RISE 9.8 横浜BUNTAI:強豪チャド・コリンズとの試練の一番へ。6連勝中の麻火佑太郎「『センスあるね』っていうのは褒め言葉じゃない。『強いね』って言われないと格闘家としては意味ない」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
大阪梅田中津 キックボクシング ジョウジム
キックボクシングで楽しく運動!燃焼!ストレス発散!初心者でも経験者でもしっかり指導。見学・体験大歓迎!
RISE WORLD SERIES 2024 YOKOHAMA(9月8日(日)横浜BUNTAI)でRISE世界スーパーライト級王者・チャド・コリンズと対戦する同級4位・麻火佑太郎が8月24日、東京で公開練習を行い、インタビューに応じた。
スーパーライト級(65kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
チャド・コリンズ(オーストラリア/ストライクフォース/RISE世界スーパーライト級王者、WMC・WMO・WBCムエタイ世界同級王者)
麻火佑太郎(PHOENIX/4位)
RISEの9月の横浜BUNTAI大会では、12月21日の幕張メッセ大会で行われる65kg 1DAYトーナメントに向けての査定マッチとして、チャド・コリンズ vs. 麻火佑太郎、中野椋太 vs. イ・ソンヒョンが組まれた。コリンズはトーナメント出場が内定しており、麻火が査定対象となる。
コリンズは29歳。不可思、海人、中野椋太、直樹、笠原弘希に勝ったことがあり、ムエタイでは昨年、WMC&WBCムエタイの世界王座を獲得。昨年12月のRISE両国大会ではGLORY王者でもあるペットパノムルンを5Rの死闘の末に判定で下し、RISE世界スーパーライト級王座を獲得した。ところが3月のRISE ELDORADOではGLORY推薦で初来日したミゲール・トリンダーデにわずか95秒でKO負けしてしまった。6月29日のオーストラリアでのルンキット戦では2R KO勝ちし、ムエタイのWMOの王座を獲得。半年ぶりのRISEで前回の悪印象をできるだけ拭って12月のトーナメントに勢いづけたいところ。
対する麻火(あさひ)は24歳。長野出身でテコンドーをベースとし、KNOCK OUTで古村匡平、大谷翔司、RISEで木村“ケルベロス”颯太に敗れたが、22年12月以降、RISEで北井智大、マサ佐藤、KENTA、野村太一に勝利。4月のONEではONE 8連勝中だった元ラジャダムナン王者のセクサンからダウンを奪って判定勝ち。7月26日のRISE後楽園大会ではフランクちゃんを2R KOし、連勝を6に伸ばすと、9月大会でのチャド・コリンズまたはイ・ソンヒョンとの対戦を希望し、王者・コリンズとの試練の一番が用意された。
公開練習は1分半のミット打ちだったが、スタンダードなミドルキックだけでなく、多彩でアクロバティックな蹴り技もたっぷり織り交ぜ、なおかつパワフルさも備えた攻撃を披露し、取材に来たマスコミやスタッフを驚かせていた。
◆麻火佑太郎(コメント抜粋)
(いつもこんな感じで激しくやっているんですか?)今は7ラウンドやってますね。
(時々テコンドー的な動きを入れるのが特徴的かなと思ったんですが、意識して入れている?)もともとはムエタイのジムなのでムエタイのミットだったんですけど、(タイ人の)トレーナーが日本のスタイルだったり、僕のスタイルを理解してくれて、ああいう技を取り入れるようになりました。
(地元でテコンドーを長らくやっていたと思いますけど、今の自分にもかなり取り入れてやっていきたい?)他の選手と違うスタイルで、そこを長所として、自分のスタイルで上に行きたいので、変わらず綺麗な技を作っていきます。
(先日8月20日に誕生日を迎えたばかりですが、25歳になった心境は?)23歳、24歳と勝ち続けることができたので、25歳も負けないように毎日コツコツやっていきたいと思います。
(チャド・コリンズ戦が発表されて周囲の反響はどうですか?)負け予想は多いんですけど、周りの意見は気にしないですし、下馬評不利はセクサン戦でも慣れたので、あとはやるだけですね。
(セクサン戦を経て、周囲の反響はあまり気にしないようになった?)もともとあまり気にするタイプではなくて、見なければいいかな、というのがあります。今の時代はSNSがあるので、そういう意見は言われてもしょうがないんですけど、結果で見せればいいかなと思います。
(SNSは見ないようにしているんですか?)自然と毎日毎日必死にやっていたら、SNSは見なくなって、自分の目の前のことに集中してやっている感じです。
(チャド・コリンズ選手は強豪中の強豪だと思いますが、発表会見の時と印象は変わっていないですか?)印象自体は変わらないですけど、自分がチャド・コリンズ選手に勝つ自信は日に日に上がっているので、そこがあと2週間、どれだけ100%に持っていけるかがキーになると思います。
(麻火選手がコリンズに勝てる根拠のヒントを教えてください)僕のスタイルは他の日本人選手にはないスタイルですし、チャド・コリンズ選手はムエタイのスタイルだったり、足のステップを使わない日本人に勝ってきているので、そこは僕がチャド・コリンズ選手の勝ち方を教えたいと思います。
(コリンズ選手はしつこくしぶとく削ってくると思うんですけど、それに対応できる自信はありますか?)セクサン選手よりも圧力が強いと思いますし、自分が想像している以上のものがあると思いますが、僕も日に日に成長している自覚がありますし、その対峙した時の楽しみの方が大きいので、そこはうまくいなして、しっかりと自分のスタイルで戦いたいと思います。
