LEGION 10.31 鹿児島 オロシティーホール（レポ）：元修斗王者・大石真丈、柔術黒帯・北川勇介との50代対決で73秒一本勝ち。森井洋介と内柴正人がエキシに登場

LEGION☆JAPAN 2021 鹿児島大会 ～獅子吼 其の壱～
2021年10月31日(日） 鹿児島・オロシティーホール

　　

記事提供：LEGION☆JAPAN（福永道場）

　2年ぶり開催となったレギオンジャパン主催大会。コロナ禍での開催となり通常より縮小した大会となったが、日本各地から選手を招聘し、地元九州勢との激突を中心にカードが組まれ、満員の熱いファンが集まった鹿児島の地で、熱い戦いが繰り広げられた。ヘビー級のど迫力のぶつかり合いと、中軽量級のスピードと技術の戦いでのKO決着や、若い選手の熱い気持ちが伝わる戦いで、アマチュアの全力ファイト、技術と迫力のプロファイト、あっと驚くMr.X参戦もあり、大いに盛り上がった大会となった。
　今後もMMA、キックボクシング、さらにグラップリングマッチなど新しい展開が期待される九州から羽ばたくレギオンジャパンにどうぞご期待ください。

第6試合　メインイベント　MMA　フェザー級　5分2R
○大石真丈（フリー）
×北川勇介（newawa plus doJo）
1R 1’13” 腕ひしぎ十字固め

　1R開始早々、大石は打撃戦と見せかけ、北川のパンチを潜り込んだ胴タックルからテイクダウン。そのまま寝技で優位なポジションを取り、最後は腕ひしぎ十字で貫禄の一本勝ち。ベテラン同士の戦いを見事な技術で勝利を飾った大石。会場からも感嘆の声が漏れる見事な一本勝ちでメインを締めくくり、勝者を称える北川にも大きな拍手が送られた。

第5試合　セミファイナル　キックボクシング　スーパーヘビー級　3分3R
○丸山公豊（宮田ジム）
×JUN（フリー）
判定2-0

　1～2Rを優勢な展開だった丸山だったが、JUNも時折ボディーを混ぜた反撃に、丸山も決め手を欠きKOまで至らず。3Rになると動きが鈍った丸山を攻めていったJUNだったが、前半の優勢さで押し切り丸山が判定勝ちした。

スーパーエキシビションマッチ　グラップリング　6分1R
―内柴正人（フリー／2004アテネ五輪＆2008北京五輪柔道男子66kg級金メダル）
―TAG（ERUPT）
勝敗無し

　大会まで一切情報が伝わらなかったMr.X。マントを纏い軽快なステップでリングに上がったその小柄な男はリングアナのコールが終わるとようやく正体を明かす。その男はオリンピック柔道連覇の内柴正人だった。期待を裏切らない大物Mr.Xに拍手と驚きの声で試合が始まった。

　内柴とTAGはレギオンでは初のグラップリングルールマッチに挑んだ。組んでからの投げと崩しのテクニックを披露し、寝技でもお互いにテクニックを発揮し会場のファンを魅了した。
　レギオンでは初の試みのグラップリングルールだったが、二人の参戦の可能性も含めて今後が楽しみが膨らむ一戦となった。

スーパーエキシビションマッチ　キックボクシング　2分2R
―森井洋介（野良犬道場／元KNOCK OUTライト級王者、元全日本＆Bigbangスーパーフェザー級王者、元WBCムエタイ＆WPMF日本フェザー級王者）
―西本竜馬（ダイアタイガージム）
勝敗無し

　実力急上昇中で今後の期待が高まる九州出身の西本と、スピードを武器にスピンキックなどで翻弄するもしっかりと間合いを詰めて前に出る森井の、エキシながらも激しい戦いとなった。最後まで攻め続ける二人に大きな拍手が上がった。

第3試合　キックボクシング　ヘビー級　3分3R
×日高雄二（HEAT）
○メル（インタージム郡元）
2R 0’25” TKO (タオル投入)

　長身な上に非常に手足の長いメルと頑丈な体つきの日高の好対照な二人の一戦。1Rからメルの非常に長いリーチを利用したボディやローキックに苦戦した日高。打たれても前に出る姿勢を崩さない日高だったが、2R早々メルの連打にダウンを喫す。立ち上がりファイティングポーズを見せる日高だったが、メルのガードの上からも放たれる強烈なキックで日高の腕を粉砕。セコンドからタオルが投入され試合ストップとなった。

第2試合　キックボクシング　スーパーヘビー級　3分3R
○森　謙太（秀心塾）
×虎攻鬼（START GATE）
判定3-0

　一発一発がドスンドスンと会場に響く二人のパンチ。開始早々、ど迫力の打ち合いで始まったが、後半お互い動きが鈍り決め手を欠き判定までもつれた。前半を有利に押し切った森が判定勝ちを収めた。

第1試合　キックボクシング　ライト級　3分3R
○旭野　穂（野良犬道場）
×野田真琴（ハードヒットジム）
1R 1’03” KO (左ハイキック)

　開始のゴングと同時に旭野に飛びかかるように攻撃を仕掛けていった野田だったが、旭野は冷静にかわし、野田を技術で圧倒。野田もクリンチで逃れようとするも、旭野は野田を寄せ付けず、1R1分で左ハイが野田の顔面を捉えKOで圧勝。旭野は前回大会に続きKOで2連勝した。

アマチュアキックボクシング

第10試合ウェルター級-66kg2分2R
×田中竜（A×EL.m.m.a）vs 川村翔真（LEGION TOP TEAM南九州総本部）○3-0

第9試合ミドル級-72kg 2分2R
○聖瑠（和心會）vs 宝来弘富（t.hard hit）× 3-0

第8試合スーパーフェザー級-59kg2分2R
○池田健志（TEAMZERO）vs 高野颯太（桂塾）× 2-0

第7試合スーパーフェザー級-59kg 2分2R
○KIDOU（和心會）vs 坂口琉惟（薩摩ジム）×3-0

第6試合スーパーウェルター級-69kg 2分2R
×西上床秀毅（坊海竜）vs 中田真佐希（LEGION TOP TEAM総本部福永道場）○3-0

第5試合バンタム級-53kg 2分2R
○大平龍（KICK SPARK）vs 桜島トモアキ（インタージム郡元）× 2R 1分57秒KO

第4試合フェザー級-57kg2分2R
×下西優樹（KOコンバット）VS 辻桂太（桂塾）○3-0

第3試合90kg契約2分2R
×大輝（和心會）vs いらむ～ちょ（インタージム郡元）○ 2R1分42秒TKO

第2試合 スーパーバンタム級-55kg 2分2R
×藤崎航太郎（アールジムプラス）vs 田平龍聖（TEAMZERO） ○ 3-0

第1試合 フェザー級−57kg2分2R
×TOMOHIRO（インタージム谷山）vs 南優人（UP-TOP）○ 1R41秒KO