INNOVATION 12.27 新宿フェイス:花岡竜、Rising力との無敗対決で圧勝。山浦俊一がWBCムエタイ日本王座奪取。与座優貴&橋本悟がKO勝ち
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JAPAN KICKBOXING INNOVATION:CHAMPIONS CARNIVAL 2020
2020年12月27日(日)新宿フェイス
レポート&写真:井原芳徳
第2部
第7試合 51kg契約 3分5R
○花岡 竜(橋本道場/INNOVATIONフライ級王者)
×Rising力(Rising己道会/INNOVATIONフライ級3位、西日本フライ級王者)
判定3-0 (少50-47/神谷50-46/センチャイ49-46)
花岡はジュニア時代に28冠を獲得した高校2年生。10月のNO KICK NO LIFEでは元新日本バンタム級&フライ級王者のHIROYUKIの相手に抜擢され、5Rドローと健闘した。前回8月のINNOVATION新宿大会ではRising力でフライ級王座決定戦を行う予定だったが、力の負傷欠場により、押川大也との王座認定試合(花岡が勝利した場合のみ王者として認定される)に変わり、花岡が判定勝ちし、プロ5戦無敗で王者になった。力もプロ7戦負け無しで全勝(3KO)で弱冠20歳。仕切り直しの一戦はフライ級より0.2kg重い51kg契約のノンタイトル戦だが、3分5Rのため、タイトル戦と大差の無い、両者にとって負けられない試合となる。
1R、力が圧力をかけ、パンチを振るい、花岡はかわして左ミドルや左前蹴りを当て、組んで膝を当てる構図。花岡は時折右フックを被弾するが、ダメージはまだ大きくない様子だ。
2R、花岡はミドル、前蹴りを矢継ぎ早に出し続け、力にパンチを打たせず優勢に。中盤以降は蹴りだけでなく左ボディも強打し好印象を残す。
3Rも花岡が左ミドル、前蹴り、左ボディを当て続け主導権を維持。首相撲からの崩し、組んで突き放してからの左ミドルなど、技のパターンも増やす。4Rも同様に花岡が力をかわしながら自分の左ミドル、右ストレート等を何発も当てて優勢を維持する。
5Rも花岡が体力を切らさずパンチと蹴りを何発も当て続けると、残り40秒に右上段後ろ廻し蹴りを当てて、力をひるませる。力は口から大出血。花岡はダウンは奪えなかったが、最後に差をはっきり示し判定勝ちした。
第6試合 64kg契約 3分3R
○橋本 悟(橋本道場/INNOVATION&MuayThaiOpenスーパーライト級王者)
×小磯哲史(テッサイジム/J-NETWORKライト級王者)
3R 2’59” KO (右ストレート)
橋本は8月の新宿大会で、NJKF同級王者の畠山隼人にKO負け。今回はREBELSを主戦場としている46歳のベテラン・小磯を迎え撃った。
1R、前に出てパンチを振るう小磯を、橋本はかわし続け、右ローを着実に叩き込んで効かせ主導権を握る。2Rも橋本が右ローを効かせる。だが中盤、パンチの打ち合いに応じると、小磯が右フックを当て、橋本をふらつかせる。
3Rも小磯は必死に前に出るが、橋本はパンチをかわしつつ、自分の左ジャブ、右ストレートを的確に当て続ける。さらに左ミドル、右ハイも効かせると、最後はパンチを当て続け、右ストレートでダウンを奪う。小磯はダメージが大きく、ファイティングポーズを取るが、座ったままで立ち上がれず。橋本が残り1秒でKO勝ちを果たすと、場内は大盛り上がりとなった。
第5試合 67kg契約 3分3R
○与座優貴(橋本道場/INNOVATIONウェルター級2位、極真会館2017全世界ウェイト制軽量級優勝)
×喜入 衆(NEXT LEVEL渋谷/元LPNJ(ルンピニー日本)&MuayThaiOpenウェルター級王者、元J-NETWORKスーパーライト級王者)
3R 1’42” TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)
KNOCK OUTとREBELSでの試合の続いた与座は、約1年半ぶりのINNOVATION登場。11月8日のREEBLSでは久保政哉と対戦し、9カ月ぶりの試合で成長ぶりを示したかったが、判定2-0での辛勝に終わった。今回は41歳のベテラン・喜入と対戦した。
1R、与座がサウスポーに構え、左ミドル、ローを強打するが、まだ蹴り数は少ない。喜入も組めば膝を返し、パンチでも詰めて応戦する。
2R、喜入は執拗に組みを狙うが、与座は突き放して胴廻し回転蹴りを2度ヒットして、いずれも喜入をぐらつかせる。左ミドルも効かせ、終盤には右フックでもひるませ、軸足刈りも決めて好印象を残す。
