XSTREAM 1 6.22 大森ゴールドジム(レポ):里見柚己と辻井和花が「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」男女最高記録樹立
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【XSTREAM 1事務局からのプレスリリース】
◆白熱!立ち技総合格闘技 第8回「XSTREAM 1」大会レポート
フォロワー数54万人の世界的人気キックボクサー・辻井和花選手、K-1ファイター里見柚己選手が、共に驚異の最高記録を樹立!
新競技・ SMMA(スタンディングミックスドマーシャルアーツ/立ち技総合格闘技)に期待の実力者、現る!
2025年6月22日(日)サウス東京ANNEX大森ゴールドジムにて、第8回「立ち技総合格闘技 XSTREAM 1 アマチュア大会」が開催されました。
今年最初の開催となる本大会には218名の選手が参加し、全123試合が行われました。
また、XSTREAM 1オリジナル競技「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」には、豪華ゲストとして、Instagramフォロワー数54万人を誇る世界的人気キックボクサーであり、元「KROSS×OVER」GIRLS-KICKアトム級王者の辻井和花選手(BRING IT ON パラエストラAKK)と、元Krushライト級王者の里見柚己選手(team NOVA)が登場。迫力あるパフォーマンスで会場を大いに盛り上げました。
前田憲作総合プロデューサーも、両選手のハイレベルなキックに「この大会に出場する選手たちにとって、蹴り方のよい勉強になったと思います」と称賛を送りました。さらに辻井選手、里見選手ともに、それぞれの階級で過去最高記録を更新する結果となりました。
そして今大会より始動した新競技「SMMA(スタンディング・ミックスド・マーシャルアーツ/立ち技総合格闘技)」では、打撃・投げ・立ち関節技を組み合わせた迫力ある試合が次々と展開され、観客の注目を集めました。
今後は立ち技系選手のみならず、さまざまな格闘技ジャンルの選手の参戦も見込まれ、「XSTREAM 1」の中心競技としての発展が期待できるなど、大熱狂の大会となりました。
RISEの頂点を目指す、辻井和花の本気の1分間――登島優音の最高記録を更新!
本大会でも注目を集めた人気競技「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」には、キッズからジェントルマンまで、幅広い層の一般選手が次々と自己記録を更新する熱戦を展開。会場全体が熱気に包まれる中、いよいよスペシャルゲストによるチャレンジ企画へと突入しました。
先陣を切ったのは、Instagramフォロワー54万人を誇る世界的人気キックボクサーであり、元「KROSS×OVER」GIRLS-KICKアトム級王者の辻井和花選手(BRING IT ON パラエストラAKK)。登場と同時に、会場からは大きな拍手が湧き起こり、あたたかな空気に包まれました。
初々しさを感じさせる雰囲気をまといながらも、意気込みを問われた辻井選手は「本当にすごく疲れると思うんですけど、根性で頑張りたいと思います!」と力強くコメント。目標は登島優音選手(NEXT LEVEL渋谷)が保持する最高記録99回を超える「100回」と堂々と宣言しました。
競技が始まると、その表情は一転。集中力をたたえた眼差しで、安定したフォームから重みのあるキックをテンポよく放ち続けました。30秒を過ぎたあたりからは表情に苦しさも見え始めましたが、最後まで力強い蹴りを打ち込み、観客を惹きつけました。
全力を出し切った辻井選手が息を整える中、会場に結果がコールされると「100回達成」のアナウンスに安堵の表情に。「すごく大変でしたけど、目標を超えられて満足です」とコメント。前田総合プロデューサーも「記録を狙ってスピード重視で威力を落とす人もいる中、辻井選手の蹴りは威力もあって素晴らしかった」と絶賛。さらに「 (辻井選手が参戦中) RISE QUEENアトム級(-46kg)王座決定トーナメントで優勝して、またベルトを巻いて戻ってきてください」とエールを送りました。辻井選手も「ベルトを巻いてまたチャレンジしたいです」と、7月25日(金)後楽園ホールで行われるRISE190のトーナメント準決勝での勝利を誓い、再登場を約束しました。
里見柚己、しなるキックが響き渡った! 112回の衝撃に会場熱狂!!
