シュートボクシング 11.14 後楽園ホール:笠原友希「しっかり倒して大晦日での梅野源治戦をアピールしたい」、MISAKI「菅原美優選手を納得させるような試合をしないといけない」
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SHOOT BOXING 2023 シリーズFinal – Start towards 40th anniversary -(11月14日(火)後楽園ホール)に出場する笠原友希、MISAKIのインタビューがシュートボクシング協会から届いた。
第6試合 61kg契約 3分3R(無制限延長R)
笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級(60kg)王者・元フェザー級(57.5kg)王者)
スナイ・ミフター(マケドニア/マイクスジム/MKFライト級王者)
笠原三兄弟の次男・友希は昨年12月のRISE+SB合同大会で石月祐作に、2月大会ではTAaaaCHANに、4月大会ではタイ人のポームロップに判定勝ちし、9月大会ではタイ人のシンダムを1RローでKOし4連勝中だ。
友希はシンダム戦後には「僕、滅茶苦茶強くなっているんで、K-1のチャンピオンでもRISEのチャンピオンでも受けて立ちます」と、RISEのチャンヒョン、K-1のレオナ・ペタスとの王者対決に意欲を示していた。レオナは先日のK-1の会見でチャンヒョン戦を熱望しており、友希も今後そのスーパーフェザー級交流戦線に絡むか気になる状況だが、今回はプロ30戦目にして初のヨーロッパ系の選手との試合が組まれた。
対戦相手のミフターは東ヨーロッパのマケドニア出身で、今大会で海人と戦うマサロ・グランダーと同じくオランダのマイクスジムに所属する。
第1試合 女子46.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
MISAKI(TEAM FOREST/SB日本女子アトム級(46kg)王者、元J-GIRLSミニフライ級王者)
チャン・リー(K-1ジム五反田チームキングス)
昨年6月のTHE MATCH 2022では海人×野杁正明、笠原友希×中島千博というSB×K-1の対抗戦が2試合組まれ、いずれもSB勢が勝利した。それから約1年後、K-1はカルロス菊田&宮田充体制に移行し、“開国”路線を打ち出し、新生K-1とSBの選手がお互いの団体に乗り込んで初めて対戦する。なおかつTHE MATCH以降、K-1の女子選手がRISE・SB側と交流することも今回が初となる。
MISAKIは16年にプロデビューし31戦21勝(4KO)9敗1分。RISE女子のエースだった寺山日葵とは3戦1勝1敗1分。18年にMIOのSB日本女子ミニマム級王座に挑戦し判定負け。20年のREBELSで、ぱんちゃん璃奈に判定負け。昨年12月のRISE&SB両国大会ではRISE QUEENアトム級王者の宮﨑小雪に判定負け。今年2月のRISEでも同級1位の小林愛理奈に判定負けしたものの、試合を重ねるごとに力をつけて来た。最近では6月のSBでタイ人選手を1R左フックでKOしている。
チャン・リーは18年にデビューし17戦8勝(1KO)8敗1分。昨年10月、菅原美優のKrush女子アトム級(45kg)王座に挑戦し、累計4度のダウンを奪われ3R KO負け。4月のKrushではKAIに判定勝ちして以来の試合となる。
笠原友希「しっかり倒して大晦日での梅野源治戦をアピールしたい」
――試合が近づいてますが、調整はいかがですか?
友希 調整もバッチリです。今回なかなか相手が決まらずいつもと違うスタイルの選手が決まり、試合までの期間が短いのですがバッチリ対策していい感じに仕上がってきてます。
――相手の試合映像を見てどういう印象がありますか?
友希 ヨーロッパ系のコンビネーションやパンチ系が凄く上手い印象があります。あと、身体がすごくデカいので、パンチは結構危ないかなと思いました。今まで対戦してきたタイ人のようなゆったりしたリズムではなく、戦うリズムも日本人とは違うと思うので、そこは警戒していますが、その反面僕も楽しみです。あと、ヨーロッパ系の選手と初めて対戦するのでフィジカル面も凄く強そうです。
――フィジカル面で負けない自信はありますか?
友希 毎週水曜日にシーザージムにフィジカルトレーナーが来て、トレーニングを5~6年ぐらいずっとやっていて、自分の足りないところを鍛えています。僕は高校生でプロデビューして、フィジカルトレーニングをすることで必然的に体もデカくなって階級も徐々に上がっていきました。
――まださらに身体は大きくなりそうですか?
友希 今のところはこの階級が一番適性ですけど、もう一階級上でもいけるかなとは思います。
――前回、お兄さんの弘希選手のインタビューで「ライト級は友希に譲って自分はスーパーライト級に上げる」という話もしていましたが、それも実現の可能性も高いわけですね。
友希 僕がそう指名されたのなら、上の階級のベルトも獲りに行こうかなと思いました。
――SBライト級戦線で意識している選手はいますか?
