修斗 5.19 ニューピアホール:藤野恵実×杉本恵、初代世界女子ストロー級王座懸け決着戦。ストロー級 旭那拳×田上こゆる、3月からスライド。石井逸人、フライ級復帰2戦目は世界1位の関口祐冬と
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PROFESSIONAL SHOOTO 2024 Vol.4(5月19日(日/昼)東京・ニューピアホール)の決定5試合が発表された。こちらは昼夜大会の昼の部で、同日夜には中国YFUとの7対7対抗戦が行われる。
初代修斗世界女子ストロー級チャンピオン決定戦 5分5R
藤野恵実(JAPAN TOP TEAM/パンクラス3位・元王者)
杉本 恵(AACC)
新設の女子ストロー級では昨年3月から今年1月にかけて5選手による総当たりリーグ戦「インフィニティリーグ」が行われた。早いラウンドでの勝利ほど高い勝ち点を得られるのがインフィニティリーグの特徴。元パンクラス同級王者の藤野は、このリーグ戦で修斗に初参戦し、1R一本勝ち、2R KO勝ち2度のフィニッシュを決め、3勝1分で勝ち点10を獲得し優勝した。杉本も3勝1分だが勝利は全て判定勝ちのため勝ち点7に留まり2位だった。その藤野と杉本の昨年11月の一戦が、両者唯一の引き分けとなった試合だ(下動画)。
前回は1R、藤野がパンチラッシュで杉本を倒し、最後は裸絞めを狙って優位に進める。2Rは杉本がテイクダウンを奪い、藤野がパンチのヒットで上回り、ジャッジは1者が藤野、2者が杉本を支持し、合計点で判定1-0 (20-18/19-19/19-19) のドローで終わっていた。修斗の世界チャンピオンシップは5R制のため、試合運びの駆け引きも大事になりそうだ。藤野はパンクラスで5R制のチャンピオンシップを3度経験して1勝2敗で、いずれも3~4Rで決着している。
1月のリーグ戦終了後、杉本は「藤野さんとのタイトルマッチ、完全決着がつけられるように頑張りたいと思います」と話した。藤野は「今年3月でデビュー20周年です。20年目でベルト取りに行きます。早く私を追い越してほしいんですけど、まだ追い越されたくないので、まだまだ高い壁でいるために、20年目のベルト、獲りに行きます」と宣言した。
ストロー級 5分3R
旭那 拳(THE BLACKBELT JAPAN/世界1位)
田上こゆる(BLOWS/世界5位)
旭那はTHE BLACKBELT JAPANの沖縄のジムに所属し、昨年は4月の沖縄大会のメインでタイガー石井に判定負けしたが、11月の沖縄大会のメインでは泰斗に判定勝ちした。その試合後のマイクアピールで、旭那が後楽園大会への出場と田上戦を希望し、田上も承諾していた。田上は22年12月に泰斗に判定勝ちし、昨年6月には石井に2R TKO勝ちし2連勝中だ。ストロー級世界王者の新井丈は昨年7月23日に安芸柊斗に1R TKO勝ちし初防衛を果たし、防衛期限の1年が迫っており、旭那と田上の一戦の勝者が王座挑戦者になる可能性が高い。元々この一戦は3月23日の後楽園大会のセミファイナルとして予定されていたが、旭那が左中指骨性マレット指により手術し欠場し、2カ月後の今大会にスライドされた。
フライ級 5分3R
関口祐冬(修斗ジム東京/世界1位)
石井逸人(TRIBE TOKYO MMA/世界7位、元バンタム級環太平洋王者)
関口は昨年3月、ストロー級から階級を上げた新井丈に判定負けし、7月には内藤頌貴に判定勝ち。今年1月にはヤックル真吾に判定勝ち。新井に敗れる前は5連勝で、長らくフライ級上位戦線で活躍している。
石井は22年10月、環太平洋バンタム級王座の初防衛戦で藤井伸樹に判定負けし、昨年4月のパンクラスでもランカーの井村塁に判定負け。9月大会で6年ぶりにフライ級に戻って戦う予定だったが、対戦相手の堀内佑馬が計量で300gオーバーし、契約体重での合意に至らず試合中止となった。12月大会でのフライ級復帰初戦では内藤頌貴を1Rから攻め込み、2Rに三角絞めで一本勝ち。試合後のマイクで石井は「俺がフライ級に落としたら、こんなもんですわ。フライ級で一人やりたい奴がいます。ストロー級とフライ級のチャンピオンになった新井丈、見てるだろ?NEVER GIVE UPとうっせえから、俺がギブアップさせます」とマイクアピールしていた。
関口と石井の一戦は3月の後楽園大会で発表され、両選手がケージに登場。関口は「2つ言いたい事があって、1つ目が試合終わった後、長南代表、出稽古お願いします」と、石井の所属先のTRIBEの長南亮代表に呼びかけ、「2つ目が、石井選手は修斗でずっと戦ってきて熱い試合をする選手で、同い年ということもあって、試合終わったらノーサイドで飲みに行けたらなと思います」と、石井サイドに対して友好的なアピールを繰り広げた。
石井は「あまり飲みに行こうとは思わないすけど。関口君に対してどういう感情も無く、嫌いでも好きでもなく」と苦笑しながら回答し「試合は自分の夢が崩れないように、最後の1秒までフィニッシュを狙いに行くので、みんな応援しに来てくれたらうれしいかなと思います」と、打倒新井をアピールした時は対照的に穏やかにコメントした。
対戦カード
初代修斗世界女子ストロー級チャンピオン決定戦 5分5R
藤野恵実(JAPAN TOP TEAM/パンクラス3位・元王者)
杉本 恵(AACC)
ストロー級 5分3R
旭那 拳(THE BLACKBELT JAPAN/世界1位)
田上こゆる(BLOWS/世界5位)
フライ級 5分3R
関口祐冬(修斗ジム東京/世界1位)
石井逸人(TRIBE TOKYO MMA/世界7位、元バンタム級環太平洋王者)
epsomsalt seacrystals presents インフィニティリーグ2024 フライ級 5分2R
ヤックル真吾(T-REX柔術アカデミー/世界4位/勝ち点3)
須藤晃大(EXFIGHT/勝ち点3)
2024年度新人王決定トーナメント一回戦 フライ級 5分2R
前田壮吉(リバーサルジム横浜グランドスラム)
シモン・スズキ(和術慧舟會HEARTS)
概要
大会 プロフェッショナル修斗公式戦【第1部】PROFESSIONAL SHOOTO 2024 Vol.4
日時 2024年5月19日(日)開場・12:00 開始・12:30 ※開場中にオープニングファイトを実施予定
会場 ニューピアホール [HP]
チケット料金 VIP 30,000円/RS 20,000円/SS 15,000円/S 10,000円 ※当日500円増し ※小学生以上はチケットが必要
チケット販売 イープラス 修斗BASEオンラインショップ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ サステイン 03-3788-3042 https://shooto-mma.com/