シュートボクシング 6.15 後楽園ホール:山田虎矢太「KNOCK OUTとはレベルが違う。僕と彪太朗で証明したい」×森岡悠樹「OFGは自分に合っている」|RYOTARO&笹木一磨の意気込みも
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SHOOT BOXING 2024 act.3(6月15日(土)後楽園ホール)でのオープンフィンガーグローブマッチに出場する、山田虎矢太、森岡悠樹、RYOTARO、笹木一磨の4選手のインタビューが、シュートボクシング協会から届いた。
オープンフィンガーグローブマッチ 56.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級(55kg)王者、RISEバンタム級(55kg)7位)
森岡悠樹(北流会君津ジム/スック・ワンキントーン・スーパーバンタム級王者)
山田ツインズの弟・虎矢太は21歳。昨年2月、植山征紀にKO勝ちしSB日本スーパーバンタム級王座を獲得。その後も6月・9月・11月とSBのリングで韓国とタイの選手を下し13戦13勝(9KO)としたが、今年3月のRISEでは大森隆之介に1R KO負けし、14戦目で初黒星を喫した。
森岡は26戦16勝(9KO)9敗1分の30歳。ムエタイ大会のスック・ワンキントーンで昨年スーパーバンタム級王者となり、KNOCK OUTにも並行参戦している。5月10日のONE Friday Fights 62でONEに初参戦し、イラン人選手に開始早々ダウンを奪われるも、右ストレートでダウンを奪い返し1R KO勝ちしている。今回初のSBだが、OFGマッチはONEで経験済で、虎矢太は初挑戦となる。
オープンフィンガーグローブマッチ スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(無制限延長R)
RYOTARO(龍生塾/SB日本スーパーウェルター級1位)
岸本篤史(BRAVE/GRACHANライト級(70.3kg)3位)
前回の4月大会に続いてMMA大会・GRACHAN(グラチャン)」との対抗戦が組まれた。岸本は34歳でSB初参戦。高校からボクシングを始め、インターハイ3位、国体準優勝の実績がある。昨年5月のRIZINではビクター・コレスニックに2R TKO負け。3月のGRACHANでは芳賀ビラル海に判定負けしている。RYOTAROは2月のSBで都木航佑に判定負けしてからの再起戦となる。
オープンフィンガーグローブマッチ スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(無制限延長R)
アリ・ザ・シーザー(イラン/クンルンファイト61kgトーナメント2023優勝)
笹木一磨(理心塾/PKF達人 日本バンタム級(58.5kg)王者、NJKFフェザー級3位)
アリは初来日。90年代のSBのエース・吉鷹弘氏とも拳を交えたファルシャード・マレキ率いるSBイラン支部推薦で、SB協会のシーザー武志会長に由来する「シーザー」というリングネームがつけられた。アマチュアムエタイで試合を重ね、昨年、中国のクンルンファイトの8選手参加の61kgトーナメントで優勝。今年4月には米国のカラテコンバットに参戦し、パウンドでKO勝ちしている。
笹木はNJKFの上位ランカーとしても活躍しつつ、所属する大阪の理心塾が主催するPRO-KARATEDO達人でも活躍し、昨年11月大会ではHAYATOに判定勝ちしPKF達人日本バンタム級(58.5kg)王者となっている。
カラテコンバットも達人も、キックボクシングをベースとしつつ、OFGを着用し、空手着のズボンのようなコスチュームを履き、投げ技や倒れた相手への短時間の打撃も認められる点で共通する。SBのOFGルールはパウンドは無いが、両者が今回の試合でこれまでの試合経験をどう活かすか。
山田虎矢太「初めて負けたことで自分に足りなかったことを気付けた。森岡選手にはOFGで挑んできたことを後悔させる」
―― 3月の前戦では大森隆之介選手に1RKO負けで14戦目にして初敗北でした。
虎矢太 ショックは大きかったですね。でも格闘家としてどうかと思うのですが、1Rすぐにやられちゃったので自分の本来の強さを発揮できないまま終わったのでそこまで自分に幻滅したという感情はなかったです。もし判定で負けていたらもっと悔しかったのですが、ちゃんと自分の力を出せていれば勝てるんじゃないかという希望を抱きながら毎日を過ごしました。
―― 1Rから凄く動きが硬かったように見えました。
虎矢太 RISEのビッグマッチだったというのもありますし、アップしている時に鈴木真彦選手、原口健飛選手などもその場にいてアップから気合いが入ってしまいました(苦笑)。普段はもっとリラックスしながらミットを打つところを『俺のパンチを見てみろ!』という感じで一発一発渾身の力を入れながら打っていたのが裏目に出てしまいました……。リングに上がる前までは調子が良かったのですが、入場する前から少しずつ硬くなってしまい、試合が始まってからは集中し切れていなかったです。気合いが入りすぎて空回りすぎているのを試合中に感じましたね。
―― 2022年12月のシュートボクシングとRISEの合同興行『RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022』もビッグマッチで有井渚海選手に2RKO勝ちしましたが、あの時とは状況が違っていたのですか?
