シュートボクシング 10.13 後楽園ホール:ダビッド・キリア「日本で試合することが昔からの夢だった」「海人には『ちゃんとガードは上げておいた方がいいぞ』と言っておきたい」
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SHOOT BOXING 2024 act.5(10月13日(日)後楽園ホール)で海人と対戦するダビッド・キリアのインタビューがシュートボクシング協会から届いた。(写真:(C)SHOOT BOXING)
71kg契約 3分3R(無制限延長R)
海人(TEAM F.O.D/SB世界スーパーウェルター級(70kg)王者、KNOCK OUT-BLACK同級王者、RISEミドル級(70kg)王者、元SB日本スーパーライト級(65kg)王者)
ダビッド・キリア[Davit Kiria](ジョージア/チーム・キリア/元GLORYライト級(70kg)王者、クンルンファイト-70kgトーナメント2019優勝)
海人は昨年8月、GLORYオランダ大会で、ティジャニ・ベスタティのGLORYライト級王座に挑戦したが、5Rともポイントを取られ完敗に終わり、連勝が18でストップした。その後、マサロ・グランダー、ジェームズ・コンデを、いずれも1R KO。今年2月のSBでは元ONE&ルンピニー王者・ペットモラコットに延長判定負けしたが、4月に海人がSB世界王座を懸けて再戦し判定勝ちでリベンジした。海人は再びGLORY王座を目指し、6月に元GLORYライト級9位のアルマン・ハンバリアンを2R左フックでKO。8月に元GLORYライト級6位のドラゴミール・ペトロフを2R KOしている。
キリアは36歳。フルコンタクト空手をベースとし、キック転向後、14年3月にアンディ・リスティをKOして初代GLORYライト級王者に。19年には中国のクンルンファイトの-70kgトーナメントで優勝。21年からのONEでのフェザー級GPではエンリコ・ケールを下すが、シッティチャイに準決勝で敗れる。昨年8月のONEでタワンチャイにミドルキックで、今年1月の中国WLFでオウヤン・フェンにカーフキックでTKO負け。最近では6月のOktagonローマ大会でタラス・ナチュクに判定勝ちしている。長年70kgの上位戦線で戦ってきた選手で、今回初めて日本で戦う。
ダビッド・キリア「海人に言っておきたいのは『ちゃんとガードは上げておいた方がいいぞ』ということだね」
―― シュートボクシング、そして日本で初めての試合が決まりました。今はどんな心境ですか?
キリア 自分は空手出身で、ずっと日本の格闘技を見て育ってきた。日本は格闘家としての自分の発祥の地でもあるんだ。いつか日本で試合をしたいと思っていたし、シュートボクシングで試合を組んでもらえたことをうれしく思っている。6月のイタリアでの試合も無事に勝つことができたし、コンディションは最高の状態に仕上がっている。日本のファンに楽しんでもらえる試合を見せられると思う。
―― 対戦相手の海人選手にはどんな印象を持っていますか?
キリア 自分が今まで戦ってきた相手の中でも強い部類に入る選手だ。そういう相手と戦えることをうれしく思う。海人はまだ若いにも関わらず技術レベルが高く、勝ちに飢えている選手だ。そういう相手と戦うことはモチベーションになる。ただ自分も海人と戦うための練習は出来ているし、準備もしているので自信がある。海人が距離の取り方、プレッシャー、テクニック…すべてにおいて素晴らしいと思っているからこそ、この試合はすごくレベルの高い試合になるだろうね。
―― キリア選手はGLORYやONE Championshipで世界の強豪たちと戦ってきましたが、海人選手は世界のトップ10に入る選手だと思いますか?
キリア 彼は立ち技格闘技の次世代を担うファイターだと思うし、歴史に名を残す選手にもなるだろう。トップ10という言い方をするなら、そこに入る選手、入ってもおかしくない選手だと思う。しかしそれは私と戦う上では何も関係ない。私は海人を試合で倒すだけだ。
―― 現在キリア選手はジョージアで練習されているのですか?
キリア そうだね。もともと私は9歳の時にジョージアで芦原空手を始めて、19歳からオランダに住んで、約10年ほどセーム・シュルトと一緒に練習していた。一時期はシュルトの家に居候していたこともあるんだ。それからジョージアに戻って、首都のトビリシに自分のジム=キリア・マーシャル・アカデミーを立ち上げた。今は自分のアカデミーが練習の拠点になっている。このアカデミーはキック・ムエタイはもちろん、空手、空道、MMAなど…様々な格闘技のコーチがいて、それを学ぶことができる。自分自身、今の練習環境にはとても満足しているし、強くなっている実感を持っているよ。
―― キリア選手は長年世界のトップ選手として活躍しています。なぜ今でも戦い続けることがことが出来るのでしょうか?
