K-1 5.31 横浜BUNTAI:スーパー・フェザー級王者決定トーナメントに横山朋哉参戦。前王者レオナ・ペタスの不満アピールに宮田充P「仕事で、前向きなことで、しのぎを削って問いただしたい」
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K-1 5月31日(土)横浜BUNTAI大会で、空位となっているK-1スーパー・フェザー級王座を決めるトーナメントの開催と、Krush同級王者の横山朋哉の参戦が、2月9日の代々木第二体育館大会の最中に発表された。横山がリング上に上がり、トーナメントに向けてコメントしたが、横山が退場後、前K-1同級王者のレオナ・ペタスがリングに上がり、K-1の宮田充プロデューサーへの不満を述べた。
横山は23戦19勝(9KO)4敗の24歳。22年9月のK-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメントでは、一回戦でスタウロス・エグザコスティディスをKOしたが、準決勝で朝久裕貴にKO負け。23年2月以降、ペットサムイ・シムラ、大岩龍矢、江川優生を下し、昨年2月に髙橋直輝に判定勝ちし第12代Krushスーパー・フェザー級王者となる。7月のK-1ではカベロ・モンテイロを1R左三日月蹴りでKOし、K-1同級王者・レオナ・ペタスへの挑戦を希望していた。12月にはレオナのいるTEAM TOP ZEROS/LARA TOKYOにかつて在籍していた松山勇汰を3R KOし、Krush王座を初防衛していた。
5月のK-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメント出場の発表された横山は、2月9日の代々木大会に登場し「K-1スーパー・フェザー級の歴代チャンピオンは強い選手ばっかりなので、そこに自分も名前を刻みます。日本人たくさんやったんで、世界の強豪選手、ぜひ横浜に集まってください」とアピールした。
すると横山が退場後、客席にいたレオナがリングに上がり「防衛戦とか普通の選手(との試合)のオファーの無い中で、K-1から返上しろと言われて返上したんですけど、返上した途端にこのトーナメント?宮田プロデューサー、ポンコツ過ぎて終わっていると思うんですよ。だから今の格闘技、RIZINとか他の格闘技に注目を奪われていると思うんで。宮田のK-1、ぶっ潰そうと思っているんで、プロデューサーに不満を持っている選手、僕のところに集合してください」と不満を述べた。
このレオナの行動について、大会後の記者会見で宮田プロデューサーは「協賛の会社さんに挨拶している時に、レオナがリングでコメントしていたと後で聞きました。横浜大会の告知のために横山朋哉を押し出したくて横山選手にリングに上がってもらいました。2人や3人上がっても時間を食いますし、レオナ君はベルト返上したからといって、いちいちマイク持ってたらきりないんで(上げるつもりはない)と思っていました」とその時の状況を説明した。
レオナのアピールについて、宮田氏は「文句があったら直接言えばいい。スタッフの警備が緩いというか。あんまりこういうのが流行っても嫌ですね。アピールしたもん勝ちになるのは良くないです」「『何がやりたいんだこの野郎』というにはありますね。(レオナと組めば)チャンスと思う、おっちょこちょいな奴がいるかもしれませが、何にもなりませから」「僕は全日本プロレス出身ですけど『また宮田がプロレスやってる』と言われるのが腹立ちますね」と不満を述べた。
レオナが試合オファーが無かったことや、王座決定トーナメントを開催することに不満を述べたことについて、宮田氏は「防衛戦とかワンマッチとか何度もジムを通じて話しています。先方でどうなっているかわからないですけど、防衛戦は義務ですから当然オファーします。交渉がかみ合わず、リングに上がらなかっただけです。ベルトを返上したらトーナメントや王座決定戦をすぐにやるのは当たり前です」と話し、レオナの発言内容を否定した。
宮田氏は「こんな見苦しい状況を続けてもしょうがない。本人と話し合うしかないと思いますけど、解決の道を探ります」としつつ、「吐いた唾飲み込むなよ」「潰すってなら、こっちはマッチメイクでぶっ潰してやります」と怒りを示し、「もちろん試合はニュートラルにやります」「レオナに試合をやる気があるなら、僕は仕事で、前向きなことで、しのぎを削って問いただしたいです」等と語り、具体的な試合オファーの形でレオナの不満に向き合う方針を示している。