パンクラス 12.21 立川(レポ|前半):タジキスタンのラジャボフ、Ryoを1Rで粉砕しパンクラス3連勝。粕谷優介、ISAOに8年越しリベンジ。天弥・内藤由良が1R勝利

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PANCRASE 360
2025年12月21日(日)東京・立川ステージガーデン
レポート&写真:井原芳徳 ※後半の5階級王座戦は別記事に掲載します
タジキスタンのラジャボフ、Ryoを1Rで粉砕しパンクラス3連勝
第9試合 フェザー級 5分3R
○オタベク・ラジャボフ[Otabek Rajabov](タジキスタン/TAJMMAF GYM/4位)
×Ryo(グランドスラム/RINGS/7位)
1R 終了時 TKO (コーナーストップ:右膝蹴りによる負傷)
ラジャボフは23歳。パンクラスも協力するIMMAFアマチュアMMA世界大会で2度優勝。昨年7月のパンクラスでプロデビューし髙城光弘に3R裸絞めで一本勝ち。12月の2戦目で元暫定王者・田嶋椋との試合が組まれたが、ラジャボフは計量0.95kgオーバーし、田嶋が試合を承諾せず中止となった。今年4月のロシアのACAの試合ではバンタム級でロシアの選手に判定勝ち。6月のロシアのOpen FCでの試合ではフェザー級に上げロシアの選手に1R裸絞めで一本勝ち。9月のパンクラスではフェザー級で7位の遠藤来生を圧倒し1R TKO勝ちした。
Ryoは40歳。パンクラスで3連勝し、4連敗した後、23年年7月、名田英平に判定勝ち、12月に栁川唯人に3R腕十字で一本勝ちし2連勝。昨年6月のフェザー級王座挑戦者決定戦では平田直樹に判定負け。今年3月、山本歩夢に2Rアームロックで一本負け。連敗中だが今回も過酷な相手との試合に臨む。
1R、ラジャボフが前に出てくると、Ryoの腕をつかむが、Ryoは飛びついて腕十字を狙う奇襲を仕掛ける。ラジャボフは対処し、立って金網に押し込む。ラジャボフは時折倒し、立たれてもRyoに背中を向けさせ、後ろからパンチや膝を当てる。
最後、Ryoがスタンドのままアームロックを狙う。だがラジャボフは振りほどくと、下がったRyoを追いかけ、顔面に右膝蹴りをクリーンヒットし、さらに左ハイをガードの上から当てて倒し、すぐ時間切れに。するとRyoは膝をもらった左まぶたを閉じたまま、苦しそうにマットに座り込み、自力で自軍コーナーに戻れない。インターバルの終了時、Ryoのダメージが大きいと判断したセコンドがタオルを投入し、ラジャボフのTKO勝ちとなった。
粕谷優介、ISAOに8年越しリベンジ
第8試合 ライト級 5分3R
○粕谷優介(CROWN/3位)
×ISAO(NEVER QUIT/元ライト級&フェザー級王者、2009年ネオブラッドトーナメント・ライト級優勝)
2R 0’44” 裸絞め
粕谷は36歳。UFCで2戦経験後、17年からパンクラスに参戦。19年9月のライト級暫定王者決定戦でサドゥロエフ・ソリホンに敗れる。22年4月以降は3連勝していたが、23年12月のライト級王者挑戦者決定戦では雑賀ヤン坊達也に判定負け。昨年4月、久米鷹介に判定負け。9月、ホン・ソンチャンに1R TKO勝ち。今年3月、ハファエル・バルボーザに2Rダースチョークで一本負けしたが、直前にバルボーザのグラウンド状態での頭部への膝蹴りの反則で3分ほどインターバルがあり、調子が狂う状況での一本負けだった。
ISAOは37歳。デビュー当時の09年からパンクラスに上がり、ライト級のフェザー級の2階級を制覇。21年5月、中島太一に判定勝ちしてフェザー級王座3度目の防衛。その後、23年11月のベラトールでイーブス・ランドゥーに判定負け。7月、4年ぶりにパンクラスに上がり、2年ぶりの試合に臨んだが、カリベク・アルジクル ウールに1R右フックでKO負けした。連敗中のISAOは「体も結構疲弊していたのもあったんで、初心に戻って」ライト級で戦う。
