着衣総合格闘技の空道が神奈川の警察官採用試験の加点対象種目に
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空道(くうどう)が神奈川県警の令和2年度(2020年度)警察官採用試験の加点対象種目に加わった。(記事提供:全日本空道連盟 広報部)
神奈川県警では従来より、採用時の試験において、柔道・剣道、情報処理技術、語学等の技能資格を取得している受験者を評価し、第1次試験時(教養試験)において一定の加点をしてきたが、本年より、JOC加盟競技のほか空道(このほか空手、少林寺拳法、日本拳法)の全国規模大会での成績も加点対象に含むとのこと。
古くから社会に認知されている競技・武道と並列で空道が公的機関に扱われるようになったことについて東孝・全日本空道連盟理事長は「今回の神奈川県警の採用試験で空道を採用頂いたことは、一般社会での空道の評価、承認という意味で大きな前進となるだけではなく、空道を志す若者が社会との接点を保ちながらも、迷いなく空道修行に打ち込める大きな支えとなることでしょう」と感謝を語る。
宮城県ほか各県でのスポーツ協会(旧略称:体協)加盟、2025国民スポーツ大会(旧略称:国体)での競技実施決定、オリンピックの2部リーグ的大会といえるワールドゲームズでの競技実施、JADA(日本アンチドーピング機構)の管理下でのドーピングコントロール実施……と、着実に社会に根ざした競技としての立場を固めてきた空道が、理想とする「社会体育」にさらに近づいたかたちだ。神奈川県警察官採用試験に関する詳しい情報は同県警公式サイトの募集要項を参照のこと。