修斗 7.20 後楽園ホール(レポ):渡辺彩華、高本千代に3R一本勝ちし世界女子スーパーアトム級王座防衛。岩﨑大河、荒井勇二をKOし世界ミドル級王者に

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2026年7月20日(月/祝)後楽園ホール
レポート:井原芳徳 中継:ツイキャス
渡辺彩華、高本千代に3R一本勝ちし世界女子スーパーアトム級王座防衛
第10試合 修斗世界女子スーパーアトム級(50kg)チャンピオンシップ 5分5R
○渡辺彩華(AACC/IDEA ASAKUSA/世界王者)※AACCから所属変更
×高本千代(高本道場/世界1位)
3R 2’41” 裸絞め
※渡辺が初防衛
渡辺は29歳。24年3月、ストロー級でパク・ボヒョンに判定負けして以来約2年半ぶりの試合となる。
高本は21歳。今年3月、村上彩に判定勝ちし、インフィニティリーグ2025女子スーパーアトム級で優勝し、王座初挑戦につなげた。
1R、高本が序盤からサウスポーで構え、左ミドル、ハイを当て、タックルを仕掛け、一発でテイクダウンに成功する。高本は金網際で押さえ、渡辺は立つが、高本は引き続きしがみつき、抱え上げて倒す。高本がバックマウントを奪い、乗り過ぎてしまい、振り落とされるが、ここでもすぐタックルを仕掛けて
金網に押し込み、渡辺を逃がさない。終盤、離れ、スタンドの展開に。渡辺もスピードのある右の三日月蹴りを放つが、まだ慎重なまま終わる。5Rの長期戦を意識して体力温存して1Rを終えた感もある。記者採点は高本。片岡・渡辺・植松のジャッジ3者とも高本を支持する。
すると2R、渡辺はプレッシャーを強め、右ストレートのヒットを増やす。高本の片足タックルも切り続け、長時間組ませないように。中盤以降、高本のタックルを切った渡辺は、がぶった状態や上のポジションからパウンドを当てて印象を作る。終盤、グラウンドで両者上下が目まぐるしく入れ替わり、残り1分以降、しばらく高本が上になるが、渡辺は下から密着し、高本の反撃を封じる。最後、スタンドに戻るが、渡辺が右ストレートを当て、改めて打撃の差を印象付けて終える。記者採点は渡辺。ジャッジ3者とも渡辺を支持し、ポイントは19-19の五分となる。インターバルで自軍に戻った高本だが、ぐったりした様子で、消耗が激しいようだ。
3R、渡辺は引き続き右ストレートを的確に当て、高本の片足を切り続け、パウンドも当てる。すると渡辺は背後に回り込み、バックマウントを奪う。渡辺は自陣営近くでセコンドの声を聞きながらパウンドも当てて追い詰め、最後は裸絞めを極めてタップを奪った。勝った渡辺は大喜びでケージの外に出て、南側の客席に座っていた伊澤星花と抱き合って大喜びした。なお、伊澤はデビュー当初、高本道場に在籍していた。
チャンピオンベルトを腰に巻き、マイクを持った渡辺は「勝てない日々が続いて、自分を信用できないこともあったんですけど、皆さんの支えのおかげで戻ってくることが出来ました」と涙声で話した。続けて「今日はRIZINのチャンピオンの伊澤選手が来ているんですけど、伊澤選手、何点でしょうか」と話すと、伊澤は「30点」と答え、渡辺は「30点、もっと頑張ります。これからも上目指して頑張ります」とアピールした。最後はセコンドについたAACCの阿部裕幸代表、元AACCの本野美樹、IDEA ASAKUSAの松嶋こよみ代表と記念撮影した。
岩﨑大河、荒井勇二をKOし世界ミドル級王者に
第9試合 修斗世界ミドル級チャンピオン決定戦 5分5R
○岩﨑大河(大道塾・パラエストラ東京・NAUGHTY HOUSE/世界1位)
×荒井勇二(暁道場/世界3位)
2R 0’28” KO (グラウンドパンチ)
※岩崎が王者に
3月の後楽園大会でミドル級チャンピオン決定トーナメントの一回戦が行われ、岩崎が米国のHENRYに3R裸絞めで一本勝ちし、荒井が沙門に判定勝ちし、決勝に進んだ。
試合は大方の予想通り岩﨑の圧勝に。1R、荒井がタックルを仕掛けて金網に押し込むが、岩﨑は難なく対処し、中盤には押し返す。膠着状態が続くと植松レフェリーはブレイクする。岩崎はステップの遅い荒井に対し右ストレート、右ハイを当てる。終盤、岩崎が組み付いて倒し、四つん這いの荒井に対し、パウンドを当て続けて追い詰める。荒井は脱出できない。
2R、蹴りを放つだけでバランスの崩れる荒井に対し、岩﨑が右ストレートを当てて荒井を倒す、岩﨑がそのままマウントポジションを奪い、パウンドを当て続け、植松レフェリーがストップした。
