UFC 5.20 ラスベガス:佐藤天、連敗脱出目指す一戦は南アフリカEFC元王者と「何も語らず。ただ勝つのみ!」
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UFC Fight Night: Pennington vs. Aldana 2(5月20日(土/現地時間)米国ネバダ州ラスベガス・UFC APEX)に佐藤天[たかし](TRIBE TOKYO MMA/キルクリフFC)が出場することになった。
佐藤はパンクラスでの活躍を経て19年4月からUFCに上がり2勝4敗。20年11月にミゲル・バエザに2R肩固めで一本負けすると、契約更新後の22年3月のグンナー・ネルソン戦では寝技で圧倒され判定負けし。8月のブライアン・バトル戦ではわずか44秒で右ハイをもらいKO負けし3連敗中だ。現在も引き続きフロリダのキルクリフFC(ハードノックス365から改称)で練習しており、何としても連敗を脱出したいところ。試合決定直後の22日のツイートには「何も語らず。ただ勝つのみ!」と記している。
今回の佐藤の相手はテンバ・ゴリンボ[Themba Gorimbo](ジンバブエ)。佐藤と同じく32歳で、MMA戦績14戦10勝(1KO/6一本)4敗。ジンバブエの隣の南アフリカの隣で開催されているEFCの元ウェルター級王者で、昨年6月の米国のFURY FCで勝利すると、今年2月のUFC初戦ではAJフレッチャーに2Rギロチンチョークで一本負けしている。
フレッチャー戦でのゴリンボは1R開始すぐにタックルでテイクダウンを奪うと、素早くバックを奪って先手を取ったが、中盤にはフレッチャーにマウントを奪われパウンドと肘を浴びる。最後は下から足関を狙うが防御される。2Rは引き込んでからのリバースに成功したが、立ち際にフレッチャーの右肘をもらうと、やや苦し紛れにタックルを仕掛けたところでフレッチャーにギロチンを極められタップした。元々極めの強い相手に敗れたものの、ゴリンボも寝技で見せ場を作っており、UFC参戦前は一本勝ちの多い選手だった。佐藤は十分警戒が必要だろう。