BOM 4.9 大田区総合体育館:Road to ONEムエタイトーナメント決勝8選手直前談話。馬渡亮太「ロッタンやサムエーにも勝てる自信があります」、鈴木真治「僕は藤原イズムを受け継いでいる」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
センチャイムエタイジム錦糸町
最強のムエタイで最高の“美Body”を目指す!初心者の方、女性の方、大歓迎。見学無料!
Road to ONE Japan & Shimizu presents BOM OUROBOROS 2023(4月9日(日)東京都大田区総合体育館)のRoad to ONE JAPANムエタイ日本トーナメント4階級決勝戦に出場する8選手のインタビューがBOMプロモーション(エイワスポーツジム)から届いた。同トーナメントは各階級4人参加で、12月大会で準決勝が行われていた。ルールはONEムエタイルール同様にオープンフィンガーグローブ(OFG)着用・肘有り・3R制だが、階級区分は通常のムエタイと同じとなっている。
Road to ONE JAPAN ウェルター級ムエタイ日本トーナメント決勝戦 3分3R
北野克樹(誠至会/WPMFインターコンチネンタル・WBCムエタイ日本・チャクリキインターコンチネンタル・スーパーライト級王者、元NJKF同級王者)
引藤伸哉(ONE’S GOAL/ムエサイアムイサーン・ウェルター級王者、元WMC日本&WPMF日本同級王者)
Road to ONE JAPAN スーパーライト級ムエタイ日本トーナメント決勝戦 3分3R
鈴木真治(フジマキックムエタイジム/スック・ワンキントーン・スーパーライト級王者、元J-NETWORK同級王者)
KJヒロシ(Y’ZDジム沖縄/WMC日本スーパーライト級2位、RKA・DBSスーパーライト級王者、RKA・西日本統一ライト級王者)
Road to ONE JAPAN ライト級ムエタイ日本トーナメント決勝戦 3分3R
羅向[らむ](ZERO/WMC日本ライト級王者)
レンタ・ウォーワンチャイ[松井蓮汰](ウォーワンチャイプロモーション/WMCインターコンチネンタル&WPMFインターナショナル・ライト級王者)
Road to ONE JAPAN フェザー級ムエタイ日本トーナメント決勝戦 3分3R
馬渡亮太(治政館/WMOインターナショナル・スーパーバンタム級王者、元ジャパンキック&タイ・チェンマイスタジアム・バンタム級王者)
士門・PKセンチャイ[吉成士門](P.K.センチャイムエタイジム/WPMFインターナショナル・スーパーバンタム級王者、WMCインターコンチネンタル・バンタム級王者、元WMC日本フライ級王者)
北野克樹
――前回、12月のトーナメント準決勝では与儀竜也選手から2Rにヒジでダウンを奪い、大差を付けて判定勝ちしました。
北野 試合中に勝ったと確信していました。ダウンを獲って倒し切ろうと思ったのですが、相手は力が残っていたので無理に追い掛ける必要もないかなと思ったので判定決着になりました。
――遂にトーナメント決勝を迎えます。
北野 調子はバッチリで準備万端です。
――練習ではどういうことを強化してきましたか。
北野 対戦相手は長身のサウスポーなので、そこを意識しながら練習をしてきました。自分の技に関してはこれまでと変わらずパンチ、蹴り、ヒジ、ヒザと全てを磨いてきました。もうすでにKOパターンもイメージできていて、決勝戦なのでしっかりと白黒つける結果にします。今回KOボーナスが出るので狙っていきたいと思います。
――引藤選手はキャリアの長い選手ですが、対戦を意識したことはありますか?
北野 特になかったです。僕の方が戦績は多いのでそこに関しても自信はありますし、自分はずっと現役でやっていて一度引退した選手には負けられないですし、負けないです。
――選手としてはどういう印象がありますか。
北野 何でもできる印象があります。警戒しているのは、サウスポーの選手なので左ストレート、左ミドル、右フック、ヒジといったところでしょうか。
――前回と同じくOFG着用は自分にとって有利な戦いになりますか?
