KROSS×OVER & Level-G 6.11 GENスポーツパレス(レポ):須藤拓真、Level-Gライト級王座決定T制し今成正和戦熱望。井上雄策、所英男とのエキシで復帰。実方拓海、森本一陽を1R KO
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
中野駅徒歩3分。平日7~23時、年中無休営業。入会金&月謝2ヶ月分無料!
KROSS×OVER -CAGE- & Level-G PRO GRAPPRING
2023年6月11日(日)東京・GENスポーツパレス
記事提供:KROSS×OVER実行委員会
Level-G(グラップリング)
須藤拓真が3連続一本勝ちで初代ライト級王者を戴冠し、今成正和に挑戦状を叩きつける!
山田崇太郎とグラント・ボグダノフの一戦はハイレベルな攻防の末、山田に軍配が上がる。
第9試合メインイベント Level-G ライト級(-70.3kg) 初代王者決定トーナメント 決勝戦 7分1R
×峯岸 零弥(パラエストラ小岩)
○須藤 拓真(X-TREME EBINA)
0’48″ヒールホールド
Level-Gライト級(-70.3kg)初代王者決定トーナメントの決勝戦は、僅差の判定で競り勝って来た峯岸と、逆に2戦とも華麗な一本勝ちで勝ち上がって来た須藤の対戦。
開始早々峯岸が飛びつきでクロスガードポジションに引き込もうとするが、須藤が後ろに下がりかわす。須藤が峯岸をケージに押し付け、スライディングし足に絡みつき、50/50に。その直後、須藤の素早いヒールフックで峯岸がタップアウト。
試合後のマイクで須藤は「今成正和さんのスタイルに憧れて格闘技を始めました。解説席に今成さんがいるとお聞きしました。ルールはMMAでもコンバット柔術でもグラップリングでも、体重も合わせます。何でもいいので自分と試合してください」と語り、高橋雄己プロデューサーも、実現に向けて動き出すと観客の前で誓った。
第8試合セミファイナル Level-G スペシャルワンマッチ サブミッションオンリーグラップリング -82.5kg FIGHT 7分1R
○山田 崇太郎(パンダジム)
×グラント・ボグダノフ(ALMA FIGHT GYM LIFE)
判定2-1
開始から1分、スタンドの展開が続く。グラントが片足タックルに入るが山田が引き込んでクロスガードに。山田がアームサドルを狙うと、グラントが山田をケージに押し付ける。山田がケージを使って立ち上がり、再びスタンドの展開に。グラントが再び片足タックルに入った所を、山田が引き込んでフロントチョーク!山田は思い切り締め上げるが、何とかグラントが頭を抜きクロスガードに。そこからグラントが一旦離れ、ニースライスパスから、サイドポジションに付く。その後山田が戻し再びスタンドに。ケージに押し付けるグラントが山田をリフトしサイドポジションに付くが、山田はすぐさまガードに戻す。山田が壁を使って立ち上がるが、グラントが四つ組みからの足払いでテイクダウンし、ハーフマウントに。そこから、グラントは足関を狙うが山田が上手く回ってディフェンスし、お互いスタンドになったところでゴング。
判定は2-1のスプリットの末、山田に。
第7試合Level-G ライト級(-70.3kg) 初代王者決定トーナメント 準決勝 7分1R
○須藤 拓真(X-TREME EBINA)
×山田 哲也(E.D.O Yokosuka Base)
1’23” 三角絞め
第6試合Level-G ライト級(-70.3kg) 初代王者決定トーナメント 準決勝 7分1R
×平田 直樹(トライフォース柔術アカデミー)
○峯岸 零弥(パラエストラ小岩)
判定0-3
第5試合Level-G スペシャルワンマッチ サブミッションオンリーグラップリング -83kg FIGHT 7分1R
×Nick Oliver (San Diego Fight Club/ADCC Thailand OPEN2022優勝)
○柳井 夢翔(リバーサルジム新宿Me,We/JBJJF全日本ノーギ王者)
判定0-3
第4試合Level-G ライト級(-70.3kg) 初代王者決定トーナメント 1回戦 7分1R
○須藤 拓真(X-TREME EBINA)
×鈴木 真(CARPE DIEM AOYAMA)
1’34” ※ヒールホールド
第3試合Level-G ライト級(-70.3kg) 初代王者決定トーナメント 1回戦 7分1R
○山田 哲也(E.D.O Yokosuka Base)
×竹内 稔(CARPE DIEM MITA)
判定3-0
第2試合 Level-G ライト級(-70.3kg) 初代王者決定トーナメント 1回戦 7分1R
×遠藤 雄介(心技館)
○平田 直樹(トライフォース柔術アカデミー)
判定0-3
第1試合 Level-G ライト級(-70.3kg) 初代王者決定トーナメント 1回戦 7分1R
○峯岸 零弥(パラエストラ小岩)
×寒河江 寿泰(トイカツ道場/今成柔術)
判定2-1
KROSS×OVER-CAGE-
初の金網(ケージ)を使用した大会を開催!
