RISE 6.9 新宿フェイス:RISE Fight Party 試合出場6選手インタビュー。旬ノ介「鹿児島のキック界に夢を与える試合にしたい」、山本“魂武羅”知美「Fight Partyを魂武羅(コブラ)パーティにします」
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RISE Fight Party(6月9日(金)新宿フェイス)で行われる3試合の6選手のインタビューがRISEから届いた。
第3試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
森下祐樹(SUNNY GYM/2010年RISING ROOKIES CUPスーパーフェザー級優勝)※TASUKU 改め
山科直史(極真会館/フェザー級16位)
第2試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R
羅司[らいぜ](TEAM TEPPEN)
旬ノ介(K-LIFE)
第1試合 女子フライ級(52kg) 3分3R(延長1R)
山本“魂武羅[こぶら]”知美(FAITH/7位)※山本知美 改め
きたりこ(FASCINATE FIGHT TEAM)
森下祐樹インタビュー『気持ちを見せて、下がらずガンガン打ち合う』
–去年7月の試合以来11ヶ月ぶりの再起戦となります。前回の試合で右足首を骨折したと聞きましたが、その後の回復状況はいかがですか?
森下 完治までには2~3ヶ月掛かって、今も多少硬さがある感じですが、蹴ったりステップしたり全く問題なくできているので、そこに不安はあまりないです。
–右足首の骨折は初めての経験ですよね? 歩けるようになるのか、練習を再開できるようになるのか不安ではなかったですか?
森下 あまり不安はなかったですね。ズレ具合とかもそんなにひどくなかったので大丈夫かなと思っていましたが、自分の想像よりも変形している感じはあります。
–相手の攻撃での怪我ですか? それとも自分の攻撃やバランスを崩しての怪我ですか?
森下 記憶が飛んでいてはっきりとはわからないですが、映像を見る限りではダウンした瞬間に「立たなきゃ」と慌ててしまったみたいで、そこで捻って折れたのかなと思います。
–無我夢中で起きあがろうとした時に折れた可能性が高いということですね。
森下 そうですね、はい。
–森下選手は野球出身ですか?
森下 甲子園に出たとか大きい実績があるわけではないのですが、小中高と野球をやっていました。
–ポジションはどこですか?
森下 外野手をやっていました。
–打撃が得意でしたか?
森下 どちらかというと足が早くて、1番バッターで出塁がメインでした。
–足が速かったのですね。
森下 そうですね、足は速かったかったです。自分で言うのも何ですけど(笑)。
–50mとか100m何秒ぐらいですか?
森下 ハッキリとは覚えてないですけど、50mだったら6秒台前半だったと思います。
–野球をやっていた森下選手が何故格闘技を始めたのですか?
森下 格闘技は野球が終わって夜間の大学に行ったのですが、仕事して大学行っての生活リズムが大学4年で終わって、仕事して帰るだけになったら時間を持て余してしまって、何かまた熱中できるものをやりたいなと思って、家の近くにあったキックボクシングジムに入ったのがきっかけです。
–リアルディールでキャリアを積み重ねてSUNNY GYMとして独立したのはいつ頃ですか?
森下 独立したのが大体4年前です。
–独立するきっかけは?
森下 ゆくゆくは自分でジムをやりたいなという思いがあって、年齢的だったりタイミングでリアルディールから離れて独立しました。
–森下選手は東京都江戸川区出身ということですがジム自体はどちらですか?
森下 横浜市南区の蒔田というところにあります。
–結構会員さんとか選手はいますか?
森下 開いたのがちょうど4年前でその年の12月に横浜港でコロナが流行って、本当にコロナ禍に入る直前に開いたのであまり集客とかも頑張っていなくて、コロナも落ち付いたのでここからジムの方も力入れていこという感じなので、まだ100人もいないぐらいですね。
–森下選手自らプレイングマネージャーとして試合で会員さんを集めたい気持ちもありますね。
森下 そうですね、今いる会員さんに戦っている姿を見せたいなというところもあって試合をしてます。
–今回の対戦相手の山科直史選手は強敵ですがいかがですか?
