UFC 2.13 ラスベガス:カマル・ウスマン、盟友ギルバート・バーンズに逆転KO勝ちしウェルター級王座3度目の防衛
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UFC 258: Usman vs. Burns
2021年2月13日(土/現地時間) 米国ネバダ州ラスベガス:UFC APEX
レポート:井原芳徳
第10試合 メインイベント UFCウェルター級タイトルマッチ 5分5R
○カマル・ウスマン(王者)
×ギルバート・バーンズ(1位)
3R 0’34” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
※ウスマンが3度目の防衛
ウスマンは昨年7月のアブダビ大会でバーンズを相手に2度目の防衛戦を行う予定だった。しかしバーンズが新型コロナウイルスの陽性反応が出たため欠場。大会1週間前に3位のマスヴィダルが新たな挑戦者に決まったと発表され、試合ではウスマンが大差の判定で勝利している。
バーンズは14年からUFCに上がり、グンナー・ネルソン、デミアン・マイア、タイロン・ウッドリーら相手に6連勝し、王座初挑戦に辿り着いた。ブラジル出身でグラップリングと柔術の世界大会で活躍してきたが、ここ4年はパンチでのKO勝ちが増えている。1歳下の33歳のウスマンとは元同門で、昨年春までサンフォードMMAで共に練習していたが、対戦に備えウスマンがジムを離れていた。試合直前には両者ともにらみ合いで目を離さず、心を鬼にして相手に向かおうとしている。
いきなりの強打
ギルバート・バーンズの猛攻に、なんとか持ちこたえたカマル・ウスマン・・・!#UFC258 pic.twitter.com/qydbqVIukm
— UFC Japan (@ufc_jp) February 14, 2021
1R、先にバーンズが中央からプレッシャーをかけると、右ミドルを当ててから、30秒過ぎに右フックを当て、ウスマンをダウンさせる。スタンドに戻り、バーンズは右ハイを放つがスリップし、猪木アリ状態が続く。中盤、スタンドに戻ると、バーンズが随所でパンチをヒット。ウスマンもオーソドックス主体でスイッチを織り交ぜつつ、右ローや左ジャブを返す。だが手数差は縮まらず、終了間際にもバーンズのパンチの連打をもらってしまう。記者採点はバーンズ。
第1ラウンドでヒヤリとさせたカマル・ウスマンが反撃開始#UFC258 pic.twitter.com/49K1tPHdtj
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2Rもバーンズがパンチと蹴りを積極的に出して先手を取る。だがウスマンも時折スイッチしつつ、左ジャブのヒットをじわじわ増やすと、中盤、右フックでダウンを奪う。ウスマンが積極的にパンチを振るい、バーンズはケージを背負って回る構図に逆転する。終盤、バーンズが右ローを放つと、ウスマンが左ジャブを合わせてスリップさせる。最後、バーンズは胴タックルを仕掛けるが、ウスマンは軽々と突き放す。記者採点はウスマンでポイントは五分に。
最後はフィニッシュで決めるっっっ
カマル・ウスマン強し#UFC258 pic.twitter.com/3gbscKTXri
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すると3R、ウスマンがサウスポーに構えると、開始すぐ右ジャブをヒット。バーンズが真後ろに倒れると、ウスマンは立った状態から長い両手でパウンドを連打し、最後はハーブ・ディーン・レフェリーがストップした。
勝利直後、興奮状態のウスマンは雄たけびを上げたが、しばらくすると正座して涙を流した。ベルトを再び巻いた後はバーンズと抱き合い、バーンズも涙を流した。試合後のインタビューでウスマンは「ジムを離れ、ギルバートと戦うことは辛かった」と振り返り、2度目の防衛戦で緊急出場だったマスヴィダルとの再戦を熱望した。
リスペクト#うれし涙も悔し涙も明日への糧に#UFC258 pic.twitter.com/h1kwMh6Hqo
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第9試合 セミメインイベント 女子フライ級 5分3R
×メイシー・バーバー(10位)
○アレクサ・グラッソ(15位)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)
第8試合 ミドル級 5分3R
○ケルヴィン・ガステラム(9位)
×イアン・ハイニッシュ(15位)
判定3-0 (30-27/29-28/29-28)
第7試合 フェザー級 5分3R
○リッキー・シモン
×ブライアン・ケレハー
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
第6試合 ミドル級 5分3R
×マキ・ピトーロ
○ジュリアン・マルケス
3R 4’17” アナコンダチョーク
第5試合 ミドル級 5分3R
×ホドルフォ・ヴィエラ
○アンソニー・ヘルナンデス
2R 1’53” フロントチョーク
第4試合 ウェルター級 5分3R
○ベラル・ムハマッド(13位)
×ディエゴ・リマ
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
第3試合 女子ストロー級 5分3R
○ポリアナ・ヴィアナ
×マロリー・マーティン
1R 3’18” 腕ひしぎ十字固め
第2試合 140ポンド契約
×アンドレ・イーウェル
○クリス・グティエレス
判定0-3 (26-30/28-29/27-29)
第1試合 ウェルター級 5分3R
○ゲイブリエル・グリーン
×フィリップ・ロウ
判定3-0 (30-27/29-28/29-28)