続いて登場したのは、元Krushライト級王者の里見柚己選手(team NOVA)。ガウン姿で試合さながらの入場を見せると、会場からは大歓声が沸き起こりました。当日は自身のパフォーマンスに加え、指導するキッズから一般選手までのセコンドとしても活躍。「朝からキッズのセコンドについていたので、みんなの頑張りに力をもらいました。自分もパワーを見せたいと思います」と力強く語り、目標はもちろん最高記録の更新。
挑戦が始まると、ライト級らしいしなやかで重厚なキックを次々に叩き込み、会場の熱気は一気に最高潮に。リング下からは、教え子たちによる「もっと速く!」の声援が飛び交い、里見選手も満面の笑顔で応えました。残り10秒のカウントと同時に繰り出された渾身のラッシュは、まさに圧巻。終了の合図とともに床に手をつく姿から、この競技の過酷さが伝わります。
記録は見事112回。ライト級最高記録を更新しました。マイクを手にした里見選手は「めっちゃきついっすね。でも多くの人にチャレンジの大切さを感じてもらえたらうれしい。K-1のチャンピオンになって、また呼んでもらえるように頑張ります」と意欲を語りました。
前田総合プロデューサーも「すごい迫力でした。見ていた選手たちにとっても本当に勉強になったと思います。ぜひまたチャンピオンとして戻ってきてください」と熱いメッセージを送り、会場全体が感動に包まれました。
◆選手コメント
◎辻井和花
「練習よりもすっごい疲れたんですが、楽しかったです。記録も超えることができたので嬉しかった。実際にやってみて、実際の練習でも取り入れようと思いました。蹴りもただ回数を重ねるだけではなく、多少重さも必要かと思い取り入れてキックしました。 「XSTREAM 1」は小さい子から年配の方まで参加していて、すごくいいなと思いました。 またベルトをとってチャレンジできたらと思います! ありがとうございました」
◎里見柚己
「思っていた以上に疲れました。記録を出すことができてよかったです。ガウンを着て入場したのは、やはりリングに上がるので試合と同じ気持ちで挑みました。僕は「XSTREAM 1」が大好きな大会なので、僕が教えているキッズにも「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」に挑戦してもらいたいなと思いました。またいつでもチャレンジしたいと思います」
親子で、キッズで、未経験でも!チャレンジできる“1分間”
「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」は、キッズからジェントルマン部門まで、幅広い層の一般選手たちが真剣に挑戦する舞台です。本大会では、各クラスで最高記録が次々と更新される白熱の展開となりました。
トップバッターを務めたのは、20kgキッズ・ジュニアクラスの松本直樹選手(龍拳會青葉台支部)。「77回を蹴りたい!」と力強く目標を掲げ、勢いよくチャレンジをスタート。スピードのある鋭い蹴りを重ね、見事95回という圧巻の新記録を樹立しました。挑戦を終えた松本選手は、「今度も頑張りたいです」と笑顔で語り、会場からは惜しみない拍手が送られました。
さらに、親子での参戦という微笑ましい場面も。松尾ファイト選手(LARF)と、そのお子さま・松尾ファイトJr選手(松尾ファイトChannel)が続けて登場。格闘技未経験ながら、「前回、お父さんが挑戦している姿を見て、自分もやりたくなった」と語ったJr選手は、サッカーで鍛えたキック力を活かし、113回の好記録をマーク。その後、同階級のメリル・ジョセフ選手に123回で抜かれはしたものの、堂々たるパフォーマンスに大きな拍手が送られました。
続いて登場した松尾ファイト選手も「99回を目指す」と宣言し、集中力を切らさずにキックを打ち続け、結果は目標を大幅に上回る110回の最高記録を更新。挑戦を見守っていたJr選手も「お父さん、かっこよかった!」と笑顔で称賛。松尾ファイト選手も「また挑戦します」と照れながら再挑戦を誓いました。
このチャレンジは単なる記録競技ではなく、年齢や経験を問わず誰もが自分の限界に挑戦できる「格闘技の入り口」として、多くの人々にとって特別な機会となっています。“挑む姿勢”が、見る者の心を打ち、「XSTREAM 1」が掲げる「誰もが主役になれる格闘技」の理念を体現する時間となりました。
新競技「SMMA」始動!第一戦から魅せた全方位型ファイターの可能性
