K-1 12.13 両国国技館:ゴンナパーがK-1王座奪取。木村ミノル、KO勝ちしメイウェザーの相手に名乗り。芦澤竜誠、復帰戦はKO勝ち
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K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K-1冬の大一番~
2020年12月13日(日) 両国国技館
レポート&写真:井原芳徳
第12試合 K-1 WORLD GPライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
×林 健太(FLYSKY GYM/王者)※初防衛戦
○ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/挑戦者、Krush同級王者、元WPMF世界スーパーライト級王者)
判定0-2 (西村29-29/水谷29-30/岡田28-30)
※ゴンナパーが王者に
K-1ライト級王者の林はKrush同級王者のゴンナパーを相手に初防衛戦。林は17年11月のKrushでゴンナパーにKO負けしているが、その後FLYSKY GYMでの練習で成長を遂げ、K-1ライト級王者になった。ゴンナパーも林の持つK-1ベルト奪取を熱望し、9月の大阪大会で林との王座戦が組まれたが、林が8月末に負傷したため今大会に延びていた。
1R、ゴンナパーはサウスポーで高く構え、左ミドル、インローを的確にヒット。カーフキックも絡め、林は少しふらつく。林も随所で右ボディ、右ミドルを返すが、ヒット数では差がある。記者採点はゴンナパー。
2R、ゴンナパーは左ミドルのヒットを増やし、左ストレートも織り交ぜ、攻撃に激しさを増す。だが林は一歩も引かず、右ボディ、右ミドルを随所で返し続ける。手数差はあるものの林は1Rよりも巻き返した印象だ。記者採点はイーブン。
3Rも林は必死に左右のボディ、右アッパー等を返すが、ゴンナパーは崩れず、左ミドルを執拗に当て続ける。左インローでも何度も林のバランスを崩させていると、終盤には崩させた直後に左ハイを当てる。最後、林は雄たけびを上げながらパンチを振るい続けるが、ゴンナパーは崩れず終了。記者採点はゴンナパー。合計28-30でゴンナパー。西村ジャッジのみ意外にもドローとしたが、他の2人のジャッジは順当にゴンナパーを支持し、ゴンナパーの勝利となり、悲願のK-1王座奪取を果たした。
第11試合 スーパー・ウェルター級(70kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
○木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/PURGE TOKYO/K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者)※K-1ジム五反田チームキングスから所属変更
×アビラル・ヒマラヤン・チーター[Abiral Himarayan Cheetah](ネパール/志村道場/HEATミドル級(70kg)王者)
2R 2’50” TKO (ドクターストップ:左まぶたのカット)
木村は3月のK’FESTA.3での第3代K-1スーパー・ウェルター級王者決定トーナメントで3試合連続KO勝利で優勝して以来の試合。対するアビラルはK-1初参戦の21歳。キック戦績10戦9勝(8KO)1敗。愛知在住で志村道場に所属し、今年1月に志村道場主催のHEATでミドル級王座を獲得。9月には士魂村上塾の竜也を1R KOし初防衛している。身長は185cmで、木村よりも13cmも高い。
1R、木村が序盤からパンチを連打し先手を取り、ロープに詰める。だが打ち合いでアビラルの伸びのある右フックが炸裂し、木村はダウンをしてしまう。だが木村はダメージはさほど無い様子で、これをきっかけにパンチラッシュで攻め続け、アビラルの膝蹴りの直後に右フックを当ててダウンを奪い返す。木村のパンチをもらったアビラルは左まぶたから出血し、2度ドクターチェックが入る。終盤、アビラルがバックハンドブローを放った直後、木村が右フックを当ててまたもダウンを奪う。終盤も木村がパンチで攻め続けるが、アビラルはブロックして耐え、時折パンチを返し、場内を沸かせる。