粕谷とISAOは17年12月のパンクラスでフェザー級で対戦し、ISAOが判定勝ちしている。
1R、ISAOがタックルでテイクダウンを繰り返し、中盤にはトップキープする。終盤、ISAOがハーフからバックを狙うと、粕谷は動きを読んで脱出して立つが、ISAOはまたも蹴り足をつかんでから倒して、トップキープで終える。ISAOがポイントを先取する。
2R、ISAOがまたも粕谷の蹴り足をつかんで倒すが、ISAOは勢いがつきすぎた影響で倒立してから倒れる。その隙に粕谷は脱出すると、すぐさまバックマウントを奪い、裸絞めを極めタップを奪い、見事逆転勝ちした。
マイクを持った粕谷は「泣かないよ」と話して笑いつつ「ISAO選手、8年ぶり再戦受けてくれてありがとうございました」と感謝を述べた。
「寝技もできるんですよ」天弥が1R裸絞めで快勝
第7試合 ライト級 5分3R
○天弥(和術慧舟會HEARTS/2位、2023年NBT同級優勝)
×クリストフ・キルシュ[Kristof Kirsch](ドイツ/サウスサイドMMA)
1R 1’37” 裸絞め
天弥は21歳。極真空手をベースとし、23年にプロMMAデビュー。昨年3月に元修斗世界同級王者の松本光史に判定勝ち。9月に葛西和希に1R TKO勝ち。今年4月に雑賀“ヤン坊”達也のライト級王座に挑戦したが3R TKO負けした。
パンクラス初参戦のキルシュは29歳。タイを拠点とするドイツ人で、MMAは2戦1勝1敗だが、ムエタイ34戦28勝6敗、ベアナックルボクシング4戦4勝の経験がある。
1R、開始すぐから天弥がタックルで倒し、オンブになると、そのままグラウンドに持ち込み、バックマウントから裸絞めを極めタップを奪った。
マイクを持った天弥は「求めてた内容と違うと思うけど、寝技もできるんですよ」と笑顔で話し「前回の敗戦が僕の格闘技人生を変えたと思うんで、この試合内容を踏まえて、どんどん次のステップに行くので、応援してください」とアピールした。
元ミドル級王者の内藤由良、ウェルター級初勝利
第6試合 ウェルター級 5分3R
○内藤由良(リバーサルジム横浜グランドスラム/5位、元ミドル級王者)
×高橋攻誠(RIGHT THING ACADEMY)
1R 終了時 TKO (コーナーストップ:左足の負傷)
内藤は29歳。国士舘大学出身でレスリング全日本選手権に15年から4年連続エントリーし最高5位。20年からパンクラスで4連勝後、22年3月にロッキー川村を42秒でKOしミドル級王者に。昨年6月のパンクラスでの2年ぶりの試合でアリ・カラダギィ戦で1R TKO勝ち。9月、UFCのトライアウトマッチ・DWCSに出場したが、アテバ・グーティエに2R TKO負けし、プロ7戦目で初黒星を喫する。今年4月、ウェルター級に階級を下げ、元ベラトールのゴイチ・ヤマウチに1R TKO負け。その後、ミドル級王座を返上し、再びウェルター級で出場する。
高橋は25歳。23年3月に長岡弘樹に判定勝ちして以降、練習環境を整えるためにブランクを作り、今回、2年9か月ぶりの試合に臨む。
1R、内藤がタックルで倒し、立たれてもコントロールを続ける。中盤、離れると、高橋も右フックを当てるが、終盤、内藤がサウスポーの高橋に右インカーフを効かせると、タックルで再び倒す。内藤はバック、トップと動きつつ、パウンドを当てて追い詰める。内藤がポイントを先取する。だがインターバル中、高橋が左足の痛みを訴え、セコンドが止め、内藤のTKO勝ちとなった。
マイクを持った内藤は「去年UFCのコンテンダーシリーズに挑戦し跳ね返され、ゴイチ選手にぶっ飛ばされ、この試合も不安だったんですけど、応援してくれる皆さんのおかげで勝てました。ありがとうございます。実績積んでコンテンダーシリーズでやり返し、UFCに行きます。国内で一番強いのはパンクラスです。僕が先陣切って世界に挑戦します」とアピールした。