友希 基山(幹太)選手が凄く勢いがあるなと思っていたところ、前回9月大会でポッシブルK選手が基山選手にいい勝ち方をしたので印象に残ったんですけど、レベル的には全然僕とは違うかなと思います。組まれたらいずれもタイトルマッチをやる準備はできています。
――今、SBではK-1やRISEとの交流戦も激化している中で、ちょうど笠原選手はご自身のSNSで梅野源治選手に対戦アピールしていましたね。
友希 格闘技は強さも大事だし、那須川天心選手や武尊選手のようなスター選手になるには知名度も必要だと思います。梅野選手はRIZINでも凄く活躍してるし、強いなと思いますが、僕は小笠原瑛作選手にヒジありでTKO勝ちしていますし(2019年6月23日)、梅野選手が他のK-1の選手とやるよりも絶対に面白い試合ができますし、僕も昨年3月にRIZINに出てKO勝ちしているので(元氣に1RKO勝ち)、梅野選手とやれば盛り上がると思うんです。大晦日も近いですし、次の試合が終わってからのアピールだとちょっと遅いと思ったのでSNSでアピールしました。
――梅野選手のことはいつぐらいから意識してたんですか?
友希 2週間ぐらい前になんかふとこれやったら絶対面白いなと思いました。僕も梅野選手とやれる立場にいると思ってアピールしたという感じです。僕はジュニア時代から試合を見ていましたし、YouTubeとかで試合映像をよく見ていたり、以前に梅野選手のジムに出稽古に行ったこともあって、一緒に練習したことはないですけど、入れ違いでその場でお会いしたことがあり、凄くオーラがあってカッコいい選手だなと思っていました。
――大晦日もずっと憧れの舞台だったのでしょうか?
友希 そうですね。毎年友達と一緒にテレビやPPVで大晦日のRIZINを見て年越ししていて、「僕もこの場所にいつか出るから」と何回も言ってるので、意識していた舞台でした。格闘家である以上、誰もが出たい舞台ですし、最高の舞台だと思います。
――当然ですが、ますます今回は負けられない試合になるわけですね。
友希 そうですね。そうやって、自分にプレッシャーかけた方が強くなると思うので、勝って年末につなげたいですね。
――どういう勝ち方をしたいとかイメージしてるものありますか。
友希 僕にしか出せない技、コンビネーションがあるので、そういう技でKOしたいです。
――年末も意識してるだけで、短期決着も狙っていますか?
友希 結構タフな相手だと思うんですけど、しっかり倒してアピールはしたいと思います。ここでしっかり勝って来年は他団体のチャンピオンやトップ選手をどんどん食っていきたいと思うので、しっかり僕に注目してください。
MISAKI「菅原美優選手を納得させるような試合をしないといけない」
――誰も予想していなかったカードが決まりました。最初にこのオファーを聞いた時はどういう心境でしたか。
MISAKI 今回は試合のオファーはいただきながら、誰との試合になるんだろうと思っていたらチャン・リー選手というまさかの相手との対戦が決まって嬉しかったです。
――今回の一戦が決まって反響は凄かったですか?
MISAKI そうですね。K-1ファンからのフォロワー数の増え方が凄かったです(笑)。チャン・リー選手は顔が可愛くてグラビアとかやっていて注目を集めている選手なので、このカードも業界的に注目されているのかなと。
――今までにチャン・リー選手の試合を見たことはありましたか?
MISAKI 菅原(美優)選手とのKrushタイトルマッチを映像で見ていました。
――それは同階級のチャンピオンということで菅原選手を意識して見ていたんですか?
MISAKI 今後、菅原選手とやることもあるとは思ってなかったんですけど、K-1だとパヤーフォン選手やMIO選手とか今までずっと同じ階級の女子の試合だけは見ていました。
――チャン・リー選手の試合映像を見てどういう印象がありますか?
MISAKI K-1選手はみんな打ち合って武尊選手を意識したファイトスタイルが多い印象があるので、チャン・リー選手もそういう感じだなと思いました。
――噛み合う試合になりそうですか?
MISAKI 今年2月の小林愛理奈戦はバチバチの打ち合いになりましたが、今回は一方的な試合になるんじゃないかなと思います。うちのジムでは、日本のアマ大会を総なめにしている若手男子選手がいいスパーリングパートーになってますし、出稽古に行かせてもらっているOISHI-GYMさんで凄いプロ選手たちにガンガン鍛えられているので、負ける気がしないです。
――OISHI-GYMではスパーリングがメインに?
MISAKI 他のジムの出稽古の女子選手も来るのでガンガンやっています。ちなみに自分のジムではスタミナ、気持ちを作るような今までの突貫ファイトを忘れない追い込んだ練習メニューになります。
――前回6月のホンヨック・パッサノンジム戦では1RKO勝ちでしたが、さらにどういった部分が伸びている部分はありますか?
MISAKI パワーはさらに上がってますね。今まで60kgぐらいのアマチュア男子選手とスパーリングをしていてなかなか倒せなかったりしたんですけど、OISHI-GYMで同じ体重の女子選手とスパーをさせてもらって倒すコツも掴めてきてるので、自分のパワーにも自信が付いてきてます。同じ階級の女子選手とやることに怖さは全くなくなりましたね。
――今回は負ける気がしないということでしたが、SBのリングだけに投げたり絞めたりするプランもありますか?
