KNOCK OUT 9.20 常葉(レポ):MX LIVE.2で渡部蕾、タイ人選手を1R KO。Kiho、世愛に判定勝ちリベンジ。平野凌我、2連続KO勝ちでスラサックへの挑戦熱望。木村涼仁がKO勝ち

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MOTHER VEGETABLE presents KNOCK OUT MX LIVE.2
2026年9月20日(日)福島・KNOCK OUT常葉アリーナ
レポート:井原芳徳 写真提供:KNOCK OUTプロモーション
中継:YouTube KNOCK OUTチャンネル、TOKYO MX
※KNOCK OUTのBLACKルールは肘無し・ワンキャッチワンアタックのキックルール。REDルールはオープンフィンガーグローブ着用・肘有りキックルール。UNLIMITEDルールはREDルールに加え倒してからの打撃も有効なルール
渡部蕾、タイ人選手を1R KO
第2部 第2試合 メインイベント RED 51kg契約 3分3R
○渡部 蕾[らいな](KNOCK OUT クロスポイント大泉/WBCムエタイ日本フライ級王者)
×ゲーオナーカー・ソータナボウォン[Kaewnaka Sor.thanabowon](タイ/BRAVELY GYM)
1R 1’07” TKO (レフェリーストップ:左ストレート)
7月5日に初開催された地上波生中継シリーズ「MX LIVE」の第2弾が開催・放送された。第3回は11月22日に行われる。
渡部は19歳。24年にプロデビューし、昨年前半はREDルールで藤原将裕、タネ♡ヨシキ、エイル・ルーククロンタンをKO。8月の第5代Krushフライ級王座決定トーナメント一回戦で安尾瑠輝に3R KO負けしプロ初黒星。10月のGOATでのBLACKルールの試合では片山魁を2R左ストレートでKO。今年2月のKNOCK OUTでのWBCムエタイ日本フライ級王座決定戦では、コウシ・ノーナクシンの額を2R左肘打ちで切り裂いてTKO勝ち。5月、ダン・マイ・トゥエイに判定勝ち。8月、谷津晴之を肘で切り裂き5R TKO勝ちしWBCムエタイ日本王座初防衛を果たした
ゲーオナーカーはTrue4Uの元ランカーで、現在は大分のBRAVELY GYMでトレーナーを務める。24年7月のRWS千葉大会で竜哉・エイワスポーツジム[奥脇竜哉]に判定負け。6月のKODO大分大会では百田海愛に5Rバック肘でKO負け。7月のKOS福岡大会ではJOHに判定負けしている。
ゲーオナーカーのセコンドにはゴンナパーがつく。1R、渡部がサウスポー、ゲーオナーカーがオーソドックスで構え、両者蹴り主体の攻防から始まる。ゲーオナーカーの右インローがローブローになり一時中断する。再開後、ゲーオナーカーが右インローを蹴り、さらに右ミドルを蹴ってくるが、渡部はかわすと、半身になったゲーオナーカーに対して前に詰め、真っすぐ下がったゲーオナーカーに右フックと左のストレートを連続でヒットし、1分足らずでダウンを奪う。ゲーオナーカーは立とうとしたが、少しフラついたため、豊永レフェリーがストップした。
渡部はKOボーナス30万円を獲得した。勝利者インタビューで渡部は「久々の福島で試合ができて、地上波だったのでうれしいです。これが渡部蕾なんで、名前覚えてください」とアピールした。
KNOCK OUTの山口元気代表は大会後の総括で「ダウンしたゲーオナーカーを立たせて、効いているのか確認してから、もう一回アタックを見たかったが、一番近くにいたレフェリーが意識が飛んでいると判断したストップだと思うので、レフェリーの判断が一番妥当だと思う。蕾選手の速い動きにゲーオナーカーの目が慣れる前に倒し切った。次は強いタイ人を連れて来るか、カンボジアでやらせるか、考えます」とコメントしている。
Kiho、世愛に判定勝ちしリベンジ
第2部 第1試合 BLACK 女子アトム級 3分3R
○Kiho(KNOCK OUT GYM 調布/元KNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者)
×世愛[せあ](TEAM KAZE/KPKB女子アトム級王者)
判定3-0 (豊永30-27/山崎30-27/橋本30-27)
前回MX LIVEで見事KO勝ちを収めたKihoが再び登場、5月の常葉でのREBELS SERIES.10で判定負けした相手である18歳の新鋭・世愛(せあ)と再戦した。
1R、 八角形リングの中で、KIhoが中央で構え、サウスポーの世愛が右に回る構図が終始続く。Kihoが時折、右ミドルを当てるが、攻撃数が少ない。とはいえ右ミドルからコンビネーションで左フックを当てる場面もあり、やや好印象か。逆に世愛はほとんど攻めないまま終わる。記者採点はKiho。
