RISE 4.19 後楽園ホール:梅井泰成「エリートでもスター系でもない僕だけの見せ方がある」×有井渚海「僕は強さも華も魅力も持った、色んなお客さんを引き寄せられる選手になれる」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
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RISE 187(4月19日(土)後楽園ホール)で対戦する梅井泰成と有井渚海のインタビューがRISEクリエーションから届いた。
第10試合 セミファイナル フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
梅井泰成(Mouton/4位・元王者)
有井渚海[しょあ](team VASILEUS/バンタム級(55kg)14位)※ARROWS GYMから所属変更
梅井は26歳。22年8月、門口佳佑に判定負けしRISEフェザー級王座から陥落。23年2月の再起戦でも魁斗に判定負け。10月の試合も開始早々のウォームの蹴りがローブローとなりノーコンテストに。2月には安本晴翔に判定負けと、苦難が続く。6月に翔に判定勝ちし、2年ぶりに勝利したが、9月の横浜大会では國枝悠太にダウンを奪われ判定負け。今回7か月ぶりの試合となる。
有井は23歳。22年より大阪から東京に拠点を移し、同年10月に彪司に判定勝ちしたが、12月の両国大会では山田虎矢太に2R KO負け。23年12月の加藤有吾戦でも判定負けし2連敗中だった。昨年3月のRISE ELDORADで松下武蔵戦が組まれていたが、体調不良で欠場していた。今年1月、武尊のいるteam VASILEUSに加入し、1年4カ月ぶりに復帰し、階級もアップする。
梅井泰成「エリートでもスター系でもない僕だけの見せ方がある」
―― 試合まで2週間を切りましたが(※収録日は4月9日)、コンディションはいかがですか?
梅井 バリバリ絶好調です。
―― 減量の調子はどうですか?
梅井 減量も今日の朝であと4kgくらいなので、進み具合も良いし、体の疲労もあるけどめっちゃ動き続けられています。
―― 先日のELDORADO 2025では志朗選手のセコンドに付いていましたが、刺激は受けましたか?
梅井 志朗さんはもちろんなんですけど、他の試合でも刺激を受けまくりました。
―― それはかつての同門である、白鳥選手が戴冠したり那須川龍心選手がKO勝ちした部分になりますか?
梅井 そこが1番ですね。今練習を一緒にしている志朗さんと、龍心であったり大珠さんだったりとかが魅せてくれて、勇気をもらいました。
―― 勇気のバトンを受け継いだという感じですね。
梅井 勇気のバトンも勝利のバトンも受け継いだって感じです(笑)。
―― 志朗選手の試合の翌日には、志朗選手の趣味であるパン巡りにも付き合ったんですよね?
梅井 あれは僕が買いに行っただけです。
―― “付き合った”ではなくて“買いに行った”ということですね。
梅井 「ここの場所近いだろ。買ってきて」って言われて、僕も試合前なんですけど買ってきました。
―― 朝何時くらいからですか?
梅井 そこのパン屋さんは10時半からしか開いていなくて、10時くらいから並んだんですけど、30分前でも人が並んでいたので人気なんだと思いました。
―― 美味しいパンだと聞きましたけど、一つくらいもらうことはできましたか?
梅井 僕は減量中なのでパンを食べれないじゃないですか。パン断ちしているので「何のために買っているんだろう」って思いました(笑)。
―― 小麦の焼けた匂いを嗅ぐのも減量中だと大変ですね。
梅井 だけど僕は匂いを楽しむタイプなんですよ。水抜きする時に付き添いを1人家に呼ぶんですけど、自分が絶対食べれないからその人に二郎系ラーメンを食べてもらったりとかするんですよ。
―― すごいマゾですね。
梅井 匂いを楽しんで「食いてえ!」っていうのを楽しんでます。
―― 今回もそんな感じで最後の一絞りをやるんですね。
梅井 最後に自分がその時食べたいものを食べてもらって、匂いだけもらうみたいな感じです。
―― そういう感じでいながらも有井渚海選手の対策はバッチリできていますか?
梅井 やってきている事が繋がっている手応えを先週の後半くらいから感じています。
―― フェザー級で戦う有井選手を想像できていますか?
梅井 見た感じはそんなに小さくないじゃないですか。身長も高いし、フェザーで戦うからフィジカルがどうこうとかは別に思っていないです。彼自身が「フルパワーで戦える」と言っていたんですけど、フルパワーで戦ったからといって勝てるほど甘い世界ではないし、そこは勘違いしないでほしいです。
―― 有井選手が所属を変えてteam VASILEUSで練習している部分については意識されますか?
