RIZIN 5.6 有明アリーナ:RIZIN立ち技部門本格始動向けブアカーオ招へいし安保瑠輝也と激突。城戸康裕も初参戦。MMAで芦田崇宏×摩嶋一整ほか追加
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RIZIN.42(5月6日(土) 東京・有明アリーナ)の対戦カード発表記者会見が4月13日に行われ、RIZINキックルールでブアカーオ・バンチャメークと安保瑠輝也が対戦すること等が発表された。キック2試合、MMA 2試合が追加され、MMA 1試合がカード変更となっている。
RIZIN立ち技部門本格始動向けブアカーオ参戦。ブアカーオ「タイの選手がRIZINに参戦する架け橋になれれば」
キックルール(肘無し・つかんでからの攻撃は1回) 70kg契約 3分3R
ブアカーオ・バンチャメーク(タイ/バンチャメークジム/K-1 WORLD MAX世界70kgトーナメント’04 ’06優勝、シュートボクシングS-cup 70kg ’10優勝、元WMC世界スーパーウェルター級王者)
安保瑠輝也(MFL team CLUB es/元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(65kg)王者)※CLUB es/team ALL-WINから所属変更
ブアカーオはゼロ年代のK-1 WORLD MAXで魔裟斗のライバルとして活躍。タイのムエタイ選手の外国での活躍の先駆者となる。旧K-1の経営破綻後はクンルンファイトやオールスターファイトといったアジア圏の大会を主戦場としつつ、弟子のスーパーボンをONEの王者にまで育て上げるなど、指導者としても評価を高める。20年からコロナ禍に突入すると試合をしていなかったが、昨年22年7月にベトナムで約3年ぶりに試合復帰。素手のボクシング「ベアナックルファイト」やラジャダムナンワールドシリーズでの三浦孝太や佐藤嘉洋氏とのエキシビションマッチでも話題を呼んだ。5月8日で41歳になる。日本での試合は13年10月のMAXムエタイ仙台大会での佐藤戦以来10年ぶりだ。
RIZINの榊原信行CEOが3月にタイのブアカーオの元を訪れ今回の出場が決まった。今回の会見で榊原氏は「ブアカーオは単発の向き合いではなく、ここから新しくRIZINの中でチャレンジしていきたいという思いも伝えてくれている」とコメントしている。
昨年大晦日、階級が上の平本蓮とのボクシングエキシビションマッチを終えた梅野源治が、榊原氏に「2023年にRIZINで立ち技の大きい大会をやってくれ。俺はムエタイルールを学ばせるから」と交換条件を提示していたことを明かした。大晦日の大会後、榊原氏も「総合の選手がキックをやることで可能性が広がる場合もあるので、立ち技のみの大会があってもいい。少し時間をいただいて考えたい」と発言していた。
今回のブアカーオ招へいは、RIZINキック部門の本格的な立ち上げに向け、タイからのムエタイ選手招へいルートを開拓する狙いもあるとみられる。ブアカーオも下記のコメントの通り、タイの選手をRIZINに上げることに強い意欲を示している。
◆ブアカーオ
コンニチワ。また日本に来られて、RIZINという大きな舞台に参戦できてうれしいです。RIZINとの関わりは今回だけではありません。長期的に良い関係を築きたいです。タイには自分のジムを含め素晴らしい若い選手がたくさんいます。タイの選手たちもRIZINに注目しています。彼らがRIZINに参戦できるチャンスを作る架け橋に私がなれればと思っています。まずは5月6日の私の試合に注目して下さい。
(安保の印象)特に無く、大事なのは自分のコンディションをベストに整えることで、その後に対策を考えたいです。
(今後のRIZINの目標)自分にとってもタイの選手にとっても今回だけではなく、何かワクワクする企画ができたらと思っています。
安保瑠輝也「MMAはつまらない。勝って新ルールをぶち上げたい」
