パンクラス 6.30 ニューピアホール:ミドル級王者・内藤由良、2年ぶり試合は世界見据え「国内ではラスト」。中田大貴、SASUKEと高橋遼伍に勝ったキム・サンウォンと対戦
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PANCRASE 344・345(6月30日(日)東京・ニューピアホール)の第1弾決定カードが5月13日、東京での記者会見で発表された。出場決定選手のうち、ミドル級王者の内藤由良、フェザー級2位の中田大貴、ライト級で対戦するランカーの西尾真輔と神谷大智の4選手が出席し意気込みを語った。大会は2部制で、どの試合がどちらの部に振り分けられるかは後日発表される。
ミドル級王者・内藤由良、2年ぶり試合「国内ではラスト」
内藤由良[ゆら](リバーサルジム横浜グランドスラム/パンクラス・ミドル級王者)は20年からパンクラスで4連勝後、22年3月に2(当時のリングネームはロッキー川村2)を42秒でKOし、ミドル級のベルトを獲得した。試合はそれから2年ぶりとなる。対戦相手は後日発表される。
◆内藤
チャンピオンになってから2年ぶりの試合です。世界で戦っていく準備と紆余曲折があり、色々あった2年ですけど、最後、パンクラスで試合してから、今年中にはUFCに参戦できるようにやっていきたいです。パンクラスは思い入れのある団体です。前回の試合が終わってから、海外のマネジメントと契約をさせてもらって、LFAとかUAEウォリアーズとかの話もあったんですが、様々は問題があって(決まらず)、どうしようか考えました。でも、格闘家なんで、とにかく試合をしよう、何かアクションを起こそうと思いました。色んな声がある中、最後はパンクラスでやらせてくれるということだったんで、ここで勝って世界に出たいです。国内ではラストにしようと考えています。
(戦いたい相手は?)日本のミドル級だと限られてくるので、海外の選手になると思いますけど、誰とやりたいとかは無く、(相手について)わからない中で自分の力がどれだけ出せるかが今回のテーマだと思っています。
(海外で戦うために活動拠点も海外に移す?)ショートノーティス(=試合直前のオファー)で試合がしやすかったり、同じ階級の練習相手が多かったり、環境だったり、実際に単身で武者修行に行って(良さを)感じていました。ゆくゆくは向こうを拠点にしようかなという考えにはなっています。
(国内最後ということで、王座防衛戦にしようという考えもある?)特には考えていないですね。(ミドル級は)選手が少なくて回していけていないので。自ずとチャンピオンシップ(5R)じゃなく3Rで、これから3Rが多くなると思うので、3Rでいいかなと思っています。
中田大貴、SASUKEと高橋遼伍に勝ったキム・サンウォンと対戦
フェザー級 5分3R
キム・サンウォン(韓国/コリアントップチーム/4位、元Double G同級王者)
中田大貴(和術慧舟會HEARTS/武蔵村山さいとうクリニック/7位)
サンウォンは韓国のDouble Gのフェザー級王座を獲得した実績があり、昨年5月のRoad To UFCフェザー級一回戦では、修斗世界フェザー級王者のSASUKEを2R右フックでKOした。準決勝ではイー・ジャーに判定負け。11月にパンクラスに初参戦すると名田英平に判定勝ち。12月の横浜大会ではONE帰りの高橋遼伍と対戦し、右ストレートによる右まぶたの裂傷によりTKO勝ちし2連勝している。
中田は内村洋次郎、三宅輝砂相手に連勝し、昨年7月、高木凌と対戦したが、1R右フックでKO負けし、王座挑戦につなげることができなかった。3月31日の立川大会で再起戦を予定していたが、対戦相手のシュウジ・ヤマウチが計量で1.4kgオーバーし、中田側との条件が合わず試合中止となっていた。
◆中田
前回の試合がキャンセルになっちゃって、どうしようかと思ったんですが、パンクラスさんからゴッツい相手を用意してもらえたので、自分の全てを懸けてぶつかっていこうと思っています。
(5月大会の平田直樹×Ryoがフェザー級王座挑戦者決定戦になることについて)だいぶランキングも落ちて、試合も1年空いて、ずっと悔しい思いをしています。平田選手とRyo選手の試合も注目していますけど、まずは勝ちたいという思いが強いです。