虎矢太 あの時は有井選手の方が下馬評は高く、今は僕がSBのチャンピオンになるなど立場があの時とは違っていますし、それまでは勝つことだけに集中していたのですが、今は格の差、レベルの差を見せないといけないという気持ちがあったことも良くなかったのかなと。今まで通り戦えば良かったです。
―― もう一回やれば勝てる大森選手に自信はありますか。
虎矢太 そうですね。楽な試合内容にはならないと思いますが、大森選手ともう一度やれば勝つ自信はあります。
―― 勝った試合よりも負けた試合の方が得られるものは大きいと言われてますが、負けて得られたことはありますか。
虎矢太 今まで勝ち続けていたことで気付かなかったことが多く、負けたことで自分に足りなかったことを気付けました。あとは、負けてもたくさんの方がメッセージをくれて、ファンの方の温かさ、大切さを感じたので、それを経験できたことは非常に良かったと思います。
―― お兄さんの彪太朗選手のありがたさも感じました?
虎矢太 そうですね(苦笑)。最近、彪太朗とスパーをやったり試合を見てると、自分ができない技術や戦い方を彪太朗がやっているのを見て、『彪太朗って強ぇえな!』って感じるようになりました。ずっと自分の方が絶対に強いと思っていたのですが、今は彪太朗の意見も素直に聞き入れないといけないと感じています。本当に自分を見つめ直すいいきっかけになった試合でした。彪太朗のことを尊敬しつつ、まだ俺の方が上だろうという気持ちも持ちつつ、今はいい感じでやれています。
―― 今回再起戦として、KNOCK OUTからの刺客、森岡選手が用意されました。もともと知っていた選手ですか?
虎矢太 名前は知っていたのですが、スック・ワンキントーンやKNOCK OUTでムエタイ寄りの試合に出場されている選手だったので、試合はあまり見たことがなかったです。今回は初めて試合映像を見て、強い選手だなと。試合映像を見る限りでは身長が高いイメージがあり、その身長を活かした下に撃ち落とすパンチが強いので警戒したいと思います。KNOCK OUTではチャンピオンではないですけど、スック・ワンキントーンではチャンピオンで、前回ONEで勝利して結果を残しているので一切油断はしていません。モチベーションは高い状態で練習できています。たまたまですが、前回の大森選手と同じぐらいの身長なので、大森選手と対戦しているイメージで見ていただけると、自分の成長した姿が明確に分かる試合になると思います。
―― 森岡選手の提案で急遽オープンフィンガーグローブマッチに決定しました。
虎矢太 会見で言われて急な展開でしたし再起戦なので、正直、マジか!? と思ったんですけど、自分はパンチに自信がありKO率も高いのに、逆にOFGマッチを持ちかけたというのは自分のパンチを舐めているのかなと。OFGをはめることで、パンチの回転率が速くなり、相手に伝わるダメージはデカいと思うので、僕に対してOFGマッチで話を持ちかけてきたことを後悔させる試合にしたいですね。
―― 山田選手の得意なボディブローを森岡選手がもらったらどうなりますか。
虎矢太 アバラ骨を何本か折ってしまうかもしれないので、そのまま病院に直行することになると思います。彪太朗以上のボディブローを見せて、見ているお客さんが目を背けたくなるような怖いボディブローをぶち込んでやりますよ。
―― OFGだけに投げ技や立ち関節はやりやすそうですか?
