ZST 1.26 新宿フェイス:竿本樹生「連勝を10に伸ばしてRIZINに出たい」。グラップリングマッチ出場の伊藤盛一郎「しっかり一本を取って実力を見せつけたい」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
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ZST.67(1月26日(日)新宿フェイス)の主要出場6選手による記者会見が5日、東京・大久保のGENスポーツパレスで行われた。ZSTは昨年10月、元修斗世界バンタム級王者の勝村周一朗氏が新プロデューサーに就任。12月1日にGENスポーツパレスで初の大会を行ったが、主軸となるナンバーシリーズは1月の大会が初となる。
RIZIN参戦を目指す竿本樹生(BRAVE GYM/ZSTフライ級王者)は1階級上のバンタム級で、清水兄弟の弟・清水俊裕(総合格闘技宇留野道場)と対戦。RIZIN出場経験もある伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム/元ZSTフライ級王者)はGT(グラップリング)ルールで、JBJJF全日本ノーギ柔術選手権3連覇の柔術茶帯・長谷部悠(リバーサルジム新宿Me,We)を迎え撃つ。この4選手と、元王者対決を行う平信一(綱島柔術/元ZSTライト級王者)と佐野哲也(チームSOS/元THE OUTSIDER 70-75kg王者)の6人が会見で意気込みを語った。
竿本は12月、DEEPに初参戦し、ハシャーンフヒトを飛び膝蹴りやパンチで苦しめ判定勝ち。その試合もバンタム級だった。勝村氏は「竿本選手はRIZINを目指していますが、RIZINのフライ級ではあまり試合を組まれるチャンスが無く、オファーを待っていてもしょうがないので、上の階級でも実力を証明してもらって、大きな舞台につなげてもらえればと思います。ライダー(=俊裕)はZSTに上がり続けている選手ですし、12月大会でも(萩原一貴に)一本勝ちし3連勝しているので、今回は意地を見せられるかがテーマです」とマッチメイクの狙いを説明した。
竿本は「DEEPでバンタム級で試合をしてみて問題は無く、試合が終わってすぐに次のオファーをもらいました。相手はお兄さんの清水俊一選手と思っていたんですけど、オファーを見返したら次男(=俊裕)だったので、あれ?そっちか?って、勘違いしてオファーを受けた感じです。でもまあ大丈夫です。次男でもOKです」とコメント。大晦日は故郷の和歌山に帰省し、スマホでRIZINを観たといい「さいたまスーパーアリーナで試合したいなって思いましたね」と語り「連勝を10に伸ばして、RIZINに出たいです」とアピールした。また、11月のFighting NEXUSで同団体の初代フライ級王者になった駒杵嵩大から対戦を希望された件について「今やっても僕の価値が上がるわけじゃないので、多分やらないと思います。他団体のチャンピオンに勝ったらやってもいいです」と答えた。
仮面ライダーを敬愛し、変身ベルトやマフラーをつけてのパフォーマンスが恒例の俊裕は、対戦相手をいつも怪獣に例えて表現する。竿本については「DEEPで1階級上げて戦っていているウェイクアップ怪人」と話したが、「ウェイトアップ」と言うべきなのを言い間違い、出席者から失笑が起こると「とにかくライダーは階級下の相手に負けるわけいかない。その流れを止めてやる。よろしく頼むぞ」と、照れ笑いを押さえつつ意気込んだ。
伊藤盛一郎と長谷部悠は、昨年11月のZSTの合同練習会でスパーリングをしている。勝村氏は「長谷部選手はMe,Weの山崎剛代表からも推薦されました。練習会と試合の映像を見て、これは面白い、使いたいって思って声を掛けました」「この2人ならMMAにも見劣りしない熱い戦いになると思います」と期待を寄せる。
伊藤は「練習会で長谷部選手がスパーリングしているのを見て、バンバン極めていて、試合をしてみたら面白いだろうなって思っていました」「練習会では探り探りで100%を出せなかったので、試合当日には100%を出したいです。自分はグラップリング専門の選手じゃないですけど、元ZST王者なので、しっかり一本を取って実力を見せつけたいです」とコメント。MMAでの今年の展望については「3月・8月・11月のZSTにはMMAで出て、最後はRIZINの大晦日に出ることを目標に頑張ります」と話した。
長谷部は「いきなりZSTの本戦デビューで伊藤選手とやらせてもらえてうれしいです。僕はMMAはやっていなくて、柔術・グラップリングオンリーですけど、これまで培ったものを出して勝ちたいです」「伊藤選手は非常に動きがあって、練習会でも噛み合ったんですけど、思うような動きが出せませんでした」「試合ではZSTに相応しい動きのある試合ができると思います」とコメントした。
平信一×佐野哲也について勝村氏は「以前行われていたZST対THE OUTSIDERの対抗戦の最終章とも言える戦いです。この試合は平選手の要望で、肘有り・+1ポンド(約450g)のキャッチウェイトの、ユニファイドルール寄りの形式で行われる。