今大会より正式に導入された新競技「SMMA(スタンディングミックスドマーシャルアーツ/立ち技総合格闘技)」が、早くも大きな注目を集めました。“立ち技格闘技の究極形”を掲げるこの競技は、打撃に加えてテイクダウンや立ち関節技などのMMA要素を取り入れた、スピード感と戦略性を兼ね備えた新たなルールです。グラウンド戦を排除し、あくまで“立ち技”にこだわった構成は、全方位型ファイターの育成を目指す「XSTREAM 1」の挑戦でもあります。
本大会で会場を沸かせたのは、大会MVPにも輝いたラクシタ・ティマル選手(ドージョー☆シャカリキ)です。
ラクシタ選手は、スリランカで生まれ、空手・カンフー・散打といった多様な格闘技を幼少期から学び、15歳で散打に転向。中国やインドネシアなどの国際大会にも出場経験のある実力派です。日本に来日後はキックボクシングジムで技を磨き、今回、テイクダウンが認められる新競技SMMAに魅力を感じて出場を決めました。
試合では、その長いリーチを活かしたロングレンジのストレートや、鋭く重いミドルキックで攻め込みました。対するは、市川大河選手(龍拳會青葉台支部)。プロレスをバックボーンに持つ市川選手は、体格差をものともせず、果敢にタックルを仕掛けていきます。
ヘビー級同士の激しいテイクダウンの応酬に、観客からは大きな歓声が上がりました。市川選手はトリッキーな動きで攻めるも、ラクシタ選手は冷静に対処し、的確な打撃でダメージを蓄積させていきます。終盤には、ラクシタ選手が打撃とテイクダウンを連携させてさらにポイントを重ね、判定により優勢勝ちを収めました。
試合後、ラクシタ選手は「すごく楽しかったです。格闘技が大好きなので、これからもいろいろなことにチャレンジしていきたいです」と、満面の笑みで語ってくれました。
現在のMMAシーンでは、平本蓮選手や久保優太選手らにみられるように、打撃に優れた“ストライカー”たちが、タックルを切りながら攻撃を貫くスタイルで活躍しています。SMMAは、そうした選手たちを育成する基盤として、また「立技で戦い抜くための技術」を本質的に追求する役割を担う競技です。
本競技の大きな特徴の一つは、「アグレッシブな立ち技攻防」を重視している点です。とくにルール上、Aクラスでは試合時間内に腰より上への蹴り技を8本以上、Bクラスおよびルーキーズクラスでは6本以上出さなければならないという規定が設けられています。そのため「タックルをすればいい」「総合格闘技の動きを再現すればいい」といった形ではなく、あくまで立技を軸とし、その中でテイクダウンや崩し、関節技などの多様な攻防に“対応できる”技術を磨くことに重点を置いています。
「XSTREAM 1」が生み出したこの新たな競技が、どのようなファイターたちを次代に送り出していくのか──。
今後の進化と広がりに注目ください。
試合の数だけドラマがある。ミドルエイジが躍動した“ジェントルマンファイト”
夜の部では、ミドルエイジに焦点を当てた「ジェントルマンファイト」が開催され、リングは再び熱気に包まれました。
トップバッターの鹿島選手が鋭い膝蹴りを決め、1RでKO勝利を収める衝撃の幕開けから、続く試合でも互いに一歩も引かない打ち合いが連続。ジェントルマンファイトの名にふさわしい、白熱の攻防が繰り広げられました。
メインイベントでは、「王座次期挑戦者決定戦(80kg以上級)」として、元ナイスミドル王者の髙木昭彦選手(蒼龍会館)と、初参戦の片岡良輔選手(戦ジム)が激突。ゴングが鳴ると同時に両者はパンチの応酬を展開し、会場からは大きな歓声が飛び交います。1Rは、突進する片岡選手に対し、ベテラン・髙木選手が的確に打ち返す展開。しかし、2Rに入ると流れが変わります。片岡選手が一瞬動きの鈍った隙を髙木選手が見逃さず、鋭いストレートをヒット。しかしその後、片岡選手が息を吹き返し、前進しながらの連打で髙木選手を攻め込み、残り1秒でダウンを奪取。そのままゴングとなり、判定3-0で片岡選手の勝利となりました。
現在35歳の片岡選手は、日中は解体業に従事しながら、毎日仕事終わりにジムへ通うハードな生活を送っています。「目標は40歳までにプロで試合をすること」と、まさに挑み続けるミドルエイジの象徴の意欲を語ってくれました。今後はパンチ中心のスタイルに加えてキックを取り入れるなど、更なる進化を目指すそうです。
