K-1 7.17 両国国技館:野杁正明・KANA・菅原美優は初参戦の欧州勢と対戦。クルーザー級でK-Jee×ラテスク、谷川聖哉×AKIRA Jr、星龍之介×ブディオ
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K-1 7月17日(月/祝)両国国技館大会の第3弾決定カード発表記者会見が6月13日、東京で行われた。そのレポートがK-1 GROUPから届いている。また、K-1の今後の大会として9月10日(日)横浜アリーナ大会、12月9日(土)エディオンアリーナ大阪大会が追加発表されている。(写真:(C)K-1)
追加対戦カード
K-1 WORLD GP女子フライ級(52kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/王者、元Krush同級王者)※3度目の防衛戦
マッケンナ・ウェイド[McKenna Wade](イギリス/ミレニアム・マーシャルアーツ/挑戦者、WAKO K-1ルール世界選手権女子-52kg級優勝)
69.5kg契約 3分3R(延長1R)
野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1ウェルター級(67.5kg)王者、元同スーパー・ライト級(65kg)王者、元Krushウェルター級(67kg)王者、元Nuit Des champions 66kg級王者、元WBCムエタイ日本スーパーライト級王者、K-1甲子園2009 -62kg優勝)
アマンシオ・パラスキフ[Amansio Paraschiv](ルーマニア/アマンシオ・ファイトクラブ/SUPER KOMBAT&Fight Clubbing世界ミドル級王者、WAKO-PRO&GFCインターコンチネンタル・ライトミドル級王者、WKNインターコンチネンタル・スーパーウェルター級王者)
女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R)
菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1&Krush同級王者)
ディミトラ・アガサゲリドゥ[Dimitra Agathangelidou](ギリシャ/ファイトクラブ・ガラツィ/IFMA世界選手権女子-45kg級準優勝)
クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
K-Jee[けいじ](K-1ジム福岡チームbeginning/元K-1&Krush同級王者)
ステファン・ラテスク(ルーマニア/スコーピオンズ・ヤシ)
クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
AKIRA Jr(フィリピン/Team Aj/元RKSクルーザー級王者、元蹴拳スーパーミドル級王者)※若獅子会館総本部から所属変更
クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
星龍之介(POWER OF DREAM/極真会館全世界空手道選手権2019 6位)
カルロス・ブディオ(ブラジル/ブラジリアン・タイ/FIGHT DRAGON -90kg王者、KTK WORLDヘビー級王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
篠塚辰樹(MASTER BRIDGE SOUND)
佑典[ゆうすけ](月心会チーム侍)
K-1女子フライ級王者・KANAの対戦相手がイギリスの若き剛腕 マッケンナ・ウェイドに変更
K-1女子フライ級王者・KANAの対戦相手がイギリスのマッケンナ・ウェイドに変更になった。マッケンナは10代の頃から様々なアマチュア大会で活躍し、WKOの各種トーナメントで優勝。同団体のK-1ルール欧州王座を獲得すると、昨年はWAKO世界選手権でも優勝を果たした20歳の新鋭。イギリスのムエタイイベントでキャリアを重ね、ボクシングルールの試合にも出場するなど、イギリス人女子ファイターとして注目されているファイターだ。KANA・マッケンナのコメントは以下の通り。
◆KANA
「対戦相手が新鋭のマッケンナ・ウェイドに決まりました。自分が持っているベルトの防衛というのは自分自身の希望で、K-1のチャンピオンが世界で一番強い事を証明していく為にも、毎試合自分自身にも挑戦していかないといけないので今回もこのベルトを賭ける事にしました。マッケンナ選手は若く毎日成長しているような期間だと思うので、若さ・勢い・自信、そういう部分はすごく武器かなと考えています。しっかりチャンピオンらしく、自分らしくこの日に向けて最高の準備をして必ずどんな相手が来ても仕留めて勝ちたいと思います」