佐野は「2016年に対戦を希望していた、当時チャンピオンだった平選手との試合を今回組んでいただき、ありがとうございます。平選手は去年2試合パンクラスに出ていたから肘有りを希望したんだと思うんですけど、ZST愛が薄れているんじゃないかと思いますね。僕はTHE OUTSIDERの元王者として、腰にはベルトは無いですが、ハートにはあるつもりです。THE OUTSIDERに出ていたみんなが望んでいるかわかりませんが、気持ちの部分でTHE OUTSIDER愛を持って、平選手に勝ちます」と意気込みを語った。
平は上半身裸・トランクスとグローブ着用の臨戦態勢で会見に登場し「佐野の大胸筋に肘打ち」とシンプルに抱負。佐野から「ZST愛が薄れているんじゃないか」と言われたことに関して聞かれても「大胸筋に肘打ちをする。それがZST」と謎のこだわりを貫き、「佐野、俺は怒っている。2016年5月7日、何があった?佐野の結婚式、呼ばれてねえぞ」と、積年の恨み(?)を口にし、佐野を「え?それだけ?」と困惑させた。最後のツーショット撮影では佐野も呼応するようにスーツを脱いでポーズを決めた。試合当日の仕上がった体での対面も楽しみだ。
対戦カード
※GTルールはグラップリング。KOKルールはパウンド無しのMMA。RXルールはグローブ無し・拳殴打禁止の旧リングスルール
◆ZST.67
ライト級(肘有り) 5分2R
平 信一(綱島柔術/元ZSTライト級王者)
佐野哲也(チームSOS/元THE OUTSIDER 70-75kg王者)
バンタム級 5分2R
竿本樹生(BRAVE GYM/ZSTフライ級王者)
清水俊裕(総合格闘技宇留野道場)
GTルール 59kg契約 7分1R
伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム/元ZSTフライ級王者)
長谷部悠(リバーサルジム新宿Me,We)
フェザー級 5分2R
木下尚祐(和術慧舟會GODS)
安富北斗(リバーサルジム新宿Me,We)
63kg契約 5分2R
直斗(総合格闘技宇留野道場)
原口 央(BRAVE GYM)
KOKルール フライ級 5分2R
小林 優(パラエストラ吉祥寺)
長野将大(リバーサルジム武蔵小杉所プラス)
バンタム級 5分2R
二之宮徳昭(クロスワンジム湘南)
諏訪部哲平(和術慧舟會駿河道場)
フェザー級 5分2R
小川将貴(ピロクテテス新潟)
古根川充(U-FILE CAMP登戸)
バンタム級 5分2R
上田直毅(パラエストラ東京)
若林康弘(SAI-GYM)
RXルール ライト級 10分1R
伊藤健一(フリー)
飯塚 優(HEAT-UP)
GTタッグルール 合計150kg契約 10分1R
高須将大&柴崎弘道(ストライプル茨城)
高本裕和&渋谷カズキ(高本道場)
◆SWAT! 171
フェザー級 5分2R
森山壱成(SONIC SQUAD)
加藤貴大(BRAVE GYM)
ウェルター級 5分2R
餅瓶太(和神会)
菊池叔慶(リバーサルジム戸塚グランドスラム)
ライト級 5分2R
岸野紘樹(トイカツ道場)
平石公介(TKエスペランサ)
GTルール 73kg契約 7分1R
寺本大補(リバーサルジム横浜グランドスラム)
ベン・ブッカン(T.GRIP.TOKYO/総合格闘技津田沼道場)
GTルール フェザー級 7分1R
杉本 考(パラエストラTB)
鍵山士門(Physical Space)
GTタッグルール 合計140kg契約 10分1R
松本大輔&佐藤博秋(IMNグラップリング)
高尾広喜(リバーサルジム横浜グランドスラム)& 篠宮敏久(綱島柔術)
GTルール 67kg契約 7分1R
長谷佑馬(10th planet tokyo)
手塚勇太(和神会)
GTルール 無差別級 7分1R
澤 宗紀(フリー)
東海政太郎(RBアカデミー)
GTルール ウェルター級 7分1R
コクエイ・マックス(パラエストラ川崎)
西村刀(フリー)
※その他、アマチュアマッチ2試合を予定
出場予定選手
石井巧太郎(マルワジム横浜)
内山拓真(ボンサイ柔術)
土田伸一(ストライプル茨城)
概要
大会名 ZST.67 & SWAT! 171
日時 2020年1月26日(日)「SWAT! 171」開場・12:30 開始・13:00 「ZST.67」開場・17:30 開始・18:00
会場 新宿フェイス
チケット料金
ZST.67 VIP席 10,000円 SRS席 8,000円 S席 6,000円 A席 5,000円 小中学生立見 2,000円
SWAT!171 VIP席 5,000円 自由席 4,000円 小中学生立見 2,000円
※当日全席種一律500円増し ※小学生未満入場無料。座席が必要な場合は別途チケット必要
チケット販売 チケットぴあ(Pコード 594-770/1/8より発売) 出場選手・所属ジム
お問い合わせ ZST実行委員会 03-6450-6575 info@zst.jp http://www.zst.jp/