Krush 10.25 後楽園ホール:朝久泰央「K-1を背負ってた奴ら、今、何やってんだ」「バカどもを見てイライラしてました」。与座優貴戦から1年半ぶり復帰戦は志願のKrushから
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Krush.166(10月25日(金)後楽園ホール)の対戦カード発表記者会見が9月3日、東京で行われた。朝久泰央が昨年3月のK-1でのK-1ライト級王座初防衛戦で与座優貴に判定負けして以来1年半ぶりの復帰戦の舞台として、5年ぶりのKrush出場を選び、龍華と対戦する。会見で泰央は、他団体との対抗戦で敗れた選手たち、K-1を離れた選手たち、「K-1に出してください」とアピールするKrushの選手たち、さらにはSNS上で吠える選手たちについて、具体的に名指しはしなかったが「バカ」と繰り返し口にし痛烈に批判した。
(記事中の画面キャプチャーは上の会見動画内のものです。朝久泰央と龍華の会見は55分ごろから)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
朝久泰央[たいおう](朝久道場/元K-1ライト級王者)
龍華(ザウルスプロモーション/K-1甲子園2019&2020 -65kg優勝)
朝久兄弟の弟・泰央は27戦18勝(4KO)9敗の26歳。21年7月、地元・K-1福岡大会でゴンナパーに延長判定で勝利し、第5代K-1ライト級王者となる。ここまで7連勝だったが、22年2月の与座優貴とのノンタイトル戦で延長判定負け。この試合での怪我で1年休養し、昨年3月の与座とのベルトを懸けての再戦でも判定負けした。さらに1年半のブランクを経て、19年11月の西元也史戦以来5年ぶりのKrushのリングから再始動する。
対する龍華は14戦10勝(6KO)4敗の22歳。19・20年のK-1甲子園を連覇し、19~21年はK-1 GROUPのプロで8連勝。昨年は7月に篠原悠人に判定負けしたが、11月に岩﨑悠斗をKO。3月のRISEで対抗戦には新鋭対決枠に選ばれ、陽勇[ひゅう]に判定負け。今年は6月のKrushで歩夢に判定勝ちしたところ、前K-1王者の泰央との試合というビッグチャンスが舞い込んできた。
朝久泰央「K-1を背負ってた奴ら、今、何やってんだって思って。K-1で出て、それで情けない姿さらして」
押忍。第5代K-1ライト級チャンピオン、朝久道場の朝久泰央です。龍華選手、とてもいい選手で、リスペクトを持って戦ってくれるということだったんですけど、復帰戦は誰が相手であろうと、どの団体のどこのチャンピオンであろうと、必ずぶちのめすって決めているので、その言葉通り必ずぶちのめしたいと思います。
(龍華の印象)見ての通り華やかさもありますし、強さもあるし、僕がリングから離れていた1年半近く、ずっと試合を見ていましたけど、純粋にK-1 GROUPのKrushファンとしても、とてもいい選手だなと思っています。
(Krushの後楽園でこの相手とのオファーが来たとき、どう思った?)復帰戦だからKrushとかじゃなくて、(Krushプロデューサーの)宮田(充)さんに『復帰戦をKrushで組んでくれないか』とお願いしたんですけど。
Krush後楽園ホールを選んだ理由が3つあるんですけど、1つは自分が単純にKrushが好きだからっていう。そういった思いと、もう2つ目、これはちょっと口が悪くなるんですけど、龍華君ってさっき、RISEとの対抗戦で戦ったって言ったんですけど、彼は対抗戦の次の日、たまたま一緒になることがあったんですけど『K-1としてこういった結果ですみません』って言って、団体に対して愛があると思って評価しているんですけど。
THE MATCH(2022)の時、僕、リングサイドで見てて、はっきり言って、情けない姿見て。『K-1を背負って』だとか『K-1が一番だ』って言って、『K-1最高』って叫んでた奴もいましたけど、そのK-1を背負ってた奴ら、今、何やってんだって思って。K-1で出て、それで情けない姿さらして。
試合だから、勝ち負けこそあると思うんですけど、勝った選手は本当に頑張ってると思いますし、負けた選手はK-1を背負って戦ったくせに、ONEに移籍した上で、ONEで戦う時に、『この世界最高峰のONEの舞台で』とか、バカみたいなこと言ってますし。負けた選手、のこのこ他団体に抜けてますし。K-1背負ってやってた奴、何やってんだと思って。
