REBELS 2.28 後楽園ホール:潘隆成「最後のREBELSで他団体選手に勝たせちゃダメ。と言っても僕もREBELSは久々なんですよね」×重森陽太「しっかりとREBELSの幕を引くお手伝いをさせていただきたい」|ツイキャスとサムライTVで大会生中継
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中野トイカツ道場
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REBELS ~The FINAL~(2月28日(日) 後楽園ホール)で「ライト級/REDルール/3分3R・延長1R」で潘隆成(クロスポイント吉祥寺/元WPMF日本スーパーライト級王者)と重森陽太(伊原道場稲城支部/WKBA世界ライト級王者)
が対戦する。約2年ぶりのREBELSで新日本キックからの“外敵”を迎え撃つ潘は、「同階級で一番強いと思っている」相手との一戦に向けてどう意気込んでいるのか?重森は初のREBELSがファイナル大会となったが、新日本キック代表としての意識は強い。日本人には6年以上負けていない彼は、「自分とスタイルが似ている」と評する潘との戦いを、どのように位置付けているのか?(記事提供:REBELS)
潘隆成「最後のREBELSで他の団体の選手に勝たせちゃダメ」
――今回からライト級に落としての参戦ということですが、階級変更の理由は?
潘 これまでのスーパーライト級ではやれる選手とだいたいやってきたというのもあり、ライト級のほうが盛り上がりそうな相手がいっぱいいるなと思って、落とすことを決めました。
――減量などは心配ないですか?
潘 大丈夫ですね。最近新しいトレーナーにいろいろ見てもらって、減量の仕方とか食事のこととかも指導してもらったんです。前回、勝次選手と試合した時(2020年9月)が63.5kg契約だったんですけど、その時もけっこう余裕を持って落とせたので、相談もした結果「コンディションを落とさず階級を下げられるんじゃないか」ということで決めたという感じです。
――では新しい階級でも、動きは問題ないと。
潘 試合は初めてなので、やってみないと分からない部分はありますけど、今のところは大丈夫だと、自分では思ってます。
――カード発表会見では、お互いに「タイプが似ている」と言っていました。潘選手としてはどういうところが似ていると思っていますか?
潘 相手をコントロールする技術だったりとかですね。試合にしても、相手にダメージを与えたり倒すというよりも、相手をコントロールして試合を作るという部分がすごく似ていると思いました。重森選手は左を使うのがうまいなと思ってたんですけど、僕も左を使って相手をコントロールするということを意識してやってきたので、そういうところで似てるなと思いました。
――似たタイプ同士の戦いとなると、接戦になる可能性が高いのかなと思うんですが、いかがでしょう?
潘 僕もこういうタイプとはあまりやったことがないので、どうなるかはフタを開けてみないと分からないですけど……いつものようにコントロールできたりは絶対しないと思うし、相手も「自分がやられてイヤなこと」をやってくるはずなので、接戦にはなると思いますね。
――そこで勝つカギは何になると思いますか?
潘 まず、競る部分で絶対に引かないことだと思っています。あとは、ホントに穴が少ない相手なんですけど、ないわけではなくて実際に見つけてもいるので、そこを突いていけたらという感じです。
――重森選手は過去40戦以上で対日本人の黒星は一つだけ、それも6年半前ということなんですが。
潘 僕も会見の時に初めて聞いて、「そうなんだ!」と思いました(笑)。僕は前から、ライト級の日本人で一番強いのは重森選手なんじゃないかと思っているんですが、そこで気負うとかは全然なくて、勝ったらオイシイなぐらいの気持ちで思いっきりぶつかっていきたいと思ってます。今は「食ってやろう」という気持ちが強くて、対日本人2敗目をつけてやりたいですね。
――新日本キックとの対抗戦という側面もあります。
潘 特にREBELSが最後というのもあって、それも大きいですね。今回は新日本キックから2選手が乗り込んでくるんですけど、僕はクロスポイント所属ですし、最後のREBELSで他の団体の選手に勝たせちゃダメだなって気持ちは、今までの対抗戦よりもあります。新日本の選手とはこれで3回目なんですけど、そういう気持ちは一番強いです。
――「新日本キックの強さ」みたいなものは感じますか?