所英男vs井上雄策とのスリリングなエキシビジョン!
RISE主戦場の實方拓海が森本にKO勝利!
松信vs鈴木は大激闘の末、松信が制す!
ハルク大城vs山本惇はドロー。未来モンスター夢空が完勝!
第18試合 メインイベント KROSS×OVER PRO-KICK -69kg FIGHT 3分3R
○実方 拓海(TSK japan/元J-NETWORKスーパーライト級王者・他3冠)
×森本 一陽(NEXT LEVEL渋谷/ 元J-NETWORK スーパーウェルター級王者)
1R 1’57” KO ※右ストレート
※1R、森本が右ストレートにてダウン
本大会のメインはRISEを主戦場とする4冠王の実方と、元J-NETWORK スーパーウェルター級王者森本の対戦。
RISE王座を狙う実方にとって絶対に落とせない一戦となるが、森本の剛腕から繰り出される左右のフックは非常に危険であり、非常に緊張感のある試合展開が予想される。
1R、開始直後から近い距離でパンチを当て続けるのは實方。森本を下がらせると、右ストレートでいきなりダウンを奪う。何とか立ち上がる森本だが、ダメージがあるのか動きが鈍い。
試合を終わらせるように強打を浴びせ続け、再び右ストレートで森本をなぎ倒したのは實方。
前方に崩れ落ちた森本のダメージを見てレフリーが試合を止めた。
見事強豪を倒し切った実方は試合後のマイクで『今後も団体関係なく活躍していく』と語った。
第17試合 セミファイナル PRO-KICK -76kg FIGHT 3分3R
○松信 亮次(Bay Side Kid KickBoxing Gym/KROSS×OVER KICK 初代-75kg級 現王者)
×鈴木 健太郎(E.S.G)
2R 1’05” KO ※右ストレート、左フック×2
※1R、鈴木が右ストレートにてダウン
1R、お互いにローキックでの探り合いからスタートする。パンチで前に出たい松信に対し、前蹴りで距離をとる鈴木。残り3秒のところで一気に踏み込み、右ストレートでダウンを奪ったのは松信。
鈴木も気合で立ち上がり初回を終える。
2R、圧力をかけて前に出る松信だが、そこに鈴木の右ストレートがクリーンヒット。一発で金網まで下がらせて怒涛のラッシュを仕掛ける。ダウン寸前と思われた松信だが、何と鈴木のラッシュの合間に右ストレートを返して逆にダウンを奪う。鈴木も立ち上がり、ダメージのある松信に再び打ち合いに持ち込むも左フックを合わせられ再びダウン。それでも立ち上がった鈴木は、後がない中、果敢に松信に打ち合いを仕掛けるが、先ほどと同じ展開で左フックを合わせた松信がダウンを追加し、見事な3ノックダウン勝ちを収めた。
第16試合PRO-GIRLS KICK -48kg FIGHT 2分3R
○夢空(K-1ジム五反田チームキングス)
×黒川 真里裳(NEXT LEVEL渋谷)
判定3-0 (30:27 30:27 30:27 )
今回、K-1 GROUPから参戦で未来モンスターにも出演し期待大の夢空は、3/5大会で勝利を挙げている黒川と今後を担う若手対決の一戦となった。
1R、サウスポーの夢空は左ストレートから左右のフックで開始直後からラッシュを仕掛ける。
黒川もパンチで返していくが、よりヒット率が高い夢空がジャッジに優勢を印象付ける。
2R、初回よりも冷静にローキックを織り混ぜ、前蹴りで突き飛ばし左右のフックで追い込む夢空。
黒川も左右のロー、右ミドル、右ストレートを返して意地を見せる。
しかしラウンド終了間際、ボディストレートを効かせたのは夢空。
3R、夢空は開始からストレートから返しの右フック、左ミドルも混ぜると、前蹴り4連発など攻撃の多彩さを見せる。黒川は声を出しながら逆転を狙いに行くが、最後まで攻め切る脅威のスタミナを見せた夢空が判定勝ちを収めた。
未来モンスターの名の通り、底知れないポテンシャルを見せつけた。
今後の活躍が非常に楽しみだ。
第15試合PRO-KICK HEAVYWEIGHT FIGHT 3分3R
×山根 武夫(南浦和武道交流会)