◆マッケンナ・ウェイド
「K-1という舞台でKANAとの試合が決まって、とても嬉しいのと同時に凄く興奮しています。KANAのことはすごく良い選手なので、そのKANAとリングで戦えることを嬉しく思っています。しっかり準備をして、自分の中で最高のパフォーマンスで倒したいです」
K-1ウェルター級王者・野杁正明、-69.5kg契約でルーマニアの強豪を迎撃「改めて『野杁は世界に挑戦していける』と思ってもらえる試合をしたい。残酷なKO劇を必ず見せます」
K-1ウェルター級王者・野杁正明が、-69.5kg契約のスーパーファイトで、ルーマニアのアマンシオ・パラスキフと対戦する。今年3月「K’FESTA.6」で世界的な実績の持ち主であるジャバル・アスケロフを1RKOで沈めた野杁。昨年6月の「THE MATCH 2022」で海人に敗れてから、拳の負傷もあり約10カ月の長期欠場をしていたが、見事なKO劇で復活をアピールした。今回もアスケロフに続き、ルーマニアの格闘技イベント「SUPERKOMBAT」を主戦場にするアマンシオという海外の強豪が、その対戦相手に選ばれた。
アマンシオはBellatorでペトロシアン兄弟、Enfusionでタイフン・オズカンと、世界のトップ選手たちとも拳を交えている選手。また、プロボクシングでも4戦4勝の成績を残すなど、まだ見ぬ強豪の一人と言える選手だ。
今回が初来日となるが「外国人選手が日本に入ってきているなか中で、野杁選手は日本の選手の実力をアピールできる選手。またそこに繋がる相手を招聘したいと思っていた」と、野杁の相手に選んだ理由を述べた中村拓己K-1プロデューサー。世界のトップを目指す野杁の名前を、世界的にアピールできる絶好の相手と考えたようだ。会見を欠席したアマンシオ本人も、「リングの中が戦場に変わるような激しい試合をして勝つ」と、過激なコメントを送ってくるなど、初めてのK-1参戦に向けてモチベーションは高そうだ。
野杁は「世界トップかと言うとそうじゃないと思うんで、こういったところで苦戦しているようじゃ世界には挑戦できない。あっさり勝って、改めて野杁は世界に挑戦していけるって思ってもらえるような試合をしたいなと思います」と、世界挑戦のための踏み台にする腹積もり。「なかなか対戦相手が決まらない中、こうやって対戦を受けてくれたアマンシオ選手には感謝しています」と本人が語ったように、なかなか対戦相手が見つからないのが悩みの種のようだが「70kgでやるのか、また67.5kgで防衛戦をやるのか、この先はちょっと分からないですけど、とりえずはこの選手をクリアすることが大前提ですね」と、まずはアマンシオとの一戦に集中する。
前回のアスケロフとの試合は右ストレートでのKOだったが、代名詞になりつつある左ボディも含めて、KOできる引き出しはまだまだあるという野杁。「いろんなタイトルマッチもありますし、先程発表されたクルーザーの3試合もありますけど、どの試合よりも一番盛り上がるというか、残酷なKO劇を必ず見せるんで、それを楽しみにしていてほしいなと思っています」と、初めて立つ両国国技館のリングで、改めて“怪物”ぶりを見せつけるつもりだ。
◆野杁正明
「なかなか対戦相手が決まらない中、こうやって対戦を受けてくれたアマンシオ選手には感謝しています。今大会、いろんなタイトルマッチもありますし、先程発表されたクルーザーの3試合もありますけど、どの試合よりも一番盛り上がるというか、残酷なKO劇を必ず見せるんで、それを楽しみにしていてほしいなと思っています。
(対戦相手の印象は?)映像はもう見たんですけど、プロボクシングで4戦しているだけあって、ザ・パンチャーという印象ですね。(今大会、他にもチャンピオンが試合をする中で、自分はどんなところをアピールしたい?)アマンシオ選手は世界トップかって言うとそうじゃないと思うんで、こういったところで苦戦しているようじゃ世界には挑戦できないと思うんで、あっさり勝って、改めて野杁は世界に挑戦していけるって思ってもらえるような試合をしたいなと思います。
(対戦相手がペトロシアン兄弟やタイフン・オズカンと戦っていることはモチベーションになる?)特にモチベーションにはならないですけど、(そうした選手と)フルラウンド戦って判定までいっている選手なんで、その選手を僕は1RなりしっかりKOで倒すことができれば、改めて世界にアピールできると思うんで、そういう意味では美味しい試合かなと思っていますね。(もっと強い選手を望みたかった?)弱い選手よりも強い選手とやりたいんで。ドンドン世界のトップの選手とやっていきたい気持ちはありますけど、用意された相手と僕はやるだけなんで。K-1さんに『この選手でお願いします』って言われたんで、『分かりました』って答えただけです。行く行くは誰もが知っているような世界のトップ選手と僕自身はやれると思っていますし、やっていきたいなと思っていますね。
