RISE 11.18 後楽園ホール:Sフライ級王者 大﨑一貴への挑戦懸けた1DAYトーナメント。政所仁「風音の引退で背負うものが増えた」×花岡竜「勘違いしたまま来てくれれば倒しやすい」、HIROYUKI「いつも通りニコニコとやらせてもらいます」×長谷川海翔「若さの勢いで上回りたい」
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RISE 173(11月18日(土)後楽園ホール)で行われる「RISE NEW WARRIORS スーパーフライ級(53kg)トーナメント」に出場する4選手のインタビューがRISEクリエーションから届いた。試合順も発表され、このトーナメントの一回戦2試合が第3~4試合に置かれ、決勝戦がメインイベントとなっている。
RISE NEW WARRIORS スーパーフライ級(53kg)トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
HIROYUKI(RIKIX/SB日本バンタム級(52.5kg)1位、元新日本バンタム級&フライ級王者)
長谷川海翔[かいと](誠剛館/8位、元DEEP☆KICK -53kg王者)
RISEスーパーフライ級王者・大﨑一貴への挑戦権を懸けた4選手によるワンデートーナメントが行われる。「NEW WARRIORSトーナメント」は2月にフライ級で初開催され、その時は4人とも高校生だったが、今回は長谷川海翔以外、既に経験豊富な選手が集まった。優勝賞金は今回も100万円が用意される。
HIROYUKIは21年2月に風音に判定負けして以来約3年ぶりとなるRISE参戦。シュートボクシングではSB日本バンタム級王者の佐藤執斗らを下し3戦全勝し同級1位に。今年前半のNO KICK NO LIFEバンタム級トーナメントでは國本真義、麗也を下し決勝に進んだが花岡竜に判定負けしている。
長谷川は11戦10勝(9KO)1無効試合負けなしの18歳の新鋭。7月大会では花岡にも勝っている翼を1R KOしている。
RISE NEW WARRIORS スーパーフライ級(53kg)トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
政所 仁(魁塾/1位、WBKF世界スーパーフライ級王者、元J-NETWORKフライ級王者)
花岡 竜(橋本道場/6位、元KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王者、元INNOVATIONフライ級王者)
花岡は昨年後半からRISEを主戦場とし、8月の2戦目で政所に3R TKO勝ちしている。その後、10月の翼戦では負傷判定負けを喫したものの、今年前半のNO KICK NO LIFEバンタム級トーナメントではサンチャイ、山田航暉、HIROYUKIを下して優勝。8月のRISE大田大会ではニコラス・リヴァースに判定勝ちした。
政所も花岡戦の次の12月の滉大戦で判定勝ち。7月と8月はRISE WORLD SERIES 2023 -54kgトーナメントのリザーブマッチが続き、風音とルベン・セオアネに勝利し3連勝中だ。政所は決勝のリザーバーの権利が残っていたが、9月の記者会見でRISEの伊藤隆代表は「リザーブとして12月(16日の両国大会)まで待つか、このトーナメントに出るか、ジムサイドに選んでもらいました」と説明した。
※決勝は3分3R(最大延長2R)
政所仁『花岡選手うるさいんで、パッと倒して黙らせる』
―― 試合まで3週間弱となりましたけど調整はいかがですか?
政所 めちゃくちゃいい感じです。
―― 噂によると魁塾の中ではかなりのクラッシャーぶりを発揮して一緒に練習してる人がよく怪我をしてるという話聞いたんですが。
政所 スパーリングを週一回ぐらいやってるんですけど毎回怪我人出てるかもしれないですね。
―― そんなにハードにやってるんですか?
政所 スパーリングの日はもうしっかりヘッドギアもして防具はしっかりつけて試合みたいな感じでがっつりやってます。
―― 先日RISEの会見に出席した聖愛選手も鼻を赤くしたり目の上にアザを作ったという噂を聞いたんですが。
政所 聖愛も次の対戦相手が女子のパワーじゃないと思うんでちょっと強めに殴ったりしてたら結構アザとか作っちゃいました(笑)。
―― それはジムメイトとしての愛で強く殴ったって感じなんですね。
政所 完全に愛の鞭です。
―― 最近の政所選手というとやっぱり大親友の風音選手の引退はちょっと避けて通れないと思うんですけど、気持ち的にはどうですか?