虎矢太 相手の腰とかに手をかけやすいので、OFGになることでSBだからこそ見せられる技は出しやすいと思います。
―― 今、KNOCK OUTとの対抗戦が盛り上がっている中、6月のKNOCK OUTでは彪太朗選手が龍聖選手が対戦することが決定しました。
虎矢太 自分の団体にプライドを持って一番だと思うことは良いことだと思いますが、龍聖選手の発言を見ていると、SBチャンピオンの彪太朗を下に見ているので正直、ムカついてます。KNOCK OUTとはレベルが違うというのを、僕と彪太朗で証明したいと思います。6月は山田ツインズ祭りになるので期待してください」
―― 森岡選手にメッセージはありますか。
虎矢太 森岡選手は強いことは今回映像を見て分かりました。前回ONEで試合をしたばかりにも関わらず、今回はSBの舞台に上がってくれることは感謝しています。僕はSBのチャンピオンとしてホームリングで負けるわけにはいかないので、森岡選手にはOFGで挑んでくることに対して後悔するような結果になると思います。森岡選手には申し訳ないのですが、しっかりリングに倒れてもらいたいと思います。
森岡悠樹「自分の得意なOFGで試合を受けてくれたチャンピオンをしっかりKOするので期待してください」
―― 今回SB初参戦になりますが、SBのリングに上がろうと思った理由は?
森岡 5月10日の『ONE Friday Fights 62』で1RKO勝ちした後、KNOCK OUTから急遽オファーをいただき、対戦相手はSBのチャンピオンということだったので断る理由もなく、挑戦しようと思って受けました。
―― SBという団体にはどういう印象がありますか。
森岡 特に気にはしなかったのですが、海人選手を代表に強い選手がいる印象でした。まさか自分が上がるとは全然考えていなかったです。
―― SB初参戦で現SB日本スーパーバンタム級王者・山田虎矢太選手と対戦することになりました。選手としてどういう印象がありますか。
森岡 今までSBのことを気にしていなく、チャンピオンのことも特に気にしてませんでしたが、山田兄弟は有名なので知っていたので、ここで勝てば美味しいかなと思っています。自分と対戦しているオートー・ムアンパープーン選手と試合した映像を見たところ、ボディフックでKO勝ちしたいたのでパンチは上手いかなと思っています。ですが、自分の方がリーチはありますし、先にストレートを当てれば問題ないかなと。相手のボディブローを当てられる前に自分のパンチをぶち打ち込んでやります。
―― 双子あるあるなのですが、オートー選手をKOしたのは対戦する虎矢太選手の兄の彪太朗選手の方ですね(笑)。
森岡 失礼しました(苦笑)。前回、山田選手がKOされたバックブローを警戒していると思うので、そこも見せられたらいいなと思います。
―― SBで投げ技や立ち関節技が認められていますが、そこに関しては?
森岡 ずっと首相撲をやっているので、特に投げの練習はしていないです。投げられないことだけは対策していて、正直、2、3回投げられても最後にKOで倒せば問題ないかなと思います。ムエタイのテクニックがあるので投げは全然怖さはないです。
―― 今回、森岡選手の提案で急遽オープンフィンガーグローブでの試合となりました。
森岡 KNOCK OUTから今回のオファーが来た時に、自分はOFGが得意なのでOFGでやれないですかとお願いしたところ、OFGで受けてくれたのでありがたいですね。前回のONEに続いてOFGは2戦目になりますが、OFGで練習するとはめている感触がグローブとは違っていて、自分に合っているなと思います。
―― OFGだとどういうところが自分に合っていると思いますか。
森岡 ミット打ちをやっていると拳の芯に当たる感じがするので、自分的には合っているなと。自分の武器のストレートもコンパクトに打てるので、すぐに倒せると思います。
―― OFGだと首相撲もやりやすいですか?
