DEEP 12.20 梅田ステラホール(夜/レポ):松田亜莉紗、韓国の選手に1R TKO勝ちし「来年、海外で挑戦してみたい」。日本拳法出身の新鋭・角野晃平、TRIBEの阿部光太に2R KO勝ち
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DEEP OSAKA IMPACT 2024 5th ROUND
2024年12月22日(日)大阪・梅田ステラホール
レポート:井原芳徳
松田亜莉紗、韓国の選手に1R TKO勝ちし「来年、海外で挑戦してみたい」
第7試合 メインイベント DEEP JEWELS ストロー級 5分2R
○松田亜莉紗(BLOWS/元DEEP JEWELSストロー級暫定王者)
×エリザベス[Elizabeth/Lee GeunJeong](韓国/チームエース)
1R 2’09” TKO
松田は大阪出身の30歳。女子プロ野球の京都フローラに5年在籍し、引退後の18年からMMAを練習。結婚と出産を経て21年からアマの試合をし、22年8月のDEEP大阪大会でプロデビュー。長野美香ら相手に3連勝後、昨年11月に万智に判定勝ちしDEEP JEWELSストロー級暫定王者となる。今年3月の大阪大会ではマドンナ・ザ・ロケット(タイ)に1R TKO勝ち。その後、怪我のため暫定王座が防衛できず返上し、5月大会ではパク・シウが万智に判定勝ちし暫定王者となり、正規王座は引き続き伊澤星花が保持している。
1R、お互いしばらく見合うような状態から始まるが、1分ほど経過し、松田が右ストレートを当ててから。そのまま前に出て組み付き、金網に押し込むと、両差しの状態から倒し、そのままサイドポジションを奪う。松田はパウンドを当て、マウントを奪うと、パウンドを連打し、エリザベスが防戦一方になったところでレフェリーがストップした。
完勝の松田は「1Rで勝ててホッとしています。もっともっと強くなってレベルアップした姿を見せます。そして来年、海外で挑戦してみたいと思いいますので、これからもたくさん応援お願いします」とアピールした。
日本拳法出身の角野晃平、TRIBEの阿部光太に2R KO勝ち
第6試合 セミファイナル ウェルター級 5分3R
○角野晃平(TEAM FAUST)
×阿部光太(TRIBE TOKYO MMA)
2R 3’51” KO (左ストレート)
大阪の角野は5戦4勝1敗、東京の阿部は4戦全勝。東西のウェルター級新鋭対決の構図に。角野のセコンドには日本拳法の先輩でTEAM FAUST率いる中村優作がつく。
1R、阿部が前に出るが、角野はサウスポーで構え、右回り主体で素早く動き続け、攻撃を出させない。角野も慎重だが、時折当てる左ミドルは威力が大きい。終盤、阿部の右フックが当たり出すが、最後は角野が左インローとストレートを当て、やや優位で終える。記者採点は角野。
2Rも1R同様に阿部が前に出続け、片足タックルを仕掛け、金網に押し込むが、角野は脱出する。角野は左ミドル、ストレートを随所でヒットし、じわじわ阿部にダメージを与える。すると終盤、阿部が右のパンチを振りながら詰めて来たが、角野は阿部の打ち終わりに左フックを合わせてダウンを奪う。四つん這いになった阿部の背後から角野は押さえつつ、右のパウンドを何発もヒット。阿部は脱出したが、口と鼻から出血し苦しそうだ。それでも阿部は強気に前に出たが、右のパンチに対し、角野は左のカウンターのストレートをクリーンヒット。阿部がダウンしたところで、すぐさま豊永レフェリーがストップした。
マイクを持った角野は「ウェルター級のベルトしか狙ってないんで、上の奴倒してDEEPのベルトを巻きます」とアピールした。
堂園悠が4連勝
第5試合 バンタム級 5分2R
×谷岡祐樹(パラエストラ加古川)