森下 スタイル的にはすごい噛み合うだろうなと思ってます。前回の試合は計量をパスできなかったですがその前まではパーフェクトレコードでなかなか強敵だと思います。
–対策はバッチリですか?
森下 いつも通りですけど自分のできることを全力でやる感じですね。
–自分が勝ち名乗りを受けてるシーンは想像できていますか?
森下 そうですね、はい。
–得意技は左フックということですけど今回も左フックで勝負をつける流れになりますか?
森下 左のパンチかなとは思ってますね。
–構えはオーソドックスだけど左の方が強いのですね。
森下 左で倒してることが多いと思います。
–ちなみに野球は右利きですか?
森下 はい。ただ打撃が左打ちですね。
–なるほど。それで必然的にキックの方も左の攻撃が得意なのですね。
森下 繋がる部分は多少あるとは思いますが、あまり細かくは考えたことないですけど左の方が得意です。
–今回約1年ぶりの試合になりますが、これからの再起ロードは思い描けていますか?
森下 目の前の試合を一戦一戦しっかり戦っていくという感じですね。
–今回のようなファンイベントの中で試合するというのはいかがですか?
森下 試合をすること自体に変わりはないので。どういう形でトークイベントしてファンイベントして試合してという流れがまだはっきりとわかっていないですけど、時間自体はしっかり提示してくれるとは思うので、あまりそこにやりにくさとかは感じていないですね。
–森下選手は選手としてこの一戦のどこに注目してもらいたいと思いますか?
森下 山科選手も本当に連勝して勢いのある選手ですけど、気持ちをしっかり見せて気持ちで戦うつもりなので、下がらずガンガン打ち合うので、気持ちの部分を見ていただきたいです。
–最後に森下選手のファン、RISEファンの皆さんに熱いメッセージをお願いします。
森下 当日はガンガン前に出て倒しに行くのでその姿をしっかり目に焼き付けてください。よろしくお願いします。
山科直史『山科直史の名前を覚えていただけるような試合をしたい』
–去年の10月30日での不戦敗以来の試合になります。あまり振り返りたくないかもしれませんが、前回の計量失敗について自分ではどのように捉えていますか?
山科 本当にプロとしてやってはいけないことだと思っていますし対戦相手のShin選手やジムの方、周りの極真会館の方々やRISE関係者の方々、応援してくれてる方々に本当に迷惑をかけたなと今でも思っています。
–あの時点でもうフェザー級が厳しかったということでしょうか?
山科 いつも通り水抜きをやってたのですが、朝の時点でめまいとかして、それで救急車で運ばれて脱水症状で点滴した後に計量という形だったので、増えた状態で計量になってしまい、いつも通りではあったのですがどこか自分の中でミスがあったのだと思います。
–それから8ヶ月、今回スーパーフェザー級での再起となりますがスーパーフェザー級に上げたらコンディションの調整は楽になりましたか?
山科 そうですね、あと2kg切ってる状態なので、5日間しっかり仕上げて当日を迎えたいと思います。
–一度失敗をしていると今まで以上に減量には敏感になりますね。
山科 そうですね、今まで以上に。先生にもすごい怒られて節制して、練習量もすごい増やして身体を作ってきたのでそこはしっかりクリアしたいと思います。
–ちなみに今回計量をクリアしたら何を最初に口に入れたいですか?
山科 自分甘いものが好きなので、洋菓子はあんまり良くないと聞くので、和菓子をまずは食べたいなと思います。
–今回、以前TASUKUというリングネームで活躍していた森下祐樹選手との対戦になりましたが、この一戦はどうですか?
