朝倉海戦のKO負けから1か月半…元谷友貴、アメリカン・トップチーム所属を報告。フライ級転向の堀口恭司にも「めちゃくちゃお世話になっています」
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RIZINバンタム級の上位勢の一人で元DEEPフライ級&バンタム級王者の元谷友貴が6月22日、米国フロリダ州が拠点のアメリカン・トップチーム(ATT)に所属することをTwitterを通じて発表した。
元谷はデビュー当時から17年4月のRIZINでの堀口戦で敗れるまで地元石川県のCB IMPACTに所属。その後独立し、ブラジルのシュートボクセでの武者修行で打撃を強化した。近年は東京や名古屋に出稽古し、セコンドにはFIGHTER’S FLOWの上田貴央と渡辺華奈、元谷がデビュー当時に戦ったことのある春日井“寒天”たけしがつく体制が定着。ほかにも石渡伸太郎や名古屋のRISEスーパーフライ級王者・大﨑一貴の元でも練習していたが、所属先は「フリー」のままだった。
21年のRIZINバンタム級日本GPでは、一回戦で岡田遼を下したものの、二回戦で瀧澤謙太に1R TKO負け。その後は金太郎、アラン“ヒロ”ヤマニハ、太田忍、倉本一真、ホジェリオ・ボントリン相手に5連勝した。だが事実上の“バンタム級王座決定トーナメント準決勝”となった5月6日の朝倉海戦では、3Rに右ボディフックを効かされてからの左テンカオ(組まないで放つ膝蹴り)をもらいマットに沈んだ。(上写真)
アメリカでめちゃくちゃお世話になっています🇺🇸
ありがとうございます pic.twitter.com/1COiUqNIWx— 元谷友貴 Yuki Motoya (@yuki_motoya) June 19, 2023
この敗戦から6日後には「まだまだ諦めない 這い上がってやる」とツイート。すると6月10日にはフロリダのATTやジム内に貼られた堀口恭司の写真をツイートし、19日には釣りをする堀口の後ろ姿の写真とともに「アメリカでめちゃくちゃお世話になっています ありがとうございます」とツイート。22日には「ATT所属になりました!頑張ります」と報告した。
ATT所属になりました!
頑張ります pic.twitter.com/0jKCuNoJa6— 元谷友貴 Yuki Motoya (@yuki_motoya) June 22, 2023
元谷にとって堀口はかつて敗れた相手で、長年同じ階級の頂点に君臨してたが、昨年末からフライ級に階級を下げたため、元谷としては戦う可能性が低い状況となっていた。また、前回敗れた相手・海も、元谷戦の前にはラスベガスのシンジケートMMA等で1か月練習し、進化した姿を見せつつ、シンジケートで出会ったエリー・ケーリッシュ・トレーナーの立てた元谷の左フック対策が大成功を収めていた(下動画)。元谷自身もブラジルのシュートボクセで長期間練習していた時代があったが、最近の堀口・海の動向も、現在33歳でキャリア終盤に差し掛かろうとしている元谷を刺激した可能性はあるだろう。
元谷は長年所属表記はフリーだったが、ATTに正式に所属し、しっかり腰を据えることからも、覚悟の大きさが伝わる。堀口やATTのトップ選手たちからこれから元谷が何を吸収し、どういった新たな姿を見せるのか?次戦を楽しみにしたい。