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[PRIDE武士道] 4.2 有コロ:今成欠場。アライケンジがパルバーと対戦

DSE "PRIDE武士道 - 其の拾 -" 4月2日(日) 有明コロシアム 【→カード&チケット情報】 【→掲示板】

(3/31 up) 今成正和が気管支喘息発作により約2週間の入院加療が必要と診断され欠場し、代わってパンクラスのアライケンジがジェンス・パルバーと対戦する。
 全出場選手揃っての記者会見とルールミーティングが31日、都内ホテルで行われた。佐伯繁PRIDE広報の話によると、今成は先週発病し、28日の夜に病院から帰る途中に倒れ救急車で運ばれた。今成の欠場にともないパルバーの欠場も検討されたが、アライが出場を希望し、30日に来日したパルバーも了承。正式に対戦が決まったのは同日の夜8時半頃だったという。
 アライは「当日は僕らしい試合をして、自分も楽しんでみなさんも楽しませたい」「パルバーは凄くパンチが速い。いつも通り作戦は全く無い。殴り合うだけ。調整はいつもしていないのでいつも通り」と落ち着いた様子でコメント。2月4日のMARSのタクミ戦で怪我が無かったため、すぐに練習を再開しており、現在の体重も71kgと全く問題がない。パルバーは「今成の回復を祈る。相手が変わろうが僕には関係ない。スタンドで戦いどちらかがKOするだろう」と話していた。

五味とダンヘンを王者に認定

 ライト級GP優勝者・五味隆典とウェルター級GP優勝者・ダン・ヘンダーソンが、各階級の王者に認定され、ベルトが贈呈された。
 高田延彦PRIDE統括本部長の説明によると、当初DSEは武士道のGPの優勝者に、優勝と王座の両ベルトを与える予定だったが、試合を見てから判断することに方針変更した。ところが主催者側の話し合いで全く異論が出ず、優勝者の五味とダンヘンがそのまま王者に認定された。
 五味は2本のベルトを抱え笑顔。今回はノンタイトル戦のため「振り出しに戻ったような気持ちでリラックスして戦いたい」と話す。計量前日の現時点で体重は約2kgオーバー。ルールミーティングが終われば道場に戻って1度練習して落とす。
 今回の相手のアウレリオは、昨年7月の中尾受太郎戦で骨折した拳が完治し、4〜5週間前から本格練習を再開。「Kill or Die(殺るか殺られるか)」を試合のテーマに掲げ、「男として強い気持ちで戦う」と表明した。

ダンヘン、ウェルター級GPより無差別級GPに意欲

 ダンヘンは王者のベルトを肩にかけ「来日するときの荷物が増えるけど、2倍手強いと思わせるような試合をするよ。誰の挑戦でも受ける」と話した。だがウェルター級GPが今年も開催されたとしても参戦する気は無いといい「勝ち上がった選手とタイトルを賭けて戦うのがいいのではないか」と提案した。DSEから今年はウェルター級中心の展開を提案されているというが、ダンヘンが掲げる目標はミドル級との2階級制覇と桜庭和志戦。5月5日大阪ドーム大会でスタートする無差別級GPに関しても「大きなチャンス。チャレンジになる」と出場に前向きだった。

郷野、ラウンドガール卒業に発奮

 郷野聡寛は「関係者に今のPRIDEのラウンドガールが今大会で最後と聞いた。明日が終わればお互い動きやすくなる」とニヤリ。「彼女たちにカッコいいと思わせる試合を今まで以上にしたい」と闘志を燃え上がらせた。(井原芳徳)
 

