UFC 7.28 カルガリー:ダスティン・ポワリエ、エディ・アルバレスとの再戦制す。ジョゼ・アルド、ジェレミー・スティーブンスに逆転TKO勝ち
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UFC on Fox 30 : Alvarez vs. Poirier 2
2018年7月28日(土/現地時間)カナダ・アルバータ州カルガリー:スコシアバンク・サドルドーム
レポート:井原芳徳
第13試合 メインイベント ライト級 5分5R
×エディ・アルバレス(3位、元王者)
○ダスティン・ポワリエ(4位)
2R 4’05” TKO (レフェリーストップ:スタンドパンチ連打)
両者は昨年5月のUFC 211で対戦したが、2R、マットに手をついていたポワリエの顔面にアルバレスの反則の膝蹴りが直撃し、ポワリエが続行不可能となり、規定により無効試合で終わっている。その後、アルバレスは12月のジャスティン・ゲイジー戦で3R KO勝ちし、ポワリエは11月のアンソニー・ペティス戦、今年4月のゲイジー戦で連続TKO勝ちしている。
1R、アルバレスがオーソドックス、ポワリエはサウスポーに構え、アルバレスが左ボディ、右ミドル、ポワリエが右ロー、左ストレートをヒット。中盤、少しずつポワリエの伸びのある左ストレートのヒットが増える。終盤、お互い少しずつパンチの手数を上げ、アルバレスも当てているが、両目の下が腫れており、少し印象が悪い。記者採点は9-10でポワリエ。
2R、ポワリエの左ハイをアルバレスがブロックして倒すが、ポワリエはすぐ立ち、元の体勢に。アルバレスがタックルを仕掛けると、ポワリエはカウンターのギロチンでチャンスを作るが、アルバレスはかろうじて脱出し、スタンドに戻す。それでもアルバレスは再びタックルへ。今度はポワリエのギロチンを簡単にほどき、金網際で背後に回り、フェイスロックでポワリエを追い詰める。アルバレスはマウントに移行するが、ポワリエが座って金網に背中を付けた体勢に。アルバレスはポワリエの肩に直角に肘を落とすと、レフェリーは反則を取り、ブレイクで再開させる。アルバレスは不満を示しつつ立ち上がると、心に隙ができたか?ポワリエが左のテンカオをアルバレスに効かせ、パンチラッシュで金網に詰める。アルバレスは耐え続け場内は大歓声に包まれるが、ポワリエが打ち続けるとついに崩れ落ち、レフェリーがストップした。
He's got him hurt! #UFCCalgary pic.twitter.com/HwhDxWlwab
— UFC (@ufc) 2018年7月29日
RIVALRY CLOSED. #UFCCalgary pic.twitter.com/fCmsaToiXN
— UFC (@ufc) 2018年7月29日
アルバレスはポワリエ相手に2戦連続で反則をきっかけに勝利を逃す形に。ポワリエはマイクを持つと、ペティス、アルバレス、ゲイジーと元王者を倒し続けていることをアピールし(ゲイジーはWSOFの元王者)、「ハビブ、どこだ?」と、ハビブ・ヌルマゴメドフの王座挑戦を熱望した。
"Khabib, where you at?"