(今回は何で倒したいというのはある?)何パターンか用意はしているんで、どの技がハマるかっていう感じではあるんですけど、前回は右ストレートで倒しましたし、僕と言ったら左ボディが代名詞になりつつあるんで、また違う技で。どの技でも倒せるって僕は思っているんで、それは当日のお楽しみって感じですね。(世界に挑戦という話があったが、今回の試合に勝った場合の展望は?)いや、全然先は見てないですね。先を見ていると足元すくわれるんで、とりあえずは7月のこの試合をクリアしないと先がないと思いますし、一応ウェルター級のベルトは持っていますけど、ウェルターはあんまり盛り上がってないんで、今回も69.5kg契約でやらせてもらいますし、70kgでやるのか、また67.5kgで防衛戦をやるのか、この先はちょっと分からないですけど、とりえずはこの選手をクリアすることが大前提ですね。
(ファンの皆さんへのメッセージは?)7月、両国大会、僕は初めて出るんで、会場を楽しみつつ、KOしないとK-1じゃないんで、僕がしっかりKOして、会場が静まり返った上で盛り上げるんで楽しみにしていてください」
◆アマンシオ・パラスキフ ※コメント代読
「K-1参戦が決まって、最高のチャンスが来たと思っている。必ずこのチャンスを自分のものにする。野杁はとても強く最高の選手だと思うが、リングの中が戦場に変わるような激しい試合をして勝つ」
K-1女子アトム級王者・菅原美優、王者としての初陣でギリシャの強豪と対戦!「今回のテーマは“闘志は内に秘める”。気持ちだけじゃなく技術を見せたい」
K-1女子アトム級チャンピオンの菅原美優が、ギリシャのディミトラ・アガサゲリドゥとK-1女子アトム級スーパーファイトで対戦することが決まった。今年3月「K’FESTA.6」でパヤーフォンにリベンジし、悲願のK-1王者になった菅原。早速その初陣の機会が回ってきたが、相手にはギリシャ出身のディミトラが選ばれた。
これまで日本人、そしてタイ人と対戦してきた菅原だが、欧米の選手との対戦はこれが初めてだ。ディミトラはギリシャを中心にムエタイルールの試合で活躍している選手だが、ファイトスタイルはパンチ主体の好戦的な選手だという。「K-1ルールの方が力を発揮すると思います」と、そのファイトスタイルに目をつけた中村拓己K-1プロデューサーが、菅原のチャンピオンとしての初戦の相手に選んだ形だ。
そのディミトラは遠くギリシャより「リングで戦うまで何が起きるか分からない。勝利の女神がどっちに微笑むか、リング上でハッキリさせましょう」というコメントを寄せてきており、初めての大舞台での試合に闘志を燃やしているようだった。
このディミトラを迎え撃つ菅原だが「とにかく手数が多くて、前に出てくる選手なので、自分としては前に出てくる選手はあんまり好きじゃないというか…」と、対戦相手としては苦手なタイプの様子。しかし、チャンピオンになってからの初戦ということもあり、「苦手なタイプとチャンピオンになって1試合目でやらせていただけるということで、しっかり成長した姿を見せないとなと思っていますね」と、苦手な相手を克服したところを見せたいという気持ちがあるようだ。
また、相変わらずボクシングのスパーリングに精を出して、パンチに磨きをかけているという菅原。前回はムエタイのパヤーフォンが相手ということで蹴りをテーマに掲げていたが、今回のテーマは「闘志は内に秘める」だという。試合前はやりたいことをたくさん用意しているものの、いざ試合となると負けず嫌いな性格が出てしまい、「自分で距離を崩しに行って前に出ちゃったりする」というところを課題と考えている様子。
そこで今回は、「闘志はしっかり持ちつつも内に秘めて集中して、気持ちだけじゃなくそこを技術で見せられるようにしたいというのが今回のテーマですね」と、冷静に戦い、これまで培ってきた技術を存分に見せつけるのがテーマ。「当日少しでも成長した姿を見せられるように頑張るので、皆さん応援よろしくお願いします」と、チャンピオンとしての成長した姿を見せることにこだわる。
◆菅原美優
「海外の選手と試合を組んでもらえて嬉しく思います。相手選手の映像を見たんですけど、自分の苦手なタイプなので、自分がまた成長するための大事な1試合だと思って、しっかりした成長した姿を皆さんに見せられるように頑張るんで、応援よろしくお願いします。(対戦相手の印象は?)とにかく手数が多くて、前に出てくる選手なので、自分としては前に出てくる選手はあんまり好きじゃないというか。バーッと詰めてこられると苦戦するタイプなんで、ずっと前々からそこは自分の距離を取ってやるれんしゅうはしてきたので、苦手なタイプとチャンピオンになって1試合目でやらせていただけるということで、しっかり成長した姿を見せないとなと思っていますね。