梅井 色々な所を転々としているイメージがあるので、そんなに大きく意識している事はないです。
―― 梅井選手も所属を変えた事がありますが、それで自分のリズムやスタイルが変わった部分とかはありましたか?
梅井 それはありますね。自分はニックさん(永末貴之氏)を中心にして練習を組んでもらっていて、それを身につけるまでの時間というのはすごくかかったので、彼がどれくらいteam VASILEUSで練習しているのかは知らないですけど、練習で上手くいっているから試合でハマるよっていうものではないと思うんですよね。
―― 実戦の難しさですね。
梅井 練習とリングに上がるのでは違うじゃないですか。それこそ“練習番長”と言われるのがあるくらい試合と練習って違うと思うので、そこはあまり意識していないですね。
―― 先日の会見では有井選手に「フェザー級は甘くない」という事を強く主張していましたよね。
梅井 フェザー級はレベルも上がって層も厚くなっているし、会見で言わせてもらった「ランキングどんだけおんねん」っていう話もツッコミどころ満載なんですけど、僕が1番ムカついたというか何言ってんのと思ったのは、彼は1年前に試合を飛んで音信不通状態だったというのも聞いたし、それで会見という公の場で喋れる機会があるのに何の謝罪もしないであの場に出て、「僕がチャンピオンになったらもっとRISEを盛り上げれると思う」って発言したことですね。いやいやお前何を言ってんねん。試合を飛ばして盛り上げるとか言える立場ではないでしょって。まずは試合をさせてもらえてありがとうございますじゃないのって。「試合を組まれない間も僕は格闘技と真剣に向き合ってきた」って言ってましたけど、他の格闘家はもっと真剣に向き合っているよっていうとこでしたね。
―― “筋を通せ”という事ですね。
梅井 筋が通っていないと思いました。
―― その会見でフェザー級のランカーが沢山いるという事もあって、フェザー級の1DAYトーナメントをやるのはどうかという事もぶちまけていましたけど、その気持ちは今も変わっていないですか?
梅井 やった方が皆の文句がないんじゃないかなと思います。実現できるかできないかは別として、上位の選手って下位ランカーと試合をしなかったりするじゃないですか。でもそれって試合をしないと仕方がない事で、今上位にいる人たちも皆んなそうやってきたと思うので、トーナメントだったら逃げれないからやってしまった方が良いんじゃないかなと思います。
―― そのトーナメントは梅井選手の考えでは、16人制と8人制のどちらですか?
梅井 伊藤代表も言っていましたけど、16人制の1DAYは死にますね。だから多くて8人かなと思います。それが人間の限界でしょ(笑)。
―― 組み合わせは抽選か、上位が枠を優先的に決めれるって感じですか?
梅井 そこら辺は分からないですけど、抽選とかは面白いですよね。
―― ではそういった事も今回の試合で勝ったらマイクでアピールしたいですか?
梅井 僕は結局今のチャンピオンからベルトを奪りたいっていう気持ちがモチベーションなので、今のフェザー級の価値の高まったベルトをチャンピオンから奪りたいです。僕だけが納得して挑戦するんじゃなくて、皆んなが納得する形で挑戦したいなっていうのがあるから、トーナメントで勝てば文句はないかなって思います。
―― 今の話を聞くとモチベーションはかなり高いですから、試合間隔が7ヶ月空いていても問題なさそうですね。
梅井 全部噛み合っているというか、練習環境の空気感とかも皆で意見を出し合っているからすごく良くて。僕もいっぱい言うし、その中でニックさんが昇華して上手く組み込んでくれるので、本当に良い空気でできていてマインドがめちゃくちゃ良いですね。
―― 最近の梅井選手の試合はいつも激闘で、そのまま突っ切れる時もありますけど、前回の試合のように最後にダウンを喫して逆転負けをしてしまうといったところもありますが、今回はどうですか?
梅井 そこは見直してきたというか作ってきたというか。自分はエリートではないしスター系ではないんですよね。どう頑張ってもそっち路線のタイプの人間ではないと、この7ヶ月間は考えてきました。逆に僕だけの見せ方というのがあると思っていて、泥臭くても格闘技をジュニアからやっているエリートたちを倒して、安本選手からベルトを奪れば、いろんな人に勇気を見せれるんじゃないかなと思っています。だからカッコつけようとか色は出さないです(笑)。
―― 最後に梅井選手の再起戦を待ち侘びているファンの皆様に熱いメッセージをお願いいたします。
梅井 今回の再起戦は絶対に強い姿で復活します。自分の中でも約束してきて、自分と向き合ったり自分と対話する時間っていうのがすごくあったので、殻を破る一つのきっかけなんかも見つけました。4月19日は殻を破った梅井泰成を見せます。一緒に勝ちましょう。
有井渚海「僕は強さも華も魅力も持った、色んなお客さんを引き寄せられる選手になれる」
―― フェザー級への肉体改造はどうですか?