@DustinPoirier wants his title shot. #UFCCalgary pic.twitter.com/7JDOsS3rMP
— UFC (@ufc) 2018年7月29日
第12試合 セミメインイベント フェザー級 5分3R
○ジョゼ・アルド(2位、元王者)
×ジェレミー・スティーブンス(4位)
1R 4’19” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
アルドは昨年6月の王座統一戦に暫定王者として臨み、マックス・ホロウェイに3R TKO負け。12月の再戦でも3R TKO負けした。スティーブンスは10年以上UFCに上がり続け、連敗も度々経験しているが、最近3試合はギルバート・メレンデス。チェ・ドゥホ、ジョシュ・エメット相手に3連勝中で、3試合ともファイトオブザナイト、パフォーマンスオブザナイトを獲得している。
WE'VE GOT A WAR! #UFCCalgary pic.twitter.com/ErdCR9wMy2
— UFC (@ufc) 2018年7月29日
1R、スティーブンスが中央からプレッシャーをかけ、右ストレート、首相撲からの膝蹴りを時折当ててやや優勢。中盤、アルドの右ローの直後にスティーブンスが右ストレートを当ててひるませると、金網まで詰めて右アッパーなどで畳みかけ、アルドを苦しめる。しかしアルドも打ち合いで左フック、左ジャブを返していると、スティーブンスが右目下から出血し、少し息が荒くなる。するとアルドが圧力をかける側に回り、残り1分、右と左のボディフックを連続でクリーンヒットすると、スティーブンスがうずくまりダウン。アルドは上になってパウンドラッシュし、スティーブンスがうつぶせで動けなくなったところでレフェリーがストップ。久々の勝利、しかも劇的な逆転勝ちを果たしたアルドは、涙を流して大喜びした。
The of Rio is back! #UFCCalgary pic.twitter.com/eb9ov9yCGQ
— UFC (@ufc) 2018年7月29日
第11試合 女子ストロー級 5分3R
○ヨアンナ・イェンジェイチック(1位、元王者)
×テシア・トーレス(5位)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
ヨアンナは昨年11月にローズ・ナマユナスに1RでKOされ、6度目の王座防衛に失敗。今年4月のリターンマッチでも判定負けした。トーレスは14年からUFCに上がり、UFC 6勝2敗。
1R、スタンドの軽い打撃戦の後、体格で勝るヨアンナがトーレスを金網に押し込み、時折膝を当てて主導権。終盤、トーレスが片足タックルを仕掛けて倒そうとするが、ヨアンナは耐えきる。記者採点は10-9でヨアンナ。
2R、中盤にトーレスが押し込むが、ヨアンナは耐えて打撃戦に戻す。序盤も終盤もヨアンナが回って距離を取りながら、いつものように声を上げながらジャブや前蹴りを当て続ける。だが終了間際、接近戦でトーレスがパンチを連続で振り回し、右フックを一発クリーンヒットし場内を沸かせる。1R同様に差の小さいラウンドだが、記者採点は最後の一発を評価し9-10でトーレスとした。
3Rもお互い決め手に欠ける状況が続くが、スタンドの打撃の攻防でヨアンナが主導権を維持する。残り1分を切り、トーレスが片足タックルでテイクダウンに成功するが、トップキープできず、そのまま押し込み、金網際でお互いクリンチ状態で膝やパンチを打ち合い終了する。採点は難しいが、10-9でヨアンナか。合計29-28でヨアンナ。ジャッジは3者とも30-27でヨアンナを支持した。
第10試合 ライト級 5分3R
○アレクサンダー・ヘルナンデス
×オリビエ・オービン・メルシエ
判定3-0 (30-27/29-28/29-28)
第9試合 ウェルター級 5分3R
○ジョーダン・メイン
×アレックス・モロノ
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)
第8試合 フェザー級 5分3R
○ハキーム・ダオドゥ [Hakeem Dawodu]
×オースティン・アーネット
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
第7試合 ライト級 5分3R
×ケイジャン・ジョンソン
○イスラム・マカチェフ
1R 4’43” 腕ひしぎ十字固め
第6試合 ライトヘビー級 5分3R
×ガジムラド・アンティグロフ [Gadzhimurad Antigulov](15位)
○イオン・クテラバ [Ion Cuțelaba]
1R 4’25” TKO
第5試合 ライト級 5分3R
○ジョン・マクデッシ
×ロス・ピアソン
判定3-0 (30-26/29-27/29-28)
第4試合 女子フライ級 5分3R
×アレクシス・デイビス(3位)
○ケイトリン・チョケイジアン(7位)
判定0-3 (28-29/28-29/27-30)
第3試合 フライ級 5分3R
○ダスティン・オルティス
×マテウス・ニコラウ [Matheus Nicolau]
1R 3’49” KO
第2試合 女子ストロー級 5分3R
×ランダ・マルコス(12位)
○ニーナ・アンサロフ [Nina Ansaroff](13位)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)
第1試合 ライト級 5分3R
○デビン・パウエル
×アルバロ・エレーラ [Álvaro Herrera]
1R 1’52” TKO