2Rも木村がパンチを打ち続けるが、アビラルはブロックし、両手を広げて挑発し、またも場内を沸かせる。アビラルは出血を繰り返し、度々ドクターチェックが入る。その都度、木村はパンチの連打が寸断され、アビラルは回復できる形に。結局、通算5度目のドクターチェックで、ようやくストップがかかったが、健闘したアビラルにも場内から大きな拍手が起こった。
木村は「相手がタフでもつれた展開でしたが、楽しくて、みんなの前で試合できて幸せでした。1月24日、K’FESTA、準備しておきます」とアピール。さらに「あとメイウェザー選手、日本で一番パンチがあるのは僕だと思うので、見たくないですか?」と、2月28日のMEGA2021東京ドーム大会でのフロイド・メイウェザー・Jrのエキシビションマッチの相手に名乗り出た。
バックステージでのインタビューで、木村は試合後のアピールへの思いを聞かれると「あなたが格闘技をやっていて、メイウェザーが日本人の相手を探していて、自分がK-1で10連続KO勝ちしていたら、そりゃ名乗り出るでしょっていう、当たり前のことです」とコメント。一泡吹かせる自信は?と聞かれると「わからないです。世界一の選手なんで。何ができるかわからないけど、当たったら当たったで最高のものを残せると思います」と話した。K-1関係者に話したか?と聞かれると「何も言っていないけど大丈夫だと思います。応援してくれると思います。ファミリーなんで」と笑顔で答えた。
第10試合 58.5kg契約 3分3R(延長1R)
×卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級(60kg)王者)
○才賀紀左衛門(PURGE TOKYO)※フリーから所属変更
2R 0’08” 反則
RIZIN、シュートボクシング、REBELS等を転々とした才賀がK-1復帰戦。弘嵩は昨年11月のフェザー級王座決定トーナメント準決勝でジャオスアヤイに敗れて以来の試合。なお、弘嵩は前日の公式計量で1.9kgオーバー。1R弘嵩減点2、ファイトマネー30%減額のペナルティが科される。規定では才賀は8オンス、弘嵩は10オンスのグローブハンデとなるが、才賀が拒否し双方とも8オンスグローブを着用する。
試合もすっきりしない内容に。1R、才賀はプレッシャーをかけ続け、パンチ主体の攻めの中で、左ボディ、左インローを的確にヒット。PURGE TOKYOでの練習の成果を発揮する。対する弘嵩は左足の踏み込みがややぎこぎない感があり、バッティングやローブローの反則も繰り返してしまい、芹沢レフェリーから注意される。
すると2R開始すぐ、弘嵩の左テンカオがまたもローブローとなり中断。才賀はドクターチェックを受けるが、顔をしかめて苦しそうな状態を5分以上続ける。結局、弘嵩の度重なる反則により失格扱いとなり、才賀の勝利となった。
第9試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
○村越優汰(湘南格闘クラブ/元K-1 WORLD GPフェザー級(57.5kg)王者、元RISEバンタム級(55kg)王者)
×山本直樹(優弥道場)
判定3-0 (岡田30-27/水谷30-27/西村30-26)
村越は昨年タイトルを返上してスーパー・フェザー級に階級アップ。来年1月のK’FESTA.4でタイトルマッチを行う武尊とレオナ・ペタス相手に連敗中だ。山本は9月のKrushで勝利し2連勝中で、K-1の本戦に進出する。
1R、山本が右ボディを効かせ、若干優位だったが、終盤、村越が左フックを当てて倒す。ダウンかと思われ、場内は沸くが、豊永レフェリーはバッティングの恐れがあると判断し、リプレー検証が行われる。3つの角度からの映像が流れると、村越の頭が山本のアゴに当たった後、左フックが当たって倒れたように見えたが、ジャッジ陣を含めた判断はダウンに。
すると2R、村越は勢いづき、終盤にかけて左フック、左ミドル等のヒットを増やし攻勢に。山本はダウン宣告を引きずっているか?前に出続けるものの攻撃が空回りを続け反撃できない。
3Rも村越が回って山本の前進をかわしつつ、左ミドル、左フックを当て続け主導権を維持し判定勝ちした。