チャンピオンベルトを腰に巻き、マイクを持った岩﨑は、NAUGHTY HOUSEの練習仲間、大道塾の応援団に感謝を述べ「修斗と大道塾は昔からつながりがあり、修斗の坂本(一弘)さんが声をかけてくれて、修斗の旅が始まりました。チャンピオンという形で、一つ区切りができたかなと思います。僕を愛してくれる修斗、本当にありがとう。修斗のおかげで色んな経験ができました。ただ、これで僕のMMAは終わりではありません。これからまだまだ続く旅を皆さん応援してください。僕を愛してくれてありがとう」とアピールした。
第8試合 フライ級 5分3R
○関口祐冬(修斗GYM東京/世界4位)
×中池武寛(パラエストラ小岩/世界11位、元王者)
判定2-1 (片岡28-29/福田29-28/渡辺29-28)
1R、中池が開始すぐからパンチと膝で攻め、テイクダウンを奪い上になる。関口はトップキープしてパウンドを時折当てる。中盤過ぎ、中池がサイドで押さえ、残り1分半という早めのタイミングで腕十字を狙うが、関口は対処して脱出する。スタンドに戻り、関口はノーガードでパンチを誘ってから、タックルを仕掛けて倒すが、中池はしがみつき、追撃を封じる。ジャッジ3者とも中池につける
2R、中池はパンチを振って前に出るが、関口はかわしつつ、タックルで倒して上になる。関口は体を起こして時折パウンドを当てる。終盤、関口は肘打ちも絡めて印象を作る。最後、脱出した中池がタックルで倒し、バックマウントから重いパウンドを少し当てて反撃し、好印象で終える。記者採点は僅差だが中池。ジャッジは3者とも関口を支持する。
3R、関口は序盤から上になり、時折パウンドを当てる。中盤、中池が脱出し、関口のタックルを切り、ギロチンを狙ってからバックに回り、裸絞めを狙う。フェイスロックにまでなるが、関口は首を絞めさせず防御する。残り1分を切り、関口は上になり、ハーフから押さえ、パウンドを当てる。最後、関口は立つと、踏みつけを放つが空振りとなり反則は免れ、立った状態で終わる。記者採点は中池。ジャッジは割れる。記者採点合計27-30で中池。ジャッジは1者が中池を支持したが、2者が関口を支持し、関口が判定勝ちした。
マイクを持った関口は「中池君、俺がもし、まだ続けていたらもう1回やろう。ごめんなさい」と話した。
第7試合 バンタム級 5分3R
×チョウ・スソン[Cho Susung](NAUGHTY HOUSE/世界7位、環太平洋9位) ※スソン 改め
○ジェイクムラタ(ZEEK GYM)
判定0-3 (片岡27-30/渡辺28-29/植松27-30)
1R、ムラタが開始すぐからテイクダウンを奪って上になり、足を登らせたスソンをさばいてサイドを奪う。終盤、ムラタがサイドで押さえ続け、肘を少し当てつつ、アームロックを狙う。スソンは防御し難を逃れるが、ムラタは下からギロチンを狙い、攻め手を緩めない。
2R、組んできたムラタの首をスソンが抱えてギロチン系のチョークを仕掛けようとして下になるが、ムラタが上になって押さえる。終盤、ムラタがサイドで押さえ、最後立たれても押さえ続け、主導権を維持する。
3R、序盤にスソンが上になり、肘を落とすが、すぐムラタは脱出し、執拗にタックルを仕掛けてテイクダウンを狙う。スソンは金網を背にした状態で座ったり立ったりを繰り返しつつ、肘を時折当てて抵抗するが、ムラタは変わらず押さえ、主導権を維持する。ジャッジは1者のみ打撃を当てていたスソンにつけるが、2者はムラタを支持し、ムラタが判定勝ちした。
第6試合 女子アトム級 5分3R
○中村未来(マルスジム/世界2位)
×嶋屋 澪(SISU/世界8位)
2R 4’00” アームロック
第5試合 インフィニティリーグ2026 バンタム級 5分2R
○武田勇輝(MASTER JAPAN TOKYO)
×上杉隼哉(ブレイブハート)
2R 1’35” KO
第4試合 バンタム級 5分2R
○人見礼王(修斗GYM東京)
×ライダーHIRO(シューティング宇留野道場)
判定3-0 (渡辺20-18/福田20-18/植松20-18)
第3試合 バンタム級 5分2R
○松下祐介(パラエストラTB)
×伊集リュオン(パラエストラ小岩)※伊集龍皇 改め
判定3-0 (渡辺20-18/福田20-18/植松20-18)
第2試合 フェザー級 5分2R
△澤江優侍(フリー)
△塩沼諒太(パラエストラ小岩)
判定0-1 (渡辺18-20/福田19-19/植松19-19)
第1試合 トライアウト フェザー級 3分2R
○田中永遠(暁道場)
×加藤岡 善(THE BLACKBELT JAPAN)
判定3-0