(自分のスタイルでイメージしている選手は?)昔からいろんな選手を見てきて、今は現役じゃない選手も見てますし、自分が長野にいた時から参考にしたのは(ジョルジオ・)ペトロシアン選手です。ああやって貰わずに当てるサウスポーが理想ですが、ペトロシアン選手がないものも自分は持っていると思うので、そこにいろんなものをミックスしながら貰わずに当てるスタイルを極めたいと思います。
(貰わずに当てるディフェンスの練習は?)シャドーをメインに練習しています。シャドーをナアナアにやる人もいると思うんですけど、シャドーが一番大事だと思っています。シャドーでできない動きは試合でもできないし、そこを徹底して考えながらシャドーやディフェンスを意識して練習しています。
(この間の会見ですと「体の強さだと正直勝てない」と話していましたけど、それでも体の強化はやっていますか?)ずっとやっています。フィジカルで勝とうと思っていないだけで、フィジカルをしっかりと強化しています。今日もフィジカルトレーニングをしてから来ているんですけど、毎日毎日、毎週毎週、成長しているので、フィジカルも思ったより差は出ないかなとなと思うのですが、そこだけで勝負すると負けてしまうかなという感じです。
(どういったフィジカルトレーニングを?)川口にあるM’Sでフィジカルトレーニングをしています。そこで心拍が高い状態でも動いて、あとはしっかりと呼吸を戻すというトレーニングをしています。どれだけ攻めてもしっかりと回復するというところを意識しています。
(ジムの先輩の梅野源治選手からは何かアドバイスは?)梅野さんはあまりお会いできていないんですけど、強い選手はあるけど、勝ったら大きいよね、と先生に言ってくれて。僕は正直、知名度もないですし、SNSもキャラクターがあるわけでもないので、しっかりと強い選手を勝っていくことで自分の価値を上げていきたいなというのはあるので、勝っていって、梅野さんのようにもっと世界に羽ばたけるような、世界を取れるような選手になりたいと思います。
(今回は勝つならKOなのか、判定まで持ち込むか、どちらの可能性が高いですか?)KOで勝つなら1ラウンドかな、というのはやっぱりあって。ただ判定だったらとにかくもらわずに当てるスタイルを徹底して。でも中には自分の攻撃もしっかりと効かせる場面があると思うので、効かせていきたいんですけど、そのどっちかの展開が可能性としては高いかなと思います。
(12月のトーナメントもありますから、この試合は査定試合的なところがあって、やっぱりすごいインパクトを残して勝ちたいのか、むしろもっと確実に勝つというのを意識するのか?)正直、ずっとトーナメントというのは言って来たんですけど、今はその先のことを考えていなくて。9月8日のチャド・コリンズ選手との試合が終わってから自分の選択肢が広がってくるかなと思うので、今はチャド・コリンズ選手との試合にしか焦点を当てていないです。
(チャド・コリンズ戦は元々、麻火選手がリング上でやらせてくださいという話だったんですけど、実際に対戦が決まった時は、どういう感情だったんですか?)チャド・コリンズ選手は、実は去年の自分が太田大会に出させていただいて勝った時にも、終わった後のインタビューでも名前を出させていただいて、本当にずっと戦いたかった相手なんですけど、そこの位置に自分がまだ行けていなかったっていうのはずっとあって、すごく悔しくて。1年間、目の前の試合を重ねていった結果決まったので、やっとこの位置に来たかというところがあります。組んでいただいたのは本当に皆さんのおかげで、RISEの関係者の皆さんのおかげなので、しっかりそこは全てをひっくり返して勝ちたいと思っています。
(麻火選手の言葉遣いとかを聞いてると頭がいい感じがするんですけど、学校の成績とかどうですか?)学校の成績は全然良くなかったですし、もう全く頭が良くないので(苦笑)。そうやってイメージを持っていただけるのはプラスのことなので嬉しいんですけど、実は本当にすごい馬鹿ですし、馬鹿だからこそ一生懸命格闘技と向き合って。有名になりたいというよりは、とにかく毎日毎日自分を更新していくということだけを考えよるようになってから、調子が良いので。頭は良くないですね。
(格闘技に関してはすごく理詰めで考えている?)そうですね。正直、ずっと6歳から空手とかテコンドーとかやっていた中で、センスあるねって言ってもらえることがすごいあって、ただ勝てないところがあって。センスあるだけでは良くないなというか。毎日毎日コツコツ積み上げてきた人が強いなというのを本当に思いますし、センスあるねっていうのは褒め言葉じゃない、と自分は思っていて、やっぱり強いねって言われないと格闘家としては意味ないと思っているので。そこだけに今意識している感じです。
(最後にファンの方へメッセージをお願いします)ちょっと緊張しちゃって、ずっと汗が引けないんですけど(苦笑)、本当に毎日毎日、9月8日にチャド・コリンズ選手に勝つために必死にやっています。残り期間しっかりと仕上げて、何があっても必ず僕が勝つので、ぜひ9月8日の僕の試合を楽しみにしていただければと思います。よろしくお願いします。
対戦カード
メインイベント RISE世界バンタム級(55kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