(中村プロデューサーから『ファンも納得するような試合を見せてほしい』という言葉があったが、チャンピオンとしての初戦でどんな試合をしたい?)応援してくれるみんなもそうだし、見ているファンの皆さんもそうだし、何より自分が納得できる試合をしたいなと思っていますね。(体重がどっかに行ったそうだが、その後の経過は?)でも、普段からそんな増える方じゃないんで、普段も46~47ぐらいなんで。一時期バーッと増やした時も500オーバーぐらいしかなくて、どうしようかと思ったんですけど、社員旅行に行ったら太りました(笑)。なんでちょうどいいです。
(かなりボクシングのスパーリングをしているようだが、それは対戦相手関係なくパンチを磨こうという意図がある?)まだまだパンチも伸びしろあると思っているし、シンプルにパンチの練習は楽しいし、スパーリングが楽しいというのも一つあり。あとは女子でキックのスパーとなるとなかなか相手がいないので。男子とスパーリングさせてもらっても試合とはかけ離れちゃうというか、女子特有のもみくちゃになったりとか、そういう近い距離での攻防とか、そういう練習をするためには、蹴りがなくてもボクシングスパーをすることで、そのへんの感覚を掴めるので、それも含めてやっている感じですね。
(前回は蹴りをテーマにしていたと思うが、今回の試合のテーマは?)今回のテーマは闘志は内に秘める。いつもやりたいことをたくさん用意してリングに上がるんですけど、結局勝ち気が出ちゃうというか負けず嫌いが出ちゃって、自分で距離を崩しに行って前に出ちゃったりするんで、闘志はしっかり持ちつつも内に秘めて集中して、気持ちだけじゃなくそこを技術で見せられるようにしたいというのが今回のテーマですね。(ファンの皆さんへのメッセージは?)残り1カ月ぐらいなんですけど、しっかり準備して、当日少しでも成長した姿を見せられるように頑張るので、皆さん応援よろしくお願いします」
◆ディミトラ・アガサゲリドゥ ※コメント代読
「K-1は最高の団体の一つ。そのK-1での試合が決まり、最高のチャンスが来たと思っている。簡単な相手はいないし、リングで戦うまで何が起きるか分からない。勝利の女神がどっちに微笑むか、リング上でハッキリさせましょう」
ド迫力のクルーザー級3連戦!K-Jeeが打倒ラテスクに名乗り、星龍之介はvs世界の第一歩でブディオと対戦、谷川聖哉とAKIRA Jrがサバイバマッチが激突
重量級のクルーザー級(-90kg)でド迫力の3試合がマッチアップされた。クルーザー級3試合が並んだ理由について、K-1中村拓己プロデューサーは「両国(国技館)といえば相撲なので“デカい”選手の試合を一気に見せたかった」と説明。クルーザー級は現王者シナ・カリミアンが怪我の影響で試合から遠ざかっている状況で、1階級上のヘビー級にも参戦しているため、誰が一歩先へ進むのかがテーマの階級だ。
まず最初に発表されたのは、昨年のK-1無差別級トーナメント準優勝であり、日本人トップの谷川聖哉とAKIRA Jrの一戦だ。谷川は空手で輝かしい実績を残してK-1に参戦。過去3回、マハムード・サッタリと対戦するなど海外の強豪としのぎを削ってきた。今年3月の「K’FESTA.6」ではサッタリをKOしたステファン・ラテスクと対戦。ラテスクの強打でKO負けに終わったものの、強烈なローキックで苦しめた。
対するAKIRA Jrは、フィリピンと日本のハーフで、関西を中心に活躍する重量級戦士。23年3月「K’FESTA.6」では星龍之介のパンチに沈み、K-1初黒星を喫したが、それまではANIMAL☆KOJI・加藤久輝をパンチでKOして2連勝していた。中村プロデューサーは、この試合を“サバイバルマッチ”と位置づけ、「どちらが勝って海外の強豪と戦っていけるかがテーマ」と語った。
谷川は「僕がK-1に出始めたころ、貴乃花に似ていると言われていて、両国(国技館)に出られるのは勝手に親近感が湧いています」とジョークを交えつつ「やっぱり重量級は一撃で試合がひっくり返りますし、逆転もあります。パンチのKOが多いので、僕はハイキックが得意。なのでハイキックで沈めたい」と蹴りでのKO予告。さらに、重量級トーナメント開催を見据えつつ「迫力あるKOをして、リングで言いたいことを言います」と語った。
AKIRA Jrは「谷川選手は古くからK-1クルーザー級を引っ張ってきた選手の一人です。ここは打ち勝って、自分の存在価値をアピールしたい」と闘志を燃やす。そして「白黒はっきりつける迫力のある試合をします。K-1ファンの皆さん、クルーザー級の3試合ありますが、一番インパクトを残す試合をするので応援お願いします」と完全決着を見据えた。
◆谷川聖哉
「自分が日本人で一番強いと思っているので、それを見せつける試合をします。クルーザー級が3試合組まれているということは、皆さんが比較すると思います。自分は他の試合よりもインパクトを残しますし、他の選手とは違う戦い方をすると思うので、ぜひご注目ください。応援よろしくお願いします。
