ONE 8.11 ルンピニー(レポ):大分BRAVELY GYM所属のタイ人・スリヤンレック、ONEで2連続KO勝ち。今回も約140万円のボーナス獲得
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ONE Friday Fights 28: Kongsuk vs. Jaosuayai
2023年8月11日(金)タイ・バンコク・ルンピニースタジアム
レポート:井原芳徳 写真:(C)ONE Championship
第11試合 コーメインイベント ムエタイ 134ポンド(60.78kg)契約 3分3R
○スリヤンレック・ポーイェンイン[スリヤンレック・ブレイブリー/Suriyanlek](タイ/ポーイェンインジム/BRAVELY GYM/元ルンピニー&ラジャダムナン認定スーパーバンタム級4位、元ワンソンチャイ・フェザー級王者)
×ソンファンコン・FAグループ[Songfangkhong](タイ)
2R 1’46” KO (左フック)
スリヤンレックは戦績100戦75勝25敗の26歳。19年と20年にK-1・Krushに参戦し武居由樹と軍司泰斗に判定負け。武居戦では計3度のダウンを奪われたが、パンチとローキックで武居を苦しめた。今年2月、大分のBRAVERY GYMのトレーナーとなり、4月の大和福岡大会では古村匡平とスーパーライト級で対戦し肘で切られTKO負け。5月24日のラジャダムナンでの試合は131ポンド(59.9kg)で戦い5R KO負けした。だが7月14日、ONEルンピニーに初出場すると、131ポンドでヨッドゥアンジャイと対戦し、右フックでわずか50秒でKO勝ちし、35万バーツ(約140万円)のボーナスを獲得した。それから1か月、前回より3ポンド重い、ONEフライ級の135ポンドに近い134ポンド契約で2度目のONEに臨んだ。
1R、スリヤンレックは序盤からプレッシャーを強め、右ボディ、左インロー、右フックをヒット。ソンファンコンは左ミドル、組んでの膝で応戦するが、次第にダメージが溜まり、コーナーやロープに詰められ、苦しそうな表情を見せるように。それでもソンファンコンは左ミドル、右ストレートを最後に返して意地を見せる。
2R、開始すぐこそソンファンコンが前に出てパンチを振うが、スリヤンレックが左フックを当てると後退する。それでも前に出るソンファンコンに、スリヤンレックは下がりつつ、左右のローを着実に執拗に当て続け、下に意識を向けさせてから、ロープを背負った状況で左フックをクリーンヒットする。ダウンしたソンファンコンは意識は戻ったものの立つ意欲は無く、レフェリーがストップした。
スリヤンレックは7月に続くKO勝ち。勝ち名乗りを受けると前回同様に涙を浮かべた。今回も35万バーツのボーナスが授与されることを伝えられると「チームや仲間のおかげです」と感謝の言葉を述べた。