第8試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
×島野浩太朗(菅原道場/元Krushスーパー・フェザー級王者)
○芦澤竜誠(PURGE TOKYO/元INNOVATIONフェザー級王者)※K-1ジム総本部チームペガサスから所属変更
2R 3’00” KO (左膝蹴り)
昨年6月に大岩龍矢に敗れた後、引退表明した芦澤竜誠がわずか1年4か月で復帰し、KrushでSATORU成合と佐野純平に2連勝中の島野と対戦した。島野は18年12月に大岩に延長判定勝ちしている。
1R、パンチ主体の攻防が続き、芦澤は左ジャブを駆使し動きは良い様子。終盤、島野が左ボディを効かせるが、芦澤も左右のフックと右ミドルを返す。終盤、お互い手数を上げると、島野の左ボディ、右フックが立て続けに当たり、少し芦澤はふらついてしまう。
2R、島野が左右のボディを連打し、芦澤は後退する。すると芦澤はロープを背にノーガードで頭を振ってから、右ストレートを当ててダウンを奪う。さらに芦澤は右ストレートでダウンを重ね、島野を追い詰める。ところが今度は島野が左ストレートでダウンを奪い返し、波乱の展開に。場内がどよめく中、両者パンチで打ち合うが、島野のほうが鼻血を出し、ダメージの蓄積が大きい様子。すると残り10秒の拍子木が鳴ると、芦澤は圧力を強め、手数を上げて島野をコーナーに詰めてパンチを連打し、島野を棒立ちにすると、左膝を連打したところで芹沢レフェリーがストップ。3分ギリギリで仕留め、場内を盛り上げた。
第7試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
○朝久泰央(朝久道場)
×蓮實 光(パラエストラ栃木)
3R 1’48” KO (左テンカオ)
3月の埼玉大会で林健太、9月の大阪大会で弘輝を連破し好調の泰央が、東本央貴、大沢文也に連続KO勝ち中のハードパンチャー・蓮實と対戦した。
1R、泰央が開始すぐから蹴りを積極的に出す。右ロー、左右のミドル、三日月蹴り、二段蹴り、飛び膝蹴りと、攻撃の引出しも豊富だ。蓮實も時折右フックを返すが、後手に回り続けてしまう。
2Rも泰央が蹴りを主体にしつつ、左右のストレートも随所でヒット。パンチから左ハイにつなぐコンビネーションも度々決める。蓮實は右のカーフキックを時折当てるが、終盤は攻め込まれてしまう。
3R、泰央が左飛び膝蹴り、左のハイを効かせ、蓮實を度々ふらつかせる。最後は左のテンカオでダウンを奪い、蓮實は立ち上がるが、ファイティングポーズを取らなかったためレフェリーがストップした。
泰央は「今日のメインのタイトルマッチがあると思うんですけど、勝った方、俺とやろうぜ。俺はこの階級のチャンピオンになって、ヘビー級まで全部のチャンピオンを取ろうと思います」とアピール。最後は祖母の誕生日を祝った。
第6試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
○佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Krushスーパー・ライト級王者)
×大和哲也(大和ジム/K-1 WORLD MAX -63kg日本トーナメント2010優勝、元WBCムエタイ世界&Lion Fight世界スーパーライト級王者、元NJKFライト級王者)
判定3-0 (三浦30-29/山根30-29/岡田30-28)
山崎秀晃が9月の大阪大会で新王者となったスーパー・ライト級では、山崎の後輩でKrush同級王者の佐々木大蔵が、昨年11月の横浜大会での鈴木勇人戦以来1年ぶりにK-1登場。この間、鈴木との再戦でも勝利してKrush王座を獲得し、Krushで近藤拳成、中野滉太に判定勝ちしている。今回の相手・大和哲也は昨年12月のK-1名古屋大会で不可思にKO負けして以来1年ぶりの試合だ。
1R、お互い蹴り主体の攻防が続くが、終盤、哲也の右のフェイントからの左フックが炸裂する。佐々木は攻撃をもらってからではないが、終盤2度スリップし少し印象が悪い。
2R、哲也の左の奥足狙いのローが効き目を発揮。すると佐々木は距離を詰め、右ストレートをお返しして哲也をひるませる。だが哲也も左フックをお返しし、僅差を維持する。