政所 聞いた時は正直びっくりして止めるというか結構話し合いみたいな感じはしたんですけど、話を聞いたらネガティブな引退じゃないというか、しっかり自分の中で決めたことだったんで、今はちょっと寂しい気持ちはありますけど、その分僕がチャンピオンにならないとなっていう感じです。背負うものが増えました。
―― でしたら風音選手の分もっていう気持ちはありますか?
政所 風音は自分でも戦績も残してたんですけど、引退したので、僕がそれを引き継いでやっていきます。
―― 今回のワンデートーナメントは一日2試合となりますがいかがですか?
政所 前回の時は風音に負けて一回しか出来てないので、1日に何試合かするのはプロでは初になるんですけど問題はないかな。多分花岡選手との試合も僕がすぐ終わらせるので。
―― 今そこまで実力差が開いてるっていう考えですね。
政所 マジですぐ終わっちゃうんじゃないですか。
―― 去年一度辛酸をなめさせられたことも今はもう全く関係ない?
政所 もちろんあの膝は警戒してますけどもう貰うことないですね。
―― そのすぐ終わっちゃう攻撃のヒントをちょっとだけでも教えてもらえますか?
政所 マジで何でも倒せます。蹴りでも倒してますしパンチでも倒せるんで。
―― もう一方のブロックからはどっちが勝ち上がってくると予想しますか?
政所 どっちなんですかね?全然分かんなくて。でも長谷川選手も勢いあって終わらすなら早い段階で終わらしちゃうかなと。僕的には3ラウンドやってほしいですけど、早く終わる場合は長谷川選手が勝つんじゃないですかね。だからサウスポー対策も入れて両方ともやってます。
―― 公開練習なんですがいつものネタがなかったんですけど、これはネタ切れと考えてよろしいですか?
政所 いや、今回はちょっとRISEに怒ってたのでやめとこうかなと思って普通のミット打ちにしました。
―― その怒ってる理由は?
政所 理由はこのトーナメント自体ですね。今は切り替えてるんであんまり怒ってないんですけど(笑)、ネタ切れです。
―― トーナメントに不服があるというのはどういうことですか?
政所 僕一応今ランキング1位なんで、−54kgトーナメントのリザーブもやってて、会見でも軽くは言ったと思うんですけど、リザーブやっててリザーブとりあえず置いといてトーナメント出てHIROYUKI選手とかはRISE一回ぐらいしか出てないので、そこと同じスタートラインにまた立たないと駄目なのかなっていうので不満はありましたけど、それも会見で言った通り決めたんで、あとは全員倒すだけです。花岡選手もうるさいんで、パッと倒して黙らせようかなと思っています。
―― じゃあ試合ではRISEへの怒りも当然ぶつけるわけですね。
政所 そうですね。
―― 花岡選手に関して膝をもらわなければっていう話がありましたけど、あの膝をもらわなければあの試合では自分が勝てたという確信がありますか?
政所 1ラウンドか2ラウンドにダウン貰ったんですけどそれも効いたダウンじゃなかったので、そういうところも試合中に見直して、これから倒しに行こうかなっていうところでちょうど膝もらっちゃったんで、自分の中の焦りとかもあったと思うのであの試合は負けで認めてますけど、もう一回やったら全く負ける要素がないなって感じです。
―― 風音選手との2度目の試合があってから政所選手覚醒したなって感じがあったんですが、何か自分の中でも最近違うなって変わったなって思ったり、変わるきっかけってありましたか?
政所 風音の時は一回やってたこともあって、戦ってる時に周りからどう見えてるかみたいなのは意識しながらやってました。自分の中でもらってなくても印象悪かったらポイント取られたりするとか、そういう見た目とかも考えながらやってましたね。去年滉大選手と戦って勝ちはしたんですけど、骨折して、試合ができなかった期間があったので、そこで自分の苦手な部分を克服したり左の強化をしたりして、こないだもほとんど左で倒して勝ったのでそれはあるかなと思います。
―― 前回も聞いたんですが、相手は「怪物」ということで政所選手はRISEの何でしょう?
