DEEP 9.22 大阪 住吉区民センター(レポ):須田萌里、イ・イェジとの一進一退の攻防制し1R一本勝ち。三村亘、鬼山斑猫に判定勝ち
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光野有二朗グループ presents DEEP OSAKA IMPACT 2024 3rd ROUND
2024年9月22日(日)大阪・錦秀会 住吉区民センター 大ホール
レポート:井原芳徳 写真提供:(C)DEEP事務局
須田萌里、イ・イェジとの一進一退の攻防制し1R一本勝ち
第9試合 メインイベント DEEP JEWELS 49kg契約 5分3R
○須田萌里(SCORPION GYM)
×イ・イェジ[Lee Ye Ji](韓国/チームaom)
1R 3’17” アームバー
須田は20歳。柔術をベースとし、昨年3月のDEEPではアトム級で桐生祐子に2R裸絞めで一本勝ち。5月のDEEP JEWELSでは49kgに戻し、パク・ジョンウンに1R TKO負けしたが、9月大会ではケイト・ロータスに判定勝ち、11月大会では彩綺に下からの腕十字でわずか49秒で一本勝ちした。今年1月には韓国でのBLACK COMBATに参戦し、パク・シユンのBLACK COMBAT女子アトム級王座に挑戦し判定負けしたが、バッティングとグローブつかみの反則裁定を巡って韓国の多くのファンも批判していた。それから8カ月を経ての再起戦は、地元大阪で韓国の選手を迎え撃つ。
イェジは25歳。2015年のデビュー戦でしなしさとこに敗れたが、17年の再戦では判定勝ち。19年に修斗で黒部三奈に敗れ、梅原拓未に勝利。昨年9月のDEEP JEWELSでの4年ぶりの試合では古瀬美月を相手にスタンドでもグラウンドでも主導権を握り判定勝ちしている。
試合は約3分で決着がつくも、敗れたイェジも見せ場を作る一進一退の展開に。1R、イェジは右ローを立て続けに当て、須田が左ミドルを放てば、蹴り足をつかんで倒す。すぐスタンドに戻り、イェジは右フックを振うが、すぐに須田は右脇を差して組み付いて押し込む。だがイェジは押し返すと、離れ際に左フックを当てる。またも須田は組みに行くが、イェジは右腕をすくって倒す。ところがイェジがバックを取りに行ったところで、須田が振り落とすと、背後から胴タックルで抱え上げ、テイクダウンを奪い返す。目まぐるしく攻防の入れ替わる展開に場内は盛り上がる。
須田はすぐさまサイドポジションを取り、イェジのブリッジの動きに合わせてバックマウントを奪う。須田は崩れそうになればマウントに移行してパウンドを少し当ててから、腕十字を仕掛ける。イェジは体をひねって防御を続けたが、最後はアームロックの形で極まったところでイェジがタップした。
マイクを持った須田は「地元の大阪でたくさんの人が見に来てくれて、極めて勝ててうれしいです。皆さんには感謝しかないです。大阪からでも強くなってベルトを取れるよう頑張りますので、これからも応援お願いします」と話し、応援団からの拍手を聞いた。
三村亘、鬼山斑猫に判定勝ち
第8試合 セミファイナル フェザー級 5分3R
○三村 亘(パンクラス大阪稲垣組)
×鬼山斑猫[はんびょう](KRAZY BEE)
判定2-1 (28-29/29-28/29-28)
三村は後にDEEPバンタム級王者となる石司晃一と22年3月に戦い、1R左フックでTKO負け。昨年11月の大阪大会のメインイベントでは古根川充に23秒でKO勝ちし、フェザー級に階級を上げての初戦で幸先の良いスタートを切った。
鬼山は22年9月に狩野優、12月に梶本保希に1Rで敗れ2連敗後、怪我の療養を経て今年4月のニューピア大会で復帰し、高野優樹に判定勝ちしている。
