UFC 11.14 ラスベガス:村田夏南子、UFCデビュー戦は終始寝技で圧倒し判定勝ち
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UFC Fight Night 183 : Felder vs. dos Anjos
2020年11月14日(土/現地時間)米国ネバダ州ラスベガス:UFC APEX
レポート:井原芳徳
第4試合 女子ストロー級 5分3R
×ランダ・マルコス
○村田夏南子(フリー)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)
RIZINで活躍した村田夏南子が、待望のUFCデビュー戦を迎える。村田は2012年の全日本レスリング選手権女子55kg級で優勝。16年4月にRIZINでMMAデビューし、同年末の中井りん戦で敗れたものの、それ以外の試合では勝利し11勝(2KO/4一本)1敗で7連勝中。近年は米国を拠点に練習と試合を行い、昨年11月には女子大会Invicta FCのストロー級王座を獲得し、今年7月にUFCと契約した。現在28歳。
村田の相手は最初、リビーニャ・ソウザだったが、大会1週間前にランダ・マルコスに変更となった。マルコスはMMA 20戦10勝(4一本)9敗1分の35歳。UFCのトライアウト番組・TUF出身で、15年にUFC本戦デビュー。以降は勝ち負けを繰り返すような戦績で、昨年7月に敗れてからランク外へ。今年の2戦は現在10位のアマンダ・リバス、11位のマッケンジー・ダーンに連敗。直前のオファーだが、この試合をきっかけに苦境を脱したいところ。レスリングと柔術がベースで、村田と比較的似たタイプと言えそうなだけに、村田は勝つのは当然だが、内容で差を示してランカーとの対決につなげたいところだろう。
村田は同じレスリング出身で尊敬する桜庭和志と同じテーマ曲「SPEED TK RE-MIX」で入場する。1R、村田はサウスポーに構え、細かくフェイントをかけてプレッシャーをかけてから組み付き、1分足らずでテイクダウンに成功し上になる。2分で村田はハーフガードからサイドポジションに移行するが、マルコスはキープさせず立ち上がる。そのまま村田が押し込み、足を掛けるがマルコスは耐える。3分過ぎ、足を掛けて再び倒してサイドで押さえる。村田は金網際でハーフで押さえつつ、右肘を連打する。最後、マルコスが下からヒールホールドを狙うが、村田は対処して終える。記者採点は村田。セコンドの山崎剛・リバーサルジム新宿 Me,We代表の指示を聞きながら、終始落ち着いて動けている印象だ。
2R、スタンドで村田が中央で構える状況が続くが、お互い明確なヒットが乏しい。中盤、村田がタックルで倒し、金網際で押さえ、左のパウンドを連打する。最後はマルコスが立つが、村田は押し込んで終える。記者採点は村田。
3Rも序盤から村田がテイクダウンに成功し、サイド、上四方に動くと、ノースサウスチョークを仕掛ける。マルコスはもがき、タップのような動きも一瞬見られたが、耐え続けると、村田はトップポジションに戻り、右のパウンドを連打する。終盤も村田がハーフで押さえ続け、最後はサイドで押さえて終了。記者採点は村田。合計27-30で村田。村田がはっきり差を見せて判定勝ちし、新天地UFCで幸先の良いスタートを切った。
村田夏南子
オクタゴンデビュー戦で見事な勝利@m_r_t_k_n_k#UFCVegas14 pic.twitter.com/CJI9CEaUkS
— UFC Japan (@ufc_jp) November 15, 2020
UFCデビュー戦を勝利で飾った村田夏南子の試合後インタビュー@m_r_t_k_n_k
「このままどんどんステップアップしていって強い選手に立ち向かっていきたいです」#UFCVegas14 pic.twitter.com/pyrJz3UzkE— UFC Japan (@ufc_jp) November 15, 2020
第9試合 メインイベント ライト級 5分5R
×ポール・フェルダー(7位)
○ハファエル・ドス・アンジョス(12位)
判定1-2 (48-47/45-50/45-50)
第8試合 セミメインイベント ウェルター級 5分3R
×アブドゥル・ラザク・アルハサン
○ケイオス・ウィリアムズ
1R 0’30” KO
※アルハサンは計量1.5ポンドオーバー
第7試合 女子ストロー級 5分3R
○アシュリー・ヨーダー
×ミランダ・グレンジャー
判定3-0 (30-26/29-27/29-27)
第6試合 195ポンド契約 5分3R
×ブレンダン・アレン
○ショーン・ストリックランド
2R 1’32” TKO
第5試合 女子ストロー級 5分3R
×ケイ・ハンセン
○コーリー・マッケンナ
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)
第3試合 バンタム級 5分3R
×ジェラルド・デ・フレイタス
○トニー・グレーブリー
判定1-2 (27-30/28-29/29-28)
第2試合 ウェルター級 5分3R
○アレックス・モロノ
×リース・マッキー
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
第1試合 ヘビー級 5分3R
○ドンテイル・メイエス
×ロッキー・マルティネス(DEEPメガトン級(無差別級)王者)
判定3-0 (30–27/30–27/29–28)