キリア 私は空手を始めた頃から常に夢を持って、それを叶えるために努力を続けてきた。今は家族ができ、子供ができ、より大きな夢を持っている。それがモチベーションになっている。そして純粋に格闘技が好きだという想いもずっと変わっていない。今年で36歳になったけれど、今でもジムに行くことが楽しいし、少しでも自分が上達していることが分かるとうれしい。それが今でも変わらず格闘技を続けている理由だね。
―― 今回の海人戦ではどんな試合をして勝ちたいですか?
キリア 今は試合前だから、自分がどんな試合をしたいかを言うことはできないけど、最高のコンディションに仕上げているので、そのまま日本に来て、最高の試合をする。それはみなさんに約束するよ。
―― 海人選手は「勝つのも倒すのも当然。足でも腹でも効かして最終的には顔でも仕留めたいし、全部を潰してやろうと思っている」とKO宣言していますが、それを聞いて率直にどう思いますか?
キリア 彼は若い選手だから、そういった野望を持つことはとてもいいことだと思う。でも私はこれまで世界トップ選手たちと何度も戦い、一度もKOされたことがない(※ボディやローでのKO負けはあるが、顔面への攻撃でKO負けしたことがない)。そして海人のように試合前に『俺がキリアをKOする』と息巻いていたヤングボーイは、誰もそんなことはできなかったし、何もできないまま試合終了のゴングを聞いていた。きっと海人も試合当日に私が言っていることの意味を肌で感じるだろうし、私から彼に言っておきたいのは『ちゃんとガードは上げておいた方がいいぞ』ということだね。
―― これから日本で戦っていくうえでの目標は何でしょうか?
キリア 日本で試合することが昔からの夢だったし、もう日本で試合することがないまま、選手生活を終えるかもしれないと思っていた。そう思っていたなかで日本で試合するという夢が実現した。海人よりも遥かにキャリアを積んできた私は肉体的にもコンディションが良いし、日本のファンのみんなが喜ぶ試合を見せたい。今はそのことだけを考えているよ。
―― 多くの日本のファンがキリア選手の試合を楽しみにしています。そのファンにメッセージをいただけますか?
キリア 日本のファンが私と海人の試合を楽しみにしているということを聞いて本当にうれしい。その期待に応える素晴らしい試合を見せたいと思う。押忍。
対戦カード
71kg契約 3分3R(無制限延長R)
海人(TEAM F.O.D/SB世界スーパーウェルター級(70kg)王者、KNOCK OUT-BLACK同級王者、RISEミドル級(70kg)王者、元SB日本スーパーライト級(65kg)王者)
ダビッド・キリア[Davit Kiria](ジョージア/チーム・キリア/元GLORYライト級(70kg)王者、クンルンファイト-70kgトーナメント2019優勝)
オープンフィンガーグローブマッチ スーパーライト級(65kg) 3分3R(無制限延長R)
笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級(62.5kg)王者)
長谷川祐也(TEAM FOREST)
58.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級(57.5kg)王者)
一仁(真樹ジムAICHI/元MA日本&J-NETWORKフェザー級王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(無制限延長R)
山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級(55kg)王者)
内藤凌太(BELLWOOD FIGHT TEAM/SB日本フェザー級3位)
59kg契約 3分3R(無制限延長R)
植山征紀(ONE LIFE/SB日本スーパーバンタム級(55kg)1位・元王者)※龍生塾ファントム道場から所属変更
土井涼雅(グラップリングシュートボクサーズ多治見/SB日本フェザー級(57.5kg)5位)
スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(無制限延長R)
都木航佑[たかぎ こうすけ](キャピタルレイズ fighting GlaNz/SB日本スーパーウェルター級1位、元KROSS×OVER KICK -67.5kg王者)
風間大輝(橋本道場/SB日本スーパーウェルター級4位)
スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(無制限延長R)
RYOTARO(龍生塾/SB日本スーパーウェルター級2位)
竜也[たつや](CRISS-CROSS/SB日本ウェルター級(67.5kg)1位)
63kg契約 3分3R(無制限延長R)
ポッシブルK(K’GROWTH/SB日本ライト級(62.5)1位)
成尾拓輝[ひろき](究道会館/HOOST CUP日本ライト級(60kg)王者)
オープンフィンガーグローブマッチ ヘビー級(80kg以上) 3分3R(無制限延長R)
遊笑[ゆうや](Y’s glow/MA日本ヘビー級王者、元J-NETWORKヘビー級1位)
マック・パパリィ[Mac Papalii](サモア/nico mma dojo/GAMMA 2023 オセアニア・ヘビー級王者)
51.5kg契約 2分3R(延長1R)
片山 魁[かい](TEAM FOREST)
有川翔太(WARRIOR GYM)
概要
大会名 SHOOT BOXING 2024 act.5
日時 2024年10月13日(日)開場・17:00 オープニングマッチ開始・未定 開始・17:30
会場 後楽園ホール
中継 U-NEXT(2,189円/月)
チケット料金 VIP席20,000円 SRS席15,000円 RS席10,000円 S席7,000円 ※当日券は各500円UP
チケット販売 チケットぴあ イープラス 出場選手・所属ジム
お問い合わせ シュートボクシング協会 03-3843-1212 http://www.shootboxing.org/