森岡 やりやすいですね。向こうは投げやすくなるのかもしれませんが、自分も組んだ時にしっかり組めてヒザをぶち込めるのでメリットになります。
―― 山田選手は会見で「僕に対してOFGマッチで話を持ちかけてきたことを後悔させる」と言われていました。
森岡 自分は仕事で会見に行けなかったので配信を観させてもらったのですが、向こうもパンチに自信があるみたいなので、お互いに得意な土俵で勝負して打ち勝てればいいなと思います。しっかりKNOCK OUTの選手らしい試合をして、KNOCK OUTのベルトに絡めるような試合をしたいですね。今、KNOCK OUTのBLACKのチャンピオンは古木誠也選手なのですが、SBで負けて古木選手に挑戦するのは違うなと。
―― SBとKNOCK OUTとの対抗戦も意識していますか。
森岡 そうですね。前回、KNOCK OUTの栗秋祥梧選手がSBの山田彪太朗選手に負けたことで、次にKNOCK OUTのチャンピオンの龍聖選手が出ることになった流れにムカついてます。自分がしっかり勝って、古木選手がSBに出る必要もないことを証明し、僕が一度負けている古木選手にリベンジすることを考えています。
―― 森岡選手は“船乗り兼キックボクサー”のニックネームが付いていて、船乗りのお仕事をされているんですよね。
森岡 本業が船を運転する仕事でして、毎日船に乗って、ジムのある君津の港から市川、横浜の港に荷物を運んでいます。
―― 以前に、試合の翌日に船乗りの仕事をされているのをSNSで拝見したのを見てタフだなと感じました。今回もSBの大会翌日は仕事ですか?
森岡 そうですね。今回はヒジ打ちもないですし、相手はチャンピオンですけど、問題ない相手だと思うので次の日に仕事を入れています(笑)。自分の得意なOFGで試合を受けてくれたチャンピオンをしっかりKOするので期待してください。
RYOTARO「岸本に勝って都木にリベンジ&タイトルマッチをやりたい」
―― 2月のシリーズ開幕戦で都木航佑選手に敗れ、今回再起戦が決まりました。敗因はどう考えていますか。
RYOTARO 自分が弱かっただけなので、もう一回早くやってリベンジしたいと思います。前回は試合動画もあんまり見られず、試合中に相手がサウスポーになるんやと思ったり、思っていた以上にめっちゃ強かったので、次は僕が挑戦者側としてもう一回強くなって再戦したいと思っています。自分が情けなかったのでいい勉強になりました。
―― 都木選手のジムはシュートボクシング協会に所属して、現在空位のSB日本スーパーウェルター級タイトルを狙っているそうです。
RYOTARO そうなったら、僕しか相手はいないと思うので、早くタイトルマッチを都木選手とやりたいですね。僕としては風間(大輝)選手の方が熱い殴り合いをできると思っていたんですけど、僕が都木選手へのリベンジも兼ねてタイトルマッチを年内にやりたいですね。次の試合に向けてもバッチリ仕上がっているので早く試合がやりたいぐらいです。
―― 今はどういったところを強化されていますか。
RYOTARO 今回初のオープンフィンガーグローブ(以下OFG)マッチになるので、早く慣れるようにミット打ちもスパーリングもオープンフィンガーでやるようにしています。以前からOFGは僕に合っているとみんなが言ってくれていて、今回やるにあたっても自分自身でもそう実感するところはあります。自分でもパンチの打ち方やディフェンス面もOFG向きだなと改めて思いますね。僕のパンチはOFGだと、効かすというか、痛い感じで伝わるので、僕にはちょうど合っているかなと。
―― 投げ技や立ち関節はOFGだとやりやすいという選手もいますが、そちらの面に関してはどうですか?