バローニ、近藤に敬意の尻見せ

(3/30 up) 近藤有己と対戦するフィル・バローニが29日、滞在先となる都心のホテル付近でマスコミの取材に応じた。
 場所はビル街のど真ん中。夕暮れで日差しも無く、海からの冷たい空気が吹き抜ける。記者達は寒さに震えていたが、パーカー1枚羽織っているだけのバローニは元気一杯だ。「葬式じゃないんだからもっとにこやかに取材してくれよ!」と叫び、撮影の際には“ニューヨーク・バッド・アス”というニックネームを地で行き、ズボンを下げて尻を向けるハシャギぶり。試合前の減量中で風邪をひかないか心配だが、そんなこともお構いなしのサービスぶりだ。
 とはいえ対戦相手の近藤の話になると、いつになく真面目モード。「最後に勝負を制するのは俺の右のフックだ」と豪語する一方で、「彼の左のキックと膝蹴りに要注意だ」「ウェルター級では彼が一番スピードがある選手かもしれない」と技術を高く評価。さらに「彼は総合のレジェンド」と敬意を表する。
 そして「臥薪嘗胆」というタトゥを入れていることから、近藤の「不動心」というキャッチフレーズにも共感。「彼なら美濃輪のように足元にしがみつくような女々しい試合をせず、男らしい殴り合いをしてくれるだろう」と話す。寡黙な近藤とキャラクターは正反対だが、己と通じる部分を感じているようだ。
 DSEの広報から近藤の写真が印刷された紙を渡されたバローニ。撮影時には紙に噛み付きカメラマンにサービスしていたが、終わったあと縮んだ箇所を丁寧に平に直していたのが印象的だった。(井原芳徳)

心技体に不安?五味、見えない敵との戦い

(3/29 up) ライト級GP王者となった五味隆典が28日、東京・町田の木口道場で公開スパーリングを行ったが、心技体の不安を露呈してしまった。
 五味は弟分の井上裕貴を今回の相手のマーカス・アウレリオに見立て、アウレリオが得意とする下からの三角絞めや腕十字を外し、パウンドや踏みつけで攻めにつなげる動きをゆっくりと反復した。だが見せたのはこの動きのバリエーションだけ。しかも5分間の予定を3分で切り上げ、たびたび鼻をすすり、時折「暑い」ともつぶやく。
 風邪ですか?と聞かれた五味は「暖かくなって練習後油断したけど、大したあれじゃない。あとは鼻だけ。熱風邪じゃない」と説明。体調面の不安は否定したが、それ以上に心配なのは、気持ちの不安だ。
 王者として負けられない気持ちは?という問いに「今は滅入るような時があって、自分に飽きたりネガティブになることもあるけど、当日他人の試合を見ていればそんなことも言ってられなくなる。メインまで見てれば戻ると思う」と珍しく弱気な返答をする。
 さらに構想している新道場の話に及ぶと、「今は一番いい環境にいるけど、飽き症ですから、10年やってると何か変化が欲しい」「刺激を求めて出稽古するのもいいのか。今のままでいいのか、この試合でわかると思う」等と、揺れる心境を吐露する。実際、アウレリオ対策で呼び寄せた柔術選手が、他の仲間との練習で怪我してしまったといい、細かい対策が十分できなかった様子。心と体だけでなく、技にも不安材料を残す。
 「リングの刺激があると普段は退屈で嫌になる」「休みが長く感じた」「新年になって人の試合を見てて、早く試合したい気持ちにはなった」と語る等、試合自体に飢えていることは確か。だが、それまでの話と、「気は抜けてないとは思うんですけど、目標一つ達成した後だから、試合で何か発見ができればいいですね」という言葉を合わせて考えると、試合自体というより、PRIDEライト級の頂点に立った後の新しい刺激や目標に飢えているような印象を受けた。
 五味が求める何かは、果たして4月2日の有明コロシアムのリングの上にあるのか? そして仮にその何かがあったとしても、果たして心技体が不安定な状態で見つけ出すことができるのか? 倒す相手はアウレリオ。だが本当の敵の姿は、まだ五味には見えていない。(井原芳徳)

