ホーストカップ 7.28 大阪 なんでもアリーナ:成尾拓輝、泰良拓也とのダウンの応酬制し1Rで返り討ちにし60kg王座獲得。山口翔大、入田和樹からダウン奪い判定勝ち。アンドリュー・ペック、51歳での復帰戦は山下力也と延長ドロー
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HOOST CUP KINGS OSAKA 6 ~ BURNING! OSAKA ~
2024年7月28日(日)大阪・関西テレビ なんでもアリーナ
レポート&写真提供:アーネストホーストジムJAPAN
※ホーストカップの通常ルールはワンキャッチワンアタック、肘無しのキックボクシングルール。EXルールは従来の肘有りのキックルール
NIGHT FIGHT
第6試合 メインイベント HOOST CUP日本ライト級(60kg)タイトルマッチ 3分5R(延長1R)
×泰良拓也(PFP/王者、元HOOST CUP日本フェザー級王者)
○成尾拓輝(究道会館/挑戦者、ジャパンカップキック・スーパーフェザー級王者)
1R KO (3ダウン:右ストレート)
※成尾が新王者に
今年3月京都大会ノンタイトル戦で、王者 泰良拓也に成尾が1RKO勝利し、タイトルを懸けてのダイレクトリマッチとして実現したHOOST CUP日本ライト級タイトルマッチの一戦。
これまでは自分を仕上げることのみに専念してきたが、今回初めて対戦相手を研究し、対策を練ってきたという泰良、今回も実力の差を見せて念願のタイトルを獲ると意気込む成尾。
開始早々、泰良が成尾から右ストレートでダウンを奪うことに成功。またも畳み掛ける泰良に、成尾のカウンターの右フックが入り今度は泰良がダウン。そしてさらなるダウンを奪わんと向かう成尾に泰良の左のショートフックがヒットし再び成尾がダウン。
あと一回のダウンで成尾がKO負けとなるところへ、またも成尾が右フックでダウンを奪いお互いあと一回のダウンでKO負けとなるスリリングな展開。そしてお互いの激しい攻防のなか、成尾の右ストレートがヒットし泰良がダウン。泰良3回目のダウンにより成尾のKO勝利、新王者となった。
第5試合 ダブルセミファイナル ヘビー級 3分3R(延長1R)
○滝上正太(聖空会/ACCELヘビー級王者)
×エミリオ・ヴェリス[Emilio Veliz](チリ)
判定3-0
HOOST CUP参戦負けなしのアクセル王者、滝上正太が初の国際戦、4冠王ダニロ・ザノリニ率いるファイトドラゴン、KIC推薦、チリから来たエミリオ“バッファロー”ヴェリスと対戦。
試合前の公約通り、序盤のKO勝利を狙って滝上の強い蹴りがハイ、ミドル、ローとエミリオにクリーンヒットするが、エミリオはガードを固めてパンチを振るって前進。滝上はステップで距離を外し、ローキックでダメージを固めることに専念し、じわじわ効き始める。しかいエミリオはタフで前進して来日第一戦をものにしようとあきらめない。
なおも大きい音を立てて滝上のローがエミリオを襲い棒立ちになる場面もあるが、エミリオも最後まで耐え最終ゴングが鳴り、滝上正太の判定勝利となった。滝上にとって今後さらに上を目指す上で良い経験となった試合であった。
第4試合 ダブルセミファイナル 90kg契約 3分3R(延長1R)
○山口翔大[しょうた](TEAM3K/JFKO全日本フルコンタクト空手道選手権2018・19重量級優勝、リアルカクトウスピリッツ(RKS)&オールジャパンキックボクシングネットワーク(AJKN)クルーザー級王者)
×入田和樹(チーム日高/国際チャクリキ協会(ICO)インターコンチネンタル・ヘビー級王者)
判定3-0
フルコンタクト空手の覇者、山口翔大と、日本拳法家、入田和樹の重量級武道家同士の対戦。
序盤からパンチを振るう入田に、山口はガードを固めて重いローキックを重ねて見舞う。入田は気持ちで堪えてなおもパンチを振るう。フルコンのショートレンジで当てたい山口と、ロングレンジで当てたい入田の距離の違いからクリンチが目立つ場面が多い。
しかし3Rのゴングが鳴ると山口が吹っ切れたように回転の速いパンチでラッシュし、入田からスタンディングダウンを奪う。なおもラッシュし仕留めんとする山口だが、大応援団の声援に答えるように最後までチャンスを狙って踏ん張る入田も健闘しタイムアップ。山口の判定勝利となった。
第3試合 ヘビー級 3分3R(延長1R)
△アンドリュー・ペック(ニュージーランド/元WMCインターコンチネンタル・スーパーヘビー級王者)