第5試合 バンタム級 5分3R
―松井斗輝(THE BLACKBELT JAPAN/6位)
―荒田大輝(パラエストラ八王子/12位)
中止 (松井の計量欠席)
松井の計量失格で試合中止となった荒田がケージに登場し「来年パワーアップして戻ってきます。来年ベルト取ります」と宣言した。
第4試合 フライ級 5分3R
×浜本“キャット”雄大(クロスポイント大泉&TEAM CAT/9位、Fighting NEXUS王者、元WPMF日本スーパーバンタム級(55.34kg)王者)
○岸田宙大[ひろと](パンクラス大阪稲垣組/10位)
1R 2’41” 腕ひしぎ十字固め
浜本は7月のフライ級チャンピオンシップに駒を進めた大塚智貴に4月に判定負けして以来の試合。岸田は7月大会で第7代王者・猿飛流に判定負けして以来の試合。
試合は岸田の圧勝に。1R、浜本が右ストレートを空振りすると、岸田は片足タックルを仕掛けて倒し、すぐさまバックマウントを奪う。岸田はサイドに移るが、肘と鉄槌で追い詰めてから、腕十字を極めタップを奪った。マイクを持った岸田は「来年ベルト狙うんでこれからも応援お願いします」とアピールした。
第3試合 ライト級 5分3R
×松岡嵩志[たかし](パンクラスイズム横浜)
○神谷大智(BRAVE)
2R 1’05” TKO (レフェリーストップ:投げによる右腕の負傷)
松岡は4月大会でオタベク・トキロフとの対戦が予定されていたが、自身の怪我により欠場していた。神谷はパンクラスで4連勝した後、今年5月にROAD TO UFCに参戦したが、キム・サンウクに敗れ、キャリア初黒星を喫した。
1R、序盤から神谷が松岡を金網に押し込み、中盤過ぎからテイクダウンを奪い、松岡が立つ展開が繰り返される。残り1分を切り、神谷が倒してバックキープすると、鉄槌を当てて追い詰める。神谷がポイントを先取する。
2R、松岡がタックルで倒すが、神谷が立ち、腕を巻いて倒すと、松岡がマットに右手をついた際に負傷し、すぐさまレフェリーがストップした。
マイクを持った神谷は「結果的にアクシデントになっちゃって申し訳ないですけど、松岡選手の強さがわかったんで、松岡ありがとうございます。パンクラスに1年半ぶり戻ってきましたが、ROAD TO UFCで申し訳ない結果になりました。古巣のパンクラスでもう一度力を付けてチャレンジします。応援お願いします」とアピールした。
第2試合 フライ級 5分3R
○菅 歩夢(THE BLACKBELT JAPAN/2023年ネオブラッドトーナメント同級優勝&MVP)
×クーパー・ロイヤル[Coopar Royal](オーストラリア/MMAFFT)
判定3-0 (松井30-27/中島30-27/梅木30-27)
菅は昨年12月に岸田宙大に敗れプロ初黒星を喫し、1年ぶりの試合。パンクラス初参戦のロイヤルはONEでの2勝1敗を含む7勝1敗の26歳。
1R、ロイヤルはサウスポーからの左ミドルを当てる。中盤、菅がロイヤルを金網に押し込み続け、小外掛けで倒し、金網際で押さえる。終盤も菅が上をキープするが、ロイヤルは下から首を抱える。最後、菅が振りほどいて少しパウンドを当てて終える。菅がポイントを取る。
2Rも菅が足を掛けて倒し、今度はそのままサイドポジションを取り、鉄槌を当てる。中盤以降、菅はハーフ、トップと移るが、押さえ続け、最後は鉄槌をまとめ、好印象で終える。
3R、菅が腰投げを狙うが失敗すると、ロイヤルは背後に回り込み、そのまま倒してバックマウントを奪う。だが菅は防御し、体をひねってトップを奪う。終盤、菅はトップキープし、最後にパウンドをまとめ終了する。3Rとも菅がポイントを取り判定勝ちした。
第1試合 プレリミナリーファイト フライ級 5分3R
○齋藤楼貴(暁道場)
×小澤武輝(NO FACE GYM)
判定3-0 (梅木29-28/松井30-27/中島30-27)





