近藤、東洋と西洋のハイブリッドでスピードアップ

(3/27 up) フィル・バローニ戦を6日後に控えた近藤有己が27日、パンクラスismの拠点・P's LAB横浜にて公開練習を行った。
 武士道と同じ日のパンクラス大森大会に出場するismの新人・川村亮を相手に、5分1Rの総合形式のスパーリングを披露。マウントからの腕十字から三角絞めに移行したり、変形三角絞めから殴ったり、タックルで倒してからアキレス腱固めに行ったりと、いろんな動きを試合に近い形式で試す。
 体重の維持も順調で、あと1・2kg落とせば良い状態。絞ったことで「動いていて楽しい。こんなに調子が良くなると思わなかった。パンチも蹴りも追いつめるスピードも早くなった」という。
 約10か月前から始めたSAQトレーニングも、減量との相乗効果をもたらしている。SAQとはスピード・アジリティ(敏捷性)・クイックネスの略。80年代後半にアメフトやバスケの選手のためにアメリカで開発されたもので、ハシゴを地面に置いてステップしたり、追いかけっこのようなことをして、これらの能力を高める。
 近藤はヨガも取り入れていることで有名だが、東洋と西洋の技術を混合させるあたり、ハイブリッドレスリング=パンクラスのエースらしい試みといえよう。(井原芳徳)

池本はエドワーズと。全カード決定

 池本誠知の対戦相手が、イーブス・エドワーズに決まった。エドワーズは去年のライト級GP一回戦でヨアキム・ハンセンに判定1-2で敗れて以来の参戦。3/4のUFC 58では一本負けを喫したばかりだ。
 これで全カードが決定。試合順は下記一覧のとおり決まった。
 なお、大会の模様がフジテレビにて4月9日(日)24:45〜26:15に放映されることが決定。その他の放送局は調整中だ。

美濃輪、ジャイアント・シルバと対戦

(3/16 up) 美濃輪育久がジャイアント・シルバと対戦することが決まった。身長は美濃輪175cm、シルバ230cmで55cm差、体重は美濃輪80kg台、シルバ160kg台で約2倍の差がある。
 美濃輪は16日、試合会場となる有明コロシアム前でシルバの等身大パネルを前に記者会見。ストレートパンチの高さはボディあたりで、体格差がリアルに伝わる。だが美濃輪は「体重はデータに過ぎない。闘いは男と男の闘いだけ。シルバ選手から見れば小さいという部分で不利」と独自の理論を展開する。
 今年のテーマは「初陣初志貫徹(しょじん・しょしかんてつ)」。具体的な考えはわからなかったが、今年の初陣となったイギリスのケージレイジの試合で一本勝ちした後、オランダのルシアン・カルビンのジム等で打撃修行し、韓国では韓国国家大学でレスリング特訓。イタリアではコロッセオを見て「昔の人はどんな気持ちで闘ってたのか想像した。僕もある意味コロッセオで闘う奴隷だと思った」といい、心技体を磨くことを怠っていない。
 そして今年のPRIDE初陣の地は、過去に田村、バローニ、ブスタマンチに敗れたことのある有明コロシアム。相性が良くない会場での試合に掲げるテーマは「スプリング・ヘブン」で、「シルバ選手との戦いで異空間を切り開く」ことで、春を呼び込みたい考えだ。
 なお、今回は無差別級での戦いということで、5月から開幕する無差別級GPを目指すのか、それとも開催の計画されているウェルター級GPを目指すのか、岐路に立たされるが、当人は「そこまで考えていない。とりあえず次の試合に勝つことが大事」と話すに留まった。(井原芳徳)

郷野は韓国新鋭と。石田・池本が初参戦

(3/14 up) DSEは14日、東京・青山の事務所で会見を開き、次の4試合を発表した。

 ムリーロ・ニンジャ(シュートボクセ) vs. パウロ・フィリオ(BTT)
 郷野聡寛(GRABAKA) vs. キム・デウォン(韓国)
 デニス・カーン(韓国) vs. マーク・ウィアー(イギリス)
 石田光洋(T-BLOOD) vs. ポール・ロドリゲス(ATT)

 上3試合はウェルター級。ニンジャはウェルター転向初戦となる。GP優勝者・ダン・ヘンダーソンにプレッシャーを与える重要な試合となるだろう。

 初参戦のデウォンは柔道がベースで、高校2年で韓国の全国大会を制し、強化選手にも選ばれた事がある26歳のスポーツエリート。03年に総合デビューし、昨年9月のDEEPで山宮恵一郎を判定で下した。山宮のセコンドについていた郷野は「あの後GPでヘンダーソンにビッグパンチをもらって忘れた」とうそぶくが、「力勝負では勝てない」と分析する。ちなみに「山宮の敵討ちという意識は?」という聞くと、「山宮さんは俺が勝っても気持ちは晴れないだろうけど、俺はこないだ山宮さんが桜木(裕司)に勝って『ありがとう。もういいや』って思った」と答え、記者団を笑わせていた。