山科 僕の戦績よりも2~3倍くらいやっている選手ですし、昔極真会館に所属してた藤田雄也選手とやっていて藤田選手が負けてるので、極真会館としてリベンジをしたいと思います。
–やっぱりそこは看板を背負うってことですね。
山科 はい、しっかり背負って勝ちたいと思います。
–この8ヶ月でだいぶ時間がありましたが自分でどのような部分が進化、成長したと思いますか?
山科 戦い方も自分の中で変えた意識はしているので、前回と比べたら倒す力もついていますし防御の部分でも「極真空手の選手は顔面慣れしてない」と言われないようにしてきたのでそこの部分も注目していただきたいです。
–ちなみに現在も極真空手とキックボクシングの二刀流で調整しているのですか?
山科 僕の試合の1週間後にまた空手があって、そちらは今回出れないですけど、その大会も今後は出て行きたいです。
–ウエイト制ですか?
山科 そうです、ウエイト制が開催されるので。
–さすがに期間が短かったら調整が難しいですもんね。
山科 去年どちらも出て身体的にきつかったので今回は参加せず、今後身体を作っていって出れそうな大会があれば出て行きたいです。
–極真会館といえば先輩で同門の南原選手も活躍していますが刺激になりますか?
山科 南原先輩も僕の2週間後にトーナメントが開催されるので2回勝てばチャンピオンなので僕も早く追いつけるように頑張りたいです。
–フェザー級もスーパーフェザー級も層が厚いですがその辺りはいかがですか?
山科 今回60kgでやってみて、今後また57.5kgに下げるか決めたいと思ってますが、どっちでやって行くにしてもしっかり自分が一番になれるように戦っていきたいです。
–どちらも門口選手、チャンヒョン・リー選手のチャンピオンの背中は見えてますか?
山科 まだ見えてないですけど(笑)、全然まだまだ下なので今回の試合でスタートの位置に戻って、当日門口選手がいると思うので、チャンピオンクラスの選手たちに山科直史の名前を覚えていただけるような試合をします。
–今回の再起戦でファンの方々には自分のどこを見て欲しいと思いますか?
山科 試合をするが1年ぶりなのでキックボクサーとしても空手家としても成長したところをしっかりお見せします。
–フィジカル的にも変わっていますか?
山科 森下選手はずっと60kg~62kgぐらいで試合をしていて僕の方が階級を上げた側なのでフィジカルは弱いと思いますが、そこは負けずにしっかり前に出続けてKOで勝ちます。
–最後に山科選手のファン、RISEファンの皆さんに熱い再起のメッセージをお願いします。
山科 前回は本当に多くの方々にご迷惑をお掛けして申し訳ございません。今回計量クリアは当たり前なので、それ以上のKOと華やかなリングでの姿を見せれるように頑張りますので、応援よろしくお願い致します。
羅司『自分のやるべきことをやれば、自然と勝てる』
–まず羅司選手の家族について聞きたいのですが、お兄さんはTEAM TEPPENで一緒にやってる彪司選手ということで、何人兄弟ですか?
羅司 自分と合わせて三人兄弟です。
–もう一人はキックやってない?
羅司 妹はやってないですね。
–2人のお兄さんの影響を受けて、「私も」とはなってないですか?
羅司 なってないですね。
–叔父さんが現役選手で先日もタイで試合をしていた高橋幸光選手ということで、キックを始めたきっかけというのは叔父さんの影響ですか?
羅司 そうですね。幼稚園の頃から見てました。
–かっこよかった?
羅司 はい、かっこよかったです。
–いつぐらいから自分もやろうと思いましたか?
羅司 幼稚園の時にプロで試合してるのを見て「うわ、かっこいいな」と思ってプロになりたいなと言うのはそのときから思っていました。
–実際に始めたのはいつ頃でしたか?
羅司 試合を初めてしたのが幼稚園の年長か小一ですね。
–もうキャリアは長いですね。叔父の高橋幸光選手から、羅司選手のお母さんは昔女子柔道の黎明期に活躍されていて物凄く強かったと噂を聞いたことがあるのですが。
羅司 柔道をやってましたけど、強かったかはちょっとわからないです。
–お母さんの影響で柔道という選択肢はなかったのですか?