政所 これキャッチコピーとかになりますもんね(笑)? RISEの「勇者」とかでいいんじゃないですかね(笑)。この間「妖怪」やったからあんま良くなかったかもしれないですね。敵みたいじゃないですか。
―― 勇者とはどういうようなイメージですか?
政所 全然イメージはしてなかったです。とりあえず花岡選手の顔ムカつくんで、ボコボコにしようかなと思ってます(笑)。
―― 最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
政所 次はワンデートーナメントなんですけど挑戦者決定トーナメントなので、大﨑選手に勝てるのは僕しかいないし、それもこの試合で全部わかるんじゃないかなと思うんで、皆さん期待して見ててください。
花岡竜『勝手に勘違いしてるんで、勘違いしたまま来てくれれば倒し易い』
―― アットホームな雰囲気の中での公開練習でしたね。
花岡 初めての試みでアットホーム感出しました。
―― 一発決まるごとに井上尚弥ばりに拍手が沸き起こる(道場生から)っていう中での公開練習はどうでしたか?
花岡 恥ずかしかったですね(笑)。
―― でも実際右も左も走っていたんじゃないですか?
花岡 けっこう仕上がってはいるのでいいパンチは打てたなとは思います。
―― 残り3週間切りましたが、もういい感じで調整出来てますか?
花岡 もうすぐにでも試合出来るくらいには仕上がってます。
―― もう明日にでも後楽園のリングに上がれる?
花岡 体重さえ落としちゃえば全然上がれます。
―― 今回RISE NEW WARRIORSスーパーフライ級トーナメントで、一日2試合戦わないと優勝できないシチュエーションの試合に出場することになりましたが、花岡選手は1DAYトーナメントの大ベテランですよね。
花岡 今年2回目で合計4回目なんで結構やってます。
―― この1DAYトーナメントを勝ち抜くコツっていうのは一番習得してるじゃないですか?
花岡 どうなんすかねぇ?コツとかあんまり分かんないですね(笑)
―― コツはないですか?
花岡 ないですね。気持ちと練習量だけで、そこが一番だと思ってるので。
―― 一試合勝ち抜いた後、次の決勝までってどんな感じで休むんですか?
花岡 体冷やしたりとか基本的にはあまり動かないでゆっくりしてます。
―― そのときはやっぱり自分が優勝している姿を思い描きながら休んでるんですか?
花岡 それも思いつつやっぱり相手のことを想像して、あとは相手の動画を見たりとかしながら。
―― 今回準決勝の相手は政所仁選手になりましたけど、もう戦い方っていうのもだいぶ定まってきましたか?
花岡 相手は政所選手だけじゃないので、自分の技を極めてる途中っていう感じです。
―― あまり政所選手を意識しないで自分を高めることに集中している?
花岡 はい、そんな感じです。
―― それはやっぱり一回戦って勝ってるアドバンテージがっていうのもありますか?
花岡 それもありますけど対策というよりかは自分の動きをするのが一番強いと思ってるんで、自分を信じてやってます。
―― じゃあ政所選手の対策よりも自分次第っていう試合になりそうですね。
花岡 1DAYは特に自分次第だと思うんで本当にそうですね。
―― 相手の政所選手なんですが、今回の試合かなり自信満々みたいで一発ですぐ終わるぐらいの発言をしてるんですが、そういった発言聞いていかがですか?
花岡 勝手に勘違いしてるんで勘違いしたまま来てくれれば倒し易いくていいかなと思います。
―― もう一方のブロックはどう読みますか?
花岡 全然読めないですね。どっちも来そうだし、でも勢い的には長谷川選手ですけど、HIROYUKI選手本当にすごい強いんでHIROYUKI選手が来そうな気がしてます。
―― HIROYUKI選手とは過去の1DAYでも戦ってますが、どうですか?
花岡 僕が今までやってきた中で一番強いと思ってます。
―― HIROYUKI選手のどんなところが一番強いと感じたんですか?
花岡 フィジカルと発想力というか、予想外の動きをしてくるのがすごいやりづらいです。
―― 予想外の動きをしてくるんですか?
花岡 そこでそれを打たないような攻撃を打ってくるみたいな。
―― 対する長谷川海勝選手は飛ぶ鳥を落とす勢いで上がってきてますがどうですか?