潘 全体としてというのは特にないんですけど、これまで2戦は新日本の大会で戦っていて、REBELSのリングで当たるのは初めてなんですよ。新日本の大会は独特の雰囲気があるので、そこの空気感は今までとちょっと違うのかなと。
――ホームリングでの試合という気持ち?
潘 ……と言っても、僕もREBELSは久々なんですよね(笑)。なので、逆にREBELSのリングのほうが緊張はするかもしれません。ホームリングのほうが負けられないというプレッシャーもありますし。まあ、REBELSの会場の雰囲気は何度も味わってきたものでもありますし、最後なので当日は本当に楽しみたいなという気持ちです。
――相手を考えても大一番ですが、その先については?
潘 去年9月のKNOCK OUTのトーナメントで、重森選手は決勝に勝ち上がって、スアレック選手とタイトルマッチを争っているので、重森選手に勝てばベルトへの一番の近道になると思ってます。ここで勝って、スアレック選手の持っているベルトを今年中には獲りに行きたいなと思ってます。
――「次期エース」と呼ばれていただけに。
潘 そろそろ本当のエースにならないといけないと思うんですけど(笑)、瑛ちゃん(小笠原瑛作)、(鈴木)千裕とかもいるんで、そんなに気負うこともなく、僕は僕なりにベルトに向かっていければいいかなと思ってます。
――そのためにも大事な一戦ですね。では最後に改めて、意気込みをお願いします。
潘 タイプ的には似ていると思うし、お互いに絶対に譲りたくない部分もあると思うので、本当に熱いものが生まれてREBELSの最後にふさわしい熱い試合に、絶対になると思います。なので、お客さんも一緒に盛り上がってほしいなという気持ちです。応援よろしくお願いします。
重森陽太
――いきなりですが、会見などでの言葉遣いや物腰がものすごく丁寧ですよね。
重森 そうですか?(笑) ありがとうございます。……丁寧ですかね? メールなどはビジネスベースで基本的なご挨拶をちゃんとしないとなと心がけたりもしてますけど……。
――もしかしたらキック界、いや格闘技界一なんじゃないかと思うぐらいですが。
重森 どうなんですかね?(笑) でも、同じ伊原道場の(江幡)塁さん、睦さんはすごく丁寧ですよ。その影響はあるかもしれません。やっぱり伊原信一代表、稲城支部の栗芝貴会長の教えですね。あと、私は大学を卒業して一般企業に就職しているので、それでビジネスマナーを心がけなきゃというのもあります。
――のっけからリング外の話で失礼しました(笑)。さて、1月のカード発表会見では「潘選手とはスタイルが似ている」というお話をされていました。具体的に、どういう部分に感じますか?
重森 潘選手が新日本キックで勝次選手と試合をした時に、「あ、なるほどな」と思ったんです。私がもし勝次選手と試合をしたらこうしたいなと思っていた動きを、潘選手がしてたんですよね。その組み立てとかを見て、「ああ、似てるんだな」と思いました。たぶん、好きな技とかも似てるんだと思います。
――似たスタイル同士の試合となると、接戦になってしまうのではないかと思うんですが、いかがですか?
重森 うーん……そこがけっこう面白いところで、フタを開けてみれば全然違う展開になることもあったりするし、思ってもない展開に勝手になっちゃったりするんですよね。だからそこはあまり意識しないで、普通に試合をすれば面白くなるんじゃないかなと思います。ドロドロでドローになることはないと思うので。
――なるほど。
重森 普通は、タイプが似てると確かに試合が動かなくなりがちなんですけど、その中で無理やり動かさないといけない場面って、必ずあるじゃないですか。そこが楽しみですよね。でもそれって、狙ってできることではなくて、噛み合って噛み合って、どっちかが崩していくから面白くなるんですよ。だから……あ、結局は接戦になるんですかね(笑)。
――結局はなりますか(笑)。
重森 接戦にはなりそうですけど(笑)、ドロドロの塩試合にはならないと思います。自分としては、試合の中でリズムや戦い方を変えたりというのは得意な方なので。その中から突破口を見つけて勝ちたいです。
――そのあたりの自信もあって、対日本人ではデビュー以来1回しか負けていないということなんですね。
重森 バンタム級時代に防衛戦で負けたのみですね(2014年10月、瀧澤博人戦)。
――ということは約6年半、日本人に負けなしということですよね。レベルの高い新日本キックと、近年はKNOCK OUTなど戦いの場も広がっている中で、すごいことだと思います。
重森 誰も言ってくれないので、会見では自分で言ってみました(笑)。言ったら言ったでプレッシャーもかかるんですけどね。
――今回はリカルド・ブラボ選手とともにREBELSのリングに乗り込む形になります。「新日本キックを背負う」という意識は強いですか?