羅司 遊びで、やらされていたみたいな感じですね。でも自分は柔道よりキックの方が良かったです。
–分かりました。ちなみに「羅司」はリングネームじゃないですよね?
羅司 本名です。
–なかなかいない名前だと思うんですけどどうですか?
羅司 それは嬉しいです。
–ご両親はどういった期待を込めてこの名前付けましたか?
羅司 もともと母親が「ライゼ」というのを付けたかったらしいので、多分それでじゃないですかね。
–お兄さんの「彪司」も凝った名前だと思いますけど、妹さんの名前も凝ってるんですか?
羅司 そうですね、「キアラ」というので多分キラキラネームなのかなと。
–どういう字を書くのですか?
羅司 漢字はちょっと分からないですね(笑)。漢字苦手なんで。
–ありがとうございます(笑)。今はTEPPEN GYMの近くに彪司選手と一緒に暮らしてるんですか?
羅司 いや、横浜の実家から通ってます。
–横浜から東京越えて千葉までって大変じゃないですか?片道どのくらいですか?
羅司 2時間ちょっとですね。
–もうちょっと近くに引っ越して交通の時間を減らしたいとかはあるのですか?
羅司 考えてますねそれは。
–プロデビューして4戦目になりますが、感触はいかがですか?
羅司 今回は半年ぶりですけど、全然違った自分が見せれるのではないかなと思います。
–兄の彪司選手は今回の羅司選手の試合をどの様に見てますか?
羅司 いつも通り自分のやることをやれば全然勝てるって言ってたので、一緒にずっと毎日練習してくれてますね。
–兄弟の仲は良いですか?
羅司 普通ですね。喧嘩することもないです。
–練習は必ず一緒にやる感じですか?
羅司 そうですね、試合決まらなくてもみんなでやってるんですけど、試合決まったらほぼ一緒にずっと対策してくれてます。
–彪司選手とは戦い方とか性格は似てると思いますか?
羅司 多分似てないと思います。
–羅司選手から見て彪司選手ってどういう性格なんですか?
羅司 普通に優しい、一言一言とか意外に弟想いです。
–ちなみに何歳違いですか?
羅司 2個です。
–今回の試合は旬ノ介選手という九州から乗り込んでくる選手との戦いになりましたがいかがですか?
羅司 普通に強いんじゃないですかね。でも大丈夫です。
–どんな選手だと分析していますか?
羅司 インパクトはあまりないです。普通にやれば勝てるかと思いますね。特徴は蹴りじゃないですか。
–旬ノ介選手に対してどういう風に戦いますか?
羅司 いつも通り自分のやるべきことをやっていれば、自然と勝てるんじゃないですかね。
–この試合に勝つことは大前提で今年の目標はありますか?
羅司 53kgのランキングに入りたいですね。
–まだ成長期だと思いますけど体重的にはスーパーフライ級がベストですか?
羅司 体重的には53kgかなって。いずれ身体が大きくなったら55kgに上げたいかなって感じですけど、今は53kgしか考えてないです。
–今のスーパーフライ級のチャンピオンの大﨑選手はどういう風に見てますか?
羅司 単純に強いなと思います。
–何年くらい先だったら良い試合をして自分が勝つイメージがありますか?
羅司 2年後とか。2~3年後にはやりたいですね。
–ちなみに今回の試合が18歳では最後の試合となりますが、18歳の一年ってどうでしたか?
羅司 あっという間ですね。早かったです。
–まだ羅司選手の試合をはっきりと見たことないRISEファンの方もいると思いますが、自分のどういうところを今回見て欲しいですか?
羅司 53kgの上のレベルの人と戦えるくらい強いぞというのを見せたいですね。
–最後に羅司選手のファン、RISEファンの皆様に熱いメッセージをお願いします。
羅司 6月9日に試合をしますが、当日は自分の試合に注目してもらえたら嬉しいです。皆さんの期待以上にKOで倒したいと思っていので応援よろしくお願いします。
旬ノ介『地方ならではの人生を懸けた選手がいるというところを感じてほしい』
–まずリングネームの「旬ノ介」は本名ですか?
