PFL 6.8 アトランタ:工藤諒司、正念場のフェザー級リーグ2戦目は4連続ベスト4入りのクリス・ウェイドと|DAZNの生中継に9日(金)午前9:30登場予定
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
大阪梅田中津 キックボクシング ジョウジム
キックボクシングで楽しく運動!燃焼!ストレス発散!初心者でも経験者でもしっかり指導。見学・体験大歓迎!
PFL 4 2023(6月8日(木/現地時間)米国ジョージア州アトランタ:オーバータイムエリートアリーナ)に工藤諒司が出場する。フェザー級リーグ戦に参戦中の工藤は、4月の初戦で敗れ、今回は正念場の2戦目。元UFCでPFLでは18年の草創期からのレギュラー選手でもあるクリス・ウェイド(米国)と対戦する。大会の模様はDAZNの月980円の新視聴プラン「DAZN Global」を通じて日本でも配信される。大会は日本時間の9日(金)午前7時30分スタートで、第5試合のウェイド×工藤は9時30分ごろスタートの模様だ。
PFL(Professional Fighters League/プロフェッショナル・ファイターズ・リーグ)はMMAの階級別のリーグ戦が主体のイベント。18年からリーグ戦を行い、23年のリーグ戦も4月から開幕した。
4~7月の予選(PFLでは「レギュラーシーズン」と呼ばれる)の2試合を戦い、約10選手のうち勝ち点上位の4選手が夏の4人トーナメントの準決勝(プレーオフ)に進み、秋の決勝(チャンピオンシップ)で勝利すれば100万ドル(約1億4千万円)の優勝賞金を獲得できる。レギュラーシーズンは短いラウンドで勝利するほど高い勝ち点を獲得できる(1R勝ち6点、2R勝ち5点、3R勝ち4点、判定勝ち・反則勝ち・不戦勝3点、引き分け1点)。試合場はケージ。通常のMMAルールと異なり肘無しとなっている。
23年シーズンにはフェザー級に工藤諒司(TRIBE TOKYO MMA)、ライト級に西川大和(西川道場)、女子フェザー級に東よう子(リバーサルジム新宿 Me,We)の日本勢過去最多となる3名がエントリーした。4月1日は元修斗世界フェザー級王座挑戦経験もある工藤がPFL 2年目の初戦を迎えたが、21年優勝者・モヴィット・ハイブラエフ(ロシア)に判定負け。7日はDEEP JEWELSフェザー級王者の東が念願の初の海外試合に臨んだが、サンボ世界大会6度優勝のマリナ・モクナトキナ(ロシア)に2RパウンドラッシュでTKO負け。14日に登場した修斗ライト級世界王者の西川も、UFC経験者のクレイ・コラード(米国)にパワーで押され判定負けした(いずれも現地時間)。4月の開幕戦で工藤・東・西川の3選手とも完敗に終わり、6月の2戦目は何が何でも勝たないといけない状況だ。
工藤の2戦目の相手、クリス・ウェイドはMMA戦績31戦22勝(2KO/5一本)9敗の35歳。14~17年にUFCに上がり7戦5勝(2一本)2敗。18年から5年度連続でPFLのリーグ戦に参戦している、PFLのレギュラー選手だ(20年のリーグ戦はコロナ禍の影響で休止)。18年・19年はライト級で準決勝まで進み、21年のフェザー級リーグでは決勝に残り、ハイブラエフに敗れ準優勝の結果だった。昨年はフェザー級準決勝で敗退し、今年は4月の開幕戦でババ・ジェンキンスに判定負けしている(※下動画は21年のジェンキンスとの初対決時で、ウェイドが判定勝ちしている)。現在2連敗中とはいえ、PFLリーグで過去4回全てベスト4入りしており、実績・下馬評では工藤より大幅に上だ。
ウェイドも工藤もリーグ初戦が黒星だった点で共通し、準決勝に進むには短いラウンドでの高い勝ち点獲得が必須となるため、序盤から激しい展開となることが予想される。攻め急ぐウェイドの隙を突けば、工藤にも勝機があるだろう。