有井 今までよりも1番良い練習ができているかなと思っています。階級を上げたので身体的にもパワーや体力も、過去一で仕上がっています。
―― 自分で日々練習していて、55kgの時とどういうところが1番変わったと思いますか?
有井 普段の練習が落ちていくというよりも上がっていく感じがします。減量で疲れると55kgの時は落ちていっちゃったりするんですけど、今は段々と上がっていっている感じがします。だから右肩上がりでめちゃくちゃ良い感じです。
―― いつぐらいから減量に苦しんでいたんですか?
有井 減量はデビューの時からずっとですね。
―― 最高でどれくらい体重を落とした事がありますか?
有井 12~13kgくらいですかね。
―― その時は死んだような感じで落としていったんですか?
有井 あまり練習に身も入っていなくて、ただがむしゃらにやっていて頭も回っていない状態でした。
―― 今は頭が回った状態で練習ができているんですね。
有井 そうですね(笑)。
―― 新天地のジムはいかがですか?
有井 環境が良くて、世界で戦っている選手たちと同じ空間で一緒に練習しているので、めちゃくちゃ刺激をもらっていますし、自分がまだまだだなとも思えるし、めちゃくちゃ成長できます。
―― 見ているだけで、同じ空気を吸っているだけで成長できるような感じですか?
有井 一緒にマスはやるんですけどスパーリングはやらないので、見ているだけで刺激をもらっています。
―― 先日ONEで戦った武尊選手と野杁選手の戦いからはどのような刺激を受けましたか?
有井 今の自分と比べて、ほど遠すぎてすごいとしか言えないです(笑)。
―― 昔から憧れていた武尊選手などの練習や試合を見たりして、今の自分とは何が違いすぎると思いますか?
有井 自分もやり続ければそこにいけると思っているので、経験の差ですかね。
―― ONEの試合の後、武尊選手が試合前に2ヶ所骨折していたと野杁選手から発言がありましたが、そういった現場を見ていてすごいなと思う部分はありましたか?
有井 普通の人間じゃできない事をやっているのですごいですよね。
―― 今回は武尊選手や野杁選手からどんなアドバイスを受けていますか?
有井 僕はトレーナーと1対1でやってもらっているので、そのトレーナーにアドバイスをもらったりするんですけど、武尊選手からはアドバイスはまだそこまでいただいていないです。
―― トレーナーは渡辺さんですか?
有井 渡辺さんと高萩さんともう1人いるんですけど、その3人で話し合っていつもやっています。
―― 新しいジムで自分のスタイルとか何か変化した部分はありますか?
有井 スタイルも結構変わったと思います。変わったというか、自分の良いところを組み合わせて良くなってきた感じですかね。今まではパンチだけとか蹴りだけって感じだったんですけど、バランス良く強くなって、自分の良いところをいっぱい出せるようになりました。
―― 有井選手の試合を待ち侘びていたファンからすると、「お!」とびっくりするようなスタイルになっていますか?
有井 びっくりすると思いますし、自分自身それを試すのが楽しみです。毎日練習行くのにつれて右肩上がりで成長しているのを実感できているんですよね。だから今楽しいです。
―― 実戦の場に向かうのは1年4ヶ月ぶりになりますが、期待と不安のバランスはどれくらいありますか?
有井 今そこは考えていなくて、やってきた事をやれば勝手に試合を楽しめると思うので、考えすぎるとしんどくなってしまうから、とりあえず今はやれる事をやってその場を楽しんでやろうと思っています。今を生きたいというか、今やろうって感じです。
―― 対戦相手の梅井選手の対策は仕上がっていますか?
有井 良い感じに仕上がったので、勝手に倒せると思います。
―― 今のところ倒せるのは何ラウンドくらいを予想していますか?
有井 梅井選手はどちらかと言えばディフェンスに徹底していて倒しづらい選手だと思うので、それをどう攻略するかはその日にならないと分からないですね。自分としてはしっかり倒しに行くつもりでやります。
―― 試合順はセミファイナルと発表されましたね。
有井 梅井選手のおかげですね(笑)。 ありがとうございますって感じです。
―― 試合順は後ろの方がモチベーションは高まりますか?