すると3R、与座が左ミドルを効かせてから、胴廻し回転蹴りをまたも当て、今度は喜入が倒れてダウン。ダメージの残る喜入に、与座が二段蹴りの形で左ミドルを当てて下がらせ、パンチ連打で防戦一方にしたところでセンチャイ・レフェリーがストップ。与座が空手の大技を活かし快勝した。
第4試合 INNOVATIONスーパーフェザー級王座決定トーナメント準決勝戦 3分3R(延長1R)
○Rising大輝(Rising己道会/INNOVATION 8位)
×市村大斗(多田ジム/INNOVATION 9位)
4R 判定3-0 (和田10-9/センチャイ10-9/北尻10-9)
3R 判定1-0 (和田29-28/センチャイ28-28/北尻28-28)
※2R飛び膝蹴りで市村に1ダウン
第3試合 ウェルター級 3分3R
×マサキ(多田ジム/INNOVATION 10位)
○大島優作(RIKIX)
判定0-3 (28-30/27-30/27-30)
第2試合 58kg契約(肘無し) 3分3R
○新田宗一郎(クロスポイント吉祥寺)
×都築憲一郎(エムトーンジム)
判定3-0 (30-29/30-29/30-27)
第1試合 56kg契約(肘無し) 2分3R
○井熊友也(クロスポイント吉祥寺)
×神助(エムトーンジム)
判定3-0 (29-27/29-27/30-27)
第1部
第10試合 WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級タイトルマッチ 3分5R
×葵拳士郎(マイウェイジム/王者、元INNOVATION王者)
○山浦俊一(新興ムエタイジム/1位、NJKF王者)
判定0-3 (センチャイ48-49/和田47-49/北尻47-50)
※山浦が王者に
1R、まだお互い慎重だが、終盤に山浦が右ロー、ハイを少し増やす。2R、山浦は右ローを当てつつ、崩しも多用するように。葵も右ロー、左ボディ、左ミドルを連続で決め好印象を残す。
3Rも山浦は崩しも決めつつ、左ボディも度々当てるように。葵は右ハイを繰り返すが、山浦はスウェーを続ける。山浦が取ったか。
記者採点はここまでイーブン。ジャッジの中間集計では、2者が山浦、1者が葵を支持している。だが4Rの試合中、1分ほどが過ぎての発表だったため、通常通りラウンドインターバル中に発表して欲しかった。
4Rは葵が右ボディ、右ハイを当てるが、山浦が左ボディ、右肘、膝の連打からの崩しを返す。やや山浦の攻めが目立つ。すると5Rの山浦は中からバックステップで、時折ミドルと膝を当てる流しモードで、葵の反撃を封じて終了。ジャッジ3者の支持を得て、山浦が判定勝ちで新王者となった。
第9試合 スーパーフェザー級 3分3R
△櫻井 健(Hardworker/INNOVATION 1位)
△藤野伸哉(RIKIX)
判定0-0 (29-29/29-29/29-29)
第8試合 フェザー級 3分3R
△千羽裕樹(スクランブル渋谷/INNOVATION 4位)
△井上竜太(Hardworker/INNOVATION 5位)
判定0-1 (28-29/29-29/29-29)
第7試合 スーパーライト級 3分3R
○宮下修平(マイウェイジム/INNOVATION 9位)
×岩橋伸太郎(エスジム)
判定2-0 (30-28/29-29/29-28)
第6試合 バンタム級 3分3R
×スダ456(BRING IT ONパラエストラAKK)
○志賀将大(エスジム)
判定0-3 (28-30/27-30/27-30)
第5試合 ライト級 3分3R
○渡辺雄太(マイウェイジム)
×大介(クロスポイント吉祥寺)※井樋大輔 改め
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)
第4試合 フライ級(肘無し) 3分3R
○白幡太陽(橋本道場)
×酒寄珠璃(ドージョー☆シャカリキ)
1R 2’42” TKO
第3試合 ヘビー級(肘無し) 3分3R
×渡辺 颯(マイウェイジム)
○三上大智(ボスジムジャパン)
1R 2’38” TKO
第2試合 53.5kg契約(肘無し) 3分3R
×吉田竜也(クロスポイント吉祥寺)
○齊藤龍之介(ドージョー☆シャカリキ)
1R 2’57” TKO
第1試合 女子52.5kg契約(肘無し・顔面膝蹴り無し) 2分3R
×NAO・YK(YKジム)
○紗彩(ドージョー☆シャカリキ)※塚本さあや 改め
判定0-3 (28-30/27-30/27-30)