俺はこのK-1 GROUPが世界で一番だと思ってますし、何より朝久泰央が一番だと思ってるんで。その一番を証明する舞台に、K-1もKrushも関係なくて、一番自分の好きな舞台で、俺が一番強いということを改めて証明できたらと思って、このKrushを選びました。
そして最後の3つ目が一番大事なんですけど、宮田さんが大好きなんで(笑)。これも半分本当、半分冗談じゃないですけど、やっぱりKrushっていうのはファンとの距離が近いのが好きで。Krush愛があるんで、そういった意味でKrushに出させてくれってお願いしました。
(この試合が空いた期間、色々な思いを自分の中に抱えていた?)そうですね。彼らにもファンはいますし、いい気はしないかもしれないですけど。話すと長くなるんですけど、怪我だったりとかプライベートで色々長年あって、はっきり言って、本気で試合したのって、3年半とか4年ぶりぐらいに今回の試合でなるんで。ずっと怪我とか色々抱えてきた中で、客観的に見てたときに、K-1ファンとして、元K-1チャンピオンとして、K-1勢の情けない姿に呆れてました。
例えばKrushで勝った選手がリング上で『僕をK-1に出してください』とか、お前バカかと思ってましたし。K-1で勝った奴が『RISEの対抗戦を』とか『これから世界を』とかって言ってるけど、K-1 WORLD GPって言って、K-1が世界なんで。はっきり言って、そういうバカどもを見てイライラしてましたね。
そういったところにおいて、SNSで書くって今時の手段があるんですけど、やっぱりSNSで書くのと、こうやって会見で言うのとじゃ全然違ってくるんで。批判とかもあるかと思うんですけど、はっきり言って、これまでのK-1勢だったり、SNSでバカみたいにほざいてる奴らとか腹立ってましたんで。こういった会見で俺は思いをぶつけて、それプラス試合で圧倒的な強さを見せてやろうって、そういう気持ちですね。
(龍華をどう倒す?)彼が言ってくれてるように会場で挨拶程度に話すこともありましたし、リスペクトという気持ちを持ってくれることも、もちろんわかってるんですけど、龍華君個人としては本当に自分も好きな選手だし、敵とかそういうのなしにしたら、違う出会い方だったら友達になれたのかな、という選手だと思うんですけど、やっぱりリングというのはどうしても敵になる部分があると思うので、本当お互いが殺しにいくくらいのつもりで、そういった試合ができたらと思います。本当に選手としては好きな選手ですね。
(1年以上ブランクがあって、以前の何%ぐらいに戻っている?)この3~4年、色々あったって言いましたけど、その間に積み重ねてきた努力は、報われるとかじゃなくて、必ず報わせるんで。正直もう10%でも出れば必ず勝てるぐらいの練習はしてきました。ただ彼もとても強い選手なんで、100%で自分は強さを毎日更新していると思っているんで、自分の100%、それをさらに引き上げて思いっきりぶちのめす。これを決めてやってます。
(最後にファンにメッセージを)皆さん長らくお待たせしました。こういう形でKrushの後楽園ホールのリングに戻ってきたんですけど、やっぱり自分は本心を言ったまでなんで。アンチをする人は『朝久何言ってんだ』って批判的なコメントもあると思うけど、俺のアンチをする奴は龍華君を応援してくれたらいいと思います。俺を信じてずっと待ってくれてたファンは俺の勝利を信じて待ってくれたらと思います。その上で俺は必ず倒して勝つんで。そして何よりこの試合を楽しみにしてた宮田さんがいると思うんですけど、宮田さんよりもっと試合を楽しみにしてた奴がいると思うんですよね。誰と思います?俺ですよ。圧倒的に思いっきりぶちのめします。楽しみにしていてください。
龍華「前K-1チャンピオンなんで、勝てば一つ頭抜ける」
朝久選手の試合は自分がデビューしてからずっと見てきてて、階級を上げてチャンピオンになられて、いつかやるかなと思っていたんですけど、試合が決まって、やっとここまで自分も来たかと思っているので、しっかりリスペクトを持って戦いたいなと思います。
(泰央の印象)スピードが速くて、蹴り技もパンチも何でも結構できる選手という印象ですね。
(泰央の復帰戦にかける意気込みを聞いて)めっちゃK-1愛を感じました。他の選手ももちろんK-1・Krushが好きだと思うんですけど、他の選手より団体愛を持ってる気持ちっていうのがめっちゃ伝わりました。