3R、哲也は途中までローを打っていたが、佐々木の左ジャブ、右ストレートのヒットが次第に増えると、哲也は鼻血を出し苦しそうな表情に。打ち合いになだれこむが、佐々木が的確に右ストレートを当て続ける。右テンカオも絡め、度々哲也をふらつかせ差をつけ、このラウンドのポイントを確実に取り判定勝ちした。
第5試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
×大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)
○瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)
4R 判定1-2 (岡田10-9/山根9-10/三浦9-10)
3R 判定1-0 (岡田30-29/山根29-29/三浦30-30)
大沢は7月のKrushで蓮實光にKO負けして以来の試合。瓦田は稲垣柊、里見柚己、SEIYA相手に3連勝中。大沢は瓦田の所属するK-1ジム総本部に出稽古に行っていることから、2人は親しい間柄でもある。
1R、瓦田がプレッシャーをかけ、右ミドルを当て、大沢はガードを低くしつつ右ボディ、左ジャブを当てるが、まだ均衡状態だ。
2R、瓦田は圧力を強め、左右の膝蹴りを増やし、顔面へのパンチも絡める。大沢は左右のボディを度々当てる。お互い一歩も譲らない展開に。
3R、開始前に両者抱き合ってからスタート。瓦田のバッティングの直後、両者頭を下げて謝り、普通の試合よりも礼儀正しい感がある。3Rも2Rまでとほぼ同じ攻撃パターンで、瓦田がやや積極的に当てるが、大沢も終盤ボディブローをお返し。大差なく延長へ。
4Rも途中まで瓦田が積極的に攻め、中盤から大沢が左ハイ、ボディブローで巻き返し、瓦田も打ち合いでパンチを返す展開。明確な差は無く、ジャッジは割れたが、トータルの手数で上回った瓦田が2票獲得し勝利した。
第4試合 スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
○和島大海(月心会チーム侍)
×藤岡裕平(九州ジム・VLOS)
1R 2’03” KO (左ハイキック)
和島は9月の大阪大会でラーシーシン・ウィラサクレックにローキックでKO勝ちした。対する藤岡は福岡出身の34歳で、九州のキック大会「大和」等に参戦。東京での試合はほとんど無い模様だが、戦績23戦17勝(8KO)4敗2分と経験豊富だ。
試合は東京で活躍する和島が格の違いを見せつけることに。1R、和島が序盤からサウスポーからの攻撃を当て続け、左ストレート、左テンカオからの左ストレートでダウンを奪う。その後も和島は右ストレートでダウンを奪い、最後は左ハイキックでマットに沈めた。
和島は「ノーダメージで勝てているので、1月のK’FESTA出たいです」とアピールした。
第3試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
○軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/元Krushバンタム級(53kg)王者)
×亀本勇翔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Bigibangスーパーバンタム級(55kg)王者)
2R 1’56” KO (左フック)
軍司は9月のKrushで玖村将史の持つスーパー・バンタム級王座に挑戦したが判定負け。対する亀本も昨年獲得したBigibangスーパーバンタム級(55kg)王座を今年9月に返上。両者ともフェザー級に階級を上げての試合だ。
1R、亀本はサウスポー、軍司はオーソドックスに構え、お互い蹴りとパンチを出すが、まだ糸口はつかめない様子。だが2R、軍司が右ボディを効かせる。中盤、亀本をロープに詰めると、亀本が左インローを放った直後、右と左のフックを連続で当ててダウンを奪う。亀本はたちがるがダメージが大きく、最後は軍司がパンチラッシュで左フックを当てて再びダウンを奪ったところでレフェリーがストップした。
