ONE 11.22 ルンピニー(レポ):ホーストカップ王者・成尾拓輝、ONE Friday Fights初戦は中国人選手とのダウンの応酬制し3R TKO勝ちし約150万円ボーナス獲得
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ONE Friday Fights 88
2024年11月22日(金)タイ・バンコク:ルンピニースタジアム
レポート:井原芳徳 写真:(C)ONE Championship
第3試合 キックボクシング フライ級 3分3R
×ジャン・ジンフー(中国) https://www.onefc.com/jp/athletes/zhang-jinhu/
○成尾拓輝[ひろき](究道会館/HOOST CUP日本ライト級(60kg)王者)
3R 1’23” TKO
成尾は大阪市立大学経済学部に在籍する22歳。日本拳法をベースとしキック戦績20戦13勝(9KO)6敗1分。7月に泰良拓也に1R KO勝ちしてホーストカップの60kgの王座を獲得した。10月13日のシュートボクシングではSB日本ライト級1位のポッシブルKに判定勝ちしている。現在4連勝中でONE初参戦。対するジンフーはONE Friday Fights 4戦2勝(1KO)2敗で5月には新田宗一郎に判定勝ちしている。
成尾は泰良戦でもダウンの応酬を繰り広げたが、今回もダウンの応酬に。1R、成尾が左ミドルを当てて前に出て、ワンツーでの右ストレートでダウンを奪う。ジンフーはダメージが小さい様子。その後も成尾が右ストレートを放ち、空振りかに見えたが、スリップしたジンフーを見て、レフェリーはダウンを宣告し、ジンフーはすぐ立って両手を広げて不満を示す。その後は成尾がプレッシャーをかけ続け、お互いパンチを振うが、どちらもクリーンヒットは打てずに終わる。
すると2R、開始すぐのパンチが交錯する場面で、ジンフーの右ストレートがクリーンヒットし、成尾がダウンする。成尾はしばらくダメージが残っている様子だったが、次第に持ち直し、これまで通り前に出て、左のミドルを絡めつつ右のフックを振う展開になり、やや優位に。だが成尾の蹴りが2度ローブローとなってしまい、流れが途絶えてしまう。
だが3R、成尾は変わらず前に出ると、左ミドルをクリーンヒット。ジンフーは右ストレートを放ったタイミングでカウンターでもらいダウンする。成尾は引き続き、左ミドル、左ボディフックを当てる。最後は成尾が左ミドルを効かせてから、パンチが交錯する展開での左フックをクリーンヒットしダウンを奪うと、ジンフーのダメージが大きく、レフェリーがストップした。
勝利者インタビューで成尾は「ダウンを取られたときは、こんなところで終わってられるか、と腹の底から思って、覚悟が決まった感じです」と試合を振り返り、35万バーツ(約150万円)のボーナスが発表されると「めちゃくちゃうれしいです。もっと強くなります。大学の学費とかも払わないといけないので、お金がもらえるのは凄くうれしいです」と話した。