ブアカーオに対する安保も今後のRIZIN立ち技部門の主力になりそうな選手の一人だ。安保は19年にゲーオ・ウィラサクレックに勝利しK-1スーパー・ライト級王座を獲得し、同年末にゲーオに返り討ちし初防衛したが、20年9月に山崎秀晃にKO負けし王座陥落。21年9月のK-1ウェルター級王座決定トーナメントでは決勝で野杁正明に敗れた。昨年6月のTHE MATCH 2022ではRISEの山田洸誓に判定勝ちし、本格的な試合はそれ以来となる。野杁との再戦が組まれないことや活動の幅を広げること等を理由に今年1月、K-1との契約を解除。2月のBreakingDownでは16年前に引退していたシリル・アビディ氏と対戦しKO勝ちしているが、今回の会見で安保が話した通り、RIZINでのブアカーオ戦が事実上の「安保瑠輝也第2章の始まり」となる。安保は子供時代、大ファンだったブアカーオに会うためにタイを訪れたこともある。
◆安保
BreakingDownから来ました安保瑠輝也です。年末にK-1を辞めて4カ月ぐらいで色んなことをしたんですけど、これが安保瑠輝也第2章の始まりです。それにふさわしい最高の相手を用意してもらったと思います。しっかりぶちかますんで期待してください。ここから時代を作るのは安保瑠輝也やと思っているんでKOで倒そうと思っています。
(今後のRIZINの目標)RIZINのMMAは凄いとは思っているんですけど、見てて面白いのかなってのがあって。男同士ゴロゴロ寝転び合ってってつまらないと思うんですよね。RIZINに来たからには俺にしか出せない色を出そうと思っているんで、この試合で勝って、新ルール、ぶち上げたいと思っています。
(今後もBreakingDownに参戦する?)俺は1つのものに囚われる気は無くて。K-1は素晴らしい団体やと思いますけど、俺の枠には収まらないと感じていて、(K-1を)出て色んなことをやっています。自分がワクワクすることであれば何でも挑戦します。
(Twitterで言い合っている平本蓮について)あいつ(MMAでも)結局立ち技でしかやってないやないですか。立ち技やったら俺とやるのを逃げるから、間取って。立ちでも寝ても殴り合えるルールであいつと決着をつけたいと思っています。(RIZINに)来たからには(平本と)必ずやります。
城戸康裕「RIZINに全てを捧げます」
キックルール(肘無し・つかんでからの攻撃は1回) 69kg契約 3分3R
城戸康裕(TEAM ONE/元Krush・WBKF世界スーパーウェルター級王者、元MA日本ミドル級王座)※谷山ジムから所属変更
木村“ケルベロス”颯太[そうた](心将塾/元DEEP☆KICK -65kg王者)
城戸はゼロ年代のK-1 WORLD MAX、10年代の新生K-1のスーパー・ウェルター級(70kg)戦線の両方で活躍し現在40歳。17年のK-1同級王座決定トーナメント決勝では、現ONE王者のチンギス・アラゾフに判定負けするも左ストレートでダウンを奪っている。21年3月の同級王座決定トーナメントでは準決勝で現王者の和島大海に判定負け。昨年は2試合ともBigbangで行っており、11月のBigbangでジョージに判定勝ちすると、12月にK-1との契約が満了したことを発表した。今年2月には皇治が主催するNARIAGARIでウェルター級の高橋幸光と対戦し3分1R時間切れドローに終わっている。また、デビュー時から在籍した谷山ジムを離れ、皇治率いるTEAM ONE所属に変わった。今回のRIZIN参戦も皇治のアシストで実現した。
木村はDEEP☆KICK、RISEを主戦場とする22歳。昨年12月のDEEP☆KICKでは竹内皇貴をKOし-65kg王座を防衛(その後返上)。4月1日の大阪大会でRIZINに初参戦し、進撃の祐基を3R KOした。その試合は66.5kg契約だったが、今回はさらに重い69kg契約となる。
◆木村(コメント代読)
地獄から城戸を殺しに来ました。ケルベロスです。大阪大会参戦に引き続き有明大会への参戦オファーをいただき、RIZIN運営のみなさん本当にありがとうございます。おい!アンチども見てるか?ジモキックが有明大会参戦やぞ。お前らが文字で必死に誰かを叩いて、無意味な事してる間にも俺はどんどん上に行くぞ。お前らも必死になれること見つけろ。そして、今回の相手、俺にとっても初めての挑戦の階級、元々強かったおっさんやけどまだ引退できずにいまだにリングで足掻いてるおっさんやから俺が地獄に引き摺り下ろして、RIZINぶち上げていこうと思います。この日はYA-MANも出るから、俺が城戸を倒したら、次はYA-MANお前やぞ。上ばっか見てたら痛い目合うってことわからせたるから、待っとけよ。RIZIN最高の舞台をホンマにありがとう。しっかり仕事します。
◆城戸