重森 そうですね。このところREBELS・KNOCK OUTと新日本キックの交流が増えていて、僕はREBELSは初めてなんですけど、KNOCK OUTには何度か出させていただいて、アウェイ感は少しずつ減ってきているなとは思います。ファン層は近いのかなと思うし、ちょっとそういうファンの方々と交流もさせていただいたのもあって。ただ今回、REBELSのファイナルじゃないですか。
――はい、今大会で封印ということになります。
重森 何となく私のイメージだと、REBELSの選手だけでやるのかなと思ってたんですよ。そしたら新日本キックから2人も呼んでくれて試合を組んでくれるのは、さすがだなと思いました。REBELSって「反逆者」という意味ですよね? そのテーマを最後まで貫くのはカッコいいなと。
――重森選手の思う「新日本キックの強さ」って、どういうものだと思いますか?
重森 新日本キックって、社会で言うと資本主義的な面があると思うんですよ。
――資本主義的?
重森 他の団体ですと、ランカーあたりから入場曲がかかったり煽り映像が入ったり、スポットライトが当たり始めますよね。でも新日本キックって、チャンピオンにならないとそういうことがないんですよ。だから競争がすごく激しくて、「チャンピオンは一番強くなければいけない」という意識がすごく刷り込まれてる団体だと思うんです。だから勝ちへの執着が一番強い団体なんじゃないかなと思いますね。
――ああ、分かります。
重森 よくも悪くも、というところはあると思うんですが、チャンピオンにならないとスポットライトが当たらないというのは面白いですよね。だからこそ、チャンピオンに対するいい意味でのプレッシャーがあって、そこは選手にとって大きい部分だと思います。他団体に出るからには絶対に勝たないとというのもありますし。
――今回の試合は、もちろん今後のKNOCK OUTにもつながっていくと思います。そこでどうしていきたいですか?
重森 KNOCK OUTの階級設定が変わったんですよね。新日本キックのライト級は61.2kgなんですが、KNOCK OUTではスーパーフェザー級が60kg、ライト級が62.5kgということで、ちょうど真ん中なんですよ(笑)。
――確かにそうですね。
重森 ずっと61.2kgで体を作っていたので、どうしようかなと。でも逆に言うとどっちもやれるということでもあるので、スーパーフェザー級とライト級、両方の階級でやっていきたいですね。2階級のベルトを同時に持ちたいというのが今の夢です。2階級制覇ならよくありますけど、同時に2階級保持というのはあまりないので。例えば4月にスーパーフェザー級のタイトルマッチをやって、6月にライト級のタイトルマッチをやって……という感じで。
――青写真ができてますね。
重森 あとは、スアレック選手がチャンピオンのうちに自分がベルトを奪取したいというのがあります。スアレック選手は実績もありますし、実際に対戦しても強かったので、それを乗り越えてチャンピオンになりたいです。
――新日本キックも背負って。
重森 はい、対抗戦はこれからもどんどんやっていきたいと思いますし、伊原代表に期待していただいている分、しっかり結果を残していかないとと思っているので、新日本キックの切り込み隊長的な立場はキープしていきたいと思います。
――では最後に、改めて意気込みをお願いします。
重森 10年間続いたREBELSが今回で最後ということで……キック団体としては新しい方だと思いますが、最初の頃から注目されていましたし、今見てみると、REBELS出身の有名選手ってすごく多いんですよね。その最後に出られるということで、KNOCK OUTにもつながるような勝ちを掴みたいと思います。3月が「REBORN」ということですが、ここから“始まり”を匂わせることができるように、「KNOCK OUTでまた重森陽太が見たいな」と思われるような試合をして、しっかりとREBELSの幕を引くお手伝いをさせていただきたいです。「反逆者」というテーマにも甘えさせていただいて(笑)、オイシイところをしっかりといただきたいです。
【REBELSからのプレスリリース】
◆REBELS ~The FINAL~「ツイキャス」プレミア配信&「サムライTV」生中継が決定!
