UFC 11.28 ラスベガス:佐藤天、9戦無敗の新鋭・バエザに2R一本負けでUFC 2勝2敗に
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UFC Fight Night : Smith vs. Clark
2020年11月28日(土/現地時間)米国ネバダ州ラスベガス:UFC APEX
レポート:井原芳徳
第10試合 メインイベント ライトヘビー級 5分5R
○アンソニー・スミス(6位)
×デビン・クラーク
1R 2’34” 三角絞め
第9試合 セミメインイベント ウェルター級 5分3R
○ミゲル・バエザ(米国)
×佐藤 天(TRIBE TOKYO M.M.A/ハードノックス365)
2R 4’28” 肩固め
佐藤天(たかし)は米国フロリダ州のサンフォードMMAを練習拠点とし、6月のUFC APEXでの試合でジェイソン・ウィットに1R 48秒でTKO勝ち。UFC戦績を2勝1敗とした。8月22日(現地時間)に同会場でダニエル・ロドリゲスと戦う予定だったが、前日計量後、帯状疱疹に感染していることを理由にドクターストップがかかった。
今回の相手・ミゲル・バエザはUFCのデイナ・ホワイト代表による選手発掘番組から見いだされた28歳。昨年10月のUFC初戦でヘクター・アルダナを、今年5月の2戦目でマット・ブラウンを、いずれも2R KOし、MMA戦績を9戦9勝(7KO)としており、下馬評では佐藤より上だ。
1R、サウスポーの佐藤が中央から細かくフェイントをかけ、10cm長身のバエザが距離を取って右に回る状況が続く。バエザは慎重だったが、中盤、右フック、右ミドルを当て、前に出るように。3分過ぎ、バエザが組んで押し込むが、右の膝蹴りがローブローとなり一時中断する。離れて再開し、バエザが組んで右膝をボディに当てると、突き放してから伸びのある右ストレートも当て、佐藤を一瞬ひるませる。記者採点はバエザ。
2Rも序盤からバエザが右のスーパーマンパンチを当てる。佐藤も右ジャブを返すが、中盤、佐藤の右ジャブの直後、バエザは右フックを当てる。バエザは右ミドルも随所で絡め主導権を維持する。佐藤がなかなか攻められずにいると、3分過ぎ、バエザが片足タックルで倒すことに成功。金網際ですぐにバックを取り、右のパウンドを連打し、佐藤を追い詰める。バエザはマウントに移行すると、肩固めを極めてタップを奪った。バエザはこれでプロ10連勝、UFC 3試合ともフィニッシュしての勝利。来年はウェルター級上位戦線に進んでも不思議では無い素質の高さを見せつけた。佐藤は戦績2勝2敗の五分に。UFCとの契約ラストの試合で、新鋭相手に完敗を喫してしまった。
ミゲル・バエザ強し
佐藤天を下して無敗のままキャリア10勝目#UFCVegas15 pic.twitter.com/iMDQqkdxlj
— UFC Japan (@ufc_jp) November 29, 2020
第8試合 ヘビー級 5分3R
×ジョシュ・パリジアン
○パーカー・ポーター
判定0-3 (26-30/27-30/28-29)
第7試合 フェザー級 5分3R
×スパイク・カーライル
○ビル・アルジオ
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)
第6試合 女子バンタム級 5分3R
×アシュリー・エバンス・スミス
○ノルマ・ドゥモン・ビアナ
判定0-3 (26-30/26-30/26-30)
※ビアナは計量3.5ポンド(1.59kg)オーバー
第5試合 フェザー級 5分3R
○ジョナサン・ピアース
×カイ・カマカ
2R 4’28” TKO
第4試合 バンタム級 5分3R
×マーティン・デイ
○アンデウソン・ドス・サントス
1R 4’35” フロントチョーク
第3試合 女子フライ級 5分3R
○ジーナ・マザニー
×レイチェル・オストビッチ
3R 4’10” TKO
第2試合 フライ級 5分3R
○ス・ムダルジ
×マルコム・ゴードン
1R 0’44” KO
第1試合 140ポンド(63.50kg)契約 5分3R
×ルーク・サンダース
○ネイト・マネス
2R 2’29” 裸絞め