北野 そうですね。相手のガードの隙間を狙って自分の攻撃が入りやすいと思います。点でしっかり当たるので効かせられる攻撃を出せますし。僕は素手のラウェイルールでの試合も経験がありますが(2019年7月25日)、素手よりもOFGでの戦いの方が安全で戦いやすいかなと思いますね。今回でしっかり結果を残します。
――トーナメント優勝後、目標にしていることはありますか。
北野 ONEにはタイやヨーロッパ所属の強い選手がいるので、戦って日本人の強さを見せていきたいですね。
――最後にファンにメッセージをお願いします。
北野 今調子はバッチリなので試合をご期待下さい!
引藤伸哉
――2017年BOMのリングでジャオウェハーに勝利して以降引退し、今回復帰戦3戦目になります。
引藤 復帰前にやっていなかったフィジカルトレーニングを取り入れていることで、以前よりも身体の使い方が上手くなり、体感が強くなったことでバランスも良くなったりと、全体的に強くなっている実感もあります。フィジカルトレーニングは筋トレが嫌いなのでやっていなかったのですが、早くからやっとけば良かったと後悔しています(苦笑)。
――そもそも一度引退した理由と復帰を決めたきっかけは何でしたか。
引藤 あの年に子供が産まれたので、ジャオウェハー戦を最後にしようと決めていました。ですが、T-98選手、渡部太基選手といった同年代でウェルター級で活躍している選手が試合をやっている姿を見ていると、年々どこかでやりたい気持ちが出てきて、『このままちゃんとしない形で引退していいのか?』と思うようになりました。あとは子供が「お父さんの試合が見たい」と言ってくれたりと、色々な感情が重なり、もう一度やることを決意しました。
――復帰して何戦やりたいとか、何か目標は決めていたのでしょうか。
引藤 本当はBOMのウェルター級のタイトルを獲りたいと思っていて、強い選手とやって最後にしようと思っていたのですが、今回ROAD TO ONEトーナメメントのお話をいただいて、まだまだ行けるなと。今はあと何戦とか決めず、とにかく勝ち進むことしか考えていません。
――トーナメメント決勝戦で対戦する北野克樹選手に対してはどのような印象がありますか。
引藤 元々、下の階級の選手だったので特に意識はしていなかった選手です。勢いがあって強いと言われていますが、僕は練習を重ねるに連れて自信しかなくなってきたので特に思うことはないです。
――北野選手の蹴り技に関しては警戒していませんか?
引藤 特に気にはしていなく、蹴られたら倍返しにするだけです(笑)。
――OFG着用は自分にとって有利な戦いになりますか?
引藤 パンチを警戒して距離感が違ってくるので難しさはありますが、思いっきりさが出せると思うので今回も全力で行くだけです。北野選手は熱い選手なので、僕も熱い気持ちを出して競り勝ちたいと思います。
――北野選手は「一度引退した選手には負けられない」と言われていました。
引藤 まだ現役だと言っておいてください(笑)。
――トーナメント優勝後、目標にしていることはありますか。
引藤 もちろんONE本戦に出て、日本人として恥じない試合をして活躍したいと思います。世界を相手に自分がどこまで行けるのか興味があります。
――ONEで対戦したい選手はいますか?
引藤 70kg近辺だと猛者ばかりになるので、一流タイ人選手とはぶつかっていきたいですね。
――最後にファンにメッセージをお願いします。
引藤 必ず自分が勝ってONEの舞台に立ちたいと思います。応援よろしくお願いします!
鈴木真治
――遂にトーナメント決勝を迎えます。
鈴木 いつも通りしっかり追い込んでいて、その上でKJ選手への対策を練ってきました。KJ選手にはこういう技が当たるんじゃないかなと思ったり、僕が相手だったらこういうところを狙ってくるのではと考えながらやってきました。
――選手によっては、相手の動きにこの技をはめようとか深く考えると試合中に考え過ぎてしまい、動きが硬くなってしまうという方もいます。
鈴木 そうですね。選手によってはそうかもしれませんが、僕は藤原ジム時代に藤原(敏男)先生からよく「機転を利かせろ」と言われていて、常に考えるようにしていて、もし想定外のことが起きても対応できるように気を付けています。
――対戦するKJヒロシ選手についてはどのような印象がありますか。
鈴木 一番は気持ちが強く、前にガンガン出てくる選手だと思います。あと、パンチ、三日月蹴り、カーフキックと今流行っている技を柔軟に取り入れているところも凄いなと。僕もそういう技を使っていかないと取り残されてしまうので、常にアップデートしながらやっています。
――どういう試合をイメージしていますか?