第2試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
○佐々木洵樹(POWER OF DREAM/元Krushバンタム級(53kg)王者)
×璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)
判定3-0 (29-27/30-26/30-26)
プロボクシングからキックに転向して4戦4勝の佐々木洵樹と、空手ベースでK-1アマチュア育ちのプロ6戦6勝・璃明武による無敗対決が組まれた。
1R、サウスポーの佐々木が序盤から伸びのある左ストレートを当て、2度目の左ストレートでダウンを奪う。終盤にも左ストレートでふらつかせる。
2R、璃明武はクリンチを繰り返し、ブレイク後も攻撃を出し、レフェリーから警告を受ける。佐々木は攻撃が寸断される。佐々木もブレイク後の攻撃で注意を受ける。
3R、璃明武は右膝を当てる場面もあるが、クリンチが相変わらず多く、またも警告を受ける。佐々木も注意を受ける。璃明武はブレイク後の攻撃も最後まで繰り返すが、打開ならず、佐々木の判定勝ちとなった。
第1試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
○不可思(クロスポイント吉祥寺/元KNOCK OUT・WPMF日本・REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者、元RISE・Bigbangライト級王者)
×鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushスーパー・ライト級王者)
2R 3’09” KO (右ストレート)
不可思は昨年12月の名古屋大会の大和哲也戦の勝利後、K-1で安保瑠輝也と平山迅相手に2連敗中。鈴木はk-1とKrushで佐々木大蔵に連敗しKrushのベルトを失った後、KrushでFUMIYA、松本篤人に連続KO勝ちしている。
1R、鈴木がサウスポー、不可思がオーソドックスに構え、お互い蹴り主体の攻防。時折パンチも織り交ぜる。まだはっきりした差はない。
2R、不可思の右ミドルの直後、鈴木が左ストレートを当ててダウンを奪う。だが不可思は右ストレートを2連続で効かせ、ダウンを奪い返す。荒れた展開となり、不可思の右ミドルに合わせ、またも鈴木が左ストレートでダウンを奪取。不可思は窮地に陥るが、鈴木がパンチラッシュを仕掛けると、不可思は打ち合いに応じ、逆に右ストレートを効かせ、右の連打で鈴木からダウンを奪い返す。鈴木は伸びたまま立ち上がれず、不可思が見事逆転KO勝ちを果たした。
不可思は「どうですか、火着きました?来月のK’FESTA、オファーお待ちしています」とアピールした。
プレリミナリーファイト
第5試合 95kg契約 3分3R
○植村真弥(ウィラサクレック・フェアテックス幕張/元WMC日本ヘビー級王者)
×メイサム・エシギ [Meisam Eshgi](イラン/士魂村上塾)※メイサム・ドラゴン 改め
1R 2’55” KO (左フック)
第4試合 フェザー級 3分3R
×秀樹(レンジャージム)
○稲垣 澪(K-1ジム大宮チームレオン)
3R 1’23” KO (顔面への膝蹴り)
第3試合 スーパー・フェザー級 3分3R
×聖也(ウィラサクレック・フェアテックス西川口)
○北村夏輝(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
1R 0’33” KO (右ストレート)
第2試合 53kg契約 3分3R
○倉田永輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
×豊田優輝(B.W/K-1カレッジ2019 -60kg優勝)
2R 2’57” KO (3ダウン:左フック)
第1試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
×梅田将成(KFG URAWA/第235回、237回新空手道東京大会K-2トーナメント軽量級優勝)
○松山勇汰(TEAM TOP ZEROS/K-1甲子園2020 -60kg優勝)
1R 0’31” KO (右フック)