一方、惜しくも敗れた髙木選手は、今大会では自身の息子と孫も出場し、親子三世代での参戦となりました。自身が空手やキックボクシングの指導を行う中、「自分の背中を子どもたちに見せたい」と語り、リングに立ちました。「負けてしまいましたけれど……」と悔しさをにじませつつも、再起への決意も述べました。
キッズから王者候補まで、熱闘がつないだ10月12日“次の戦い”へ
午前のキッズの部から、ミドルエイジたちの白熱線が繰り広げられる夜の部まで、大熱狂の1日となりました。
また次回大会次回10月12日(日)に開催予定の全階級タイトル防衛戦「チャンピオンカーニバル」の次期挑戦者が一同に決定。ハイレベルな攻防の展開が続きました。
スピードと高い技術を誇るムエタイ一般男子60kg級優勝者の三橋暖希選手(士道館ひばりヶ丘道場)は、技巧派・佐々木倫太郎選手(ReBORN経堂)と対戦し、一進一退の攻防を見せながらも、三橋選手が佐々木選手の攻撃の先手を読み、スピード感あふれる高次元の試合でトーナメント優勝を飾りました。
本大会で全階級の次期挑戦者が揃ったことにより、次回大会は再び熱気ある大会になること必至です。
また次回大会は2025年を締めくくるにふさわしく、「DEEP☆KICK」との共同開催「2025年日本シリーズ」の最終戦が行われることもあり、盛りだくさんの大会となっています。
一般の部 次期王座挑戦者
〜ムエタイ〜
一般男子 60kg
三橋 暖希(士道館ひばりヶ丘道場)
〜キックボクシング〜
一般男子 55kg
髙木 龍星(心成塾)
一般男子 60kg
山田 莉玖(ReBORN経堂)
一般男子 65kg
守屋 凱琉(RAUSU GYM)
一般男子 70kg
小野 開生(ボスジム)
Gentleman 80kg
片岡 良輔(戦ジム)
前田憲作総合プロデューサーより総評 「選手たちの進化が、XSTREAM 1を進化させる」
今回も多くの方にご参加いただき、非常に熱気のある大会となりました。ご来場、ご参加いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。
中でも特に印象的だったのは、新競技「SMMA(スタンディングミックスドマーシャルアーツ 立ち技総合格闘技)」における、ラクシタ・ティマル選手と市川大河選手の一戦です。散打とプロレスという異なるバックボーンを持つ二人が、それぞれの技術を活かしながら打撃とタックルを織り交ぜて繰り広げた攻防は、まさにSMMAが目指す“立ち技の中での総合性”を体現する試合だったと思います。技術、戦略、精神のぶつかり合いに、私もすっかり引き込まれていました。
また、大会を重ねるごとに、出場選手一人ひとりの進化を強く感じています。毎回、挨拶に来てくれるキッズ選手がいるのですが、今回は悔しそうにしている姿を見て、勝敗を超えた「成長の瞬間」に立ち会わせてもらっています。この競技を通じて、自分自身に挑戦し、相手を敬い、礼儀を学ぶ。そうした経験が、彼らの成長の一端を担えたらと思い取り組んでいます。
そして、プロ選手である里見柚己選手、辻井和花選手のパフォーマンスも会場の空気を一変させる圧巻の内容でした。アマチュア大会でプロの技術を間近に見られるという機会は、参加選手たちにとって大きな刺激となり、意識の変化や目指す目標としても映るはずです。
「XSTREAM 1」は競技としての完成度を高めていくだけでなく、こうした人としての成長や挑戦を支える舞台であり続けたいと思っています。そして、その姿勢は選手たちの真摯な取り組みから学ぶものでもあります。
次回大会は、全階級の王座防衛戦「チャンピオンカーニバル」、さらに「DEEP☆KICK」との共同開催による「2025年日本シリーズ」の最終戦と、またこれまで以上に熱い戦いが繰り広げられることは間違いありません。ぜひ次回も、多くの挑戦者、そして応援してくださる皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
〜次回大会のお知らせ〜
第9回大会は10月12日(日)
場所:サウス東京ANNEX大森ゴールドジム内
東京都大田区山王2丁目4−1 大森駅前ビル 6F・7F
大会結果および大会の詳細はXSTREAM 1ウェブサイト、最新情報はTwitter、Instagramをご確認ください。
〒194-0022 東京都町田市森野2-27-13 東昭ビル1階XSTREAM 1(エクストリームワン)事務局TEL.042-726-7515
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