 カーンは去年7月の武士道でアンドレイ・シモノフを下すも怪我でウェルター級GP出場を断念しており、今回が復帰戦。初参戦のウィアーはUFCやイギリスのケージレイジで活躍していた選手で、去年は佐々木恭介小路晃を秒殺KOした。02年のUFC 38では10秒でKO勝ちしており、開始すぐのラッシュから目が離せない。

 石田(写真左)は2月に修斗ウェルター級環太平洋王座を獲得し、念願の武士道初参戦。「(同門の)川尻君以上のファイトを見せる」「五味選手を倒したい」と抱負を語った。相手のロドリゲスはその五味に00年7月に修斗で敗れ、11月のパンクラスで大石幸史と引き分けた選手。ロドリゲスについて「パンクラスの試合を生で見た。オールラウンドで強い。熱い試合ができる」と語った。石田はタックルを得意とするが、PRIDEではタックルをがぶられてから蹴りを入れられる危険性が増す。「修斗と違って安易にタックルに入れないので、これから練習して戦略を立て直す」と話しており、スタイルがどれだけ変化するかも一つの着目点となる。

 池本(写真右)も初参戦。修斗でプロデビューし現在はDEEPを主戦場とし、大阪で行われているリアルリズムのエース選手でもある。4日の大会では中尾受太郎の持つDEEPウェルター級(76kg)王座に挑戦し判定で敗れたが、中尾が池本のヒールホールドで右足を痛めたため、試合内容の良かった池本が抜てきされた。池本は「中尾戦の負けをかき消すぐらいのインパクトを武士道で残したい」と話す。対戦相手は初参戦の強豪外国人選手で調整中。73kgのライト級に体重を落とさないといけないが、身長が180cmあることから「リーチが武器になる」と自信たっぷりだ。
 他にも美濃輪育久の相手が決まれば全11カードが揃う。佐伯繁PRIDE広報によると美濃輪の相手は「あっと驚く相手」とのことで、数日中に発表される模様だ。(井原芳徳)
 

近藤×バローニ、アゼレード×ハンセン決定

(3/9 up) DSEは9日、東京・青山の事務所で会見を開き、近藤有己 vs. フィル・バローニ、ルイス・アゼレード vs. ヨアキム・ハンセンの2カードを新たに発表した。
 近藤は以前から希望していたPRIDEウェルター級(83kg)での試合がついに実現。「具体的な話はなかったが、自分では次の試合はそうかなと思っていた」といい、既に減量をスタートしている。今は86.5kgぐらい。パンクラス・ライトヘビー級(90kg)でもPRIDEミドル級(93kg)でも減量の必要が無かったため、「会う人会う人に減量のアドバイスを聞いている」「スナック菓子を食べるのが好きだけど控えている」というが、「自分でも気づかない感じで落としたい」等とも話し、トレーニング方法は基本的には変えない方針だ。「落とした方が感覚が研ぎ澄まされ、今までよりも強い自分になれる気がする」とも語り、新しいチャレンジに胸を躍らせている様子だった。
 バローニについては「長南戦2回目の美濃輪戦を見ました。スピードが早く、パンチ力がある。レスリングも強い。しっかり打撃で打ち合って倒したい」と話した。
 武士道でのGP開催はまだ未定だが、榊原信行DSE代表は「どちらの階級でやるにせよ、16人で行きたい。6・8・10月から11月初旬に開催すべく調整している」と話す。近藤もGP出場に意欲的。榊原代表は「ヘンダーソンやブスタマンチと互角に戦える」、佐伯繁PRIDE広報も「この階級の日本人で一番強い」と、近藤の活躍に期待を寄せる。近藤は「トップのヘンダーソンやブスタマンチはもちろん、日本人も外国人もみんな興味がある」と話し、他の日本人が昨年のGPで活躍できなかったことについては「負けたのはたまたま。勝てなかったとは思わない」と評価していた。
 GP出場となるとパンクラスでの試合が減るのではと危惧されるが、「GPの途中でもパンクラスに出たい。たくさん試合がしたい」とコメント。パンクラスのベルトの防衛戦にも意欲的だった。