1R、三村が序盤から押し込むと、抱え上げてテイクダウンを奪う。鬼山も下から腕十字やギロチンを狙う場面もあるが、鬼山は金網際で押さえ続ける。中盤過ぎ、鬼山が立って押し返すが、三村はすり抜けるとバックマウントを奪う。だがその先の攻めに持ち込めない。終盤、鬼山が脱出し、三村を押し込み、膝と肘を随所で当てて挽回する。膠着すると豊永レフェリーは残り40秒でブレイクをかける。お互いパンチを当て、鬼山は右テンカオを放つが強打とはならない。記者採点は僅差だが鬼山。
2R、鬼山が左フック、右ローを当て、タックルを仕掛けて金網に押し込む。だがしばらくして三村が押し返す。金網で押し合う展開が繰り返され、お互いテイクダウンを奪い、一歩も譲らぬ展開に。終盤、三村はおそらくバッティングで左まぶたをカットして出血し、膠着ブレイクの際にドクターチェックが入る。その後も金網際で押し合う展開が繰り返される。記者採点は迷ったが時折パンチを当てていた鬼山。
3R、三村が左ストレートを当てるが、組めば鬼山も膝蹴りを返す。中盤、離れると、三村が右フック当て、少し鬼山をひるませる。終盤、鬼山がタックルで倒し、立たれても押し込み続けるが、三村が引き込んでギロチンを仕掛け、極まりは浅いもののいい流れで終える。記者採点は僅差だが三村。合計28-29で鬼山。お互い決め手に欠くラウンドが続いたため採点は割れたが、2者が三村を支持し、三村が判定勝ちし、フェザー級2連勝とした。
第7試合 フェザー級 5分2R
×古根川充(ASH)
○牧野滉風(G-face)
1R 0’44” KO (右ストレート)
第6試合 ウェルター級 5分2R
○角野晃平(TEAM FAUST)
×中門虎鉄(パラエストラ東大阪)
判定3-0
第5試合 DEEP JEWELS 49kg契約 5分2R
○青野ひかる(FIGHT LYNX)
×サダエ☆マヌーフ(コブラ会)
判定3-0
第4試合 バンタム級 5分2R
×MG眞介(reversal gym osaka anne)
○堂園 悠(修和館)
判定0-3
第3試合 フェザー級 5分2R
×桑本征希(SMOKER GYM)
○延命そら(TEAM FAUST)
2R 2’57” 裸絞め
第2試合 フライ級 5分2R
×藤田健吾(パンクラス大阪稲垣組)
○飴山聖也 (ENCOUNTER)
1R 4’55” TKO
第1試合 メガトン級 5分2R
×KENNY中村・ザ・天才チンパンジー(MAXI GYM)
○竹内龍吾(KING GYM KOBE)
1R 0’17” TKO
第17試合 アマチュアSルール フェザー級 3分2R
×石田拓己(ROOTSジム)
○三浦健人(パラエストラ広島)
判定1-2
第16試合 アマチュアSルール バンタム級 3分2R
×原田泰志(パラエストラ広島)
○梅本純平(パラエストラ森ノ宮)
1R 0’58” アームバー
第15試合 フェザー級 5分2R
○宜野座ケビン(SPLASH)
×小西澄斗(VICTORY GYM)
判定2-1
第14試合 フェザー級 5分2R
○松原聖也(Team FreeStyle)
×前原泰輝(All My Homies)
判定3-0
第13試合 バンタム級 5分2R
○大空斗[たくと](パンクラス大阪稲垣組)
×江田塾長こうすけ(MIBURO)
1R 4’14” TKO
第12試合 フェザー級 5分2R
○三井俊希(reversal gym osaka anne)
×藤田宇宙(パンクラス大阪稲垣組)
1R 0’50” TKO
第11試合 バンタム級 5分2R
○山﨑鼓大(BLOWS)
×カーレッジユウキ(VICTORY GYM)
判定2-1
第10試合 DEEP JEWELS フライ級 5分2R
○樹季(フリー)
×山口 恵(BLOWS)
1R 4’07” TKO