鈴木 気持ちの強い選手ですが、身体だけでなく心をへし折る気持ちで戦います。
――トーナメント優勝後はやはりONE参戦を狙いますか。
鈴木 そうですね。記者会見でもお話しましたが、以前に戦って敗れているポンシリー選手にリベンジして、ゆくゆくはハガティ選手やノンオー選手みたいな選手と戦って倒したいと思います。あとは主戦場にしているスックワンキントーンでは、チャンピオンとして強いタイ人選手としっかり戦っていきたいと思います。
――そこは藤原イズムの“打倒ムエタイ”があるからでしょうか。
鈴木 最近では“打倒ムエタイ”という言葉も聞かれなくなりましたが、僕は藤原イズムを受け継いでいるのでそこは大切にしていきたい部分ではあります。
――前回もそうですが、今回もOFG着用ということで、ご自身にとって有利に働きますか?
鈴木 前回やってみてグローブとは違う感覚でしたが、意外と扱いやすくて逆に自分には合っているんじゃないかなと思いました。OFGで練習するようになってからしっかりと拳を当てることを意識するようになったので、自分の技術の向上にもつながっているのかなと思います。あと、相手も同じだと思いますが、組みやすくて首相撲もしやすいのかなと。
――最後にファンにメッセージをお願いします。
鈴木 いつも応援ありがとうございます。今回も会場に来て応援してくださる方、U-NEXTで観戦してくださる方、会場に来られない方でも応援してくださる方はたくさんいますので、しっかりいい試合をします!
KJヒロシ
――以前からお聞きしたかったのですが、KJヒロシというリングネームはどういう理由でそうなったんですか(本名は末吉裕司)?
KJ ジムの先輩の会員さんが付けてくれました。キックを始めた頃、スパーリングで手加減もできずガツガツ行っていたので、「お前は格闘ジャンキーだな」と言われたことで、そこから“KJ”と言われるようになりました(笑)。たまに“JK”と言われるのが嫌なんですけど。
――トーナメント決勝戦に向けて強化してきたことはありますか。
KJ 距離感に気を付けたり、鈴木選手はローキックが巧いので対策を練ってきました。僕も相手も下がらない選手なので、僕の勝ちたい気持ちで真っ向勝負をした上でねじ伏せようと思います。
――前回12月のトーナメント準決勝でのクボ マサヤ選手との試合では、凄く気持ちの出た試合でした。やはりその差が勝敗に影響したと思いますか?
KJ そうですね。クボ選手とは再戦になり初戦では気持ちの面で負けていましたし、あの時は4連敗していたので尚更でした。でも僕は毎回進退を懸けていますし、勝ちたい気持ちがあるので、ああいう試合内容になってしまいます。
――準決勝と同じく、今回もOFG着用になりますが、自分にとって有利な戦いになりますか?
KJ 僕はOFGでの試合だと、自由に動ける感覚があり、そこはグローブと違うのかなと。グローブだとブロッキングを重視していますが、OFGだとブロックしても隙間からパンチが入ってくるので動き続けて捌くことを意識しています。
――トーナメント優勝後はやはりONE本戦出場を狙いますか?
KJ そうですね。正直なところ、準決勝ではONE出場よりも勝ち星が欲しかったのでONEのことは気にしていなかったのですが、この試合で勝つとONEへの道が切り拓かれるのでやっと意識するようになりました。
――ONEで対戦したい選手はいますか?