(重量級の試合としてどのような魅力を見せたいか)僕がK-1に出始めたころ、貴乃花に似ていると言われていて、両国(国技館)に出られるのは勝手に親近感が湧いています(笑)。ま試合的にはやっぱり重量級は一撃で試合がひっくり返りますし、逆転もあります。そういうところを見せたいです。また重量級はパンチのKOが多いですが、僕はハイキックが得意なのでハイキックで沈めたいと思います。
(対戦相手の印象は)結構何でもできて、手が長いのかな。右のストレートが伸びるのかなと思っています。(ファンへメッセージ)ここをしっかり勝って、ベルトがどうなるか分からないけど、ぜひ重量級を盛り上げる意味でトーナメントやってほしいです。迫力あるKOをして、リングで言いたいことを言います。押忍。応援よろしくお願いします」
◆AKIRA Jr
「今回K-1、4戦目なんですけど、このような大きな大会に呼んでいただいて感謝しています。谷川選手は古くからK-1クルーザー級を引っ張ってきた選手の一人です。ここは打ち勝って、自分の存在価値をアピールしたいと思っています。(重量級の試合としてどのような魅力を見せたいか)重量級ってことなので、白黒はっきりつける迫力のある試合をします。(対戦相手の印象は)空手。以上です。(ファンへメッセージ)K-1ファンの皆さん、クルーザー級の3試合ありますが、一番インパクトを残す試合をするので応援お願いします」
極真空手の新鋭・星龍之介はカルロス・ブディオと対戦。星は空手仕込みの強烈な打撃とPOWER OF DREAM仕込みの破壊力が武器。過去には第35回全日本ウェイト制空手道選手権大会・第3位、第12回オープントーナメント全世界空手道選手権大会・第6位の実績を残した。昨年4月からK-1 GROUPに足を踏み入れ、4戦4勝(4KO)でKO率100%だ。
対するブディオはK-1に多数のブラジル人ファイターを送り込むブラジリアンタイの重量級戦士。過去には他団体で谷川聖哉をKOした実績を誇り、昨年12月にはK-1クルーザー級王者シナ・カリミアンとヘビー級スーパーファイトで対戦。1Rに強烈なパンチでダウンを奪ってKO寸前まで追い込んだものの、2Rに後頭部へのパンチを放ってしまい、反則負けを喫してしまった。今回ベストウエイトのクルーザー級でのK-1再登場となる。
中村プロデューサーから「これは“vs世界”がテーマの一戦。プロ無敗の星選手が海外の強豪選手と戦ってどうなるのかを本人もファンも楽しみにしていると思う」という言葉を受けた星だが、極真時代に外国人選手との試合は幾つも経験。「外国人選手に対するマイナスなイメージはない」と断言する。
ブディオとの対戦に向けて「パワーで突っ込んでくるタイプでKO率も高い。本当にKO必至な戦いになるんじゃないかと思っています」とKO決着を予想。さらには「外国人選手を倒して、対抗していく日本人選手と期待していただくためにも、今回は絶対に勝たないといけない試合。しっかり重量級の魅力をアピールしつつ、しっかり勝って締めたいと思います」と意気込んだ。
◆星龍之介
「今回初の海外・外国人選手が相手で、中村プロデューサーからも紹介があったように、今回の試合は自分がこれから海外選手に対抗していける日本人として試されるテスト、それを見られる試合だと思っているので、倒してインパクトを残して、盛り上げられるように頑張ります。(重量級の試合としてどのような魅力を見せたいか)重量級なので、見ている人も大きい人間がぶっ倒れるのが一番面白いと思います。倒して勝てるように。それが目標です。そういう試合できるように頑張ります。
(対戦相手の印象は)パワーで突っ込んでくるタイプでKO率も高くて、本当にKO必至な戦いになるんじゃないかと思っています。(外国人選手との戦いは極真でも経験がある?)空手の時に外国人選手と世界大会でもやってきたので、外国人選手に対するマイナスなイメージはないです。K-1ルールでは初めてなので、そこで少しパワーの差を感じてしまうのか、意外と大丈夫なのかは分からないですが、今のところマイナスなイメージはないです。(ファンへメッセージ)最初に言ったとおり、外国人選手を倒して、対抗していく日本人選手と期待していただくためにも、今回は絶対に勝たないといけない試合。しっかり重量級の魅力をアピールしつつ、しっかり勝って締めたいと思います」
◆カルロス・ブディオ ※コメント代読
「対戦相手の星は4戦4勝(4KO)の強い選手だと思っている。自分のいい試合をして、いいパフォーマンスができると思っている。次の試合もアグレッシブに戦って、インパクトを残して、カルロス・ブディオの名前を覚えてもらいたい」
