修斗 12.2 東京 豊洲PIT:MOBSTYLESのFIGHT&MOSH 約4年ぶり開催。リオン武、4年ぶりの試合の相手は2年半ぶりの試合の内藤太尊。フライ級で猿丸ジュンジ×安芸柊斗。マモル引退エキシも
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サステイン主催「プロフェッショナル修斗公式戦 MOBSTYLES presents FIGHT&MOSH」(12月2日(土)東京・豊洲PIT)の概要と第1弾決定カードが発表された。
FIGHT&MOSHは20年3月以来約3年9か月ぶりの開催で、アパレルブランド「MOBSTYLES(モブスタイル)」が冠スポンサーにつき、同ブランドがサポートしている選手が多数出場する。この大会は夜に開催され、同日昼には女子大会のCOLORSが行われる。
対戦カードはYoutubeの修斗チャンネルの記者会見風の動画の中で発表され、試合の決まった選手のうち4人と、MOBSTYLESの田原洋代表、サステインの坂本一弘代表が出演した。
契約体重未定 5分3R
リオン武(RISING SUN/元フェザー級世界王者)
内藤太尊(roots)
リオンは43歳。06年から10年の間に2度、フェザー級王座に君臨。11年の大晦日には高谷裕之のDREAMフェザー級王座に挑戦し敗れている。14~17年は3試合のみと試合ペースが落ち、18年は3試合したが斎藤裕と朝倉未来に敗れる。19年7月の修斗でデュアン・ヴァン・ヘルフォートに判定負けして以来4年ぶりの試合となる。
内藤は34歳。14年にデビューし、フェザー級上位戦線で活躍したが、工藤諒司やSASUKEには敗れる。21年5月に宇野薫にKO勝ちして以来2年半ぶりの試合となる。
今回はリオンの指名で内藤との試合が組まれた。両者ともMOBSTYLESのサポートを受けており、田原氏は「2試合組める予定だったのが1試合になりました」と苦笑し「2人とも長い付き合いなので複雑な気持ちにもなりつつ、ちょっとうれしいですけどね」と付け加えた。
リオンは「練習はずっと試合はしていて、刀は磨いていて、試合をするスイッチが入らなかったんですけど、『リオン出ないか』と田原さんから言われ、バチッとスイッチが入りました。05年3月の風田陣戦の後に田原さんに声をかけてもらってから19年目で、思い入れが強いんだなと実感しました。でももう1個追加のスイッチが欲しいと思って。自分の修斗のルーツは佐藤ルミナなんで、佐藤ルミナの血を受け継ぐ太尊とやりたいと伝えました。練習はしていたんですけど、決まってから体の動きが変わりました。昔ルミナさんと試合をした時もそういう心境でした。佐藤ルミナから始まった自分の修斗のストーリーがたぶんほぼ完結するのが佐藤ルミナの弟子で、当日は太尊をぶっ倒したいです」と意気込みを語った。
対する内藤は「大先輩のラブコールを受けないわけにはいかない思いがありましたし、MOBSTYLES presentsということもありましたし。前回の宇野さんとの試合もですけど、修斗が作り上げた歴史を背負うんですけど、気負わず自分らしい試合をして、ぶん殴り合って、会場を爆発させるような試合をしたいです」と語った。2年半ぶりの試合となるが「育休が落ち着いて試合をするですが、できる範囲でしっかり練習してきたので、あれから進化した姿を見せたいです」と話した。
フライ級 5分3R
猿丸ジュンジ(修斗ジム東京/ストロー級世界4位)
安芸柊斗(MMAZジム/ストロー級世界3位)
両者もMOBSTYLESのサポートを受けている選手で、ストロー級のランカーだが、今回フライ級に階級を上げて対戦する。