花岡 強いんじゃないですかね。強い選手とあまりやってないのでわかんないですけど、しっかり勝ってる選手なんで強いと思います。
―― 実際に自分と戦ったらどんな試合になるだろうってのはありますか?
花岡 ずっと試合動画とか見てるんですけど全然想像つかないです。
―― 今回のトーナメントに関して橋本会長や同じ大会に出場する安本選手はどう言ってますか?
花岡 本当に対策というよりはスタミナだったり蹴りとかパンチの精度を上げてる感じです。本当にそれだけです。
―― 学業も大変だと思いますけど、ちなみにテストとかは被らないですよね?
花岡 被ります。中間と被ってて試合の3日前くらいにテストがあって大変ですけど、慣れてるので大丈夫です。
―― 単位の方は大丈夫なんですか?
花岡 単位は全然大丈夫です。何とかなってます。
―― 最後に花岡選手のファンの皆さんにメッセージをお願いします。
花岡 今回ワンデートーナメントで一日2試合ですけど、一回戦全力で政所仁をぶっ飛ばそうと思ってるんで、応援よろしくお願いします。
HIROYUKI『いつも通り楽しくニコニコとやらせてもらいます』
―― トーナメントまで3週間切りましたが調子はどうですか?
HIROYUKI 2ヶ月くらい前から結構キツい練習をしてたので、もうそろそろだな、やっと終わるって。
―― 顔はもうすでに臨戦体制のように頬もこけて見えますが。
HIROYUKI でも体重とかは落としてなくて食事制限ちょっとしてるくらいなんでキツくはないですけど、ちょっと痩せてきました。
―― 公開練習ではかなり重いパンチを繰り出していましたが。
HIROYUKI RISEはやっぱりパンチで来る選手が多いので、最低限パンチが出来ないと飲まれちゃうのを風音戦で思い知ったので、しっかりパンチの強化をしています。
―― かなり強化できたんじゃないでしょうか?
HIROYUKI 緑川先輩に教えてもらってて、ボクシングがすごい上手な先輩なのでかなり良い練習ができています。
―― 今までとは違ったHIROYUKI選手が見れるかもしれない?
HIROYUKI それはどうですかね(笑)。いつも通りって感じで、あくまでもパンチが人と同じくらいになっただけなんで、試合に関してはいつも通りのスタイルです。
―― 今回、トーナメントとなりましたけど、トーナメント運がついてるんじゃないですか?
HIROYUKI トーナメント運がついてますけど絶対花岡くんがいるんですよ(笑)。これも何かの縁なんですけどね。
―― その花岡選手とはお互い勝ち上がったら決勝でぶつかるというシチュエーションです。
HIROYUKI みんな予想してる通り花岡くんになるのかなとは思ってるんですけど、政所選手もすごい良い選手なので最後までどっちが来るかわかんないですが、どっちが来ても面白い試合になります。
―― 花岡選手はHIROYUKI選手のことをものすごく高く評価していて、予想外の攻撃が飛んできて今までで一番強かったと言っていました。
HIROYUKI お互い様ですね、同じくです。
―― お互い評価しているからこそ良い試合になったんですかね?
HIROYUKI どうなんですかね?(笑) でもそこまで差がないのかなって。でもやっぱり上手いんで、花岡くんとやってる時は何やってもうまくいかないなーって感じてて、また今回もそうならないようにぐちゃぐちゃに攻めていきます。
―― でもその前にスーパールーキーとも言える長谷川海翔選手に勝ち抜かないといけないですが。
HIROYUKI そうなんですよね。無傷で勝とうって思ったら絶対やられるので、一回戦から倒しにいきたいです。前回岡山ジム主催興行で一回戦麗也選手と判定まで行ってしまって決勝はしんどかったので、そうはなりたくないですね(笑)。
―― ワンデートーナメントを勝ち抜くコツってありますか?
HIROYUKI コツとかないですね(笑)。
―― 長谷川選手とは年齢差がちょうど10歳ありますが、この辺で意識するものはありますか?
HIROYUKI 全然意識してないですね。今本当に若くて強い子が多くて気を抜いてられないですし映像で見る限りすごい良い選手なので、タイプ的にも噛み合うんじゃないかなとは思ってます。
―― 現時点でどんなところが長谷川選手より自分の方が上回っていると思いますか?