△山下力也(道真会館/元MA日本&ACCELヘビー級王者)
4R 判定1-0
3R 判定1-0
2000年K−1ニュージーランド王者として、旧K−1、戦極、HEATなどのリングで活躍し10年前より活動を休止していたアンドリュー・ペックが沖縄空手の剛柔流・上地流の修行を経てHOOST CUPにカムバックを直訴し、国内ヘビー級実力者・山下力也と対戦。
アンドリューが身長差を活かしてパンチ・キックをヒットさせ、ローキック 、パンチを振るう山下をかわす展開。前半はアンドリューのペースだが、後半の疲れを見逃さずラッシュを仕掛ける山下がポイントを若干追い上げ、1-0で延長戦。
山下が流れを変えんとラッシュをしかけるが、試合巧者のアンドリューはかわして場内がどよめき、強打やハイキックを見舞い印象点を残す。延長判定、アグレッシブさで山下、的確さでアンドリューの接戦となり、若干アンドリューに分のいい引き分けとなる。
試合後にアンドリューが復帰した理由や自身の年齢が51歳だと語ると会場からは称賛の声が響いた。山下のさらなる進化にも期待。
第2試合 51kg契約 3分3R(延長1R)
△小林大樹(龍生塾/シュートボクシング日本バンタム級4位)
△雄飛(チームドラゴン)
4R 判定1-0
3R 判定0-1
第1試合 70Kg契約 3分3R(延長1R)
×村木太樹(Lente Plaats)
○荒尾祐太(チーム吉鷹)
判定0-3
DAY FIGHT
第9試合 メインイベント ライト級(60kg) 3分3R(延長1R)
○RISING大輝(RISING己道会/INNOVASTIONスーパーフェザー級4位)
×健真(BLACK☆Jr/DEEP☆KICK -60kg3位)
2R 3’09” KO
HOOST CUP日本ライト級王座をも狙う JAPAN KICKBOXING INNOVATIONランカーのRISING大輝と、DEEP☆KICKランカー、健真の一戦。関西名物となった、所属BLACK Jrの振り付けによる健真のたこやきSONGの入場で会場は沸く。
開始早々、出だしの遅いRISING大輝を相手に、攻略を重ねてきた健真がポイントを奪う。しかし2R終了ゴングと同時に放ったRISING大輝の強打で健真がダウン。ゴングでダウンは救われないHOOST CUPルールにより、ダウンカウントが進み、ダメージの深い健真のKO負けとなった。
第8試合 セミファイナル 53kg契約 3分3R(延長1R)
○芝宏二郎(ジムファイターズ)
×ペットセリタイ・ルーククロンタン(タイ/キング・ムエ/2024年マレーシア55kg王者)
1R 2’04” TKO (ハイキック)
ジュニア・アマチュアから実績を重ね、HOOST CUPに参戦するや国内ランカークラスを撃破し続けてきた芝宏二郎が地元広島の大応援団を引き連れ、カンテレリングに登場。対するは、キング・ムエ推薦、本場タイ国から来日のジュニア時代からムエタイ戦士として、日本で参戦経験を持つ、マレーシア王者のペットセリタイ・ルークロンタン。
開始早々、破壊力のある蹴りをはなつペットセリタイだが、徐々にペースを戻した芝宏二郎が、パンチでぐらつかせ、ロープ側の攻防からハイキックを見舞い、ペットセリタイからダウンを奪う。ダメージの深いペットセリタイにレフェリーはTKOを宣告し芝宏二郎が勝利し、近々のタイトルマッチを主催者に直訴した。
第7試合 EXルール 62kg契約 3分3R(延長1R)
×祖父江泰司(理心塾/NJKFライト級3位)
○宮本雅大(ハーデスワークアウトジム)
判定0-3
第6試合 EXルール52kg契約 3分3R(延長1R)
○高木雅巳(誠至会/NJKFフライ級5位)
×利共(TOP RUN GYM)
2R 0’37” TKO
第5試合 51.5kg契約 3分3R
○吉川仁清(WIZARD)
×山中涼惺(T.B.NATION)
2R 2’25” TKO
第4試合 55kg契約 3分3R
○遠藤凌夢(龍生塾ファントム道場)
×善家智哉(FORWARD GYM)
不戦勝 (善家の計量失格)
第3試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
△細濱 辰(國友道場)
△中島大河(GET OVER)
判定1-0
第2試合 71kg契約 3分3R
×大久保翔(RICH KICKBOXING GYM)
○怜(WIZARD)
判定0-3
第1試合 57.5kg契約 3分3R
○岩永勝亮(OISHI GYM)
×崇斗(HAKUBI GYM)
2R 1’06” KO