RWS 12.1 横浜大さん橋ホール:松田龍聖、ラジャダムナンでの防衛戦でのプロ初黒星を振り返る「ラジャのタイトルはめちゃくちゃ取り戻したい」
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RWS JAPAN(12月1日(日) 横浜大さん橋ホール)に出場する松田龍聖のインタビューがRWS JAPANから届いた。
第5試合 セミファイナル バンタム級 3分3R
松田龍聖[りゅうき](大原道場/ラジャダムナン認定バンタム級11位・元王者、HOOST CUP日本スーパーフライ級(53kg)王者)
ゴッダオ・ペットソンヌーン[Kohtao Petchsomnuek](タイ/ラジャダムナン認定バンタム級3位)
松田は14戦12勝(4KO)1敗1分の18歳。昨年3月に滉大を破ってホーストカップ日本スーパーフライ級王者になる。今年4月のRWS千葉大会では初のムエタイの試合だったが、石井一成を追い詰めドローに持ち込んだ。この結果により松田はラジャのランキングに入り、7月のRWS千葉大会で41連勝中の強豪・クンスックレックを2R KOしてラジャダムナン認定バンタム級王座を獲得し、大番狂わせを起こした。9月21日のタイでのRWSでのリターンマッチではクンスックレックの右ミドルと巧みな試合運びに手を焼き判定負けし、プロ初黒星を喫すると共に、初防衛に失敗した。今回引き続きRWSに参戦し、マッチメイカーの中川夏生氏も「超ウルトラスーパーファイター。本当に強い選手です」と評する、ランキング3位の実力者・ゴッダオと対戦する。
―― 前回、9月のクンスックレック選手とのラジャダムナンスタジアム認定バンタム級タイトル初防衛戦を振り返ってもらいたいと思います。
松田 ジュニア時代から憧れていたラジャダムナンスタジアムのリングに上がらせてもらえたことだけでなく、アウェイの中で試合するのは初めての経験だったので、めちゃくちゃいい経験にもなりました。また、ラジャダムナンスタジアムで試合をしたいですね。
―― あの独特の雰囲気の中での試合は緊張しました?
松田 全く緊張感がなさすぎて、逆にヤバイなと思いました。
―― クンスックレック選手が攻撃するたびに大歓声が沸き上がる中、どういう心境で戦っていたのでしょう。
松田 ウザいなっていう感じでしたね(苦笑)。僕が首相撲でヒザを打っても歓声はなかったんですけど、あっちがヒザを打つだけでもワッ! と歓声になってめちゃめちゃやりづらかったです。ポイントでも負けてはいましたが、仮にポイントを取って勝っていたとしても、あの歓声が起こっていたら『大丈夫かな』と不安になっちゃいますよね。
―― 今回そういった部分で試合展開に影響があったり?
松田 いや、そのせいにはしたくないんですけど、その影響を受けただけでなく、完全にクンスックレック選手のムエタイ技術で対応されてやられてしまいました。
―― かなり右ミドルをもらってましたが、逆に入りづらくなったのでしょうか。
松田 そうですね。入りづらくなったのですが、あの右ミドルが来るのは分かっていたので、あの右ミドルに合わせてカウンターの攻撃を当てて倒したいと思いずっと狙っていたんですけど、当たってもなかなか倒れなくて、僕がずっと一方的にミドルを貰う形になってしまいましたね。
―― それで最後までミドルを受けていたんですね。
松田 そうです。ミドルを怖がって僕のスタイルを変えても持ち味が消されてしまいます。ミドルを受けても痛みは特になく、表面が腫れている感じだけで折れたりとかもなかったです。
―― 一度対戦しているだけに、向こうは研究してきていると感じる部分もありました?
松田 それはありましたね。7月に対戦した時のクンスックレック選手選手は初の日本での試合、キックボクサーとやるのも初というのもあったかもしれないですけど、再戦したクンスックレック選手は全然違いましたね。やっぱりホームのラジャダムナンスタジアムでの試合なんで、堂々としている感じが試合前からあって、試合が始まってもムエタイで勝つ戦い方をしてきました。前回は結構警戒しながら戦っていた感じでしたが、今回はもう1Rからちゃんとポイント稼ぎの試合をしてきましたから。
―― 効いた攻撃はありました? ハイキックをモロに受けている場面もありましたよね。
松田 首相撲の時に見えない角度からヒジが一度飛んできて効かされたなと感じたぐらいでした。ハイキックは最初から警戒していたのですが、警戒が薄らいでいた時に受けて、周りのみんなからは「効いたんちゃう?」と心配されました。バランスを崩したくらいでダメージはなかったのですが、印象は悪いなと思いましたね。それからポイントを取られる展開になり、なかなか倒せへんなと感じる中、自分の中で焦りが出て動きが硬くなったというより、ちょっと力んだ攻撃が多くなってしまいました。
―― 逆にご自身が手応えのあったパンチもあったのでしょうか。
松田 何発かクンスックレック選手の右ミドルに合わせてのストレートや左ボディが入って『今効いた!』と思って、『ここでいかなあかん』と思って詰めたら、また組み組まれる展開になって、うまいこと逃げられてしまいましたね。
―― 3度目の対戦をやれば、次に勝てるといった手応えは?