 アゼレード vs. ハンセンはライト級の外国人強豪対決。去年のライト級GPの3位決定戦という見方もできる。ハンセンは2月の修斗での川尻達也とのタイトルマッチがわずか8秒の反則負けに終わっており、そのうっぷんを晴らしたいところだろう。(井原芳徳)
 

五味×アウレリオ、ダンヘン×三崎ほか決定

(3/7 up) DSEは7日、東京・青山の事務所で会見を開き、次の3試合を発表した。

 五味隆典 vs. マーカス・アウレリオ
 ダン・ヘンダーソン vs. 三崎和雄
 今成正和 vs. ジェンス・パルバー

 アウレリオは柔術でホイラー・グレイシーに勝ったことがあり、04年にはZST GPを制覇。PRIDE武士道の初戦となった三島戦こそ判定2-1で敗れたが、その後は中村大介中尾受太郎を判定で下している。
 実力はライト級GP参戦選手と遜色は無いが、GPに参戦できなかったのは、中尾との膠着試合が多分に査定に影響したのではと考えられる。その辺を危惧してか、高田延彦PRIDE統括本部長の話によると、DSEはアウレリオに対し「王者と対戦する機会を与えるのだから、判定狙いの膠着試合をするな」と要請したという。勝敗以上に、五味戦で存在感を示すことが、アウレリオの今後のPRIDE継続出場の鍵となる。
 五味は昨日初めてアウレリオのビデオを見たといい「寝技中心で三角や腕十字は怖いけど、前半戦だけ気を付けて、上から思いっきり殴ればいい。グラウンドでいいのが当たれば終わる」と豪語。「メインらしくきっちりKO勝ちしてお客さんにすっきり帰ってもらいたい」と宣言した。

 ウェルター級GP覇者・ダンヘンは「武士道での相手は誰でもいい。いなければ無差別級GPに出してくれ」と話していたといい、そこに三崎が名乗りを上げ対戦が実現した。三崎の先輩・郷野聡寛がGP準決勝でダンヘンにKO負けしたが、敵討ちという意識は特に三崎には無く「単純に勝って実力を証明したかった。たまたま今ヘンダーソンがチャンピオンだっただけ」と話す。復帰戦となった2月のDEEPの小路晃戦ではギロチンで完勝。今の勢いを「最高の相手」ダンヘンにぶつけ「立ってもKO、寝ても一本を取る」構えだ。
 強豪ストライカーのパルバーと対戦する今成は「凄く強い相手だが、関節技でぶっ壊して終わりにしたい」と宣言。両者ともPRIDEではこれまで73kgというライト級のリミットに苦しめられたが、70kg未満がベストのほぼ同体格の相手との戦いでポテンシャルを発揮してもらいたいところだ。

 他にも美濃輪育久、郷野聡寛、ヨアキム・ハンセン、デニス・カーンの出場が予定されている。全10カードを予定。チケットは3/12(日)10時〜一斉発売。(井原芳徳)
 

五味出場決定。ワンマッチ大会に

(2/15 up) 今年初のPRIDE武士道シリーズとなる「其の拾」が4/2(日)有明コロシアムで開催される。ライト級とウェルター級のワンマッチ大会となり、ライト級GP優勝者の五味隆典の出場が正式決定している。
 以降は6月・8月・10月の偶数月の開催を予定。トーナメントを開催するかは未定。ダン・ヘンダーソンが昨年のGPを制したウェルター級について、高田延彦PRIDE統括本部長は「どの日本人にヘンダーソンに挑戦してほしいかという空気感を作り出すためにも、日本人トーナメントの開催は不可欠」との考えを示した。
 大みそかの男祭りのあと、本格的な練習を再開していないという五味は、今年の試合数を「絞る」と話したが、高田本部長は「絞られると大変なことになる。武士道に五味選手がいないのは試合に行ったらリングが無いのと同じ」と語り、全大会出場を熱望していた。
 五味は出稽古の移動時間を減らすため、あらゆる練習のできる自前のジムを作りたいと考え、年明けから物件探しを始めたという。暮れには柔道金メダリストの鈴木桂治が出稽古に訪れ寝技の練習を一緒にしたことも明かしており、五味への求心力も高まっている。チャンピオンになって迎えた2006年、五味がどのようにその座の地固めをしていくかも注目ポイントとなる。(井原芳徳)