HIROYUKI キャリアですね。キャリアと身体の強さでは僕の方がちょっと強いんじゃないかな。
―― でしたらそのキャリアと身体の強さを全面に押し出した展開になりますか?
HIROYUKI 彼もトーナメントということで倒しに来るので、身体の力で押し切ると言うよりはカウンターとか取れたら良いですね。
―― 長谷川選手が早々に倒しにきたら逆に?
HIROYUKI 早い展開からどっちが倒れてもおかしくないですね。
―― ドンと来いって感じですね?
HIROYUKI 僕の方がRISEではキャリアが浅いんで、自分が挑戦者の気持ちで行きます。
―― HIROYUKI選手は通常の肘、膝有りのキックボクシングルールからRISEルール、シュートボクシング(SB)ルールと挑戦してますね。
HIRYUKI 色々なところ出てますね。
―― でも色々なルールにもアジャストして戦ってるんじゃないですか?
HIROYUKI 多少…どうですかね?アジャストしてますかね?SBでも打撃で勝ってるだけで投げられてるんでアジャスト出来てはいないと思うんですけど(笑)、どんなルールだからって言ってもやること自体は変わらないし、そもそも根本は「キックボクシング」なので。
―― じゃあそろそろRISEルールにも?
HIROYUKI RISEルールは一回出させてもらってますけどすごい面白かったんで、またやりたいな、また出たいなっていう矢先で良いオファーが来たので、二つ返事で出させてもらうことを決めました。
―― HIROYUKI選手といえば大昔から練習嫌いで有名でしたが、最近はもう返上されてるんですか?
HIROYUKI それは僕じゃなくて周りに聞いた方がいいんじゃないですかね?(笑)
―― 練習は週に何回ぐらい?
HIROYUKI 週5で練習してます。祝日も返上だったので疲れました(笑)。
―― でも今疲れておいたら試合の日は楽なんじゃないですか?
HIROYUKI RIKIXに移籍してきてから練習の方がキツくて試合の方が楽なんですよ。だから体力に関しては自信がつきました。岡山大会の決勝はちょっと疲れたんですけど、それ以外は試合でバテることがなくなって、体力の心配は今のところないです。
―― ジムメイトで後輩の加藤有吾選手も伸びてきましたが刺激になりますか?
HIROYUKI 毎週スパーリングで殴り合わせてもらって、有吾もどんどん人気が出てきてRISEでかましてるんで刺激になってます。
―― このトーナメントで優勝して終わりではなくその先にはタイトル挑戦が待っています。
HIROYUKI いかついですよね。このトーナメント優勝してまだ強い奴いるんですよ(笑)。でもとりあえず今は大﨑選手のことは考えてなくて、トーナメントのことしか考えてないです。まずこのトーナメントで優勝するのもすごい大変なことだと思うんで、まずはこのトーナメント。今は大﨑選手まで手が回らないのであとで研究します。
―― あえて大﨑選手の背中は見ないという感じですね。
HIROYUKI まだ見ないようにしてます。
―― 優勝してから見るようにする?
HIROYUKI でも大﨑選手の活躍はいろんなところで見てるんで、強い選手っていうのは分かってるんで、決まったらしっかり対策したいと思います。
―― 現時点で準決勝も決勝も対策はバッチリですか?
HIROYUKI それがそうでもないんですよね。僕もそもそも試合するに当たって作戦を立てるっていうよりはその時のノリでやってるんで、あまり考えすぎても結局変わらないんじゃないかなと思ってるので、いつも通りで。
―― この選手にはこうした方がいいとかああした方がいいとか小野寺代表や石井宏樹さんから言われることはあるんじゃないですか?
HIROYUKI はい(笑)。でもそれは内緒で、企業秘密です。
―― それは試合になったらわかる?
HIROYUKI いつもと変わらないと思いますよ。いつも通り楽しくニコニコとやらせてもらいます。
―― 激しくて過酷なトーナメントですけど楽しく戦いたい?