猿丸は37歳。21年11月、ストロー級暫定王者決定戦で元王者の黒澤亮平に1R一本勝ちしベルトを獲得。箕輪ひろばが王座返上し正規王者となったが、昨年9月の初防衛戦で新井丈に1R KO負けし王座陥落した。
安芸は22歳。21年2月のRoad to ONEで山北渓人にKO負けしたが、今年3月には澤田龍人を1R KOし、修斗での連勝を6とした。7月に新井の王座に挑戦し、序盤は膝蹴りとパンチで新井を追い詰めたが、その後反撃を許し、1R終盤にKO負けしている。
徳島在住の安芸はビデオメッセージで「MOBSTYLESファイターの一員としてMOBSTYLESの興行に出れることを凄くうれしく思います。やることないと思っていた選手とおそらく最初で最後の試合になると思うので、皆さんが楽しめる試合にし、自分も楽しんで、なおかつ勝てればベストです」と話した。
田原氏が「ジュンジは柊斗のお父さん(=佳孝)とも戦っているんだよね」と尋ねると、猿丸は「そうですね。2008年、デビュー2戦目で戦ってますね(=猿丸が勝利)」と振り返る。続けて猿丸は「前回の試合で現役は終わりかなって思ったんですけど、デビュー当時からMOBSTYLESにお世話になって、15年の後楽園でのMOBSTYLESの大会を一番盛り上げたのは思っているんで、出ないとなと思いました。今回は相手もいいんで盛り上げます」「KO決着のほうが会場も盛り上がるんで、自分らも納得するんで、真っ向勝負でいきます」と話した。
また、相手は未定だが、内藤頌貴(パラエストラ松戸/フライ級6位)の出場も決まった。
内藤は33歳。井上学、清水清隆、前田吉朗、渡部修斗らと対戦経験があるキャリア10年のベテラン。7月の後楽園では当時フライ級世界2位の関口祐冬と対戦したが判定負けし、上位進出を逃した。
内藤は「相手は決まっていないですけど、とにかく強い相手と殴り合って蹴り合って肘ぶつけ合いたいと思います」「(20年3月の)MOBSTYLESの20周年興行でメインを張れた自負もあるし(=渡辺健太郎にKO勝ち)、その時O-EASTで戦って、今回豊洲PITで戦える選手もなかなかいないと思うので、責任と思いを持って戦いたいです」と話した。
さらにマモル(シューティングジム横浜/元修斗世界フライ級&バンタム級王者、元パンクラス・フライ級王者、元KOTC世界ジュニアフライ級王者)の引退エキシビションマッチも行われる。
マモルは1999年にデビューし現在46歳。2000年にバンタム級(60kg)、03年にフライ級(56kg)で王者となり2階級制覇を達成。15年5月の修斗での試合を最後にパンクラスに戦場を移し、17年にはパンクラスでフライ級王座獲得。19年5月のパンクラスで小川徹に敗れて以降、試合をしていなかった。
マモルはMOBSTYLESのサポート選手第1号ということもあって田原氏にとっても思い入れが深く「エキシビションとはいえ、いい相手を用意しようと思います。何人か声をかけています、って、何人かっておかしいよね。きっちり最後に沈めてやります」と笑顔で話し、愛情を込めて最後の舞台を用意する考えを示している。
対戦カード
契約体重未定 5分3R
リオン武(RISING SUN/元フェザー級世界王者)
内藤太尊(roots)
フライ級 5分3R
猿丸ジュンジ(修斗ジム東京/ストロー級世界4位)
安芸柊斗(MMAZジム/ストロー級世界3位)
出場決定選手
内藤頌貴(パラエストラ松戸/フライ級6位)
概要
大会名 プロフェッショナル修斗公式戦 MOBSTYLES presents FIGHT&MOSH
日時 2023年12月2日(土)
会場 東京・豊洲PIT https://toyosu.pia-pit.jp/access
チケット料金 未定(※10月中旬予定)
お問い合わせ サステイン 03-3788-3042 https://www.shooto-mma.com/