旬ノ介 本名です。
–本名が気に入ってるからそのままリングネームにしているのですか?
旬ノ介 誇らしいと思っています。
–どの辺が一番お気に入りですか?
旬ノ介 旬っていう漢字が珍しいですし、僕はいつでも旬だっていう意味もかっこいいと思いますし日本男児感があって好きですね。
–今回RISE Fight Partyに出場することになりましたが東京での試合は何回目ですか?
旬ノ介 去年RISE EVOLに参加して2回目です。
–その間も九州の大会にはたくさん出てますよね?
旬ノ介 そうですね、お陰様で年に7回くらい出させてもらいました(笑)。
–地方で年に7回ってものすごく多くないですか?
旬ノ介 めちゃくちゃ多いと思います(笑)。
–所属するK-LIFEジムからの売り込みですか? それともそれぞれのプロモーターから試合のオファーが来てるのですか?
旬ノ介 どうですかね? 僕はK-LIFEの北薗代表からオファー来たよと連絡しか来ないですけど、北薗代表の方針としてもやるからには日本トップにならないといけないので、今の結果よりも場数で最終的に強くなるということを意識したマッチメイクを全部飲んでるんじゃないかなと思っています。僕には事後しか来ないので(笑)。
–でもその甲斐あって最近連勝中ですよね。
旬ノ介 勝ち方はアレですけどとにかく九州では負けない、九州では最強になる事というのは一つの通過点として思ってます。
–その次が関東進出ですか?
旬ノ介 前までは東京で試合して有名になって実力を認めてもらうというのが目標でしたが、最近は本物になれば人は集まってくるはずだという思考も出て、今お世話になってるRISE WESTに僕の階級のランカーを呼べるようにしたいなと思っています。だから場所というよりは福岡でも強い人と戦えればそれでOKです。
–九州のキックは関東から見たら熱く活発にそれぞれの大会が活動してると思いますが、戦ってる当事者としてはいかがですか?
旬ノ介 試合の内容を見ると関東の人のテクニックとかには劣ると思うので、関東の選手が見た時にそこは恥ずかしくないような大会にしないといけないと思います。
–今回TEAM TEPPENの羅司選手との対戦となりましたが、対戦相手としてどんな印象を持っていますか?
旬ノ介 上手だしサウスポーで背も高くて体力もあって、凄いやりづらい、今までやってきた中で一番強いと思います。
–サウスポー同士の戦いになりますが、対サウスポーはいかがですか?
旬ノ介 オーソドックスよりは得意ではないですけど、この1ヶ月で結構成長したと思うので、楽しみの方が今は強いですね。
–攻略法もバッチリですか?
旬ノ介 あまりカチッとは決めてないですが、TEPPEN GYMの選手に僕の今までがどれぐらい通用するのかというのを試合の中で感じたいし、今回立ててきた対策もしっかりこなしていきたいという両軸でありますね。
–旬ノ介選手を指導している北薗さんは今回の試合をどのように見てますか?
旬ノ介 あまりそんな話さないですけど(笑)、「TEPPEN GYMの選手」というのが大きいテーマかなと思ってて。僕のジムは創立7年で僕は格闘技始めてまだ5年なんですけど、僕しかプロがいないです。唯一で初めてのプロなので、その選手はTEPPENのバリバリやってる若手のホープにどれぐらいできるのかというところは北薗もですし、鹿児島のキックボクシング界に夢を与える試合にしたいと思ってます。
–今の言葉を聞くと鹿児島のキックボクシング界は今回の旬ノ介選手の試合を期待してるのですね?
