ONE 9.6 デンバー:スーパーレック、1階級上のハガティーとの6年越しリベンジ戦は「これまでになかったくらい100%全力でプレッシャーをかけてKOを狙う」
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9月6日(日本時間7日)に米国コロラド州デンバーで開催される『ONE 168: Denver』のONEバンタム級ムエタイ世界タイトルマッチで王者のジョナサン・ハガティー(英国)に挑戦するONEフライ級キックボクシング世界王者のスーパーレック・キアトモー9(タイ)。試合前のインタビューで現在の心境を語った。(記事提供:ONE Championship)
スーパーレックはONEフライ級キックボクシング世界王者。今年1月の日本大会で武尊と対戦し、大激闘の末に判定で競り勝った。今回は階級を上げて、ムエタイの王座獲得に挑む。
対するハガティーはONEバンタム級キック&ムエタイの同時2冠世界王者。今回のムエタイ世界王座は2023年4月のタイトル戦で、1RKO勝ちし、当時絶対王者と言われたノンオーから奪ったもの。今年2月にはフェリペ・ロボをKOで下し初防衛に成功した。
両者はONEチャンピオンシップ参戦以前の2018年に英国で対戦しており、その時はスーパーレックがカットを奪ってフィニッシュ勝利。しかしこのストップによる決着に納得いかなかった観客からブーイングが上がったという。
―― 試合まで1週間となりましたが、現在のコンディションはいかがですか。
「全ては計画通りに進んでいる。ファンにとって何も心配することはない」
―― ファイトキャンプはいかがでした?どんなことに集中していましたか。
「通常のトレーニングとは別に、高地対策で筋力トレーニングに重点をおいた。より持久力とスタミナのある肉体にするため、新しいアプローチで肉体を鍛えた」
―― 対戦相手の印象は。
「ハガティーはスピードがあってパワフルだ。オールラウンドなタイプのムエタイファイターだ」
―― 相手のストロングポイントとウィークポイントを教えてください。
「彼にはほとんど弱点が見当たらない。戦っている最中のキワとタイミングで優位に立つしかない。彼は規格外なパワーとスピード、そして優れたフットワークを持っている」
―― 対戦相手のどんな点を警戒していますか。
「全てだ。彼のパンチに対するディフェンスを特に準備してきた。実際、どの対戦相手であっても、パンチは常に警戒していることだ」
―― あなたはONEでロッタンに勝ち、ハガティーは2度敗れています。この事実はあなたに精神的なアドバンテージを与えますか。
「それはない。ハガティーは何年もかけて大きく成長した。誰だって時が経てば進化するものだ。アップデートせず、同じバージョンの状態である訳はない」
―― イメージする自身の戦い方は。
「今回の試合では、これまでになかったくらい100%全力でプレッシャーをかけていく。ファンにはテクニカルなファイターと思われているかもしれないが、9月7日には爆発的な試合を期待してほしい。ノックアウトを狙っていく。リスクはある。これまで一度もノックアウトされたことがないというキャリア上の記録を失うかもしれないが、それでも狙っていく。この試合で全力を尽くす」
―― 理想的な勝ち方は。
「今回でちゃんと決着をつける。前回は試合を止めるべきでなかったという意見が多かった。同じようなリアクションは起きてほしくない。理想はもちろん、ノックアウトだ。ハガティーは防衛戦で4Rまでいったことがないが、自分はある。試合が早く終わっても、フルラウンドの戦いになっても関係ない。フィニッシュするためのスキを探す」
―― 前回の試合を振り返り、思うことは。
「止められなければ勝てなかったかのように疑われたのは不満だ。そういう人々は間違っているということを証明したい。いつだってリマッチを望んでいたんだから」
―― 日本のファンにメッセージをお願いします
「応援してくれた日本のファンに感謝します!9月7日の試合を楽しみにしていてください。 ベストを尽くし、全力で勝ちに行きます!応援よろしくお願いします」