KJ 記者会見の時はノンオー選手しか知らないとは言ったのですが、よく調べたら知っている選手がたくさんいました(苦笑)。ジムのトレーナーからはヨードレックペット選手からどうだ!? という話になってます(苦笑)。めちゃくちゃ強いですが、結果にこだわりつつリングやケージで僕のファイトスタイルをお客さんに見てもらいたいと思います。
――戦いたい相手として梅野源治選手の名前も挙げてましたが、いつから対戦を意識してましたか。
KJ 12月に勝利した後に梅野選手ともいい勝負ができるんじゃないかとトレーナーから言われた時からでしょうか。元々、僕は梅野選手は憧れの存在であり、人柄、プロ意識とか全部好きで学ばされています。ミット打ち動画を見ても凄くて、僕のファイトスタイルもそこに影響を受けている部分があります。選手をやっていて憧れの存在だとその選手を超えられないので、今年の目標は梅野選手と試合をして超えることに切り替えました。梅野選手とやれるんだったら階級を下げます。ちなみに、梅野選手のサインだけじゃなく、YAVAYだろTシャツも持ってるんですよ(笑)。
――ROAD TO ONE ムエタイ ライト級トーナメントに出場しているレンタ選手も梅野選手との対戦をアピールしています。
KJ 日本のムエタイ界のライト級のトップに君臨していると思いますし、やはりそうなりますよね。実は以前にレンタ選手との試合オファーをいただいたことがあり、契約体重などが合わず流れたことがありました。梅野選手との対戦につながるのであれば、いずれレンタ選手とやることになるかもしれませんね。
――最後にファンにメッセージをお願いします。
KJ Y’ZD蒲田と沖縄からたくさん応援に来てくれますし、ペイパービューでも応援してくださる方がいますので、僕の生き様を試合で見せて勝ちます!
羅向
――遂にトーナメント決勝を迎えます。
羅向 1日も欠かさず自分に負けずに練習で追い込めています。僕はパンチが強いと思われがちですが、自分的にはミドル、ロー、ハイと何でも蹴れますし、全てを仕上げています。
――13勝のうち9つもKOがあり、KO率が高いのは何か秘密がありますか?
羅向 なぜKO率が高いんでしょうね(笑)。倒す感覚があるからでしょうか。逆に、他の選手の試合を見ていてパンチが当たって倒せないところを見ると、なぜそこで倒せないの? と思ってしまいます。
――その倒す感覚はいつぐらいからあったんですか?
羅向 アマチュア時代は17戦していてその頃から割とダウンを取ったり、KO勝ちはあったので、持って生まれたものかなと思います。格闘技をやる前は小学1年から中学3年まで陸上の高跳びをやっていて、格闘技とは全く関係ないのですが瞬発系の能力がパンチのキレやスピード倒す力にも結びついているのかなと思います。ちなみに高跳びでは175㎝ぐらい飛んでいて、僕の県ではそこまでいい記録ではありませんでした。
――前回もそうですが、今回もOFG着用ということでKOする確率は高まりますか?
羅向 そうですね。OFGだとパンチのスピードが上がるので、前回の相手(虎二郎・FLYSKYGYM)は全然見えてないようでした。
――今回の相手、レンタ選手にはどのような印象がありますか。
羅向 ヒジ打ちがうまいぐらいで、ズバ抜けたものがあるかと言われたらそうでもないかなと。レンタ選手はジュニアの頃から格闘技をやっているんですよね? アマチュアを含めて自分は初めて年下の選手と試合をすることになります。格闘技は年齢は関係ありませんが、僕は縦社会で育ってきて年下に負けるという恥をかくようなことはできません。下馬評ではレンタ選手有利の声が大きいと思いますが、自分的には全くそうは思いません。僕は一生格闘技をやっていこうと思っているので、こんなところでつまずいてはいられませんし。僕はまだまだ知名度は低いですが、実力は着実に付けているのでそういうところを早く皆さんに認めてもらえたらいいなと思います。本気でロッタン選手以上の世界的にも有名な選手になりたいと思っているので、確実に勝って階段を上っていきたいですね。
――トーナメント優勝後に考えていることはありますか?