○堂園 悠(修和館)
1R 4’27” TKO (レフェリーストップ:右ストレート→グラウンドパンチ)
1R、堂園がバックスピンキックを放つが、谷岡がかわしてから右フックを当て、堂園はスリップする。すぐ堂園は立つが、谷岡は前に出続け、パンチを積極的に振るいやや優位に。だが堂園も次第に伸びのある右のストレートや左ジャブを返し、少しずつプレッシャーをかけ返すように。終盤も打撃戦が続き、残り1分を切ると、谷岡が前に出て来るが、堂園は右のローを当ててから、右ストレートを谷岡のアゴにクリーンヒット。ダウンした谷岡に、堂園が鉄槌を連打したところでレフェリーがストップ。堂園はこれで4連勝となった
延命そらも4連勝
第4試合 フェザー級 5分2R
×古根川充(修斗ジムASH)
○延命そら(TEAM FAUST)
1R 4’37” TKO (レフェリーストップ:スタンドパンチ連打)
1R、古根川が前に出るが、延命は左に回って距離を取り、右ロー、左ミドルを随所で当てる。中盤、延命は金網際まで詰められると組み付いてから押し返し背後に回る。古根川は桜庭式のアームロックを仕掛け、延命が倒してもアームロックを狙い続けるが、延命は防御する。すると終盤、延命は立ち上がりながら、引き続き腕をつかむ古根川を金網に押し付け、左膝をボディに連打する。延命はようやく腕を解くことに成功すると、金網を背にした古根川に左右のパンチを連打し追い詰め、一気に仕留めにかかる。古根川も左右のパンチを振り回して応戦し、延命も被弾して少しひるむ場面もあったが、すぐに持ち直して古根川に左右のパンチを何発も当て、連続で命中したところでレフェリーがストップした。延命はこれで連勝を4に伸ばした。古根川は2連敗となった。
元Krush王者・吉岡ビギン、MMA初戦は太一に1R裸絞めで一本負け
第3試合 55kg契約 5分2R
×吉岡ビギン(フリー/元Krushバンタム級(53kg)王者)※team ALL-WIN / 9+ nine plus lab.から所属変更
○太一(blooM)
1R 1’24” 裸絞め
吉岡は兵庫出身の24歳。19年からK-1 GROUPに参戦し、20年の第6代Krushバンタム級王座決定トーナメントでは池田幸司、黒田斗真、橋本実生を下して優勝しベルトを巻く。21年3月の初防衛戦で計量オーバーし、壬生狼一輝に敗れる。23年9月29日のKrushで板橋武留に判定勝ちし連敗を4でストップ。今年9月29日でK-1 GROUPとの契約が終了すると、MMA転向を表明。今回MMA初戦を迎えた。
1R、吉岡はサウスポーで構え、太一が足にタックルを仕掛けてきたが切り、離れ際に左ミドルを当てる。その後も吉岡は左ストレートを当て、打撃戦でやや優位に進める。ところが1分過ぎ、吉岡が左ストレートを放ったタイミングで、太一が左ローを合わせると、吉岡はバランスを崩して四つん這いになってしまう。すぐさま太一がバックマウントを奪い、両足で吉岡の体を伸ばして裸絞めを極めタップを奪った。
第2試合 バンタム級 5分2R
○MG眞介(reversal gym osaka anne)
×黒岡裕真(リバーサルジム新宿Me,We)
2R 1’49” 肩固め
第1試合 バンタム級 5分2R
×カーレッジユウキ(VICTORY GYM)
○梅本純平(パラエストラ森ノ宮)
判定1-2 (○19-19/19-19○/19-19○)
オープニングファイト第2試合 バンタム級 分2R
○木下竜馬(KING GYM KOBE)
×小西澄斗(VICTORY GYM)
判定3-0 (20-18/○19-19/20-18)
オープニングファイト第1試合 アマチュアSルール フライ級 3分2R
×浦田陸翔(楠誠会館)
○砂田華杜(TAEM AGENT)
1R 2’49” 裸絞め