の経験を持つ。
「はっきり言うと凄く強い方だと思ってます。経験、経歴も凄いですし。僕自身は技術がないので、気持ちと相手にないリーチや力を出していけばいいのかなと思ってます」
吉野も、さまざま相手とスパーリングを重ねて、戦う準備をしてきた。
「スアレックさんはめちゃめちゃ強いです。気持ち、スタミナ、力、テクニック、どれをとってもかなり違いましたね。
今回は初めてクロスポイントさんにお邪魔して、たくさん揉まれました(苦笑)。日菜太さんとボクシングをさせていただいたんですが、ボコボコにされました。やっぱり強かったですし、自分より格上の方とやらせて貰うのは大事だと思ってます。
勝負なので結果はどうなるか分からないですけど、KO決着が一番すっきりするので、KOに持っていくようにしたいです」
スタージス新宿・江口真吾代表「スアレックはコロナの自粛で真面目に練習してます。吉野は世界のモンスターと勝負させたい」
「スアレックの仕上がりはとてもいいですよ。子供が生まれた時はあんまり変わらなかったけど、コロナの自粛で遊びに行かなくって、家にいる楽しさを覚えたんじゃないかな(笑)。練習もスパーリングも色々とやってきて、いい状態です。
あとは相手次第ですよ。皆、口では『倒したい』というけど、スアレックを前にするとちょこちょこ蹴って、守って(苦笑)。そうなると引っ張り出してKOするのは難しいです。『男の勝負』に来てくれるなら、こちらも倒しにいくので面白い試合が出来ると思いますけどね。
吉野は、ものすごいポテンシャルを持ってます。ただ、80だと少し重くて、78ぐらいまで絞るともっとキレが出ます。だから、ゆくゆくは世界のスーパーミドル級で、黒人のモンスターとやってほしいんですよ。だから、今回の試合はあっさりとクリアしてほしいですね」
対戦カード
◆第2部 RED(肘有りキックルール)
第9試合 メインイベント 創世のタイガ GP KNOCK OUT RED 61.5kg初代王座決定トーナメント 決勝 3分3R(延長1R)
一回戦(1)勝者
一回戦(2)勝者
第8試合 セミファイナル REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント1回戦 3分3R(延長1R)
小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/ISKA K-1ルール世界バンタム級王者)
壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)
第7試合 REDルール 57.5kg契約 3分3R(延長1R)
安本晴翔(橋本道場/WPMF世界&REBELS-REDフェザー級王者)
ウィサンレック・MEIBUKAI(タイ/MEIBUKAI/元ルンピニー認定フライ級&バンタム級王者、元ラジャダムナン認定バンタム級王者)
第6試合 REDルール 56kg契約 3分3R(延長1R)
宮元啓介(橋本道場/元INNOVATIONフェザー級王者、元WPMF世界&WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーバンタム級王者)
栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)
第5試合 REDルール 51.5kg契約 3分3R(延長1R)
老沼隆斗(STRUGGLE/REBELS-REDスーパーフライ級王者)
清志(新興ムエタイジム/NJKFバンタム級2位、WMC日本3位)
第4試合 清水工業株式会社presents REDルール 73kg契約 3分3R
渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)
釼田昌弘(テツジム/NKBミドル級4位)
第3試合 創世のタイガ GP KNOCK OUT RED 61.5kg初代王座決定トーナメント 一回戦(2) 3分3R(延長1R)
スアレック・ルークカムイ(タイ/STURGIS新宿ジム/REBELS-REDライト級暫定王者・元同スーパーライト級王者、元ラジャダムナン認定フェザー級7位)
髙橋一眞(真門ジム/NKBライト級王者)
第2試合 創世のタイガ GP KNOCK OUT RED 61.5kg初代王座決定トーナメント 一回戦(1) 3分3R(延長1R)
小川 翔(OISHI GYM/WBCムエタイ日本統一ライト級王者、元REBELS-RED同級王者、ホーストカップ日本&蹴拳ムエタイ・スーパーライト級王者)
重森陽太(伊原道場稲城支部/WKBA世界ライト級王者、元新日本フェザー&バンタム級王者)
第1試合 創世のタイガ GP KNOCK OUT RED 61.5kg級初代王座決定トーナメント リザーブマッチ 3分3R(延長1R)
古村匡平(FURUMURA-GYM)
中澤良介(TRY HARD GYM)
◆第1部 BLACK(肘無しキックルール)
第6試合 メインイベント BLACKルール 73kg契約 3分3R(延長1R)
日菜太(クロスポイント吉祥寺/REBELS-BLACK 70kg級王者)
田村 聖(拳心館/NKB PRIMA GOLD杯ミドル級トーナメント優勝、NKBミドル級1位・元王者)
第5試合 セミファイナル BLACKルール 65kg契約 3分3R(延長1R)
与座優貴(橋本道場/極真会館2017全世界ウェイト制軽量級(70kg)優勝)
久保政哉(フリー)
第4試合 BLACKルール 64kg契約 3分3R(延長1R)
鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)
昇也(士魂村上塾/Bigbangスーパーライト級王者)
第3試合 BLACKルール 80kg契約 3分3R
吉野友規(STURGIS新宿ジム)
竜矢(伊原道場稲城支部)※勝本竜矢 改め
第2試合 BLACKルール 女子47kg契約 2分3R
KAREN(DRAGON GYM)
宮崎小雪(TRY HARD GYM)
第1試合 BLACKルール 女子50kg契約 2分3R
宮崎若菜(TRY HARD GYM)
大塚愛莉(上州松井ジム)
概要
大会名 KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.2 ~ HTハウジング presents 第1部 BLACK ~ 創世のタイガGP 第2部 RED
日時 2020年9月13日(日)【第1部 BLACK】開場・11:00 開始・12:00 【第2部 RED】開場・17:00 開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 TwitCasting(ツイキャス)(生中継/2部セット 3,300円)
チケット価格 SRS席 30,000円(1部/2部完売) RS席 20,000円(1部/2部完売) S席 15,000円 A席 10,000円 B席 7000円(2部完売) ※当日券は500円アップ ※6歳未満は入場無料(小学生から有料、6歳未満でも座席を必要とする場合は有料)
チケット販売 チケットぴあ、出場選手・所属ジム
お問い合わせ Def Fellow 03-6262-3760 promotion@rebels.jp https://knockout.co.jp/