RYOTARO 僕はSBで2戦やって2回投げられているんですけど、OFGだともっと投げられやすくなっちゃうので、どうしようかなと(苦笑)。そこで自分がしっかり対処しないといけないなとは思っています。
―― 逆にRYOTARO選手が投げることはないですか?
RYOTARO それはお楽しみということで。
―― 次の対戦相手、岸本選手にはどういった印象がありますか?
RYOTARO 岸本選手の動画を今回しっかり見たところ、長身のサウスポーという感じでした。パンチがめちゃめちゃ伸びてくる印象があり、そこを警戒しています。アマチュアボクシングでも実績があるみたいで、そこがやっぱり強みだと思うので、めちゃめちゃカーフを蹴ったろかなと。
―― 打ち合いにはならない?
RYOTARO みんなは打ち合いを期待してるんでしょうけど、めちゃめちゃカーフを蹴っておもろない試合をしてでも勝ったろかなと思いますね。
―― カーフには結構自信があるんですか?
RYOTARO 試合でも僕はカーフでKO勝ちしたこともあるし、練習もしっかりしているので自信があります。
―― カーフを狙っていることを言ってしまうと、岸本選手は警戒するかと思います。
RYOTARO カーフ以外でも倒せる武器は全然あるので問題はないです。
―― 相手はMMAファイターということで、警戒する部分はありますか?
RYOTARO やっぱり独特な距離感やOFGには慣れている部分もあると思うので、そこは警戒してます。僕の出稽古先のチーム吉鷹にはMMAファイターが揃っているので対策はバッチリです。でも、やっぱり岸本選手は元ボクサーで打撃の部分が強いと思うので、そこは警戒せなあかんなと。
―― 投げてくる可能性もあります。
RYOTARO そうですね。そこも警戒ポイントですね。
―― KOも狙ってますか?
RYOTARO KOはもちろん、常に狙っています。
―― 前回、KNOCK OUTのリングに乗り込んだ同門の川上叶選手が負けてしまいました。
RYOTARO めっちゃ悔しかったんですけど、すごい気持ちのある試合をしたことで、僕はめっちゃやる気は出ましたね。前回の僕は気持ちが入ってへんみたいな試合をしてしまったので、次は叶君みたいにしっかり気持ちを入れて、ハングリー精神を持って試合したいと思います。もう一度、強さを見せて面白い試合するんで期待してください。
笹木一磨「理心塾の選手はどのルールで戦っても強い。インパクトある勝ち方でSBファンの皆さんには名前を憶えていただきたい」
―― 今回SB初参戦が決まりました。格闘技のキャリアから教えていただけますか。
笹木 8歳の時から理心塾で空手を始めて、今に至ります。キックは12勝9敗1分です。ずっと前からSBには強い選手がたくさんいるので、自分もいつかSBのリングには上がりたいと思っていて、今回このようなオファーをいただいて関係者の皆様には感謝いたします。
―― SBルールではキックルールと違って投げ技、立ち関節が認められるルールですが、そこで躊躇はなかったですか?
笹木 自分はキック以外に、オープンフィンガーグローブ着用、パウンドありの『PRO-KARATEDO達人』という興行で4戦無敗のキャリアがありバンタム級チャンピオンです。どんなルールでも強い選手でいたいと思っているので、関節技や投げ技は今回の試合が決まってから練習もしているので特に問題ないです。
―― 笹木選手は山田虎矢太選手が倒し切れなかった(2023年11月14日「SHOOT BOXING 2023 シリーズ Final -Start towards 40th anniversary-」)テーパプット選手を、昨年8月に『PRO-KARATEDO 達人』のリングで3RTKO勝ちしているんですね。普段からパウンドありの練習もしているんですか?
笹木 そうですね。理心塾の選手はどのルールで戦っても強い選手が多く、練習でもそういう展開をイメージしてパウンドを打ったりしています。MMAにも興味はあるので、先々には挑戦したいとも思っています。
―― 今回はオープンフィンガーグローブでの試合ということで自身にも有利になりますか?