第2代K-1クルーザー級王者・K-Jeeとステファン・ラテスクの注目カードも決定。4選手の中で、唯一K-1の頂点に立ったことのあるK-Jeeは、約11カ月ぶりの復帰戦。昨年8月のK-1九州大会で谷川とのクルーザー級日本人頂上対決に敗れて以来の試合で、今回は再起をかけた一戦だ。
対するラテスクはヨーロッパで注目を集めているクルーザー級の新世代ファイター。昨年12月にはサッタリを豪快KOでマットで沈めると、今年3月には谷川聖哉と対戦。谷川のローキックに苦しめられたものの、強烈なパンチでKO勝ちして、K-1で2連勝を記録している。
復帰戦でラテスクという超強敵との対戦となったが、K-Jeeは「K-1サイドに復帰戦でラテスクと戦いたいと話していた」と告白。「自分の格闘技人生に対して挑戦していきたいし、クルーザー級を盛り上げるためにもそういう(強い)選手に挑戦していく人生を送りたい。復帰戦ですが、そんなに先は長くないのでお願いしました」とラテスク戦を自ら希望したことを打ち明けた。
ラテスクも主催者を通して「K-Jeeは経験が豊富で最高の相手だと思うが、必ず倒す。支えてくれる人、すべてに恩返しするために日ごろの特訓の成果をすべて出して勝つ」と必勝宣言。過去には、カリミアンをKOして会場を大爆発させた元王者のK-Jeeと一気にK-1クルーザー級トップ戦線へ躍り出たラテスク。勝利するのはどちらか?
◆K-Jee
「今、クルーザー級があまり動いていないんですよ。チャンピオンがタイトルマッチをしないということがあって、そういうことに関しても、今回何としても勝って、いろいろ発言したいと思っています。勝たなきゃクルーザー級も動かないし、何も発言できないと思っているので、このクルーザー級を動かすためにも、この試合は必ず勝ちたいと思っています。
(重量級の試合としてどのような魅力を見せたいか)毎回聞かれるんですけどね(笑)。みんなと一緒です。みんなが思っていることと同じことを思っている。そこを見せます。(対戦相手の印象は)武器がとにかく強いことが印象。強いのは怖いことですが、その分狙いはハッキリしているので、楽しみな印象です。(復帰戦でその割には強い相手だが)これは自分で希望しました。僕は自分の格闘技人生に対して、挑戦していきたいんで。ここに並んでいない選手とやるよりは、クルーザー級を盛り上げるためにもこういう選手に挑戦していく人生を送りたい。復帰戦ですが、そんなに先は長くないのでお願いしました。
(攻略の自信は)もちろん自信あります。あまり何をするって決めると、リングでハマらなかった時にワンテンポ遅れてしまう。完璧に攻略していくというよりは、引き出しをたくさん準備して、あとはリングで手を合わせてみてですね。準備は出来ていて、自信はあるということです。(ファンへメッセージ)ここでクルーザー級が3カード組まれたということは、今後クルーザー級に動きがあるんじゃないかと思っている。これからクルーザー級がどういう動きをしていくか注目してほしいです」
◆ステファン・ラテスク ※コメント代読委
「自分が目指す世界一に近づくために、K-1でまた戦えるのはとても嬉しい。K-Jeeは経験が豊富で最高の相手だと思うが、必ず倒す。支えてくれる人、すべてに恩返しするために日ごろの特訓の成果をすべて出して勝つ。ファンの皆さん、いつも温かい応援と愛を届けていただき、ありがとうございます。必ずいい試合になるので、楽しみにしていてください」
篠塚辰樹と佑典が危険な激突!「相手は打たれ弱いし、試合も面白くない。ダメージなく勝って当日夜にパーティーします」(篠塚)vs「K-1で組まれた意味を理解して、両国大会を盛り上げたい」(佑典)
篠塚辰樹が約2年4カ月ぶりのK-1参戦。月心会チーム侍・佑典との一戦が決まった。篠塚はボクシングでの実績を引っ提げてキックボクサーとしてプロデビュー。2021年3月からK-1 GROUPに参戦し、怪我で試合から遠ざかっていた時期があったものの、今年3月のKrush後楽園大会では林勇汰から豪快なKO勝ちを収めた。
一方の佑典も2021年からK-1 GROUPに参戦。2022年にKrushのリングで連敗を喫したものの、2023年5月のKrush後楽園大会で宮崎勇樹に勝利して連敗脱出を果たした。篠塚と佑典は昨年9月のKrush後楽園大会で対戦予定だったが、篠塚の怪我で流れた経緯もある。
仕切り直しで組まれた一戦を前に佑典は「この試合はKrushで一回決まってたんですけど流れてしまって、K-1という一個大きい舞台で組み直された意味を理解して、両国大会を盛り上げたいと思います」。
逆に篠塚は「(佑典は)打たれ弱いし、試合も面白くないし、印象は何もない。一回試合が流れちゃったからやってあげるって感じ」と対照的なコメント。会見中に自身が主宰するイベントのPRを入れると「しっかり勝ってダメージなく、試合当日の夜にパーティーする」と最後までやりたい放題で会見を終えた。
