XSTREAM 1 6.7 GENスポーツパレス:武尊氏「格闘技を1から100まで全部習った」前田憲作氏のミットに左ミドル連打「追い込みの辛かった時を思い出してうれしかった」

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チームドラゴンの前田憲作代表が総合プロデューサーを務めるアマチュア格闘技大会「第11回 XSTREAM 1(エクストリームワン)」(6月7日 東京・GENスポーツパレス)の「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」の3人チーム対決「高速キック!鬼3連」に、卜部弘嵩氏、卜部功也氏、武尊氏の「チームドラゴンOBチーム」が参加し、3人の師である前田氏率いる「チームマエケン」と争った。
キックボクシング・ムエタイ等のアマチュアの試合が140戦近く行われた今回のXSTREAM 1。その合間に行われる「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」は、その名の通り1分の間にミドルキックを何発打てるかの競争で、毎回プロがゲスト参加して花を添えている。過去に吉成名高、大﨑孔稀、笠原友希、安本晴翔、大雅、伊藤盛一郎、菅原美優、山田彪太朗、山田虎矢太、登島優音、里見柚己、辻井和花、藤原乃愛、實方拓海、大久保琉唯、伊藤紗弥が挑戦した(出場順)。前回3月1日の大会では大久保琉唯が123回を記録し、大﨑孔稀が保持していた120回の記録を上回り歴代1位となった。
第11回大会に参加する卜部兄弟と武尊氏は、プロキャリアの初期にチームドラゴンの前田代表に育てられ、Krushや新生K-1のタイトルを数々獲得し活躍した。2016年9月に前田氏がK-1のプロデューサーを辞任すると、3人はチームドラゴンを離れ、袂を分かっていが、今年4月の引退試合を控えた武尊氏は1月、卜部兄弟と共に東京・町田のチームドラゴンジムを約9年ぶりに訪問した。その直後に武尊氏はInstagramに「ジムを出る時は様々な事情があったにしろお世話になった先生や奥様に対しての不義理があったと思います。それでもまたジムに入ったら優しく出迎えてくれて次戦に向けての助言やエールを頂けて本当に嬉しかったです」等と記していた。
武尊氏は4月29日のONE有明アリーナ大会でのロッタン・ジットムアンノン戦で5R KO勝ちし、ONEキックボクシング・フライ級暫定王座を獲得し、有終の美を飾った。引退試合前にXSTREAM 1でのミドルキック連打チャレンジ挑戦が発表されると、武尊氏は「前田先生の弟子として僕が最高記録を出さないといけないと思っているので当日全力で挑戦したいと思います」と気合十分のコメントを発表していた。前田氏はその言葉に応えるべく、現役の20代の選手であり、ミドルキック連打チャレンジ経験者であるK-1ライト級王者・里見柚己、WBCムエタイ女子世界ミニフライ級王者・藤原乃愛と「チームマエケン」を結成し、「チームドラゴンOBチーム」を迎え撃った。
武尊氏は肩にONEのチャンピオンベルトをかけ、おなじみの入場曲、3OH!3「Touchin On My」をBGMに、多数のキッズファイターたちの声援を浴びながら、GENスポーツパレスのリングに登場した。マイクを持った武尊氏は「前田先生のXSTREAM 1に出場できてうれしいです。前田先生に格闘技を1から100まで全部習って、そのおかげで現役で何本もベルトを取れて、最後ばONEのベルトを取れました。一番最初に前田先生に格闘技の技術だったり根性だったり気持ちだったりを教わらなかったら取れなかったと思っているので、今日は恩返しとして前田先生を超えて、ミドルキックチャレンジで優勝したいです」と意気込みを語った。
チーム対決の先攻は「チームマエケン」。トップバッターの前田氏は58歳とは思えぬ綺麗なフォームで、左ミドルを1分間休まず蹴り続ける。続く藤原と里見も慣れた様子でスピーディーに最後まで蹴り続け、観覧していた多数のアマチュア選手や関係者をどよめかせ、3人で合計331回という好記録を叩き出した。
「チームドラゴンOBチーム」で最初に登場したのは3人で最年長の37歳の弘嵩氏。引退から4年、ほとんどトレーニングをしてこなかったため、「目標は80回です」と低めに申告して蹴り始めるが、次第に失速していき、最後はほとんど蹴れなくなってしまう。明日8日で36歳になる功也氏も「師匠の前田先生の前で恥ずかしい姿を見せるわけにはいかない」と気合十分で臨んだものの、引退から3年経ち、さすがに最後はキツそうな様子で蹴り続けていた。
するとトリを務めた武尊氏は、最初からハイスピードでキレのある左ミドルを連打し、場内が歓声で包まれる。少しずつスピードが落ちて来ると、ミットを持つ前田氏の檄が飛び、最後は持ち直してミドルキック連打を終了。武尊氏が奮闘したものの合計294回に留まり、331回の「チームマエケン」に大差を付けられ敗れた。
感想を聞かれた弘嵩氏は「想像以上に体力を奪われました。足が棒みたいです」と苦笑。武尊氏も「お兄ちゃん2人が不甲斐なかったので頑張ろうと思ったんですけど…、めちゃくちゃキツいですね」と笑顔で話し、会場を和ませた。
続けて武尊氏は「でも10年ぶりぐらいですかね、前田先生にミット持ってもらって。(蹴りの最中に)声を凄いかけていただいて、追い込みの辛かった時を思い出してうれしかったです。ありがとうございました」と感慨深そうにコメントした。
最後に今後の活動について聞かれた武尊氏は「僕は先日の試合で現役引退したんですけど、これからは格闘技を盛り上げるように、僕ができることを全力でやっていくので、XSTREAM 1にまたお邪魔したいです。他の格闘技団体もみんなで協力して、野球とかサッカーとかメジャースポーツに負けない業界にしていきます。プロを目指しているみんなも頑張ってください」と話し、この日参加したキッズやアマチュアの選手達にエールを送った。武尊氏は参加選手たちのサインやハイタッチといったファンサービスにも気さくに応じており、選手達にとっても大きな刺激となったのではないだろうか。

















