RISE 6.9 新宿フェイス：山科直史、1年ぶり試合でKO勝ち｜トークショーには原口健飛、志朗、大﨑一貴、田丸辰ら登場
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
格闘技医学会
現場で役立つ格闘技医学を研究/公開/実践中！
RISE Fight Party
2023年6月9日（金）新宿フェイス
レポート＆写真：井原芳徳
山科直史、1年ぶり試合でKO勝ち
第3試合 スーパーフェザー級（60kg） 3分3R（延長1R）
×森下祐樹（SUNNY GYM／2010年RISING ROOKIES CUPスーパーフェザー級優勝）※TASUKU 改め
○山科直史（極真会館／フェザー級16位）
3R 2’50” KO (3ダウン：左ボディフック)
「RISE Fight Party」は公式戦3試合とRISEの主力選手によるトークショーを合わせたRISEの新イベント。3試合の最後に登場した山科は豪快なKO勝ちでインパクトを残した。
1R、序盤から山科が右ロー、左右のボディフックを的確に当て続け、手数で差をつけると、終盤、右フックでダウンを奪う。
すると2R、山科が変わらず積極的に攻め、中盤に左ボディをクリーンヒットしダウンを奪う。森下は立ったがダメージが大きく、山科が攻め続け、右フックで再びダウンを奪い、最後も左ボディでダウンを奪ってKO勝ちした。
山科は「1年ぶりの試合で、前回は（計量失格で）たくさん人に迷惑かけてすみませんでした。実力はあると思うんで、どんどん強い選手とやらせてほしいです。必ずチャンピオンになるんでこれからも応援お願いします」とアピールした。
第2試合 スーパーフライ級（53kg） 3分3R
○羅司［らいぜ］（TEAM TEPPEN）
×旬ノ介（K-LIFE）
判定2-0 (大沢29-27/和田28-28/秋谷29-28)
1R、両者サウスポーで構え、お互い蹴り主体の攻防。終盤、パンチの比重も上がると、羅司の蹴りのカウンターで、旬ノ介の左ストレートのヒットがやや目立つように。
2Rも旬ノ介の左ストレートが随所で命中する。だが羅司がコツコツ当てていた左のカーフキックが終盤に効き目を発揮し、旬ノ介がフラついたところで、羅司が左フックを当ててダウンを奪う。
3R、羅司はやや慎重になってしまい、旬ノ介の左ストレートをもらいがちになるが、大きなダメージは追わず終了し、判定2-0で勝利した。
第1試合 女子フライ級（52kg） 3分3R（延長1R）
×山本“魂武羅［こぶら］”知美（FAITH／7位）※山本知美 改め
○きたりこ（FASCINATE FIGHT TEAM）
判定0-3 (大沢27-30/長瀬27-29/和田27-30)
山本は前日公式計量で53.30kgまでしか落ちず、さらに2時間後の追加計量でも53.15kgまでしか落ちなかった。そのため当日大会開始3時間前の計量で山本は52kg＋2.6kg（戻し体重5％）＝54.6kg以内にならないといけなく、山本はクリアしている。山本は減点2、ファイトマネーの一部没収のペナルティが科される。きたりこが勝った場合のみ、その結果を公式記録とし、それ以外の結果についてはノーコンテストとする。この計量の新ルールは前回5月28日のRISE 168から採用され、実際に適用されたのは山本が初となる。
試合は1R、きたりこが開始すぐから圧をかけ続け、左ボディ、左右のフック、右インローを度々当てて主導権。山本も右フックを返すが、きたりこの勢いは落ちない。
2Rもきたりこがパンチ主体で主導権。3R、山本も右フックのヒットを増やして巻き返したが、最後はきたりこが右フックを返して主導権を握らせず、しっかり自分でをつけ判定勝ちした。
トークショーには原口健飛、志朗、大﨑一貴、田丸辰、白鳥大珠ら登場
トークショーには7月2日の大阪大会、6月23日の後楽園大会等での今後の試合を控えた選手（原口健飛、志朗、大﨑一貴、田丸辰、門口佳佑、白鳥大珠、YA-MAN、山口裕人、南原健太、那須川龍心、登島優音）が登場した。
）
7.2大阪でアンバー・ボイナザロフ（ウズベキスタン）と対戦する原口は「ペッチ（＝ペットパノムルン）と2回やっていて、ペッチより強い奴もおらんと思うんで、楽勝っすよ」と豪語。
RISE WORLD SERIES 2023 -54kgトーナメントにエントリーした大﨑は「一回戦しっかり勝って、準決勝で田丸選手に勝って、決勝で志朗選手に勝って僕が優勝します」と宣言したが、田丸は「この二人（＝大﨑と志朗）をやらせたい空気を感じるので滅茶苦茶にしたいです。大崎選手はたいてい僕の後に試合をして、いつもKOするので、大﨑選手より派手にいい勝ち方をしてインパクトを残したいです」と対抗心をむき出しにした。
イベントの終盤には、8月26日 大田区総合体育館大会での「初代RISEオープンフィンガーグローブ -65kg級王座決定戦」YA-MAN vs. 山口裕人が発表された。最後には登島がギターでの引き語りを披露し、和やかな雰囲気でイベントは幕を閉じた。
RISE 8.26 大田区総合体育館：YA-MAN×山口裕人で初代RISEオープンフィンガーグローブ -65kg級王座決定戦。YA-MAN「煽りとかいらないでしょ」