(サンウォンの印象)何でもできますけど、特に打撃が秀でていて、遠い距離からいきなり突っ込んで来たりとか、強いですね。体も気持ちも強くて。RTUでも修斗のチャンピオンを倒したんで、ゴツい相手だなと思います。厳しい戦いになると思いますけど、自分の持ち前の根性で勝ちます。
(1年前の敗戦からの成長)1年前に負けてから、打撃のコーチをつけてしっかり取り組んできたので、変わったところを見せたいです。
ライト級新鋭・神谷大智は西尾真輔と
ライト級 5分3R
西尾真輔(宇留野道場/10位、ネオブラッドトーナメント2022同級優勝)
神谷大智(BRAVE/11位)
西尾は22年からパンクラスに上がり5戦3勝2敗で、勝ち負けを繰り返しており、最近では3月の立川大会で余勇利に54秒TKO勝ちしている。神谷はデビュー以来5連勝、パンクラス4戦全勝の新鋭で、同じく3月の立川では、平信一に3R裸絞めで一本勝ちしている。
◆西尾
勝つと負けるとでは大きく違うので、泥臭くても勝ちます。(神谷の印象)得意なことをやってくる選手なので、そこを潰したいです。西尾、漬けられるんじゃないの?と思っている方がほとんどだと思うんですけど、ここでしっかり、グラウンドもできる“ぶん殴りマッスル”を見せたいです。
◆神谷
西尾選手は思いっきりぶん殴って来る印象です。(“ぶん殴り”対策は?)今までで一番リスクの高い相手ですけど、海外に出ることを考えると、こういう選手はどんどん出て来ると思うので、しっかり勝って、存在感をパンクラスで見せる気持ちで戦いたいです。(将来の目標)パンクラスのベルトを取るのが目標ですけど、UFCを目指して、このレコードを守りつつ、強さを見せつけて勝っていきたいです。
対戦カード
【メインカード】
フェザー級 5分3R
キム・サンウォン(韓国/コリアントップチーム/4位)
中田大貴(和術慧舟會HEARTS/武蔵村山さいとうクリニック/7位)
ライト級 5分3R
西尾真輔(宇留野道場/10位、ネオブラッドトーナメント2022同級優勝)
神谷大智(BRAVE/11位)
フライ級 5分3R
大塚智貴(CAVE/4位、ネオブラッドトーナメント2021ストロー級優勝)
山崎聖哉(BRAVE/6位、ネオブラッドトーナメント2023同級優勝)
フライ級 5分3R
上田将年(G-face TEAM緒方道場/ネオブラッドトーナメント2013スーパーフライ級優勝)
眞藤源太(KINGCRAFT)
バンタム級 5分3R
谷内晴柾(池袋BLUE DOG GYM/10位)
原田惟紘[ただひろ](G-face/ネオブラッドトーナメント2012フェザー級優勝)
フライ級 5分3R
大野友哉(THE BLACKBELT JAPAN)
小林了平(SONIC SQUAD)
【プレリミナリー】
第30回ネオブラッドトーナメント フライ級 準決勝 5分3R
饒平名知靖(K太郎道場)
山崎蒼空(マッハ道場)
ウェルター級 5分3R
渡邉ショーン(暁道場)
武者孝大郎(マスタージャパン東京)
バンタム級 5分3R
友寄龍太(パラエストラ西東京)
さぶろう(今成柔術)
ストロー級 5分3R
渋井宏行(THE BLACKBELT JAPAN)
日向優希(新潟イエローマンズ)
出場予定選手
内藤由良[ゆら](リバーサルジム横浜グランドスラム/パンクラス・ミドル級王者)
概要
大会名 PANCRASE 344・345
日時 2024年6月30日(日) 344 開場・12:15 開始・12:30 / 345 開場・16:30 開始・16:45(いずれも予定)
会場 ニューピアホール [HP]
チケット料金 ケージサイドVIP 50,000円 S席 20,000円 A席 13,000円 自由席 9,000円(満席の場合は立見) ※6月1日(土)発売 ※未就学児は膝上観戦に限り無料、着席の場合有料
チケット販売 イープラス パンクラスストア 出場選手・所属ジム
お問い合わせ パンクラス 03-5339-9198 http://www.pancrase.co.jp/