HIROYUKI そもそも試合は楽しいので、いつも通りやってもうダメならダメで後悔ないようにあと2週間仕上げていきます。
―― 最後にHIROYUKI選手のファンの皆様に熱いメッセージをお願いします。
HIROYUKI 本当にすごい過酷なトーナメントですけど、多分一番下馬評が低くて大穴くらいだと思ってるので、勝ち上がってみせるので応援よろしくお願いします。
長谷川海翔『スピードとパワーと若さの勢いで上回りたい』
―― 取材にはかなり慣れてきましたか?
長谷川 まだ慣れてないです(笑)。
―― 自分が思ったことを伝えれることができるようになった実感はありますか?
長谷川 ちょっとずつは言えるようになってきたと思います。
―― 今、高校生活はいかがですか?
長谷川 充実できています。
―― 姫路から大阪まで通ってるんですよね?通学時間は片道どのくらいかかるんですか?
長谷川 家から駅まで自転車で15分と電車で学校まで1時間半くらいです。
―― 結構な長距離ですね。
長谷川 でも寝てるだけなんで全然大丈夫です。
―― そこで睡眠時間をプラスしてるわけですね。
長谷川 そうです(笑)。
―― 今回RISEのNEW WARRIORS TOURNAMENTへのエントリーが決まりましたが、話が来た時はいかがでしたか?
長谷川 やっとチャンスが来たって思いました。
―― 他、3名の顔ぶれを見た時はどうでした?
長谷川 (政所)仁君と花岡選手は聞いて「やっぱり来るよな」と思ったんですけど、HIROYUKI選手はまさかでした。
―― そのまさかのHIROYUKI選手と1回戦で当たることになりましたが、組み合わせを聞いた時はどんな気持ちになりました?
長谷川 正直僕は花岡選手か仁君と1回戦でやると思ってたので、そこもまさかのHIROYUKI選手でびっくりです。
―― HIROYUKI選手とはちょうど年齢差が10歳ありますが、年齢差は意識しますか?
長谷川 年齢差というよりは戦績の差は意識します。50戦もしてる選手なので経験豊富だと思いますし。
―― そうしたらHIROYUKI選手の50戦というキャリアが強敵になりますか?
長谷川 僕はそう思ってます。
―― その50戦をどういう風に上回ろうと思いますか?
長谷川 スピードとパワーと若さの勢いで上回りたいと思います(笑)。
―― 今18歳ですが、以前の試合からもスピードや動きのキレはかなり感じられましたけど、パワーもだいぶついてきた実感はありますか?
長谷川 自分が通ってるStyle高等学院のフィジカルトレーニングのおかげもあって筋肉もどんどん大きくなっていって、パワーも上がっていっています。
―― 学校の授業でフィジカルトレーニングがあるんですか?
長谷川 はい。毎週月曜日がフィジカルトレーニングです。
―― 専門のトレーナーさんがついてやるんですか?
長谷川 今プロレスでも活躍されている池本誠知先生が教えてくれています。
―― 学校で教えてくれるとは選手にとってすごい良い学校ですね。
長谷川 ありがたいです。
―― すでに1回戦でHIROYUKI選手を倒すイメージは作られてますか?
長谷川 もちろん倒すイメージは出来ています。
―― 何パターンぐらい倒すイメージできてますか?
長谷川 うーん…パターンはそんなに考えてなかったです(笑)。
―― もう一方のブロックからはどちらが勝ち上がってくると予想しますか?
長谷川 僕は仁君が勝ち上がってくると思います。
―― その心は?
長谷川 仁君はリベンジ戦強いので、しかも風音選手が引退したことによって気持ちもめちゃくちゃ乗ってるので、絶対勝ってくるやろうなと。
―― その政所選手との決勝になったらどんな試合になると思いますか?
長谷川 あのストレートを貰ったら終わりですね。貰わないように自分が当てます。
―― 現時点で政所選手より自分が上回っているところはどこだと思いますか?
長谷川 回避能力とテクニックやったら上回ってます。パワーはわかんないです(笑)。
―― 今言った回避能力って具体的にどんな感じなんですか?
長谷川 ディフェンスと相手の攻撃を見てかわすことです。
―― 長谷川選手得意技の一つにフェイントって挙げてますよね。
長谷川 あれはもう相手を惑わせるちょっと小癪な手を使ってます(笑)。
―― 今回新しいフェイントも見せてもらえそうですか?