2R、基本的に1Rと同じ構図で、Kihoが右ミドルを当てつつ、右三日月蹴り、ストレートも当てる。なかなか世愛は攻めない状態で、終盤に入ったところで、ようやく接近戦で左フックを当てるが、その先が続かないまま終わる。記者採点はKihoだが割れる可能性もある。
3R、Kihoが接近戦で左フックを当てつつ、右ミドルにつなげる。中盤過ぎから世愛が前に出て、パンチを当てるが、強打につながらず、Kihoが打合いでパンチを返し、クリンチで攻撃を寸断し続けて終える。記者採点はKiho。合計30-27でKiho。ジャッジ3者ともKihoを支持し、Kihoが判定勝ちで世愛へのリベンジを果たした。
大会後、KNOCK OUTの山口代表は「世愛選手は前回のようにアタックが無く、どうしたんだろうなと思った。Kiho選手は前回世愛選手にやられたことを全部防いだが、打合いになるとまだ分が悪い。この上の選手に勝つには、もう一段階上がらないといけない」と評している。
木村涼仁、MX LIVE 2戦目はKO勝ち
第2部 第3試合 RED ライト級(62.5kg) 3分3R
○木村涼仁[りょうと](Bellus Gym)
×渡辺翔也(D-BLAZE)
2R 2’32” KO (右ストレート)
前回7月大会で大会2日前の代打オファーを受け軍司泰斗と激闘を繰り広げた木村が再登場し、6戦5勝1分無敗の渡辺翔也と対戦した。
1R、接近戦で度々パンチが交錯し、木村が随所で左右のストレートを当て、終盤には左ボディと右フックを連打してひるませ、好印象を作る。
2R、パンチ主体の攻防で、木村が左ボディを絡めつつ、顔面へのパンチにつなげ、やや優位に進める。中盤、渡辺はスイッチを繰り返し、木村の攻撃が少し減るが、終盤、木村が左ジャブを立て続けに当ててロープ際に下がらせ、右ストレートを当ててダウンを奪う。ダメージの溜まっていた渡辺はうずくまったまま動けず、豊永レフェリーがストップした。
木村はKOボーナス20万円を獲得。勝利者インタビューで木村は「やりにくかったですけど、今までやってきた人との(レベルの)違いがあるので、負けるわけにはいかないので、しっかり倒し切りました。前回KOで負けたんですけど、今回はKOで勝てて良かったです」と話した。
山口代表は「木村選手は若手らしいキビキビとした気持ちい試合をしますね。ライト級はゴンナパー、チャド・コリンズ、ニカ・パパヴァがいて、外国人が強い。木村選手が対抗できるよう、段階を踏んでキャリアを積んで欲しい」とコメントしている。
平野凌我、2連続KO勝ちでスラサックへの挑戦熱望
第1部 第3試合 RED フェザー級 3分3R
×真琴(STRING FIGHT LAB/元NJKFフェザー級&スーパーバンタム級王者、元DEEP☆KICK -55kg王者)
○平野凌我(MTS/MA日本フェザー級王者)
1R 1’48” KO (左ストレート)
平野は岡山出身の27歳。21年から25年にかけてRISEを主戦場とし、大阪でのMAkキックにも上がっている。手塚翔太、國枝悠太にKO勝ちした実績があるが、昨年は大森隆之介と翔に判定負け。今年4月の沖縄大会でKNOCK OUTに初参戦し、REDルールで慧に2R KO勝ちしている。7月のMX LIVEで辰樹に判定勝ちしている元NJKF 2階級制覇王者・真琴を相手に、インパクトのある勝利を見せる。
1R、平野が右ロー、左インローを当ててから、パンチの連打で詰めて左ハイにつなげる。これは真琴にブロックされたが、平野はさらに右カーフを当てて足に意識を向けさせると、左ストレートでフラつかせる。首相撲で膝を打ち合い、パンチが交錯し、真琴は左ハイを放つが、平野はブロックしてから、左ストレートをアゴにクリーンヒット。フラついた真琴にパンチを連打してダウンを奪う。真琴はダメージが大きく、平野が左ボディを散らしつつ、ロープ際に詰め、左ストレートでマットに沈めた。
平野はKOボーナス10万円を獲得。勝利者インタビューで平野は「山口代表、僕、めっちゃ強いでしょ。KNOCK OUTのベルト、日本に取り戻すんで、年末、マジでやらせてください」とアピールし、12月30日の代々木競技場第二体育館大会でのREDフェザー級王者・スラサックへの挑戦を希望した。
大会後、山口代表は「これでタイトルマッチは難しい。まだ平野選手が知られていない。これから試合をどんどん組んで、ファンとみんなで知られて、タイトルを見たいという風に持っていきたい」と慎重にコメントしている。
第1部 第2試合 UNLIMITED フェザー級 3分3R
×下田 蓮(Battle-Box)
○市尾宗太郎(和術慧舟會HEARTS)
2R 0’58” TKO (レフェリーストップ:左ストレート)
第1部 第1試合 BLACK ライト級 3分3R
○加藤大智(React Gym Shonan)
×久保颯生[さつき](BRAVE FIGHT CLUB)
1R 終了時 TKO (ドクターストップ:パンチによる鼻の負傷)