羅向 もうタイに住んで、毎日格闘技だけをやる生活を送りたいと思います。僕は日本で頑張って日本で結果を残して目立ちたいというのはなく、ただ強くなりたいので格闘技だけの生活を送るのが理想なんです。僕は今22歳で、格闘技をやるのは30歳までだとしたら残り8年ぐらいしかありません。ここで甘えたら30代、40代の人生でいいモノにならないと自分は思っていて、引退してからの人生の方が長く、今努力するだけの価値があると思っているので、海外にいきたいと思います。
――最後にファンにメッセージをお願いします。
羅向 KO決着が魅力的だと思いますので、倒しにいく試合をするので目を離さずに見ていただけると嬉しいです。
レンタ・ウォーワンチャイ[松井蓮汰]
――トーナメント決勝戦に向けて調整はいかがでしょうか。
レンタ 石井(要)会長、先生、ジムの仲間とミーティングして相手の対策はバッチリですし、いつも以上に追い込めたので仕上がりはバッチリです。石井一成君をはじめジムの仲間のみんな強いですし、先生は的確な指示を出してくれるので自信にもつながっています。
――練習で強化してきたことはありますか。
レンタ 相手がハードパンチャーでサスウポーなので、そこに対しての対策を一番強化してきました。向こうはKO率が高いのでかなり警戒してます。パンチで勝負してくると思うので、自分はヒジなどの得意な武器で相手に付き合わずに戦うスタイルでいきます。例えパンチをもらったとしても倒れない自信はあります。
――ご自身としては、打たれ強さにも自信があると?
レンタ この試合で自分は負けえられないですし、相手は強いと思うので意地でも勝ちたいという強い気持ちがあるので絶対に倒れません。
――羅向選手の印象は他にありますか。
レンタ 全体的に攻撃力があり、蹴りも強いし、勢いはありますが、僕も健太選手や他団体のチャンピオンを倒すなど今6連勝しているので勢いで負けていません。
――試合展開としてはどういうことをイメージしていますか?
レンタ 1Rから向こうは来ると思います。自分はすぐにカッとしてしまうことはあるのですが、そこには乗らずに冷静にテクニックを見せて戦いたいなと。
――羅向選手はOFG着用することで有利だと思っているのですが、ご自身も有利だと思いますか?
レンタ 羅向選手はパンチに自信があるからOFGは合っているかもしれませんが、僕も前回戦った感じでは全然問題なく戦うことができたので特に気にしていません。
――トーナメント優勝後の目標はありますか?
レンタ ONEへの道が開けるのでそこも視野に入れつつ、自分がこの階級で一番強いことを少しは証明するために、梅野源治選手など強いといわれている選手をどんどん倒していきたいと思います。そして、エクシンディコンジムといえば石井一成君ですが、僕もいるぞというのを見せていきたいです。
――最後にファンにメッセージをお願いします。
レンタ いつも応援ありがとうございます。今回はトーナメント決勝戦で、相手は羅向選手ということで凄くモチベーションは上がっています。熱い試合ができると思うので必ず勝って国内最強を証明したいと思います。
馬渡亮太
――トーナメント決勝戦に向けてタイ修行に行かれていたそうですね。
馬渡 2月14日から3月10日の25日間、サシプラパージムで練習してきました。そこは有名な選手はいないのですが、小さい頃からいつもタイに練習に行くとお世話になっているジムで、海外から合宿に来ている選手も多いです。
――タイで練習したのは、今回対戦する士門選手がムエタイスタイルだからというのもありますか?
馬渡 そうですね。長身の選手を相手にスパーしたりと、タイでも対策を立ててきました。
――士門選手にはどういう印象がありますか。
馬渡 ムエタイスタイルではありますが、ここ数戦を見ているとパンチの技術も高い印象があります。ムエタイの技術は日本人選手とは違ってタイ人のようなしなやかな動きからパンチ、蹴りを出していると思いますが、自分の方がムエタイ技術でも上回っていると思います。試合展開としては3R制ということもあり、1Rから激しい展開にもなるかと思います。
――士門選手は18歳で11戦11勝と無敗と勢いのある選手ですが、どう感じていますか?
馬渡 若くてどんどん成長しているとは思いますが、自分もノリに乗っているので特に気にしていません。
――OFG着用に関してはご自身にとって有利に動ぎますか?
馬渡 僕はグローブでもOFGでもどちらでも戦い方に変わりはありませんが、前回12月の試合でやってみて相手をロックしやすいので首相撲、こかしはやりやすいと感じました。前回パンチでダウンを取ったのはOFGだからというのも大きいと思います。
――トーナメント優勝後に考えているプランはありますか?