両国大会では同じフェザー級で軍司泰斗vsダウサヤーム、斗麗vsヴューというカードが並ぶなか、インパクトある勝利を収めるのは篠塚か?佑典か?
◆篠塚辰樹
「本当は玖村の兄貴とやりたかったんですけど、ビビちゃったみたいなんで。一回試合が流れている佑典選手とやることになりました。それだけです。(対戦相手の印象は?)打たれ弱いし、試合も面白くないし、何もないです。一回試合が流れちゃったからやってあげるって感じです。(どんな試合をしたい?)他にフェザー級の試合があるんで、インパクトを残してタイトルマッチに近づけるようにしたいです。(自身が主宰するイベント・パーティーの宣伝をして)しっかり勝ってダメージなく、試合当日の夜にパーティーするんで。パーティーしましょう!」
◆佑典
「この試合はKrushで一回決まってたんですけど流れてしまって、K-1という一個大きい舞台で組み直された意味を理解して、両国大会を盛り上げたいと思います。(対戦相手の印象は?)パンチが上手いと言われがちなんですけど、最近は蹴りもちょいちょい出しているんで、昔よりも出来ることが増えた強いファイターになってるんかなって印象ですね。
(どんな試合をしたい?)世間から見たら僕が格下で、格上を喰うう形になっていると思いますが、フェザー級という激戦区で戦っていくためにはここは越えとかなダメやと思います。こっち陣営も勝てると思って試合を受けてるんで、しっかり結果を残してトップ戦線にいきたいです。(篠塚から挑発的なコメントもあったが?)こういう選手って分かっているし、自由な人なんで。そこは別に何も思わないです。(ファンへのメッセージ)K-1 GROUPに来て、応援してくれている人たちにいい結果を残せてないんで、しっかり勝って応援してよかったと思ってもらえるよう頑張ります」
対戦カード
K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級(70kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
和島大海[ひろみ](月心会チーム侍/王者)※2度目の防衛戦
ジョーダン・ピケオー(オランダ/マイクスジム/挑戦者、Krush同級王者)
K-1 WORLD GP女子フライ級(52kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/王者、元Krush同級王者)※3度目の防衛戦
マッケンナ・ウェイド[McKenna Wade](イギリス/ミレニアム・マーシャルアーツ/挑戦者、WAKO K-1ルール世界選手権女子-52kg級優勝)
69.5kg契約 3分3R(延長1R)
野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1ウェルター級(67.5kg)王者、元同スーパー・ライト級(65kg)王者、元Krushウェルター級(67kg)王者、元Nuit Des champions 66kg級王者、元WBCムエタイ日本スーパーライト級王者、K-1甲子園2009 -62kg優勝)
アマンシオ・パラスキフ[Amansio Paraschiv](ルーマニア/アマンシオ・ファイトクラブ/SUPER KOMBAT&Fight Clubbing世界ミドル級王者、WAKO-PRO&GFCインターコンチネンタル・ライトミドル級王者、WKNインターコンチネンタル・スーパーウェルター級王者)
フェザー級(57.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/K-1同級王者、同級世界最強決定トーナメント2022優勝、元Krushバンタム級王者、K-1甲子園2016 -55kg優勝)
ダウサヤーム・ウォーワンチャイ(タイ/ウォーワンチャイプロモーション/元ラジャダムナン認定スーパーフライ級6位)
女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R)
菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1&Krush同級王者)
ディミトラ・アガサゲリドゥ[Dimitra Agathangelidou](ギリシャ/ファイトクラブ・ガラツィ/IFMA世界選手権女子-45kg級準優勝)
女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R)
パヤーフォン・SWタワン(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元K-1同級王者、WPMF世界女子ピン級王者)※アユタヤファイトジムから所属変更
松谷 綺[きら](ALONZA ABLAZE)
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushバンタム級王者)