○加賀 丞(battle field kickboxing gym)
判定0-3(28:30 28:30 28:29)
第14試合KROSS×OVER KICK Sクラス -65kg FIGHT 3分2R
○村松 寛昌(TSK japan/KROSS×OVER KICK Aクラストーナメント-65kg級優勝)
×村瀬 崚馬(和術慧舟會Sinz)
判定3-0(20:18 20:17 20:17)
※1R、村瀬が右フックにてダウン
第13試合KROSS×OVER KICK Sクラス -65kg FIGHT 3分2R
○鈴木 真守(TSK japan)
×アキト オーチャロンチャイ(BTC GYM)
判定2-0(20:19 20:18 19:19)
第12試合KROSS×OVER KICK Sクラス -57kg FIGHT 3分2R
○山下 明涼真(TSK japan)
×タクリ・ロスビン(ONE LINK)
判定2-0(20:19 20:18 20:20)
第11試合JUNIOR-MUAYTHAI -48kg FIGHT 2分2R※レガースのみ着用
×駒木根 稔和(TSK Japan)
○益田 想獅(蒼天塾)
判定0-3( 18:19 18:19 18:19)
※2R、駒木根が左フックにてダウン
第10試合 ALL WIN presents KROSS×OVER Special Exhibition Match MMA Rule 71kg契約 2分2R
-所 英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
-井上 雄策(リバーサルジム川口REDIPS)
※エキシビションマッチのため勝敗なし
人気YouTubeチャンネル『マッスルグリル』のスマイル井上こと井上雄策と、現在も現役でRIZINファイターとして活躍中の所英男のMMAルールで行われるこの一戦は、井上の久々の格闘技復帰や異色のマッチアップという事もあり、エキシながら非常に注目される一戦となった。
1R、キレイなボクシングの攻防から始まる。
井上が変則的なフェイントを見せると、シングルレッグで倒したのは所、そして回転して起き上がる井上。
所が金網に押し付けてからの引き込み→足関節→横三角と流れるように高度な寝技を披露すると、観客席から歓声が沸き上がる。
2R、開始と同時にバックブローで奇襲する所。
お互いに組み付いてからはアームロックを取り合う攻防が繰り広げられる。
井上が高速タックルで倒すも起き上がる所。
引き込んで膝十字を仕掛ける所に対して井上はパウンドを落としていく。
最後はお互いにパンチを交差させた所で試合終了。
試合後のマイクで所が井上のこれからの格闘技人生を激励する言葉を贈ると、
井上は格闘技に対しての感謝の気持ちを伝えた。
また、試合終了後は両陣営の豪華な仲間たちがケージ上で写真に納まるなど、非常に盛り上がったエキシビションマッチとなった。
第9試合KROSS×OVER MMA BANTAMWEIGHT(-61.2kg)FIGHT 5分2R ※ヒジ有り
△ハルク大城(ボスジム/第3代 KROSS×OVER KICK -60kg級現王者)
△山本 惇(高本道場)
判定0-1(18:18 18:18 17:19)
※大城にイエローカード減点1×2あり
大城が足の裏に滑り止めを塗っていた為、減点1が与えられてから試合スタート。
1R、細かい左右のフックで前進する大城に対し、タックルでテイクダウンを狙っていく山本。
山本が繰り出した顔面への前蹴りが大城の顎にクリーンヒットし、一瞬ダウン気味に倒れるが、大城はすぐに立ち上がると、山本からのタックルを持ち前のフィジカルで潰し切りグラウンドへ持ち込ませない。
山本はジャブ、ミドルキックを返していくも、大城は下がらないで圧力をかける攻防が続く。
タックルを潰し、がぶった状態での膝蹴りがグラウンドでの膝蹴りとされ試合が一時中断する。大城はこれでイエローカード2枚目となってしまう。