有井 そうですね、やっぱりあのポスターが嬉しかったです。「良いとこにいるじゃん」みたいな(笑)。
―― ポスターでの自分の写真の大きさやどこに配列されているかっていうのは気になりますか?
有井 めちゃくちゃ気になります。ちゃんと大きく載ったのは今回が初めてでしたね。
―― 今回のポスターは気に入っているんですね。
有井 気に入っているので家にいっぱい飾ります(笑)。
―― 次はもっと大きく、メインイベントでという野望もありますか?
有井 安本くんのベルトを狙いに行くので、今年中に大きくポスターに載るんじゃないですかね。
―― 先日RISEでは年間最大イベントのELDORADOが行われました。去年は出場予定でしたけど残念ながら出れなくなってしまって、去年や今年のELDORADOはどういう風にご覧になっていましたか?
有井 やっぱりRISEはすごいですね。全試合レベルが高いし面白かったです。
―― そこで自分はフェザー級でどういうポジションを勝ち得ていくという気持ちはありますか?
有井 強い選手はいっぱいいるので、僕は強さも華も魅力も持った、色んなお客さんを引き寄せられる選手になれると思っているので、もっと強くなっていきます。
―― 先日の会見で梅井選手は「まずフェザー級の舞台に上がってから言え」ぐらいのことを言っていましたけど、有井選手としては自分が立てばフェザー級のその部分は解消されると自信があるんですね。
有井 自信はあります。新しいフェザー級に自分が変えられると思っています。
―― 最後に有井選手の復帰を待ち侘びていたファンの方々に、熱いメッセージをお願いいたします。
有井 1年4ヶ月ぶりの試合で、色々あったんですけど、格闘技に対してずっと考えてきてやってきたので、その思いはリング上で全部見せれるかなと思います。自分の熱い気持ちをABEMAでも会場に来てくれる人にも見せたいです。
対戦カード
第11試合 メインイベント バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
鈴木真彦(TEAM 寿/1位・元王者、元WBCムエタイ日本&HOOST CUP日本同級王者)
大森隆之介(EX ARES/3位、フェザー級(57.5kg)5位)
第10試合 セミファイナル フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
梅井泰成(Mouton/4位・元王者)
有井渚海[しょあ](team VASILEUS/バンタム級(55kg)14位)※ARROWS GYMから所属変更
第9試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
伊東龍也[りょうや](HAYATO GYM/5位、Stand up King of Rookie 2022 -55kg級優勝)
良星[らすた](KSR GYM/7位、元Bigbangスーパーバンタム級王者)
第8試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
京谷祐希(TEAM TEPPEN/6位)
翼(TARGET/11位、元ジャパンキック・バンタム級王者)
第7試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
伊藤澄哉(戦ジム/ライト級(63kg)2位)
石田 迅(LEGEND GYM/元DEEP☆KICK −65kg王者)
第6試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
北井智大(チームドラゴン/4位)
奥山雅仁(OISHI GYM/CKC -63kgトーナメント2023優勝、S-BATTLEライト級王者)
第5試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
戸井田大輝(TOP LEAD GYM/10位、元MA日本スーパーバンタム王者)
久津輪将充(RMC/9+nine plus lab./15位、CKC -57.5kgトーナメント2023優勝)
第4試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
門脇碧泉[あおい](TARGET/19位、Stand up King of Rookie 2023 -57.5kg級優勝)※正道会館戸田道場より所属変更
簗 丈一(TEAM Aimhigh/22位、Stand up King of Rookie 2024 -57.5kg級優勝)
第3試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
奥村将真(TEAM TEPPEN/15位、Stand up King of Rookie 2024 -55kg級優勝)
菊川 蓮(MMA IKUSU/PRINCE REVOLUTION -55kg&58kg王者)
第2試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
児玉侑慎(正道会館KCIEL/16位、Stand up King of Rookie 2024 -60kg級優勝)
吉田晄成(TEAM TEPPEN)
第1試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R
相沢 晟[じょう](TARGET)
紀空[きら](Croire)
概要
大会名 RISE 187
日時 2025年4月19日(土)開場・17:00 開始・17:15
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA
チケット料金 SRS席 18,000円 RS席 10,000円 S席 6,500円 A席5,000円 小中高生シート 2,000円(当日販売のみ予定) ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/