旬ノ介 期待してくれてますかね?(笑) 期待してるかはわからないですが、注目はしてくれていると思うので僕は勝てると信じてます。
–今も鹿児島を練習の拠点にしていると思いますが、鹿児島のキック熱はどうですか?
旬ノ介 まだまだかなと思います。ジムの数も少ないですし、大会なんて年に一回あるかないか。東京は毎週試合をやろうとか思えば出れると思うので、環境を変えるにはこの拠点で活動して勝っていくしかないと思っていて、その第一歩にしたいです。
-今回、K-LIFEジムの会員の皆さんも今応援してくれていますか?
旬ノ介 暖かい目で見てもらっていますね。
–いずれにしろ楽しみな部分は多い一戦ですね。
旬ノ介 鹿児島自体ジムも少ないので、例えばサウスポーとなったら他のジムから出稽古に来てもらったり行ったりするので、鹿児島の○○ジムというよりは「チーム鹿児島」というネームで肘有りでも肘無しでも日本トップを狙っていこうという感じなので、K-LIFEだけじゃなくて他のジムの人からもいっぱい連絡来てるので、いい結果を報告したいなと思っています。
–先ほどでキックのキャリアは5年って話しでしたけどキックの前は他のスポーツをしてたんですか?
旬ノ介 僕は球技しかしたことがなくて、大学時代は関西の大学にいてラクロスをしていました。
–ラクロスからキックに転向って珍しいですね。
旬ノ介 空手とかも全くしたことなかったので、一から北薗代表に教えてもらいました。
–何故キックだったのですか?
旬ノ介 大学時代YouTubeのおすすめに那須川天心選手がKNOCK OUTでタイ人(2016年12月5日対ワンチャローン・PKセンチャイジム戦)をバックスピンキックで顎をぶち抜いた動画が出てきて、見たら体重も身長も一緒ぐらいで「こんな子でもこんなことができるんだ」と思って、自分も社会人になったら始めてみようと思いました。
–始めてみたらプロになっていた?
旬ノ介 喧嘩とかもした事がないタイプだったので緊張とかもしてどうしようという感じで、それこそRISE EVOLから吹っ切れてこのまま終われない、やるからにはトップまで行ってやりたいという気持ちになりました。
–今は日々の生活もキック中心ですか?
旬ノ介 大きなスポンサーとかはついていないので仕事はフルタイムでしています。
–最後に旬ノ介選手のファン、RISEファンの皆さんへ今回2回目となる東京での試合に向けて熱いメッセージをお願いします。
旬ノ介 RISEは若手の選手とかも多いですけど、その中で僕は28歳で大学卒業してから始めた泥臭い選手で、地方ならではの人生を懸けた選手がいるんだぞというところを試合で感じてほしいなと思います。これからどんどんRISEの本戦に出ていくポジションになっていきたいと思いますので、名前を覚えてください。
山本“魂武羅”知美インタビュー『コブラのように相手を丸飲みにします』
–RISEへの登場は1年2ヶ月ぶりになりますね。
山本 そうですね。
–その間、先日RISEでも試合をしたMelty輝選手と連戦で試合(2022年9月、12月に対戦し山本の1敗1分)をしましたがどうでしたか?
山本 結果の通りですね、何も言うことはないです。
–Melty輝選手との3度目はありそうですか?
山本 3度目はRISEでやりたいですね。
–雪辱戦に臨みたいですか?
山本 それはありますね。あとは様子を見つつですね。
–ミドルネームに「魂武羅(コブラ)」を入れたのは今回からですか?
山本 そうですね、名前変えました。
–何か理由があったのですか?
山本 心機一転というのと、ここからみんな丸飲みしてやろうかなという意気込みで変えました。
–ちなみに「魂武羅」の当て字はご自分で考えたんですか? それとも(FAITH)スネーク加藤会長が考えたんですか?
山本 これは会長がスネークっていうのと、自分の周りの応援団の人たちが「お前もうスネークの上を行けよ」みたいな感じで当て字を色々考えてくれて、それで付けた感じですね(笑)。
–まずは最初にスネーク会長を一飲みですね。
山本 そうですね、そこからですね。もう丸飲みしちゃいますよ(笑)。
–改名して加藤会長びっくりしてませんか?