笹木 自分はブロックするよりは避けて被弾を避けし、遠い間合いから一発で仕留めるスタイルなので距離感的にグローブよりもOFGでの試合の方が自分的には向いています。気持ちの強さも見せて面白い試合をして盛り上げたいなと。どの試合でも倒すという気持ちでいるので、倒すチャンスがあればKO狙いでいきます。
―― 今回の相手、アリ・ザ・シーザー選手もSB初参戦となりますが、映像などを見ていたら印象をお願いします。
笹木 映像を少し見たところ、手足が長くてアグレッシブで強い選手だなという印象を受けました。でもスピードは僕の方が早いと思うので、スピードで翻弄して倒せるチャンスがあれば倒しにいこうと思います。
―― 今回は前回大会に続いてSBvsNJKF対抗戦の一戦にもなります。
笹木 対抗戦ということで、絶対に負けられない気持ちです。自分は前回2月にNJKFのリングでの大田拓真戦まで7連勝していて、2年ぶりに負けたことで、今の自分に何が足りないのかが分かったので、大田選手にリベンジするためにもここから負けなしでいきます。
―― 今回勝ってその先に見据えているものはありますか。
笹木 インパクトある勝ち方をしてSBファンの皆さんには自分の名前を憶えていただいて、またチャンスがあればどんどんSBのリングで試合をしてタイトルマッチにも絡んでいきたいと思います。
対戦カード
スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(無制限延長R)
海人(TEAM F.O.D/SB世界スーパーウェルター級(70kg)王者、KNOCK OUT-BLACK同級王者、RISEミドル級(70kg)王者、元SB日本スーパーライト級(65kg)王者)
アルマン・ハンバリアン[Arman Hambaryan](アルメニア/元GLORYライト級9位&元ISKA世界ライトミドル級(72.5kg)王者)
オープンフィンガーグローブマッチ 56.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級(55kg)王者、RISEバンタム級(55kg)7位)
森岡悠樹(北流会君津ジム/スック・ワンキントーン・スーパーバンタム級王者)
オープンフィンガーグローブマッチ スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(無制限延長R)
RYOTARO(龍生塾/SB日本スーパーウェルター級1位)
岸本篤史(BRAVE/GRACHANライト級(70.3kg)3位)
オープンフィンガーグローブマッチ ヘビー級 3分3R(無制限延長R)
坂本優起(シーザージム/SB日本ヘビー級3位、元SB日本スーパーウェルター級(70kg)王者)
ステファン“スマッシュ”(フランス/チーム怪獣キラー/GRACHAN無差別級5位)
オープンフィンガーグローブマッチ スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(無制限延長R)
アリ・ザ・シーザー(イラン/クンルンファイト61kgトーナメント2023優勝)
笹木一磨(理心塾/PKF達人 日本バンタム級(58.5kg)王者、NJKFフェザー級3位)
オープンフィンガーグローブマッチ 62kg契約 3分3R(無制限延長R)
野口貴大(シーザージム新小岩)
関根 累(roots)
女子46kg契約 3分3R(無制限延長R)
風羽[ふう](龍生塾ファントム道場)
MIYU(DFC Team LEOS)
出場予定選手
都木航佑[たかぎ こうすけ](キャピタルレイズ fighting GlaNz/SB日本ウェルター級(67.5kg)1位)
概要
大会名 SHOOT BOXING 2024 act.3
日時 2024年6月15日(土)開場・17:00 開始・17:30
会場 後楽園ホール
中継 U-NEXT(2,189円/月)
チケット料金 VIP席20,000円 SRS席15,000円 RS席10,000円 S席7,000円 ※当日券は各500円UP
チケット販売 SB公式ネットショップ チケットぴあ イープラス 出場選手・所属ジム
お問い合わせ シュートボクシング協会 03-3843-1212 http://www.shootboxing.org/