志朗(BeWELLキックボクシングジム/王者、元ISKAムエタイ世界同級王者、RISE -55kgトーナメント2020優勝)※初防衛戦
田丸 辰[とき](TRY HARD GYM/挑戦者、RISEスーパーフライ級(53kg)2位、元同級&フライ級(51.5kg)王者、RISE -54kgトーナメント2023優勝)
スーパーライト級(65kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
チャド・コリンズ(オーストラリア/ストライクフォース/RISE世界スーパーライト級王者、WMC・WMO・WBCムエタイ世界同級王者)
麻火佑太郎(PHOENIX/4位)
61.5kg契約 3分3R(延長1R)
中村 寛[かん](BK GYM/RISEライト級(63kg)王者、元DEEP☆KICK -60kg王者)
エン・ペンジェー[Yuan Pengjie](中国/仏山温拿拳館)
スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
中野椋太(誠至会/RISEウェルター級(67.5kg)王者、S1世界ウェルター級王者、元WBCムエタイ日本統一・NJKF同級王者)
イ・ソンヒョン(韓国/RAON/RISEスーパーライト級1位、元RISEミドル級(70kg)&ライト級(63kg)王者、RISE KOREAウェルター級(67.5kg)王者、KTK −70kg級王者)
スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
白鳥大珠(TEAM TEPPEN/2位、元ライト級(63kg)王者、RISE -61kgトーナメント2019優勝、RIZIN KICK -61kgトーナメント2021優勝)
ファーパヤップ・GRABS[Farphayap GRABS](タイ)
61.5kg契約 3分3R(延長1R)
常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA/スーパーフェザー級(60kg)2位)
アリシェル・カルメノフ(カザフスタン/ニューラル・スポーツスクール)
ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
ペトル・モラリ(モルドバ/キックボクシング・フェアレス/1位、WKU WORLD-65kg王者)
實方拓海(TSK japan/4位)
スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
那須川龍心[りゅうじん](TEAM TEPPEN/フライ級(51.5kg)1位)
シン・ジョンミン[Shin Jongmin](韓国/オーサムマルチジム)
スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
塚本望夢[もうむ](team Bonds/フライ級(51.5kg)3位、元DEEP☆KICK -51kg王者)
弾丸風太(TEAM KAZE/フライ級7位)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
梅井泰成(Mouton/3位、元王者)
國枝悠太(Never mind / 9+ nine plus lab./元AJKNフェザー級王者)
バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
加藤有吾(RIKIX/3位、WMC日本スーパーバンタム級王者)
松下武蔵(GOD SIDE GYM/9位)
バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
良星[らすた](KSR GYM/6位)
彪司[ひゅうが](TEAM TEPPEN/11位、Stand Up King of Rookie 2021 -53kg級優勝)
スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
奥平将太(KSR GYM/10位))
細越竜之助(team AKATSUKI)
オープニングファイト フライ級(51.5kg) 3分3R
酒井柚樹(TEAM TEPPEN)
野嶋琉生[るい](TARGET SHIBUYA)
オープニングファイト 女子ミニフライ級(49kg) 3分3R
宮﨑若菜(TRY HARD GYM/4位)
登島優音[ゆん」(NEXT LEVEL渋谷)
オープニングファイト ライト級(63kg) 3分3R
G-REX(TEAM TEPPEN)
杉田優牙(D−BLAZE)
概要
大会名 RUF presents RISE WORLD SERIES 2024 YOKOHAMA
日時 2024年9月8日(日)開場・12:00 オープニングファイト開始・未定 本戦開始・13:30
会場 横浜BUNTAI(神奈川県横浜市中区不老町2-7-1/JR京浜東北根岸線「関内」徒歩6分、横浜市営地下鉄「伊勢佐木長者町」徒歩4分/[HP])
中継 ABEMA
チケット料金 VIP 80,000円 アリーナSRS 25,000円 アリーナRS 15,000円 スタンドSS 15,000円 スタンドS 10,000円 スタンドA 6,000円 小中高生シート(当日販売)2,000円
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/