松田 クンスクレック選手に1回勝った時は何回やっても同じ展開になるんやろうなと思っていたんですけど、再戦でああいう結果になって、次やったらどうなるんやろうなと思うようになりましたね。僕がKOで倒すか、クンスクレック選手が判定で勝つかのどっちかしかないなと思います。もちろん再戦は絶対したいのですが、すぐではなく、タイミングを見てやりたいですね。
―― 14戦目で初敗北したことで、かなりのショックはあったんですか?
松田 僕の感覚としても完敗だったので、このままやったら敵わないなと負けを受け止めやすかったのでさっぱりした気持ちではありました。キャリアの早い段階でこういう大舞台での試合を経験できたことはやっぱり良い経験になりましたし、普通の選手だったら立てない舞台だと思います。18歳の年齢で立てたというのは、なかなかない経験だと思うので、ショックよりも藤田会長やRWSの人たちに感謝の気持ちでいっぱいです。
―― 敗戦後、坊主にしたのは気合を入れ直す意味もあって?
松田 プロデビューする前から無敗記録が途切れたら坊主しようと決めていて、ずっと坊主を賭けたまま試合をしてきた中で、今回タイで負けてしまったので坊主にしました。
―― ヘアスタイルはそれぐらいこだわっていたものだったんですね。
松田 実は、プロデビューする前、髪の毛をじるのが結構好きだったこともあり、美容師になりたかったのでヘアスタイルにはこだわっています(笑)。あと、SNSにアップした僕のヘアのセット動画を注目してくれてるファンの方がめっちゃいて、そういうところで髪型を大事にしていました。
プロ格闘家になって無敗の時からずっと自分の中で決めていた事がある。
無敗記録が破られた時は坊主にすると、俺にとって無敗には坊主を掛けれるほどの価値があったしそれぐらいの価値を常に持って試合に望みたかった。
だから自分との約束は守る
服見たら分かるやろ?髪の毛無くても仲間がいる。 pic.twitter.com/cvUgnn0enO
— 松田龍聖/ Ryuki 🇯🇵 (@ryuki_05_m) September 25, 2024
―― 会見では坊主頭が他の選手から好評でしたよね(笑)。再起戦となる次の対戦相手、ゴッダオ選手の映像は見られましたか。
松田 ガツガツ前に来てパンチをブンブン振り回してくる印象を受けましたが、なんか隙が多い選手だなと。
―― タイでは、ゴッダオ選手はクンスクレック選手との対戦を待望されているような選手なので、ここで勝てばまたクンスックレック選手との再戦に向けていいアピールにもなりますよね。
松田 そうですね。もちろんここでは落とせないし、負けた後の一戦だからこそちゃんと強くなった僕を見せたいのでKOで勝ちたいですね。
―― そういう選手と打ち合ってみたいですか?
松田 打ち合ってみたいし、僕もどっちかというとガツガツ系のタイプなので、噛み合う試合になると思うので楽しみですね。僕的に試合の楽しさで言えば、ポイントを取って勝ちに来るタイプのクンスックレック選手との2度の対戦よりも、石井一成選手と3分3R殴り合いを続けた感じの方がめっちゃ楽しかったんです。次の相手も石井選手みたいなガツガツしたタイプなので、いい感じで打ち合って盛り上げられる楽しい試合になるのかなと思いますね。逆にいっぱい打ってきてくれるからこそ、そのパンチを打っている時に絶対隙が出てくるので、カウンターを合わせたいです。
―― KOするイメージもできあがっていますか。
松田 練習ではすでにできています。相手はサウスポーなんですけど、サウスポーは僕は得意なので問題ありません。対策などに関してもトレーナーの悠成に全てを任せています。
―― ここで勝って次はどういった展開を考えていますか。
松田 とりあえずラジャのタイトルはめちゃくちゃ取り戻したいですね。取り戻すためにも、順序とかもあると思うし、これをクリアーしていってラジャのタイトルマッチのスーパーファイトまで辿り着けたらいいなと思います。
―― なるほど。では、最後に試合を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。
松田 前回の試合は負けてしまったんですけど、次はめちゃくちゃ強くなって帰ってきた僕を12月に見せるので応援してください。ゴッダオ選手を絶対に倒します!
