K-1 7.7 代々木第二体育館:軍司泰斗のフェザー級王座に近づくのは?兼田将暉×寺田匠が決定。松谷綺、RISE宮﨑小雪に敗れた菅原美優について「自分ならもっとできた」
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K-1 7月7日(日)代々木競技場第二体育館大会の対戦カード発表記者会見が5月22日、東京で行われた。フェザー級では王者・軍司泰斗への挑戦者候補対決となる兼田将暉 vs. 寺田匠が組まれた。Krush女子アトム級王者の松谷綺は韓国の選手を迎え撃つが、3月大会でRISE王者の宮崎小雪に敗れたK-1王者の菅原美優について「会見からやる気が見えない」「自分ならもっとできた」と厳しくコメントした。(与座優貴 vs. ゴンナパー・ウィラサクレックについては別記事でお伝えします)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
兼田将暉(RKS顕修塾/RKS&ACCELフェザー級王者、元RKSスーパーフェザー級王者、元HEATキックライト級王者、K-1甲子園2017 -60kg優勝)
寺田 匠(team VASILEUS/ISKAオリエンタルルール世界スーパーフェザー級(59kg)王者)※K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTから所属変更
兼田は25歳(試合時)。K-1甲子園2017で優勝後、大阪や名古屋の大会で経験を積み、22年からK-1 GROUPのプロの試合に上がり、22年12月には元K-1フェザー級王者の椿原龍矢に判定勝ちし、昨年12月にはダウサヤームをKOした。今年3月のK-1でのRISEとの対抗戦では戸井田大輝と対戦し、1R終盤にパンチを被弾しひるんだものの、2Rに巻き返しKO勝ちしている。
寺田は23歳。19~20年のABEMA「格闘代理戦争 K-1 FINAL WAR」にTEAM武尊の一員として出場し、その後、武尊のいたKRESTに加入し、20年にプロデビュー。21年には後にKrushスーパー・フェザー級王者となる髙橋直輝に勝利。昨年6月のK-1で新美貴士に判定負けしたが、昨年11月にはイタリアで地元の選手を4R KOし、ISKA世界スーパーフェザー級王座を獲得した。今年2月のRIZIN佐賀大会では冨永武聖を1R KOし、1年ぶりにK-1 GROUPのリングに凱旋する。
K-1のカルロス菊田プロデューサーも「2人ともフェザー級王座に王手をかけている状態」とコメントするように、勝者が軍司泰斗のフェザー級王座の挑戦者の有力候補となりそう。寺田は「これで勝った方がタイトルマッチだと思う」、兼田は「もう次の挑戦者、兼田しかおらんやろという内容を見せつけます」と気合が入る。
兼田は寺田の印象について「パワーもスピードもありますけど、一番はパワーだと思います」と評した。対する寺田は兼田について「技術に関してはフェザー級トップだと思います」と評しつつも「それだけです。気持ちの強さとスタミナは僕が上です」と対応に自信を示した。これを聞いた兼田は「練習します」と話して苦笑しつつ「それか技術で完封するしかない」と攻略に自信を示した。
寺田は武尊率いるteam VASILEUS(チーム・バシレウス)に移籍しての初戦。寺田は「team VASILEUSに今は5人いるんですけど、自分以外みんなK-1のベルトを取っていて、僕だけ無い状況です。大前提としてK-1のベルトを巻くのが目標です」「これで負けたら環境のせいにされるんで、絶対に勝ちに行きます」と話し、気持ちを引き締めていた。
女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R)
松谷 綺[きら](ALONZA ABLAZE/Krush女子アトム級王者)
チョン・ユジョン[Jung Yujung](韓国/ペバン・カンスンジム/Refresh女子-50kg級王者)
松谷は21歳(試合時)。22年6月の初代K-1女子アトム級王座決定トーナメント準決勝で菅原に判定負けしてプロ初黒星を喫したが、以降は優、ウォン・ガヨンに判定勝ちすると、昨年7月のK-1では元K-1女子アトム級王者のパヤーフォンに延長判定勝ちした。11月には奥脇奈々に判定勝ちしKrush女子アトム級王者となった。それから8か月ぶりの試合となる。
対するチョン・ユジョンは18歳。戦績10戦7勝3敗。昨年5月、シュートボクシング愛知大会で坂本梨香と47kg契約で対戦し判定勝ちしている。身長157cmで松谷より5cm高く、韓国で50kgのタイトルを持っている選手のため、体格では松谷を上回りそうだ。
K-1女子アトム級戦線では3月のK-1で王者の菅原美優がRISE QUEENアトム級(46kg)王者の宮﨑小雪に延長判定負けした。その後、美容師でもある菅原は髪書房のウェブメディア「ボブログ」のインタビューで、今後について「K-1選手としては、今までチャンピオンとして日本で試合をしてきましたが、違うステージにいこうかなと考えています。違う格闘技の世界にするか、何かを入れて総合格闘技にするか、蹴りを捨てて女子ボクシングにするのか……。女性としてのライフプランも見据えつつ、ベストなタイミングを見定めているところです」と話した。自身の4月23日のXにはブラジリアン柔術を練習している動画をアップし、5月1日のXには「K-1から来た、試合もメディアの仕事も1回も断った事ない。二つ返事で全部返してきた。K-1に対して全部全力でやってきてからこそ、K-1を名前を背負ってチャンピオンとして負けて、もう1回なんて簡単に出来ない、ごめんなさい」等と記していた。
菅原の去就が定まらない状況だが、「K-1女子を自分が引っ張っていく気持ちは?」という質問に、松谷は「菅原選手がどうなるのかわからないんですけど、KrushもK-1も自分のやり方で引っ張っていきたい」と回答。「菅原が王者の間に挑戦したいか?」という質問には「菅原選手がやってくれるなら、一回負けているので、勝って自分がチャンピオンになる気持ちはあるんですけど、目指すところはK-1のチャンピオンというところで、菅原選手じゃなかったとしても自分が取れればいいという気持ちです」と答えた。