 

ドリームステージエンターテインメント "PRIDE武士道 - 其の拾 - "
2006年4月2日(日) 東京・有明コロシアム
開場・14:00 開始・15:00(スカイパーフェクTV! Ch.180 PPV完全独占生中継)


第11試合 ライト級 1R10分・2R5分
五味隆典(木口道場レスリング教室/PRIDE GP 2005 ライト級(73kg)王者)
マーカス・アウレリオ(ブラジル/アメリカン・トップチーム)

第10試合 ウェルター級 1R10分・2R5分
ダン・ヘンダーソン(アメリカ/チーム・クエスト/PRIDE GP 2005 ウェルター級(83kg)王者)
三崎和雄(GRABAKA)

第9試合 契約体重無し 1R10分・2R5分
美濃輪育久(フリー)
ジャイアント・シルバ(ブラジル/フリー)

第8試合 ウェルター級 1R10分・2R5分
近藤有己(日本/パンクラスism/パンクラス・ライトヘビー級(90kg)王者)
フィル・バローニ(アメリカ/ハンマーハウス)

 〜休憩〜

第7試合 ウェルター級 1R10分・2R5分
郷野聡寛(GRABAKA/全日本キック・ヘビー級王者)
キム・デウォン(韓国/正進MMA GYM)

第6試合 ウェルター級 1R10分・2R5分
ムリーロ・ニンジャ(ブラジル/シュートボクセ・アカデミー)
パウロ・フィリオ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)

第5試合 ライト級 1R10分・2R5分
ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントライン・アカデミー/修斗ウェルター級(70kg)世界2位)
ルイス・アゼレード(ブラジル/シュートボクセ・アカデミー)

第4試合 ウェルター級 1R10分・2R5分
デニス・カーン(韓国/スピリットMC)
マーク・ウィアー(イギリス/グロスター・レンジ・ファイティング)

第3試合 ライト級 1R10分・2R5分
アライケンジ(パンクラス)
ジェンス・パルバー(アメリカ/チーム・エクストリーム)

第2試合 ライト級 1R10分・2R5分
石田光洋(T-BLOOD/修斗ウェルター級(70kg)世界1位・環太平洋王者)
ポール・ロドリゲス(アメリカ/アメリカン・トップチーム)

第1試合 ライト級 1R10分・2R5分
池本誠知(TEAM Boon!)
イーブス・エドワーズ(アメリカ/サード・コラム・ファイトチーム)


◆入場料金(全席指定・消費税込み)
VIP 50,000円(ビップ 専用入場ゲート、グッズ付き)
RRS 25,000円(ロイヤルリングサイド)
スタンドS 14,000円
スタンドA 7,000円

◆チケット発売日程
特別先行電話予約 2/26(日)10時〜18時(03-5749-9909)
一斉発売 3/12(日)10時〜

◆チケット発売所
ドリームステージエンターテインメント 03-5464-1531  
PRIDE オフィシャルサイト / 携帯端末オフィシャルサイト
イープラス http://eplus.jp/battle/(パソコン&携帯)
チケットぴあ 0570-02-9999 0570-02-9966 (Pコード=594-700)
ローソンチケット 0570-084-003 (Lコード=34633) 
CNプレイガイド 0570-08-9999
楽天チケット
サンクス  
高田道場 03-5749-5030  
グレート・アントニオ 03-3219-9550  
レッスル池袋店 03-3989-0056  
書泉ブックマート 03-3294-0011  
フィットネスショップ格闘技 03-3265-4646  
チケット&トラベルT-1 03-5275-2778  
後楽園ホール 03-5800-9999
BCG 03-3560-7911
バックドロップ 03-3255-8701
相鉄ジョイナスプレイガイド 045-319-2456  
公武堂 052-241-2511
バトルロイヤル 03-3556-3223
新日本プロモーション
ときめきドットコム

◆お問い合わせ:ドリームステージエンターテインメント TEL:03-5464-1531

Last Update : 03/31 22:17

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