対戦カード
本戦
第6試合 メインイベント ラジャダムナン認定スーパーフライ級タイトルマッチ 3分5R
名高・エイワスポーツジム[吉成名高](エイワスポーツジム/王者・元同フライ級&ミニフライ級王者、プロムエタイ協会・WPMF世界・BOMフライ級王者、WBCムエタイ・ダイヤモンド・スーパーフライ級王者、同ナイカノムトム・スーパーバンタム級王者、元ルンピニー・WMC・WBC・IBFムエタイ世界ミニフライ級王者)※2度目の防衛戦
ペットヌン・ペットムエタイジム[Petchnueng Petch Muaythai Gym](フランス/元ラジャダムナン認定ライトフライ級王者)
第5試合 セミファイナル バンタム級 3分3R
松田龍聖[りゅうき](大原道場/ラジャダムナン認定バンタム級11位・元王者、HOOST CUP日本スーパーフライ級(53kg)王者)
ゴッダオ・ペットソンヌーン[Kohtao Petchsomnuek](タイ/ラジャダムナン認定バンタム級3位)
第4試合 フライ級 3分3R
竜哉・エイワスポーツジム[奥脇竜哉](エイワスポーツジム/ラジャダムナン・フライ級11位、WBCムエタイ世界&プロムエタイ協会フライ級王者、元ラジャダムナン・WPMF世界・IBFムエタイ世界・ムエサイアムイサーン・ミニフライ王者、元WMC世界ピン級王者)
カムパントーン・チョーハーパヤック[Kampanthong Chor.hapayak](タイ/ラジャダムナン・ライトフライ級14位)
第3試合 スーパーライト級 3分3R
大和哲也(大和ジム/元K-1スーパー・ライト級(65kg)王者、WMCインターコンチネンタル・ライト級王者、元WBCムエタイ世界&Lion Fight世界スーパーライト級王者、元WBCムエタイ日本&NJKFライト級王者)
ザ・スター・ペットキアペット[The star Petchkiatpetch](タイ)
第2試合 フェザー級 3分3R
朝陽・エイワスポーツジム[品川朝陽](エイワスポーツジム/ラジャダムナン15位、元WBCムエタイ世界&ルンピニー日本スーパーバンタム級王者、元ムエサイアム・バンタム級王者)
カルロス・セブンムエタイジム [Carlos Coello Canales](スペイン/ラジャダムナン14位、元WBCムエタイ・インターナショナル・フェザー級王者)
第1試合 女子103ポンド(46.72kg)契約 2分3R
伊藤紗弥(尚武会/ラジャダムナン女子ミニマム級2位、WBCムエタイ&WMC世界女子ミニフライ級王者、BOM女子ライトフライ級王者、IPCC世界女子アトム級王者、元WPMF世界女子ピン級王者)
モンクッペット[モンクットペット]・ペットプラオファー[Mongkutpetch Petchprawfar](タイ/ラジャダムナン女子ミニマム級3位、元パトンスタジアム&シンビースタジアム・ミニマム級王者、アマムエタイ世界選手権2022女子45kg級優勝)
プレリミナリーファイト
第8試合 バンタム級 3分3R
佐藤九里虎(FAITH/WMC日本バンタム級王者・元同スーパーフライ級王者)
パク・ヨンミン(韓国/MMAマルチジム)
第7試合 女子バンタム級 2分3R
カラケッド・クルンダムコマンドジム[Karaked Krueangduem commando gym](タイ/ラジャダムナン女子バンタム級13位)
NA☆NA(エスジム/ミネルヴァ・スーパーフライ級王者)
第6試合 72.5kg契約 3分3R
喜多村誠(リアクトジム/ステラキックボクシングジム/元新日本&BOMミドル級王者)
バス・レンジャージム(タイ/レンジャージム)
第5試合 スーパーフライ級 3分3R
JOH(MSJキックボクシングジム/WMC日本スーパーフライ級王者)
れい(湘南格闘クラブ)
第4試合 51.5kg契約 3分3R
老沼隆斗(STRUGGLE/元REBELS-REDスーパーフライ級王者)
シンイチ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション)
第3試合 60kg契約 3分3R
喧嘩十段(norasing family)
真虎斗 a.k.a Basta(Team BASTA)
第2試合 53kg契約 3分3R
渡部 隼(尚武会)
キリョウ・シリラックムエタイ(タイ/シリラックムエタイジム/WMC日本フライ級王者)
第1試合 女子46kg契約 2分3R
藤原乃愛(尚武会フジワラムエタイジム/ラジャダムナン女子ミニマム級4位、Fairtex Fight女子47kg級王者、元ミネルヴァ・ピン級王者)
MIREY(ウィラサクレック三ノ輪/WMC日本女子ピン級王者)
概要
大会名 RWS JAPAN(ラジャダムナン ワールド シリーズ ジャパン)
日時 2024年12月1日(日) 開場・15:30 開始・16:00
会場 横浜大さん橋ホール(神奈川県横浜市中区海岸通1-1-4)
中継 U-NEXT
チケット料金 VIP席¥55,000- SRS席¥28,000- RS席¥18,000- A席¥10,000-(完売) B席¥7,000-(完売)
チケット販売 イープラス K-TEAM JAPAN 出場選手・所属ジム
お問い合わせ K-TEAM JAPAN 03-6890-1767 https://rwsjapan.com/ https://x.com/RWSMUAYTHAIJP