山本 なんか爆笑してました一人で。
–でもこれで一気に運が開けるといいですね。
山本 開きに行きますよ、飛躍します。
–今回6月9日新宿FACEで「RISE Fight Party」ということでファンフェスの中での試合になりますけどいかがですか?
山本 魂武羅パーティにしますよ(笑)。
–毒を撒き散らしますか?
山本 撒き散らしちゃっても良いですかね?
–いいと思います。
山本 ありがとうございます(笑)。
–今回の対戦相手は大阪からやってくるきたりこ選手ですが、きたりこ選手の印象はどうですか?
山本 自分より背がちょっと低いイメージがありますが、ジムもパワフルな女子選手が多いのでガンガン前に詰めてくるのはもうイメージが沸いてます。
–きたりこ選手が前にどんどん詰めてきたとき自分がどうするかってことを考えてますか?
山本 そこはめちゃくちゃイメージしつつ、あとは自分が積極的に焦らずポイントをとっていくっていうのが今回の課題ですね。
–去年の自分と比べたらここが進化してる部分はどこですか?
山本 やっぱりメンタルの部分も大きいですし、あとは周りの環境が自分的に整ってきてゾーンに入ってこれるようになりました。
–ちなみに試合が決まったらゾーンに入れるんですか?
山本 入りますよ(笑)。相手が決まったら仕留めに行かなきゃいけないんで入ります。完全に女版のコブラになります。
–それはやっぱり去年計量に失敗してしまったり、Melty輝選手に1敗1分という成績で終わってしまったことで、新しく変わらなきゃというのが大きいですか?
山本 逆にMelty選手が何かきっかけをくれた感じかもしれないですね。“今のままじゃ”というのを感じさせてくれました。
–新しい山本“魂武羅”知美選手が見れそうですね。
山本 めっちゃ恥ずかしいんですけど見ててください(笑)。
–最後に山本“魂武羅”知美選手のファン、RISEのファンの皆様に熱い再起のメッセージをお願いします。
山本 コブラ並みの仕留め方を見せて相手を丸飲みにします。コブラパーティですね。よろしくお願いします(笑)。
きたりこ『攻撃力とか前に出る姿勢とか気持ちの強さを見てもらいたい』
–「きたりこ」はリングネームですか? 本名ですか?
きたりこ 本名を平仮名にしただけです。親が平仮名にしようかって提案して、そっちの方が覚えやすいかなっていうのもあって平仮名にしました。
–今16歳ということですが昼間は高校ですか?
きたりこ 高校行ってます。
–空手の話はまた後ほど聞きますが、何故キックを始めたんですか?
きたりこ 最初は趣味でやってみたくてやったんですけど、途中からアマチュアの試合とか出てたらもっと上目指したいなと思うようになりました。
–何歳から始めたんですか?
きたりこ 中2の時です。
–それまではずっと空手をやっていたということですが空手はいつからやってたんですか?
きたりこ 5歳か6歳の時に始めました。
–ご両親か誰かの影響ですか?
きたりこ 最初はお兄ちゃんが空手をやっていて、それを見に行って始めました。
–最初からフルコンだったんですか?
きたりこ 最初からフルコンです。
–空手は空手で楽しかった?
きたりこ はい、楽しいです。
–そんな小さい頃からやっていたら周りからいじめられるようなこともなかったですよね。
きたりこ いじめられたことはないです(笑)。
–空手よりキックの方が楽しそうと思って転向しましたか?
きたりこ 結構キックが楽しくて、先のこととか将来性があるのはキックやなと思って。空手は道場開くとかしかないので、プロがあるキックの方がいいと思って。
–いま所属してるFASCINATE FIGHT TEAMには同性の選手もいますが、ここに入ったのは女子の選手もいるのが大きかったですか?