菅原がRISEの宮﨑小雪に敗れたことについては辛らつで、松谷は「率直に言うと、会見からやる気が見えないというか、自分はそういう風に感じたので、もっといけたんじゃないかなと思います。小雪選手も上手いですし、自分も一回戦ったことあるので、自分の思い通りにやらなかったこともあるんだろうなと思ったんですけど、自分ならもっとできたと思います」とコメント。「やり返したい?」と尋ねると「そうですね」と答えていた。松谷は小雪と19年11月のRISEで対戦し3R引き分けに終わっている。
また、所属先のALONZA ABLAZEの卜部功也代表が3月のK-1で鈴木勇人と死闘を繰り広げたことについて、松谷は「滅茶苦茶刺激を受けましたね。ファイトスタイルもそうですし、みんなの心が動いたと思うので、自分もああいう熱い試合をして、功也さんみたいな選手になりたいなと思っています」と話した。
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
山本直樹(K-1ジム五反田チームキングス)
松山勇汰(ALONZA ABLAZE/K-1甲子園2022 -60kg優勝)※TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYOから所属変更
山本直樹は34歳(試合時)。22年1月以降の5試合は2勝3敗と苦戦し、横山朋哉、西元也史、斎藤祐斗に敗れているが、野田哲司、松本和樹にはKO勝ちし、昨年10月の松本戦以来9か月ぶりの試合となる。
松山は20歳。21年12月に寺田匠にKO負けしたが、以降は6連勝で、昨年11月には西元をKO。3月のK-1でのRISE勢との対抗戦では原口アンドレイからダウンを奪い判定勝ちしている。今回から幼馴染の松谷綺も在籍するALONZA ABLAZEに移籍しての試合となる。
直樹は「松山選手は若いですし、これからK-1を引っ張っていく選手ですけど、近い距離で仕留めます」「華がありますし次期(Krush)王座挑戦者候補ですけど 自分もベルト取るためにやっているんで負けません」と抱負。「死んでもいいんで。勝つんで。見ている人には感動や興奮を与える試合にします」と力強く宣言した。
松山は4月からALONZAで練習しているといい「ジム移籍して初の試合なので、今まで以上に強くなった姿を見せたいです」「前回は倒そうとし過ぎて倒せない部分がありました。いい意味で力まずにやり、最終的には倒したいです」とコメント。現在のK-1スーパー・フェザー級王者が古巣の先輩のレオナ・ペタスだが、松山は「レオナさんに辿り着くには2年とか数年かかると思うので、戦うことはまだ考えてないです」と話した。
また、出場予定選手として、松倉信太郎(team VASILEUS/K-1ミドル級(75kg)王者)、横山朋哉(リーブルロア/Krushスーパー・フェザー級(60kg)王者)の2名が新たに発表された。宮田氏は「松倉選手は他流試合ぐらいの試合をやってもいいモチベーションの高さがあります。変化球で、アッというようなカードを組めれば」と話し、意外なカードを組むことを示唆している。
この2選手の試合、-70kg世界最強決定トーナメントのリザーブファイトを加え、本戦は19試合となる模様だ。プレリミナリーは3試合発表され、もう1試合追加される可能性もあるという。
K-1 7.7 代々木第二体育館:与座優貴、team VASILEUS加入初戦はゴンナパーと。「先輩たちと一緒に夢を与える立場にならないといけない。求められるのは勝ち方」
追加対戦カード
63.5kg契約 3分3R(延長1R)
与座優貴(team VASILEUS/K-1ライト級(62.5kg)王者、極真会館2017世界ウェイト制軽量級優勝)※K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTから所属変更
ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元K-1&Krushライト級王者、元WPMF世界スーパーライト級王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
兼田将暉(RKS顕修塾/RKS&ACCELフェザー級王者、元RKSスーパーフェザー級王者、元HEATキックライト級王者、K-1甲子園2017 -60kg優勝)
寺田 匠(team VASILEUS/ISKAオリエンタルルール世界スーパーフェザー級(59kg)王者)※K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTから所属変更
女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R)
松谷 綺[きら](ALONZA ABLAZE/Krush女子アトム級王者)
チョン・ユジョン[Jung Yujung](韓国/ペバン・カンスンジム/Refresh女子-50kg級王者)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
山本直樹(K-1ジム五反田チームキングス)
松山勇汰(ALONZA ABLAZE/K-1甲子園2022 -60kg優勝)※TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYOから所属変更
プレリミナリーファイト ライト級(60kg) 3分3R
川北“KONG”光生(K-1ジム蒲田チームアスラ)
上野空大[くうと](kickboxing gym SHINYUUKI+)
プレリミナリーファイト スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
内垣内[うえがいと]一成(月心会ラスカルジム)