岩尾 力(POWER OF DREAM/元WINDY MUAYTHAIバンタム級王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
斗麗[とうま](WIZARDキックボクシングジム)
ヴュー・ペッコウーソン(タイ/ペッコウーソンジム/BBTV同級王者、元プロムエタイ協会バンタム級王者、元オムノーイ認定スーパーフライ級王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
篠塚辰樹(MASTER BRIDGE SOUND)
佑典[ゆうすけ](月心会チーム侍)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
篠原悠人(DURGA/元Krushスーパーライト級王者、K-1甲子園2015 -65kg優勝)
龍華(ザウルスプロモーション/K-1甲子園2019 2020 -65kg優勝)※TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKERから所属変更
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/元Krush同級王者)
デンサヤーム・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/M-1日本スーパーウェルター級王者、元True4Uバンタム級王者)※アユタヤファイトジムから所属変更
ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
ジョムトーン・ストライカージム(タイ/ストライカージム/元ラジャダムナン4階級王者、元WBCムエタイ世界3階級王者、クンルンファイト70kgトーナメント2016準優勝、元ボクシング東洋太平洋スーパーフェザー級王者)
寧仁太[アニンタ]・アリ(ガーナ/K-1ジム総本部チームペガサス/Krushウェルター級王者)
クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
K-Jee[けいじ](K-1ジム福岡チームbeginning/元K-1&Krush同級王者)
ステファン・ラテスク(ルーマニア/スコーピオンズ・ヤシ)
クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
AKIRA Jr(フィリピン/Team Aj/元RKSクルーザー級王者、元蹴拳スーパーミドル級王者)※若獅子会館総本部から所属変更
クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
星龍之介(POWER OF DREAM/極真会館全世界空手道選手権2019 6位)
カルロス・ブディオ(ブラジル/ブラジリアン・タイ/FIGHT DRAGON -90kg王者、KTK WORLDヘビー級王者)
女子フライ級(52kg) 3分3R(延長1R)
☆SAHO☆(闘神塾/S1女子世界バンタム級王者・同日本王者、WMC日本女子スーパーバンタム級王者、元ミネルヴァ同級王者)
鈴木万李弥(クロスポイント吉祥寺)※志村道場から所属変更
第1試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
不可思[ふかし](クロスポイント吉祥寺/元KNOCK OUT・REBELS-MUAYTHAI・WPMF日本同級王者、元RISE・Bigbangライト級王者)
ジン・シジュン(韓国/チームサイコピットブルス/大韓キックCKSミドル級王者、TAS7チャンピオンシップ優勝)
概要
大会名 AZABU PRESENTS K-1 WORLD GP 2023
日時 2023年7月17日(月/祝) 開場・11:00 プレリミナリーファイト開始・11:30 本戦開始・12:30
会場 両国国技館(JR総武線「両国」徒歩2分、都営地下鉄大江戸線「両国」徒歩5分)
中継 ABEMA(生放送)、U-NEXT(生放送)、GAORA(生放送)
チケット料金 ロイヤル 100,000円/アリーナSRS 60,000円/アリーナRS 35,000円/アリーナS 18,000円/枡席(2名掛け)30,000円/枡席(1名掛け)15,000円/2階スタンドA 10,000円/2階スタンドB 7,000円 ※当日500円増し ※小学生からチケットが必要
チケット販売 チケットぴあ イープラス ローソンチケット K-1.SHOP グッドルーザー K-1ジム各店舗 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/