きたりこ 小林愛理奈ちゃんのことがキックを始める前から好きで、最初はキックも違うジムでやってたんですけど、色々あって辞めた時に愛理奈ちゃんと一緒に練習したいと思って入りました。
–実際に一緒に練習してどうですか?
きたりこ すごい強いし一緒に練習して今もだいぶ差はあるんですけど、こんな風になりたいなって常に思ってます。
–昨年7月のDEEP☆KICKでのデビュー戦をリングサイドで取材させていただいて非常に動きが良くてパンチ力ある選手だなと思って年齢を聞いてさらにびっくりしたのですが、自分でデビュー戦はどういう風に捉えてますか?
きたりこ 良いデビュー戦になったと思ってます。
–デビュー戦で女子でKO勝ちできる人ってなかなかいないですけどその辺りはどうですか?
きたりこ 倒せる選手にこれからもなっていきたいです。
–今年3月のRISE ELDORADOで初参戦してモンタナ・アーツ選手と戦いました。体重差は問題なかったですか?
きたりこ 体重差というか身長差が結構大変やったなと思いました。
–結果的に負けてしまいましたが最後まで前に出る姿勢を貫いたと思います。
きたりこ 気持ちで行くしかなかったすね最後は。
–それからすぐに今回のvs山本“魂武羅”知美戦が組まれましたが山本選手の印象はどうですか?
きたりこ 気持ちも強いし前に出てくるタイプなのでジムの人には噛み合うんちゃうか? とは言われてます。
–この試合に関して原口健飛選手はどんな風に言ってますか?
きたりこ まぁ勝てるやろって(笑)。
–小林愛理奈選手はどんな風に言ってるんですか?
きたりこ 同じ感じですけど、一緒に練習してアドバイスを貰って対策しました。
–試合までカウントダウンが始まってますけど減量は順調ですか?
きたりこ だいぶ順調です。
–16歳だったらまだ背は伸びてるんじゃないですか?
きたりこ いや、もう止まりました(笑)。これからはフライ級でやっていきたいと思います。
–今回初めてきたりこ選手の試合を見る人も多いと思うのですが、初めて見る人には自分のどんなところをアピールしたいと思いますか?
きたりこ 技術がまだ全然ないので、攻撃力とか前に出る姿勢とか気持ちの強さとかを見てもらいたいです。
–最後にRISEファンの皆様に今回の試合に懸けるメッセージをお願いします。
きたりこ 今回はしっかり勝っていい試合ができるように頑張るので、応援よろしくお願いします。
対戦カード
第3試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
森下祐樹(SUNNY GYM/2010年RISING ROOKIES CUPスーパーフェザー級優勝)※TASUKU 改め
山科直史(極真会館/フェザー級16位)
第2試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R
羅司[らいぜ](TEAM TEPPEN)
旬ノ介(K-LIFE)
第1試合 女子フライ級(52kg) 3分3R延長1R
山本“魂武羅[こぶら]”知美(FAITH/7位)
きたりこ(FASCINATE FIGHT TEAM)
Fan Party参加選手
原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)
志朗(BeWELLキックボクシングジム)
大﨑一貴(OISHI GYM)
田丸 辰(TRY HARD GYM)
白鳥大珠(TEAM TEPPEN)
門口佳佑(EX ARES)
YA-MAN(TARGET SHIBUYA)
南原健太(極真会館)
那須川龍心(TEAM TEPPEN)
登島優音(NEXT LEVEL渋谷)
概要
大会名 RISE Fight Party
日時 2023年6月9日(金)開場・18:00 開始・18:30(試合は19:45~20:30に実施。その前後にFan Party実施) 終了・21:00(予定)
会場 新宿フェイス
中継 無し
チケット料金 RS席 7,000円 カウンター席 7,000円(完売) 自由席 3,000円(満席の場合は立見) ※入場の際に別途ドリンク代500円 ※当日は500円プラス。開場30分前より販売 ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/