2021年2月28日(日)に後楽園ホールで行われます『REBELS ~The FINAL~』が、「ツイキャス」にてプレミア配信、ならびに「サムライTV」にて生中継されることが決定しました。
◇「ツイキャス」プレミア配信は、通常の【ライブ観戦チケット/3,300円(税込)】と【ファイター応援チケット/6,600円(税込)】の2種類をご用意しました。
【ファイター応援チケット】は、今大会に出場する14名のファイター+引退記念セレモニーを行うUMA選手の中から1選手をお選びいただき、お客様から頂きましたチケット代金の一部をその選手のファイトマネーに直接上乗せさせていただきます。
<放送概要>
当日17:30より全試合終了までのPPV有料生配信となります。下記ページよりご購入いただけます。
https://twitcasting.tv/kb_knockout/shopcart/51717
※視聴期限:2021年3月14日(日) 23:59まで。何度でもご視聴いただけます。
◇「サムライTV」生中継は、当日17:30から全試合終了まで完全生中継されます。
サムライTVは、スカパー!プレミアムサービス、ひかりTVほか全国のケーブルテレビで絶賛放送中!
月額料金:1,980円(税込)
https://www.samurai-tv.com/
対戦カード
※REDルールは肘有りキックルール、BLACKルールは肘無しキックルール
REBELS-BLACKスーパーウェルター級(70kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
日菜太(クロスポイント吉祥寺/王者、元RISEミドル級(70kg)王者)
海人(TEAM F.O.D/挑戦者、シュートボクシング日本スーパーライト級(55kg)王者、S-cup 2018 65kgトーナメント優勝)
REBELS-REDスーパーフライ級(52kg)タイトルマッチ 3分5R
老沼隆斗(STRUGGLE/王者)
白幡裕星(橋本道場/挑戦者、ムエタイオープン王者)
REDルール ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
潘 隆成(クロスポイント吉祥寺/元WPMF日本スーパーライト級王者)
重森陽太(伊原道場稲城支部/WKBA世界ライト級王者)
REDルール スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
津崎善郎(LAILAPS 東京北星ジム)
リカルド・ブラボ(アルゼンチン/伊原道場アルゼンチン支部/新日本ウェルター級王者)
REDルール 64kg契約 3分3R(延長1R)
良太郎(池袋BLUE DOG GYM/REBELS-REDライト級王者)
橋本 悟(橋本道場/INNOVATION&ムエタイオープン・スーパーライト級王者)
BLACKルール ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
紀州のマルちゃん(武勇会/INNOVATIONライト級4位)
麻火佑太郎(PHOENIX)
BLACKルール 55.5kg契約 3分3R(延長1R)
鈴木貫太(ONE’S GOAL)
大川一貴(青春塾)
※UMA(K&K BOXING CLUB/REBELS-BLACK 67kg級王者・元65kg級王者、LPNJ(ルンピニー日本)ウェルター級王者)引退セレモニーを実施
概要
大会名 REBELS ~The FINAL~
日時 2021年2月28日(日) 開場・16:45 開始・17:30
会場 後楽園ホール
中継 ツイキャス(3,300円~/PPV) サムライTV(1,980円/月額)
チケット料金 SRS席¥20,000 RS席¥15,000 S席¥10,000 A席¥7,000 ※チケット完売 ※小学生から有料、6歳未満でも座席を必要とする場合は有料
お問い合わせ Def Fellow 03-6262-3760 promotion@rebels.jp http://www.rebels.jp/