馬渡 今ONEが凄く盛り上がっているのでぜひあの舞台で活躍したいと思います。そこでロッタン選手やサムエー選手とやってみたいですね。今でも勝てる自信はあります。
――ファンにメッセージをお願いします。
馬渡 調子が良すぎて大会当日は最高のパフォーマンスを見せられるので必ず勝ちます。期待して下さい。
士門・PKセンチャイ[吉成士門]
――トーナメント決勝戦に向けて調整はいかがでしょうか。
士門 いい感じで調整はできています。練習では特に強化してきたところはないですが、全体的にしっかり強化してきました。
――対戦する馬渡選手は今回の一戦に向けてタイ修行もしてきたそうです。
士門 エイワスポーツジムでの練習環境が一番いいと思うので、相手がタイで練習してきたからといって特に気になりません。
――馬渡選手についてはどういう印象がありますか。
士門 長身で手足が長く、ムエタイスタイルで首相撲も巧い印象があります。タイ人選手と渡り合っている選手なので、油断はしていません。でも、僕がこれまでやってきたタイ人の方が強いと思います。どの局面でも勝てるように練習してきたので、圧勝できるかなと。僕は日本止まりではなく、世界のトップレベルで戦うことを目標にしているのでここでつまづくわけにはいきません。
――前回、昨年12月のROAD TO ONE JAPANフェザー級ムエタイ日本トーナメント一回戦で初めてOFG着用の試合となりましたが、戦ってみてどうでした?
士門 緊張感があり、OFGだと一発の重みが通常のグローブとは違って自分も相手も警戒するので距離感が難しいのを感じました。
――OFG着用は自分にとって有利な戦いになりますか?
士門 最近はパンチで倒す場面も増えてきたので、どちらかというと有利かもしれません。当たれば効かせられる自信も増しました。
――トーナメント優勝後はどういうことを考えてますか?
士門 ONE本戦出場ももちろんですが、ラジャダムナンスタジアムで勝ち続けてベルトも狙っていきたいと思います。
――ONEで戦いたい選手はいます?
士門 ロッタン選手は凄く強敵ですが、今でも勝てる自信があるのでいずれはやってみたいと思います。
――ロッタン選手といえば、武尊選手との対戦が噂されていますが、武尊選手との対戦をイメージしたことはありますか?
士門 やってきたルールは違いますし、知名度的に差があって対戦する機会はないので全く意識はしていません。
――会場に来てくれるファンにメッセージをお願いします。
士門 OFG着用ならでは面白いムエタイを見せますので、応援よろしくお願いします。KOボーナスも狙います!
対戦カード
◆第3部 BOM OUROBOROS 2023
第5試合 スーパーフライ級 3分5R
名高・エイワスポーツジム[吉成名高](エイワスポーツジム/タイ国プロムエタイ協会・WPMF世界・BOMフライ級王者、WBCムエタイ・ナイカノムトム・スーパーバンタム級王者、元ルンピニー&ラジャダムナン認定ミニフライ級王者、元WBC・IBF・WMCムエタイ世界同級王者)
ソンチャイノーイ・ゲッソンリット[Songchainoi Kiatsongrit](タイ/S-1スーパーフライ級王者)
第4試合 53kg契約 3分5R
竜哉・エイワスポーツジム[奥脇竜哉](エイワスポーツジム/WPMF世界・IBFムエタイ世界・ムエサイアムイサーン・ミニフライ王者、元ラジャダムナン同級王者、元WMC世界ピン級王者)
サンデー・ブンレックシアン[Sunday Boomdeksian](タイ/オームノーイ認定フライ級王者)
第3試合 BOMミドル級王者決定戦 3分5R
MIKE JOE(BATTLE FIELD/TEAM J.S.A/WPMFインターナショナル&WMCインターコンチネンタル・ミドル級王者、元Bigbangスーパーウェルター級王者)
ヨックペット・カノムチーンモォーペンヴィパ60[Yokpetch Kanomjeenmorplengvibha60](タイ/プロムエタイ協会王者)
第2試合 51kg契約 3分5R
ジュライ・ウォーワンチャイ[石井寿来](ウォーワンチャイプロモーション/WMC日本&スック・ワンキントーン・フライ級王者)
プーム・パコーンPK[Peim Pakon PK](タイ/ムエサイアム・フライ級&ミニフライ級王者)
第1試合 46.5kg契約 3分5R
コウシ・ウォーワンチャイ[曽我昂史](ウォーワンチャイプロモーション/ジュニア50冠王)