やっとこの舞台に出られることをうれしく思っています。ケルベロス選手22歳なんですよね。僕はこの間40になったんで、オヤジ狩りされないよう頑張ります。ブアカーオ選手とも同い年なんですよ。40代に勇気を与えられるような戦い方をRIZINでしっかり見せて行こうと思います。
(今後のRIZINの目標)ここにいる2選手(=ブアカーオと安保)と階級が同じなので、トーナメント的なものもやれたらいいなと思います。ブアカーオと戦ったことがないのでやりたいです。
(榊原氏の話によると、度々RIZINの事務所を訪れRIZIN参戦を熱望していたそうだが?)これまで時間がかかって、思い出すと泣けるような辛い思いもしたんですよ。ただ僕は正しいことをしたかった。その思いを榊原さんに伝えて、やろうと言っていただいたんで、RIZINに全てを捧げます。還暦ぐらいまでやろうと思っているんで、ボロボロになるまでしっかり戦います。
(悔しい思いがRIZIN参戦の原動力になった?)そうですね。見とけよ、と。その気持ちでいっぱいです。
MMAで芦田崇宏×摩嶋一整、岸本篤史×ロシア人コレスニックを追加
MMA フェザー級(66kg) 5分3R
芦田崇宏(BRAVE/元DEEPフェザー級王者)
摩嶋一整[かずまさ](毛利道場/元Rebel FCフェザー級王者)
芦田はDEEPで活躍後、20年9月にRIZINに初参戦し、萩原京平に1R一本勝ちしたが、以降は金原正徳、カイル・アグオンに連敗。今年8月のDEEPでは今成正和に判定勝ちし、10月のRIZIN福岡大会では中田大貴に判定勝ちしている。
摩嶋は修斗・パンクラス・海外の試合で6連続一本勝ちの後、20年8月にRIZINに初登場したが、斎藤裕に2R TKO負け。21年3月にはクレベル・コイケに2R三角絞めで一本負けし、昨年4月には金原正徳を寝技で追い詰めるも3Rに逆転を許しTKO負けし、現在3連敗中だ。
MMA ライト級(71kg) 5分3R
岸本篤史(BRAVE)
ビクター・コレスニック[Viktor Kolesnik](ロシア/タイガームエタイ/Kuznya/セルビアンBC&ロシア・オープンFCフェザー級王者)
岸本は大学時代にボクシングで国体準優勝の実績を残し、高校時代の同僚だった芦田崇宏を追いかけ26歳からMMAに転向。17年のデビュー後はGRAHCANやDEEPに出場し、昨年7月のRIZIN沖縄大会では渡慶次幸平に1R TKO勝ち。12月のGRACHANでは渡辺和幸に1R TKO勝ちしている。
コレスニックはRIZIN初参戦の27歳のロシア人。サンボをベースとし13年にMMAデビューし30戦23勝6敗1分。ロシアやセルビアの大会で5連勝中だ。
征矢貴が欠場。浜本“キャット”雄大が天心戦以来5年ぶりRIZIN参戦
MMA 57.5kg契約 5分3R
ラマザン・テミロフ[Ramazan Temirov](ウズベキスタン/ムラドフ・レギオンチーム)
浜本“キャット”雄大(クロスポイント大泉/Fighting NEXUSフライ級王者)
なお、征矢貴[そや たかき](パラエストラ松戸)が練習中に右膝の右内側側副靭帯を部分断裂し全治10週間と診断されたため欠場する。代わって浜本“キャット”雄大がラマザン・テミロフと対戦することになった。通常のRIZINフライ級の57kgより0.5kg重い57.5kg契約に変わっている。
浜本はキックボクサー時代の17年の大晦日のRIZINで那須川天心にKO負けして以来5年半ぶりのRIZIN参戦。20年にMMAデビューしMMA 7戦5勝2敗。昨年はFighting NEXUSで4戦全勝し、11月に平井総一朗に2R TKO勝ちしNEXUSフライ級王者となった。対するテミロフはRIZIN初参戦の26歳で17戦15勝2敗。
RIZINを通じて浜本は談話を発表し「5年以上前にRIZINに出てから、常に『今に見てろよ』って気持ちで日々過ごしてきました。誰も出来ると思っていなかったラウェイチャンピオンになって、誰も出来ると思っていなかった那須川天心選手と戦い、誰も出来ると思っていなかったMMAチャンピオンになりました。フライ級の頂点に向けて、魂燃やしてこのチャンスものにします」と意気込みを述べている。
対戦カード
ダブルメインイベント2 MMA バンタム級(61kg) 5分3R
朝倉 海(トライフォース赤坂/元RIZINバンタム級王者、元THE OUTSIDER 55-60kg級王者)
元谷友貴(フリー/元DEEPバンタム級&フライ級王者)