MISAKI K-1の選手なので、今回は投げも絞めも使わず、蹴り、パンチのみのルールでキッチリ勝とうかなと思ってます。RISEルールでも結構やってきたので立ち技なら何のルールでも全然問題ないです。
――SBvsK-1対抗戦というと、昨年6月のTHE MATCHの海人vs野杁正明戦が記憶に新しいですけど、あの一戦も意識していますか?
MISAKI そうですね。今までの私はどこの団体でもいいので世界タイトルを獲ることが目標だったんですけど、海人選手のSBの世界タイトルを実際に見たら『私、これ欲しいわ!』という感情になりました(笑)。それからあの世界のベルトが欲しくて、今頑張ってるので、海人選手の試合を結構意識することが多くなりましたね。RENA選手に続くSB世界女子チャンピオンになりたいと思います。私はプロデビュー戦から一度たりともキックパンツでリングに上がったことはないし、引退までシュートボクサーとして突っ走りたいし、SBのベルトに価値があると思っています。海人選手のようにSBの世界タイトルを獲得するためには、他団体の日本の強い選手を全員倒すことが重要だと思うので、SBが世界タイトルを用意してくれるように勝ち続けます。そういう意味でも、みんなが認めている日本人女子選手といえば、宮﨑(小雪)選手か菅原選手ぐらいかなと思うので、その一戦に行き付くためにも今回は大事な試合になると思います。
――チャン・リー選手を倒したらすぐにでも菅原選手とやりたいですか?
MISAKI ぜひやれるならやりたいですね。今回、菅原選手を納得させるような試合をしないといけないなとも思っています。
――K-1のリングといえば、過去に2度対戦しいずれも敗れているMIO選手は倒すべき相手のひとりだと思いますが、意識していますか?
MISAKI 周りからは「やりなよ」とよく言われます(笑)。でも、最近MIO選手はSNSを見ても練習しているのか分からないのであまり意識してないです。私は決まれば全く負ける気はしないのでやれるならやりたいです。
――今後が楽しみになりました。では最後に会場に来てくれるファンにメッセージをお願いします。
MISAKI 今回、平日の開催にはなるんですけど、既に発表されているカードも激アツなので絶対に損はない大会になるんじゃないかな、と思います。損をさせない試合をするので、会場に来てもらいたいですし、どうしても来られない方はU-NEXTで応援してください。
対戦カード
第8試合 70kg契約 3分3R(無制限延長R)
海人(TEAM F.O.D/SB世界&KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級(70kg)王者、RISEミドル級(70kg)王者、GLORYライト級(70kg)4位、元SB日本スーパーライト級(65kg)王者)
マサロ・グランダー(オランダ/マイクスジム/元King of Kings -65kg級王者)
第7試合 オープンフィンガーグローブマッチ 64kg契約 3分3R(無制限延長R)
笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級(62.5kg)王者、元同スーパーフェザー級(60kg)&フェザー級(57.5kg)王者)
スーパーボール・ティーデ99[Superball Tded99](タイ/元プロムエタイ協会スーパーバンタム級王者)
第6試合 61kg契約 3分3R(無制限延長R)
笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級(60kg)王者・元フェザー級(57.5kg)王者)
スナイ・ミフター(マケドニア/マイクスジム/MKFライト級王者)
第5試合 58kg契約 3分3R(無制限延長R)
山田彪太朗[こたろう](シーザージム/SB日本フェザー級(57.5kg)王者)
ヨードタノン・オーサンスック(タイ/MAXムエタイ・フェザー級トーナメント優勝)
第4試合 58kg契約 3分3R(無制限延長R)
山田虎矢太[こやた](シーザージム/SB日本スーパーバンタム級(55kg)王者)
テーパプット・シンコウムエタイ(タイ/新興ムエタイジム/元タイBBTVスーパーフェザー級王者)
第3試合 オープンフィンガーグローブマッチ 53kg契約 3分3R(無制限延長R)
佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ名古屋/SB日本バンタム級(52.5kg)王者)
翼(TARGET/RISEスーパーフライ級(53kg)5位、元ジャパンキック・バンタム級王者)
第2試合 オープンフィンガーグローブマッチ(肘有り) ヘビー級 3分3R(無制限延長R)
坂本優起(シーザージム/SB日本ヘビー級2位、元同スーパーウェルター級(70kg)王者)
関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術)
第1試合 女子46.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
MISAKI(TEAM FOREST/SB日本女子アトム級(46kg)王者、元J-GIRLSミニフライ級王者)
チャン・リー(K-1ジム五反田チームキングス)
概要
大会名 SHOOT BOXING 2023 シリーズFinal – Start towards 40th anniversary –
日時 2023年11月14日(火)開場・17:00 開始・17:30
会場 後楽園ホール
中継 U-NEXT(2,189円/月)
チケット料金 SRS席15,000円 RS席10,000円 S席7,000円 小中学生シート2,000円(当日販売のみ/要身分証明書) ※当日券は各500円UP
チケット販売 チケットぴあ イープラス 後楽園ホール シュートボクシング協会 SB公式ネットショップ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ シュートボクシング協会 03-3843-1212 http://www.shootboxing.org/