(対戦相手に向けて特別な思いは?)さっき朝久選手も言ってたんですけど、ちょくちょく会場とかお会いして軽く挨拶制度ですけど、お話させていただいたりするんですけど、試合ってなったらもちろん敵なんで。もちろんリスペクトを持って。前K-1チャンピオンなんで、勝てば一つ頭抜けるんじゃないかな、というふうには思います。
(どう勝ちたい?)KOっていうのが普通だと思うんですけど、今回に関しては、盛り上げる試合をするのはもちろんですけど、それも含めて、何が何でも勝ちたいと思っているんで。残り2ヶ月切ったくらいですけど、もっともっと仕上げて全力で挑みたいと思います
(下馬評不利を覆す自信は?)それはもちろん100%あります。でも期待されてなくても、応援してくれている人もいますし、自分のためでもありますし、自分はやることやるだけですね
(最後にファンにメッセージを)10月25日はめっちゃ面白い日になると思うんですけど、自分たちが一番面白い試合をするんで、是非チケットを買って応援しに来てください。
他にも以下のカードが決定している。(各試合の紹介は別記事に掲載しています)
対戦カード
第9代Krushバンタム級(53kg)王座決定トーナメント・決勝戦 3分3R(延長1R)
黒川瑛斗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
白幡裕星(K-1ジム総本部チームペガサス/元KNOCK OUT-RED&ムエタイオープン・スーパーフライ級王者)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
朝久泰央[たいおう](朝久道場/元K-1ライト級王者)
龍華(ザウルスプロモーション/K-1甲子園2019&2020 -65kg優勝)
フライ級(51kg) 3分3R(延長1R)
長野 翔(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
安尾瑠輝(K-1ジム心斎橋チームレパード/DEEP☆KICK -51kg王者)
バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
心直(REON Fighting Sports GYM/元KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者)
林 佑哉(K-1ジム大宮チームレオン/ジャパンカップキックボクシング&RKSバンタム級王者)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
昇也(士魂村上塾/元Bigbang&MA日本スーパーライト級王者)
竜義[りゅうぎ](VAINQUEUR GYM/元Dream Gateウェルター級王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
水津空良[そら](team NOVA)※優弥道場から所属変更
寺島 想[こころ](AX GYM/K-1カレッジ2020 -60kg優勝)
フライ級(51kg) 3分3R(延長1R)
上遠野寧吾[かとうの ねいご](POWER OF DREAM)
大平 龍(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
保井広輝(WARRIOR OSAKA)
白幡太陽(FLYSKY GYM/Tmile Gym)
プレリミナリーファイト スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
渚(K-1ジム五反田チームキングス)
龍生[りゅうき](ALONZA ABLAZE)
プレリミナリーファイト スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
小島卓也(優弥道場)
太田 黎[れい](真闘会/K-1カレッジ2022 -55kg優勝)
概要
大会名 Krush.166
日時 2024年10月25日(金) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生放送)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 A席 7,000円 ※当日券500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.CLUB イープラス ローソンチケット グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/