長谷川 それは用意してます。
―― じゃあ攻撃だけじゃなくてフェイントでも見せられる自信があるんですね。
長谷川 はい、あります。
―― 今回の試合に関して、先ほども話に出た池本先生とか、塚本望夢選手はどんな風に言ってますか?
長谷川 望夢も実際にNEW WARRIORSトーナメントに出て惜しいところで落としてしまったので、そこは絶対に油断するなよと言ってくれてます。絶対勝てと。
―― 今ミット持ってくれた池本先生はどうですか?
長谷川 池本先生はいつもめちゃくちゃ応援してくれて、学校を盛り上げれるように頑張りたいです。
―― 学校の中でも結構話題になってますか?
長谷川 そうですね、みんな応援してくれてます。
―― じゃあその期待を胸に今回リングに上がることになりますね。
長谷川 みんなの期待に応えて優勝できるように頑張ります。
―― 試合まで3週間切りましたけど減量の方は大丈夫ですか?
長谷川 体重の方は全然大丈夫です。もうあと水抜きするぐらいです。
―― 現時点でもうそんな感じなんですね。
長谷川 もう結構落ちてて、全然大丈夫って感じです。
―― 最後に長谷川選手のファン、そしてRISEファンの皆さんにこのトーナメントに懸けるメッセージをお願いします。
長谷川 いつも応援ありがとうございます。皆さんの応援のおかげで練習も頑張れて、めちゃくちゃ強くなっています。試合楽しみにしていてください。
対戦カード
第11試合 メインイベント RISE NEW WARRIORS スーパーフライ級(53kg)トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
第10試合 セミファイナル RISE QUEENミニフライ級(49kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
erika♡(SHINE沖縄/王者)※初防衛戦
小林愛理奈[ありな](FASCINATE FIGHT TEAM/2位、アトム級1位)
第9試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
澤谷大樹(HAWK GYM/4位、DEEP☆KICK -60kg王者)
安本晴翔[はると](橋本道場/5位、WPMF世界・WBCムエタイ日本フェザー級王者、元KNOCK OUT-REDフェザー級王者、元INNOVATIONスーパーバンタム級王者、元REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者)
第8試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
山畑雄摩(心将塾/4位、元DEEP☆KICK -63kg王者)
塩川琉斗(TOP STAR GYM/12位、Stand Up King of Rookie 2022 -60kg優勝)
第7試合 女子ミニフライ級(49kg) 3分3R(延長1R)
宮﨑若菜(TRY HARD GYM/3位)
Melty輝[きら](team AKATSUKI/女子フライ級3位)
第6試合 バンタム級(55kg) 3分3R
京介(小比類巻道場)
力哉(BK GYM/DEEP☆KICK −55kg 3位)
第5試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R
石田 迅(LEGEND GYM/DEEP☆KICK −65kg王者)
田中佑樹(HAWK GYM/Stand Up King of Rookie 2021 -63kg優勝)
第4試合 RISE NEW WARRIORS スーパーフライ級(53kg)トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
HIROYUKI(RIKIX/SB日本バンタム級(52.5kg)1位、元新日本バンタム級&フライ級王者)
長谷川海翔[かいと](誠剛館/8位、元DEEP☆KICK -53kg王者)
第3試合 RISE NEW WARRIORS スーパーフライ級(53kg)トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
政所 仁(魁塾/1位、WBKF世界スーパーフライ級王者、元J-NETWORKフライ級王者)
花岡 竜(橋本道場/6位、元KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王者、元INNOVATIONフライ級王者)
第2試合 バンタム級(55kg) 3分3R
福井萌矢[ともや](建武館/Stand Up King of Rookie 2021 -55kg優勝)
松永 隆[りゅう](新宿レフティージム)
第1試合 ミドル級(70kg) 3分3R
バシ・カニ・エビ(FJ KICK ASS)
惺也[せいや](OISHI GYM)
概要
大会名 RISE 173
日時 2023年11月18日(土)開場・17:00 開始・17:30
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA
チケット料金 SRS席 15,000円 RS席 10,000円(完売) S席 6,000円 A席 4,000円(完売) 小中高生シート 2,000円(当日販売のみ) ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com