ダブルメインイベント1 MMA バンタム級(61kg) 5分3R
井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)
フアン・アーチュレッタ(米国/ザ・トレーニングラボ、HBアルティメット&グレイシーバッハ/ベラトール・バンタム級3位・元王者)
MMA ライト級(71kg)(ノンタイトル戦) 5分3R
ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術/RIZINライト級王者、元REALスーパーライト級(74.2kg)王者)
スパイク・カーライル(米国/キングスMMAアナハイム/トレーニングラボ)
MMA フライ級(57kg) 5分3R
ジョン・ドッドソン(米国/ジャクソン・ウィンクMMA/元UFCフライ級1位・バンタム級8位)
竿本樹生(BRAVE/ZSTフライ級王者)
MMA フライ級(57kg) 5分3R
伊藤裕樹(ネックスイチムエ/元THE OUTSIDER 50-55kg級王者)
山本アーセン(KRAZY BEE/SPIKE22)
MMA 57.5kg契約 5分3R
ラマザン・テミロフ[Ramazan Temirov](ウズベキスタン/ムラドフ・レギオンチーム)
浜本“キャット”雄大(クロスポイント大泉/Fighting NEXUSフライ級王者)
MMA フェザー級(66kg) 5分3R
佐々木憂流迦[うるか](セラ・ロンゴ・ファイト・チーム/元修斗環太平洋バンタム級(60kg)王者)
ボイド・アレン(南アフリカ/ファイトフィット・ミリティア/エイペックスジム/元EFCフェザー級王者)
MMA フェザー級(66kg) 5分3R
芦田崇宏(BRAVE/元DEEPフェザー級王者)
摩嶋一整[かずまさ](毛利道場/元Rebel FCフェザー級王者)
MMA フェザー級(66kg) 5分3R
山本琢也(パラエストラ千葉/修斗世界フェザー級2位、元GRACHANライト級・フェザー級王者)
横山武司(teamセラヴィー/スウェルズ柔術ジム/Fighting NEXUSフェザー級王者)
MMA ライト級(71kg) 5分3R
岸本篤史(BRAVE)
ビクター・コレスニック[Viktor Kolesnik](ロシア/タイガームエタイ/Kuznya/セルビアンBC&ロシア・オープンFCフェザー級王者)
MMA特別ルール フェザー級(66kg) 5分2R
三浦孝太(BRAVE)
YA-MAN(TARGET SHIBUYA/RISEライト級(63kg)9位)
キックルール(肘無し・つかんでからの攻撃は1回) 70kg契約 3分3R
ブアカーオ・バンチャメーク(タイ/バンチャメークジム/K-1 WORLD MAX世界70kgトーナメント’04 ’06優勝、シュートボクシングS-cup 70kg ’10優勝、元WMC世界スーパーウェルター級王者)
安保瑠輝也(MFL team CLUB es/元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(65kg)王者)※CLUB es/team ALL-WINから所属変更
キックルール(肘無し・つかんでからの攻撃は1回) 69kg契約 3分3R
城戸康裕(TEAM ONE/元Krush・WBKF世界スーパーウェルター級王者、元MA日本ミドル級王座)※谷山ジムから所属変更
木村“ケルベロス”颯太[そうた](心将塾/元DEEP☆KICK -65kg王者)
概要
大会名 RIZIN.42
日時 2023年5月6日(土) 開場・12:30 開始・14:00 終了・19:00~20:00頃
会場 有明アリーナ(ゆりかもめ「新豊洲」「有明テニスの森」徒歩8分、りんかい線「国際展示場」「東雲」徒歩17分)
中継 ABEMA PPV ONLINE LIVE、RIZIN 100 Club、U-NEXT、スカパー
チケット料金 VIP席 100,000円 SRS席 30,000円 S席 20,000円 A席 10,000円 ※1歳よりチケットが必要
チケット販売 イープラス チケットぴあ ローソンチケット 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RIZIN FF事務局 03-5772-3223 https://jp.rizinff.com/