2R、初回同様にパンチの連打で前進を続ける大城。そこに低空タックルで初めて組み付くことに成功した山本は、大城を金網に押し付ける。
それでも大城の強靭なフィジカルに跳ね返されてしまいテイクダウンはできず。
大城のパンチと、山本のタックルの攻防が続く。
終盤には山本のタックルを切り返して大城がバックポジションをキープする場面も。
そこからコツコツとパンチで削り続けた所で試合終了。
大城が試合をコントロールしたことは明らかであったが、イエローカードの影響で結果はドローとなった。
第8試合 PRO-MMA WELTERWEIGHT(-77.1kg) FIGHT 5分2R
○Gravedigger(Ground Shield Jiu-Jitsu and MMA)
×クイック・チョップ・リー(打撃武道我円)
1R 0’37” KO ※パンチ連打
第7試合 PRO-MMA LIGHT HEAVYWEIGHT(-93.0kg) FIGHT 5分2R
○中井 光義(フリー)
×藤本 新(フリー)
藤本の棄権により、中井の不戦勝
第6試合 KROSS×OVER PRO-MMA -68 kg FIGHT 5分2R
○高木 亮(Team Preceding)
×小川 顕広(総合格闘技宇留野道場)
2R 0’28” KO ※右フック
1R、お互いにローキックで探り合い、高木が先にタックルで仕掛けると、金網に押し込む。
小川は金網を背にして高木のテイクダウンを上手くディフェンスする。
離れ際に左右のパンチを振っていく小川に対し、高木も飛び込んでのパンチ、肘で応戦する。
お互いに目立つクリーンヒットはまだ見られない。
2R、両者とも初回より距離を詰めてパンチを出していく攻防から始まるが、先に右ストレートをヒットさせた小川は高木を金網際まで吹き飛ばす。
追撃に出る小川に対し、今度は高木の右フックがクリーンヒットし小川がダウン。
亀の状態の小川に高木が追撃のパウンドをまとめた所でレフリーが試合を止めた。
第5試合KROSS×OVER MMA BANTAMWEIGHT(-61.2kg)FIGHT 5分2R ※ヒジ有り
△鈴木 佑弥(エクシードスポーツジム)
△太田 翔一郎(strong sports gym)
判定0-1 (20:20 20:20 19:20)
第4試合 PRO-MMA -64kg FIGHT 5分2R※ヒジあり
○Jセロウ若林(SAI-GYM)
×青柳 克明(bmf spase/east kilin Ranger)
※2R 0’58” 反則 ※グラウンド状態での膝蹴りにより若林が負傷した為
第3試合PRO-MMA FEATHERWEIGHT(-65.8kg) FIGHT 5分2R※肘あり
○貫井 義規(OOTA DOJO)
×tomo(team BF)
1R 3’47” 一本 ※肩固め
第2試合KROSS×OVER MMA Sクラス LIGHTWEIGHT(-70.3kg) FIGHT 3分2R
×五城 雅範(KRAZY BEE越谷)
○滝川 畝井哉(WIZARD MMA GYM)
1R 1’14″ 一本 ※チョークスリーパー
第1試合 KROSS×OVER MMA Sクラス BANTAMWEIGHT(-61.2kg) FIGHT 3分2R
-佐藤 匡平(KRAZY BEE越谷)
-隆希(ONE LINK)
中止
第0試合 グラップリングルール-68kg契約5分1R
※ヒールなし特別ルール
×児玉 惇平(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
○萩原 大輝(リラクシン柔術)
3’20″ 一本 ※腕ひしぎ十字固め
本大会はKROSS×OVER 初のケージ大会となったが、キックにMMA、そしてグラップリングと、とても盛り沢山な大会となった。
尚、次回大会は7.2 KROSS×OVER- EXTRA.4- GENスポーツパレス大会(昼はアマチュア大会、夜はプロ興行)と、8.13 KROSS×OVER22 大田区産業プラザPiO大会(一日プロ興行)を予定している。