シュートボクシング 5.28 愛知 ホテルプラザ勝川(レポ):奧山貴大、ウェルター級王座奪取後の凱旋試合で韓国MAX FCランカーに完勝。ポッシブルK、北川裕紀とのライト級ランカー対決でKO勝ち
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SHOOTBOXING 2023 YOUNG CAESER CUP CENTRAL #32 “DEAD or ALIVE 06”
2023年5月28日(日)愛知・ホテルプラザ勝川
記事提供:グラップリングシュートボクサーズ名古屋
第12試合 メインイベント シュートボクシング(SB) 68kg契約 3分3R(無制限延長R)
○奧山貴大(NEX SPORTS/GSB/SB日本ウェルター級(67.5kg)王者)
×チェ・ヒョンソク(韓国/Team Han Club/MAX FCウェルター級3位)
判定3-0 (30-24/30-24/29-24)
奥山は昨年6月のSB日本ウェルター級王座決定戦で村田義光と対戦し、2度のシュートポイントを奪うなどで差を付けて念願の王座を獲得した。奥山がチャンピオンとしての初戦で対戦するヒョンソクは5戦4勝1敗の戦績を持つMAXFCウェルター級3位。キックキャリアは浅いものの、MMAで11戦7勝(6KO)4敗という好戦績を誇り、2021年にはサンボ国家代表選抜コンバット-70kg級で1位に輝いている。
1R、お互いに様子を見ながら攻撃を出し合う中、左ミドルからパンチを連発するヒョンソクは組み付いて抱え上げて投げを狙うもノーシュート。奥山はガードを固めながら前進しカウンターの左ジャブでダウンを奪う。
2R、左ハイ、パンチを強振するKO狙いのヒョンソクは何度も投げにトライ。奥山はガードを固めて組み付いて、パンチをまとめるヒュンソクの追撃を許さない。
3R、パンチ連打で前に出るヒョンソクに、奥山は右ストレートを合わせてダウンを奪う。後がないヒョンソクは強引に詰めると、奥山は再び右ストレートでダウンを追加したところで終了のゴング。
3度のダウンを奪った奥山が大差を付けて判定勝ち、5月7日にS-BATTLEライト級新王者に輝いた弟の奥山雅仁(OISHI GYM)との記念撮影で笑顔を見せた。
第11試合 セミファイナル SB 62kg契約 3分3R(無制限延長R)
○ポッシブルK(K’GROWTH/SB日本ライト級(62.5kg)3位)
×北川裕紀(ZERO ONE GYM/SB日本ライト級(62.5kg)4位)
2R 0’11” KO (左ストレート)
現在二連勝中のポッシブルと、昨年11月の森本大喜に3RTKO勝ちしておる北川の一戦。1R、ガードを固めて右ミドルの北川に、ポッシブルは左ミドル、右ストレートと多彩な攻撃を散らして左ストレート、左ハイからパンチ連打でダウンを奪う。さらに、立ち上がる北川をコーナーに詰めて、左フックでも2度目のダウンを奪った。2R、ゴングと同時に飛び出したポッシブルはパンチ連打を浴びせ、右アッパーからの左ストレートでダウンを追加し、KO勝ちした。
第10試合 SB フェザー級(57.5kg) 3分3R(無制限延長R)
×弘樹(Y’ZD GYM)
○土井涼雅(GSB多治見)
判定0-3 (27-30/27-29/27-30)
昨年11月のフェザー級ワンデートーナメントに参戦した弘樹が連続参戦、GSB新鋭の土井と対戦した。
1R、土井は右ローから細かいパンチにつなぐのに対し、弘樹もローからパンチ、右アッパーで前進して一歩も退かない。2R、土井のパンチで弘樹は大量の鼻血を出しドクターチェック。再開後、細かい連打にテンカオをクリーンヒットさせた土井がスタンングダウンを奪う。3R、逆襲に出る弘樹はパンチを強振するが、土井はガードを固めつつパンチを散らして応戦、蹴りでも距離を取り一歩も譲らない。弘樹の巻き返しを許さず、ダウンを取った土井が判定勝ちした。
第9試合 63.5kg契約 2分3R(最大延長21R)
○金ちゃん(K-Style)
×チョウ・ホヒョン(韓国/順天アムナットジム/MAX FC)
1R 0’36” TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)
名古屋ファイトフェス『STCコンテンダーズリーグ』で連勝中の金ちゃんのプロデビュー戦。対するウホヒョンは韓国MAX FCの下位リーグで活躍中。
1R、打ち合いを誘った金ちゃんは右ストレートを当ててパンチラッシュでダウン奪取。さらにドロップキックからパンチ連打を浴びるとホヒョンは防戦一方となり、レフェリーが即座にストップした。
第8試合 SB 52.5kg契約 2分3R(延長1R)
○竹野展生(風吹ジム)
×渡口 耀(Y’ZD豊見城)
