ONE 9.2 ルンピニー:スタンプ×ハム・ソヒでMMA女子アトム級暫定王者決定戦。スタンプ「私のアドバンテージは彼女よりも優れた打撃」、ソヒ「面白くて好都合な相手」
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ONE Fight Night 14(9月2日(土)タイ・バンコク・ルンピニースタジアム)のメインイベントにて、ONE MMA女子アトム級暫定王者決定戦・スタンプ・フェアテックス(タイ/1位)vs. ハム・ソヒ(韓国/2位)が行なわれることになった。大会の模様は同時午前9時よりABEMA格闘チャンネルにて生放送される。
地元タイのトップ選手・スタンプは、ムエタイをベースとし、ONEではMMAの上位戦線で活躍しつつ、キック・ムエタイのルールで王座獲得の実績がある。21年のONE女子アトム級GPではアリヨナ・ラソヒナ、ジュリー・メザバルバ、リトゥ・フォガットを下して優勝し、同級王座への挑戦権も獲得したが、昨年3月のチャンピオンシップでは王者・アンジェラ・リーに2R裸絞めで一本負けした。その後はMMA 2連勝で、今年5月に行われたONE初の米国大会ではアリース・アンダーソンを2R KOしている(1月にはキックルールで勝利)。6月上旬にはONEのチャトリ・シットヨートンCEOが、アンジェラの引退を示唆し、今回の暫定王者決定戦のプランを明かしていた。
ソヒはROAD FC、DEEP JEWELS、RIZINで王座を獲得し、21年の女子アトム級GPからONEに参戦し、初戦でデニス・ザンボアンガに判定2-1で辛勝。準決勝は怪我により欠場し、昨年3月の復帰戦ではザンボアンガとの再戦が組まれ、2R以降主導権を維持し判定3-0で勝利した。11月に平田樹戦が組まれたが、平田の計量オーバーを理由に対戦を拒否し、今年3月の平田との仕切り直し戦ではボディ狙いの攻めで平田を苦しめ判定勝ちし、ONE 3戦全勝とした。対スタンプはONE参戦当初から待望されていた一戦となる。
◆スタンプ・フェアテックス
ハム・ソヒとの対戦はワンマッチであろうと暫定世界王座戦であろうと、必ずあるってことは分かっていたのでオファーがあった時に驚いたり、動揺することはなかったです。以前アンジェラ・リーと対戦をして以降、試合前の不安や緊張をコントロールする能力が向上したと感じています。以前よりも緊張が少なくなりましたね。それに、試合計画の立て方や戦略の理解力も向上しました。だから、チャンピオンになる準備は整っています。
この試合で勝つことができれば、ONEでは(ムエタイ、キックボクシング、アトム級WGPに加えて)4つ目のベルトになるので、とてもワクワクしています。考えるだけでも気が狂っているように感じます。これまで誰も達成したことがないので、とても誇りに思える瞬間になるでしょう。ただ、私は何かの“元チャンピオン”になりたくはありません。なので、このタイトルを取ったら、ムエタイとキックボクシングのベルトを両方取り戻して、本当の意味で3つのスポーツの世界チャンピオンになりたいと思っています。
ハム・ソヒは、強くてとてもタフな選手ですよね。レスリングのスキルが素晴らしく、サウスポーのパンチャーでもあります。でも、私のアドバンテージは、彼女よりも優れた打撃だと信じています。今回は私のホームタウンで戦うので、勝つ自信があります。
最後に日本のファンの皆さん、ありがとうございます!いつか日本で試合をする機会があればいいなと思っています。私は日本がとても好きで、もっと日本にファンが欲しいです。
◆ハム・ソヒ
タイトル戦ということを除けば、いつもと変わらない思いですが試合を組んでもらえてとても嬉しいし楽しみです。スタンプは、エネルギーあふれる選手だと思います。インパクトが優れていて、かつ総合的に見てもとても良い選手だと思います。格闘技を楽しむ感覚が似ているなと感じます。私にとっては、すべての選手が危険な相手です。今回について言えば、私も打撃が得意なので、面白くて好都合な相手だと思っています。
色々な団体でベルトを巻きましたが、ONEでベルトを巻くことは私の夢です。格闘家として最後に残された目標ですからね。もちろん、自分が勝つ姿を想像しています。でも色々な可能性を考えています。過度な野心は持ちたくないので、私にできる最善を尽くすだけです。
今でも応援してくださる日本のファンの皆さんに、本当にお辞儀をして感謝の言葉を伝えたいです。とても懐かしいです。日本で試合をする機会があれば嬉しいですね。いつも楽しく戦い、応援していただけるようお願いします。