上野奏貴[かなた](kickboxing gym SHINYUUKI+/K-1甲子園2023 -60kg優勝)
プレリミナリーファイト スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
内田竜斗(チーム・タイガーホーク/K-1カレッジ2021 -55kg優勝)
遥心[はると](K-1ジム総本部チームペガサス/K-1カレッジ2023 -60kg優勝)
既報対戦カード
K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準々決勝(1) 3分3R(延長1R)
オウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP/K-1スーパー・ウェルター級王者)
未定
K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準々決勝(2) 3分3R(延長1R)
デング・シウバ(ブラジル/スクアドン・タイ・ブラジル/SFT COMBAT -70kg級王者)
ダリル・フェルドンク(オランダ/ファイトチーム・リンガー/元Enfusionライト級(70kg)王者)
K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準々決勝(3) 3分3R(延長1R)
ヴィクトル・アキモフ(ロシア/ブラジリアン・タイ/元RKSウェルター級王者)
ロマーノ・バクボード(スリナム/ARJトレーニンゲン/GLOBAL FIGHTS -70kg級王者)
K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準々決勝(4) 3分3R(延長1R)
カスペル・ムジンスキー(ポーランド/アルミア・ポルコビツェ/MFC・IRON FIGHTER・WFMCポーランド・WKSFポーランド-70kg級王者)24戦22勝(10KO)1敗1分/26歳
ゾーラ・アカピャン(アルメニア/グリディンジム/RCC Fair Fightウェルター級王者、FEA WGPライト級王者)
K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準決勝(1) 3分3R(延長1R)
準々決勝(1)勝者
準々決勝(2)勝者
K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準決勝(1) 3分3R(延長1R)
準々決勝(3)勝者
準々決勝(4)勝者
K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・決勝 3分3R(延長1R)
準決勝(1)勝者
準決勝(2)勝者
K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・一回戦(1) 3分3R(延長1R)
金子晃大[あきひろ](K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM/K-1スーパー・バンタム級(55kg)王者、元Krushバンタム級(53kg)王者)※K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフから所属変更
未定
K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・一回戦(2) 3分3R(延長1R)
璃明武[りあむ](K-1ジム総本部チームペガサス/Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)
未定
K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・一回戦(3) 3分3R(延長1R)
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)
未定
K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・一回戦(4) 3分3R(延長1R)
大久保琉唯[るい](K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/元Krushフライ級(51kg)王者、K-1甲子園2021 -55kg優勝)
未定
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushバンタム級(53kg)王者)
池田幸司(ReBORN経堂/元Krushバンタム級(53kg)王者)
出場予定選手
松倉信太郎(team VASILEUS/K-1ミドル級(75kg)王者、WPMF世界スーパーミドル級王者、元KNOCK OUT-BLACK同級王者、Krush YOUTH GP 2012 -70kg優勝、K-1甲子園2009 -70kg優勝)
横山朋哉(リーブルロア/Krushスーパー・フェザー級(60kg)王者)
概要
大会名 K-1 WORLD MAX 2024
日時 2024年7月7日(日) 開場・未定 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・未定
会場 国立代々木競技場第二体育館 [HP]
中継 ABEMA(生放送|無料)、GAORA
チケット料金 ロイヤル 100,000円 アリーナSRS 60,000円 アリーナRS 35,000円 アリーナS 18,000円 スタンドS 18,000円 アリーナA 10,000円 スタンドA 10,000円 スタンドB 7,000円 ※当日500円増し ※小学生からチケットが必要
チケット販売 チケットぴあ イープラス ローソンチケット K-1.SHOP グッドルーザー K-1ジム各店舗 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/