クンデート・シットケオパップーン[Khundet Sit.Kaewpapon](タイ/ムエサイアム40kg級王者)
◆第2部 ROAD TO ONE JAPAN
※階級区分表記は通常のムエタイと同じ
第6試合 Road to ONE JAPAN ウェルター級ムエタイ日本トーナメント決勝戦 3分3R
北野克樹(誠至会/WPMFインターコンチネンタル・WBCムエタイ日本・チャクリキインターコンチネンタル・スーパーライト級王者、元NJKF同級王者)
引藤伸哉(ONE’S GOAL/ムエサイアムイサーン・ウェルター級王者、元WMC日本&WPMF日本同級王者)
第5試合 Road to ONE JAPAN スーパーライト級ムエタイ日本トーナメント決勝戦 3分3R
鈴木真治(フジマキックムエタイジム/スック・ワンキントーン・スーパーライト級王者、元J-NETWORK同級王者)
KJヒロシ(Y’ZDジム沖縄/WMC日本スーパーライト級2位、RKA・DBSスーパーライト級王者、RKA・西日本統一ライト級王者)
第4試合 Road to ONE JAPAN ライト級ムエタイ日本トーナメント決勝戦 3分3R
羅向[らむ](ZERO/WMC日本ライト級王者)
レンタ・ウォーワンチャイ[松井蓮汰](ウォーワンチャイプロモーション/WMCインターコンチネンタル&WPMFインターナショナル・ライト級王者)
第3試合 Road to ONE JAPAN フェザー級ムエタイ日本トーナメント決勝戦 3分3R
馬渡亮太(治政館/WMOインターナショナル・スーパーバンタム級王者、元ジャパンキック&タイ・チェンマイスタジアム・バンタム級王者)
士門・PKセンチャイ[吉成士門](P.K.センチャイムエタイジム/WPMFインターナショナル・スーパーバンタム級王者、WMCインターコンチネンタル・バンタム級王者、元WMC日本フライ級王者)
第2試合 Road to ONE JAPAN ムエタイ ウェルター級 3分3R
与儀竜也(BOM SPORTS GYM 沖縄/WMC日本ウェルター級王者)
杉山 卓(team FIST)
第1試合 Road to ONE JAPAN キックボクシング ウェルター級 3分3R
高橋幸光(TSK japan/元BOMウェルター級王者、元WMC日本スーパーライト級王者、元MA日本&J-NETWORKライト級王者)
チョ・ギョンジェ[Jo Kyungjae](韓国)
◆第1部 Shimizu presents BOM 39
第6試合 ライト級 3分3R
伊東伴恭(LAILAPS東京北星ジム)
“DYNAMITE”髙橋佑太(Y’ZDジム)
第5試合 IPCC日本フェザー級王者決定戦 3分5R
しょーい(湘南格闘クラブ)
伊仙町典久(BULL)
第4試合 IPCC日本スーパーフェザー級王者決定戦 3分5R
パルコ・レンジャージム(レンジャージム)
亀本勇翔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Bigbangスーパーバンタム級王者)
第3試合 スーパーバンタム級 3分3R
森下翔平(Team SHOHEI)
渋江健司(Y’ZD GYM)
第2試合 スーパーライト級 3分3R
宇宙・FLYSKYGYM(FLYSKY GYM)
裕希(RAOU JAPAN)
第1試合 60kg契約 3分3R
加藤淳平(LAILAPS東京北星ジム)
井澤明人(YSSジム)
オープニングファイト ウェルター級 2分3R
小野寺楓雅(BOM SPORTS GYM 八戸)
MATT(米国/尚武会久喜支部)
概要
大会名 Road to ONE Japan & Shimizu presents BOM OUROBOROS 2023
日時 2023年4月9日(日)開場・13:00 オープニングファイト開始・13:20 第1部本戦開始・13:30
会場 東京都大田区総合体育館
中継 U-NEXT(PPV形式 ¥2,860-)
チケット料金 SVIP席50,000円 VIP席35,000円 SRS席20,000円 アリーナ席12,000円 スタンドS席10,000円 スタンドA席7,000円 スタンドB席5,000円
チケット販売 イープラス 出場選手・所属ジム
お問い合わせ BOMプロモーション(エイワスポーツジム) 045-324-3855 http://bom.tokyo/