第7代Krushバンタム級王者・壬生狼一輝、突然の引退表明。大仁田厚スタイルのパフォーマンスでも話題
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第7代Krushバンタム級王者・壬生狼一輝(力道場静岡)が3月31日、格闘家引退を表明した。大仁田厚さんを真似た独特のキャラクターで注目を集めつつ、黒田斗真や池田幸司らのライバルとして、K-1バンタム級王座創設に向けてこの階級を活性化させた選手だった。
皆様にご報告です! pic.twitter.com/rsUyIxuaJz
— 松本一輝 (@Kazuki47445690) March 30, 2024
壬生狼は3月31日の午前0時過ぎにXを更新。「今日を持ちまして壬生狼一輝は格闘技を引退します。5歳から格闘技を始めて8歳でキックボクシングを始めて16歳でプロになり高校卒業して力道場静岡にお世話になりこれまでやって来ました。第7代Krushバンタム級王者になる事もでき、K-1世界バンタム級トーナメントでは3位になる事ができました。深澤先生には感謝しかありません。これからは、松本一輝として第二の人生を歩んで行きます。壬生狼一輝をサポートして下さったスポンサー様、後援会の皆様、応援してくれたファンの皆様本当にこれまでありがとうございました」と記した。既にアカウントの名前欄も本名の松本一輝に変えている。
壬生狼は福岡出身の22歳。地元福岡のキック大会・大和のバンタム級王者となり、20年8月にGENスポーツパレスでのKrush-EXのメインに、大会4日前に急遽参戦が決まると、倉田永輝に判定勝ちした。晃貴、松本日向といった上位勢も下すと、21年3月の4戦目で吉岡ビギンに判定勝ちしKrushバンタム級王座を獲得(上写真)。同年5月のK-1バンタム級日本最強決定トーナメントでは決勝に進み、 黒田斗真にKO負けし、連勝が6でストップした。12月の黒田との再戦でも延長判定負けし、翌22年3月のKrush王座防衛戦で池田幸司に敗れて王座陥落し3連敗となったが、その後は2連勝。22年12月のK-1初代バンタム級王座決定トーナメントの準決勝でまたも黒田に判定負けしたが、昨年は白幡裕星、パク・ヒョンウ、心直に3戦3勝した。3月20日のK-1代々木大会では大久保琉唯に判定負けし、試合後のインタビューでは「必ずこのK-1のリングに戻ってくるからそれまで待っててくれ」と話していたが、4月1日のエイプリルフールの1日前の3月31日、突如引退を表明した。通算戦績22戦17勝(4KO)5敗。
- 大仁田厚さんと壬生狼一輝 (C)K-1
- (C)K-1
- (C)K-1
- (C)K-1
壬生狼は大のプロレス好きとしても知られ、大仁田厚さんとも親交があり、入場曲には大仁田さんと同じ「Wild Thing」を一部引用。記者会見やマイクパフォーマンスでは大仁田さん風の荒っぽい口調を貫きつつ、最後は「以上です」と真面目に締めくくるのも特徴だった。グレート・ムタ、橋本真也、将軍KYワカマツ、元国会議員の井脇ノブ子さん、ダチョウ俱楽部、光GENJI、子連れ狼等、ものまねやパフォーマンスで引用する対象はなぜか彼の親世代で話題になったものが多く、井脇さんのキャッチコピーを真似た「やる気、元気、一輝」という掛け声も試合等での恒例となっていた。