判定3-0 (30-25/30-25/30-25)
昨年9月にプロデビューし3戦するも今だ勝ち星のない竹野元稀の弟・展生と、沖縄からの刺客・渡口の一戦。
1R、バチバチの打ち合いの中で竹野が右ストレートをヒットさせダウンを奪う。渡口はダメージを見せることなく、バックスピン、回転蹴り、大振りのパンチ。
2R、巻き返しを狙う渡口は回転蹴りなどのダイナミックな蹴り技を見せてKO狙い。さらに竹野に組み付いては投げを見せるがノーシュート。
3R、打ち合いの中で竹野が2度目のダウンを奪う。そして竹野はフロントチョークを極めてキャッチポイントも奪った。巻き返しを見せる渡口は打ち合いを呼び込み、竹野をコーナーに詰めてパンチを当てたが時間切れ。竹野が大差を付けて判定で初勝利した。
第7試合 MAX FCルール 70kg契約 3分3R
―竜也(CRISS CROSS)
―竹山和基(NEXイチムエ)
1R ノーコンテスト
1R、序盤に竜也が放ったローキックがローブローとなり、試合中断。回復を待つために竹山にインターバルが与えられたが、ドクターチェックの末に試合続行不可能と判断され、この試合はノーコンテストとなった。
第6試合 MAX FCルール 女子65kg契約 2分3R
×超弁慶(ガムランナック)
○RiNRiN(ライジング己道会)※横井麗琳 改め
2R 0’35” KO (左膝蹴り)
1R、長身のRiNRiNがパンチ、ミドルをヒットさせ、これを嫌がる超弁慶が組み付くと、RiNRiNはヒザ蹴り。RiNRiNのヒザ蹴りで超弁慶は失速気味になった。2R、左ハイを当てるRiNRiNがそのまま距離を詰めて、左ヒザを突き刺すとたまらず超弁慶はダウン。悶絶する超弁慶は立ち上がれず、RiNRiNがKO勝ちした。
第5試合 MAX FCルール 女子46kg契約 2分3R
○風羽(龍生塾ファントム道場)
×キム・ミンジ(韓国・東洋キックボクシング・ムエタイ/MAX FC)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
1R、右ローからボディストレート、顔面へとパンチを散らす風羽に、ミンジはテンポよく右ミドルを返す。2R、蹴り主体のミンジに、風羽はパンチの手数、ヒットでも上回って優位に攻めるが、ミンジはタフネスぶりを見せミドルを返していく。3R、蹴りを返すミンジに、風羽はパンチを散らして前進して追い込む展開が続く。風羽が判定勝ちした。
第4試合 MAX FCルール 女子50kg契約 2分3R
○毬那[まりな](Y’ZD豊見城)
×比企那菜美(BELLWOOD FIGHT TEAM)
判定3-0 (30-29/29-28/29-28)
1R、ジャブを突きながら前進する毬那に、比企も前蹴りを入れながらパンチにつなぐ。2R、比企が追い込む場面を作るも、持ち直した毬那はノーガードの打ち合いで会場を沸かせた。3Rも被弾しながらも強気にパンチを打ちこむ毬那がヒット数で上回り判定勝ち。
第3試合 MAX FCルール 女子47kg契約 2分3R
×坂本梨香(BELLWOOD FIGHT TEAM)
○ジョン・ユジョン(韓国/ペパンガンソンジム/MAX FC)
判定1-2 (27-30/30-27/27-30)
1R、左ミドルからパンチ連打で前進する坂本に対し、ユジョンも左右フックを振りまわして応戦。坂本は被弾し鼻血でドクターチェックが入る。
2Rも坂本は左ミドル、左ストレートを飛ばし、ユジョンはパンチで応戦。鼻血がひどくなるも坂本は怯まずに前進し続ける。2度目のドクターチェック。
3Rも鼻血が激しく出るも坂本は声を出しながらパンチを出して前蹴りにつなぐ。3度目のドクターチェックを受ける坂本は疲れの見えるユジョンを最後まで攻めたが時間切れ。僅差の判定でユジュンが勝利した。
第2試合 MAX FCルール 72kg契約 3分3R
×磯村真言(グラップリングシュートボクサーズ)
○宮本大樹(納屋橋キック)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)
1R、お互いに強打に自信があるかのようにバチバチに殴り合う。宮本は時折バックスピンを織り交ぜる。2Rも打ち合う中で、宮内がバックスピンからパンチ連打。磯村も応戦。3Rもバカバカ打ち合う両者。宮本はバックスピン、右ミドルを当て、磯村はパンチで前進し引かない。ヒット数で上回った宮本が判定勝ちした。
第1試合 MAX FCルール 62kg契約 3分3R
×金子徹哉(BELLWOOD FIGHT TEAM)
○仲地宏治(Y’ZD豊見城)
判定0-3 (28-29/28-29/27-30)
1R、お互いにローを蹴り合う中で仲地が2Rからワンツーをヒットさせて優位に。3Rも組んでのヒザ蹴りで削っていく仲地が判定勝ちした。